その最後が、我が家の休みと重なってくれた。
当初はテン泊で白馬三山周回を考えていたのですが、3日目は雨になりそうだし、大雪渓をピストンすることにした。
昨日(1日目)は白馬・八方の湯まで。
15時頃に着いて、温泉で長湯してビールを飲んで車中泊した。
******************
3:00 起床、真っ暗だけど快晴で星がよく見える。
3:50 猿倉
4:02 歩き始め
4:08 猿倉荘で登山届を提出。
4:20 白馬鑓温泉分岐
林道を歩いているうちに明るくなってきた。
林道終点から積雪の始まり。
正面に見える白馬岳と杓子岳に朝日が当たり始めた。美しい。
▼この場所の眺めは素晴らしいですね。(4:51)
5:00 雪渓の末端に着いた。
軽アイゼンを装着。
▼軽アイゼンを装着中のオクサン。(5:07)
▼雪渓登りの始まり!(5:11)
5:19 白馬尻小屋を通過。
白馬尻小屋は、冬は解体して畳んでしまうのですが、今はまだ発掘途中です(笑)
通過してまもなく、長い雪渓の全容が見えてくる。
ずっと奥の、白い小ピーク?の右奥を目指しますが、遠いなぁ・・・。
▼奥の白い小ピークの右奥を目指す。道のりは遠い。(5:34)
6:00 休憩15分
休憩後、歩き始めてすぐ、左上から大きな落石(崩壊)!!自分たちに向かって来ないかよく見極めて回避体制に入ったが、こちらには来なかった。
雪面は固く凍った部分とグズグズに腐った部分があって歩きにくい。週末に大量のハイカーが歩いた跡が溶けて、表面がボコボコにで、あまり綺麗でもない。
登っても登っても、風景が変わらない嫌~な感じ。振り返って見下ろすと、登った距離に感慨するんだけども・・・。
▼それにしても、先が長い。(6:58)
林道で軽やかに抜いていった先行者のペースが落ちている?
雪渓の傾斜が上がって来たところで追いついたが、装備があまり良くなくて苦戦してたらしい。「ナメていた、10本歯アイゼンでは厳しかった」って仰っていたが、実は我が家も10本歯の軽アイゼン・・・。
ここから頂上までは、追いついた彼とほぼ同行動だった(笑)
▼雪渓が急勾配になるところ。苦戦中の先行者。(7:21)
▼戸隠を背景に。見下ろすと、登った距離に感慨。(7:23)
7:50 休憩17分
雪渓が急勾配になる手前。
露岩があってちょど休憩に良い場所だった。
▼楽しそうな岩峰。雪渓もう飽きた(笑)(8:05)
しかし、「大雪渓」って言うだけあって、ホントに長い。
登っても登っても稜線が近づいてこない。
登って登って、だいぶ稜線が近づいたのに、終点が見えない。(x_x;)
もうバテバテ。。。
いい加減、飽きてきた(笑)
今回は、話のネタにも、手軽に来れて最も長い雪渓を楽しめるこの時期にトライしてみたんだけど、次回以降は下り専用コースでいいかな・・・。
やっぱり私は、谷や沢よりも、稜線のほうが好き!!
9:03 やっと、雪面の上に白馬岳頂上宿舎が見えてきた!
▼やっと白馬岳頂上宿舎が見えた!(9:05)
9:20 白馬岳頂上宿舎の前で、休憩21分。
白馬岳頂上宿舎は、頂上ではなくコルなのですが「頂上宿舎」とは?
紛らわしいネーミングですね~~。
白馬岳頂上宿舎から山頂まではコースタイムで35分ですが・・・。
▼頂上じゃないのに頂上宿舎とは、これいかに?(9:22)
白馬岳頂上宿舎から、これまたかなり急な雪面を登って、稜線に出たらもう雪はない。アイゼンを取り外し。
前方正面に聳える白馬山荘は、とても有名な?日本最大の収容人数を誇る山小屋だ。収容人数はなんと800人!!(@_@。
そんなだから、当然、規模もデカい。
見上げると、まるで要塞のよう。
山頂(ダンジョン)を守る要塞か・・・?
▼まるで外国の要塞みたいに立ちはだかる白馬山荘。(9:50)
振り返ると北アルプスの峰々。
しかし遠いか・・・。
白馬岳が初めての私は、後ろに見えるピラミダルな山を槍ヶ岳だと思ってしまった。「剱岳はどこだろう?」「旭岳に遮られて見えないのかな?」ってオクサンと話していたが、山頂で会った女性から「剱岳はアレですよ!」って言われてようやく理解。f^_^;
よく考えたら(いや、よく考えなくても)当たり前ですよね!
槍ヶ岳がココからあんなに近くに見える筈がない。
ココは北アルプスの主役の峰で一番北なのだから、他の主役の峰々は、南の遠くに固まって見えるわけですね。
意外だったのは、剱岳がココから見ると、あんなにピラミダルとは・・・。
白馬岳は雷鳥に頻繁に会える山でも有名。
「雷鳥いねえが~?」ってキョロキョロしながら登るけど(バテて苦し紛れになんだけど)、見かけるのはイワヒバリばかり。。。
10:26 白馬岳(標高2,932m)山頂に到着!!
▼やっと白馬岳山頂に着いた。(10:28)
山頂はあまり落ち着く雰囲気ではないですね。
方位盤のあたりに陣取ってしまうと、他の人達に迷惑だし、
ちょと下がって荷物を置くと、眺めがイマイチ。
山容が面白い。東側と西側で著しく違うんですね、西側はなだらかですが、東側はすごい崖です。
山頂で45分休憩(11:11まで)。
▼山頂から見下ろす大雪渓。横中央に長大に続いてます。(10:44)
▼立山と剣岳(10:46)
下山開始直前に、他のハイカーさんから「雷鳥がいますよ~」って声がかかって、山頂すぐ北の雪庇を見に急行!!写真を撮れました(笑)
教えて頂いてありがとう。m(_ _)m
▼雪庇の上に雷鳥のつがいが現れた。(11:04)
11:34 白馬岳頂上宿舎の上の、旭岳分岐。
ゲイターと軽アイゼンを再び装着。のんびり18分。
11:52 大雪渓下りの始まり。。。
▼登ってくるハイカーさんと杓子岳・白馬鑓ヶ岳。(12:01)
雪渓下りは私は得意。(山岳会時代に鍛えられた?)
若い頃なら30~40分で白馬尻小屋まで走り降りるかな~?雪の涸沢・ザイテンをよく仲間と競争して10分で走り降りていたので(笑)友達の8分は抜けなかったけど。。。
でも、怖がりなオクサンは雪渓下りがあまり上手くない?
付き合って、のんびり下って・・・
一気に降るのも勿体無い気がして、途中でわざわざ休憩して(笑)
13:33 白馬尻小屋を通過。
▼長かった雪渓も、もうすぐ終わり。(13:30)
13:53 沢でアイゼンを洗ったついでに休憩、10分。
林道では、素敵な?堰堤を眺めたり・・・
カモシカに遭遇したり・・・
真夏陽気?暑くて虫がすごい・・・
▼沢でアイゼンを洗う。(13:53)
▼カモシカに会った。毛がフサフサ。(14:23)
14:42 猿倉荘
14:44 駐車場に着いた。
▼駐車場に着いた。楽しかった!!(14:51)
今日の温泉も「八方の湯」。
我が家は明日も休みなので、帰宅する必要もない。
風呂上がりに生ビールを しこたま飲んで反省会?
隣のローソンで晩御飯とお酒を買い込んで、車内で飲み直し、そのまま車中泊(笑)
疲れて20時半に就寝でした。
明日はドライブしながらのんびり帰宅です。
我が家は世間様と逆が基本ですが、10連勤はありえないので、4/30~5/2で3連休が出来てしまった。
しかし今年の我が家は晴れに恵まれない。4月下旬から雨天の休日が何と5連続で、今回の連休の3日目だけやっと晴れ予報が出た。(x_x;) 次を期待しても分かりゃしないし、山の空は回復してくれるかわからないけど、突っ込んでみるしかないですね。。。
今回攻めたのは焼岳。
やっぱり北アルプスに行きたいし、手っ取り早く登れる・眺めも良い山なので。。。
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前夜発。諏訪湖SAで車中泊。
4:20 諏訪湖SAを出て・・・
5:45 焼岳登山口駐車場に着いた。
すでに数台停まっていて、もう出発済み。
皆さん早いですね~~。
小雨が降る中、のんびり準備開始。
▼登山口の駐車場。小雨の中、歩き始めです。(6:22)
6:23 歩き始め
登山口からいきなり積雪ですが、とりあえずはノーアイゼンでスタート。
昨日は降雪しただろうと期待してたのですが、残念ながら雨だったようですね。この時間からすでに雪がグズグズ、表面はまだ凍っているけど、帰りは踏み抜きで難儀しそうな嫌な感じです。
▼雪質が悪くアイゼンなしでは歩きにくい。(6:50)
7:00 いちどザックを下ろしてアイゼン装着。
休みはせず、アイゼン装着してまた歩き始め。
無雪期もそうですが、このコースは休憩に適した場所があまりない。
疲れないようにゆっくり歩いて・・・
今回は広場の少し先、中の湯新道分岐まで休憩なし。
▼樹林帯の登り。地道に辛い。(7:17)
8:11 中の湯新道分岐で休憩。20分程度。
「なかなか天気回復しないなぁ・・」って思ってたら雪が降り出した。
「なんだかなぁ~」「天気全然ダメっぽいじゃん!」ってオクサンと言い合うが、ここまで来たのだからやっぱり頂上は踏んでおきますか・・・。
雪の中、開き直って、南峰を目指して急斜面を登り始める。
▼写真では解りにくいですが、結構な雪が降ってます。(8:39)
ちなみに、積雪期の焼岳は、通常、夏道を使わない。
広場周辺から左手の尾根を登って南峰(標高2,455m)を目指します。無雪期に登るのは北峰(標高2,393m)で、南峰は立入禁止(脆いため)となってますので、南峰は積雪期限定の登りです。
雪が降ったのは30~40分間くらいか?
途中かなり降って、先行者のトレースも消えてしまった。
まぁそれはそれで、自分でトレースをつけて歩くのが楽しいけど・・・。
▼雪は止んだけど、ガッスガス。本当に天気回復するの??(9:06)
▼時々、霧が晴れかけるけど、すぐまたガッスガス。(9:19)
雪の急斜面を越えて草付きに出てまもなく、「ケロケロケロ・・・」って鳴き声が聞こえてきた。「もうカエルが冬眠から目覚めたか?まだ周りは雪だらけなのに早いなあ・・・」って思ってたら目の前に雷鳥がいた(笑)
悪天候のせいで気持ちが違う山(低山)にワープしてしまってたんですかね。こんなところに(たとえ夏でも)カエルがいるはず無いのに(笑)
慌ててカメラを構えたら、人見知りな子だったようで、雪面の上に逃げてしまって・・・ガスのせいであまりいい写真が撮れず、残念。
▼雷鳥!!霧の中ズームで撮ったので画質が悪い。(9:23)
9:50 焼岳・南峰(標高2,455m)到着。
眺めは何もない。ガッスガス。
基本「立入禁止」な場所なので頂上標柱もない。
▼山頂に着いたけど、風景なんにもナシ。(9:53)
昔の標柱の残骸があるらしいけど・・・って探しながら、細長い山頂地帯を行ったり来たり。最高地点と思われる場所の岩の上に、立入禁止になる前の古い山頂標識の残骸?を見つけて、ザックを降ろした。
▼北峰寄りの突端まで行ってみる。(9:55)
木の残骸(山頂標識?)を手に記念写真を撮りながら・・・
「1時間ぐらい待ってダメだったら帰ろうね」って話したとたん、ほぼ突然、雲が消えて眺めが出だした!!槍ヶ岳が見える!穂高の吊尾根も見える。奥穂高岳の山頂が終始雲で見えなかったけど、とりあえず良かった。来た甲斐があった。
▼山頂で記念撮影中に、いきなり晴れだした。(10:13)
▼槍をアップ。中央の黒い部分。私のカメラではこれが限界。(10:38)
▼左奥は槍ヶ岳、右は穂高連峰、手前は焼岳・北峰。(10:38)
テルモスで持ってきたお湯でカップラーメン作って温まって、他のハイカーたちといろいろお話して・・・山頂にいたのは1時間くらいか。
▼山頂で、オクサン。そろそろ下りますか・・・。(10:45)
10:50 下り始め
下り道は同ルートを下降だけど、霧が晴れて改めて尾根周囲を見渡すと、意外に積雪量が少ない。穂高連峰や周囲の峰々も意外に雪が少なく感じるが、この時期はこんなだったっけか・・・??
本当はもっと早い時期・厳冬期に来たかったのですが・・・
今年はいろいろとあったし、仕方ないですね。。。
▼乗鞍を背景に。雪がもう少ないですね。(10:58)
▼雪の急斜面をトラバースするオクサン。遠くに乗鞍岳。(11:09)
▼雪が緩んでグズグズの急斜面で苦戦中の登りハイカー達。(11:18)
▼霞沢岳を背景に、オクサン。(11:21)
11:30 広場。
広場は最後のビューポイント。
この先は樹林帯で眺めはもうない。
焼岳を眺めながら、休憩19分(11:49まで)
▼広場から焼岳を眺める。左が南峰、右が北峰。(11:38)
樹林帯の下りは、案の定、雪が緩んで途中何度も踏み抜きで転んでしまい、一度アイゼンのツァッケが膝裏に刺さりかけてしまった。危うく一大事になるところだった(帰宅後に傷を見たら結構なアザになっていた)。
12:48 駐車場着
駐車場で穂高連峰の眺めがお出迎え。
駐車場からの眺めが一番良かったか・・・(笑)
▼登山口に着いた。(12:48)
▼穂高連峰を背景に記念撮影。(13:15)
他のハイカーさん達と話しながら片付け・・・
駐車場を出たのは13時半頃。
まずは沢渡公園へ立ち寄って・・・
コンビニでアイス食べて休憩して・・・
15時過ぎに松本ICから長野自動車道に乗ったけど、中央道の渋滞がすごかった。事故渋滞と、それを見物するために事故現場をなかなか通過しない不届きなドライバー(怒)。
自宅に着いたのは、なんと21時半!
楽しかった山行の思い出が、速攻で最悪渋滞の思い出で上書きされてしまった。
5月連休すごすぎ。(x_x;)
前回、悪天候で散々だった唐松岳を再トライです。
前回は年甲斐もなく頑張ってしまったが、眺めもない風雪の中で、ただ山頂との往復をするだけの苦行のような山は、いい思い出にはなるけれどもやっぱりイマイチで残念。
このトシになると、楽しくて眺めのある山がやっぱり良い。
なので、今回は思い切って、前日に八方池山荘に泊まって、朝焼けの山々を楽しみながら歩き始めて、時間を気にせず、写真も取りまくりながら山を楽しむことにした。
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4:30 起床
早いかな?と思ったが、他の人達はもっと早かった。
食堂で、昼ご飯用のお湯と、行動用のお茶を作って、
カップそばを作って朝ごはん。
余計な荷物はデポさせてもらって、
5:25 小屋を出た。
もう外は朝焼けが始まって、明るくなり始めていた。まだ暗いうちに歩き始めたかったのだが(夜景も見るため)、残念ながら30分出発時間を計算し間違えてしまったか・・・。
まずアイゼン装着。
▼小屋の前でアイゼン装着中のオクサン(5:32)
5:35 歩き始め。
夜景はもう残念ながら見れない。
けど、朝焼けは美しい。
徐々に出てくる朝日を、振り返りつつ眺めながら、石神井ケルンへの最初の登り。
▼完全に太陽が出た。(5:55)
5:56 石神井ケルン
ここからしばらくが、朝焼けの一番美しい時間帯だった。
峰々がピンク色に輝いて神々しい。
▼朝日を浴びる五竜岳と鹿島槍ヶ岳。(6:01)
▼朝日を浴びる白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)(6:04)
▼徐々に青空が強くなってきた 。(6:08)
6:26 八方池ケルン
あちこちで写真家さんが、カメラを構えて撮影している。
「バックカントリーの滑走跡が邪魔で写真にならない!台無しだ!」ってぼやいている人がいたが、それは考えが甘いよね。山は撮る人のものだけではない、ここは八方尾根だし。
完璧な写真を撮りたいなら嵐の翌日を狙うしかないでしょうね。
▼雪で埋まった八方池と白馬三山(6:26)
6:42 下ノ樺
テントが数張り。
外人のバックカントリーのテン泊組もいた。
下ノ樺から上ノ樺への急登が、このコースの一番つらいところ。
前回は、ここ(下ノ樺)から先の往復は、風雪のを耐えながら、ひたすら膝下ラッセルで進んだが、今回はクラストして明瞭なトレースをたどるだけで楽ちん。
写真を撮りながらのんびり歩く。
▼下ノ樺からの急登 (6:50)
7:51 丸山ケルン
ここまで来たらもう一息。
唐松岳が右奥に見えてきて、一見、遠く見えるけど、実際はそれほどではない。
▼丸山ケルン(7:53)
▼右奥に唐松岳。遠く見えるけど・・・(8:01)
▼稜線への最後の登り(8:42)
8:43 稜線(唐松山荘上の分岐)
立山・剱岳とご対面!!
この景色を見たかったんです。。。
▼立山・剱岳!!(8:44)
山頂への吊尾根の途中、雷鳥の鳴き声が頻繁に聞こえたが、
立ち上休みしながら注意深く見回したけど、見つけられなかった。
▼頂上山荘から唐松岳は遠くに見えるけど、実際はすぐの距離(8:47)
▼山頂まであと少し。(9:03)
9:11 唐松岳(標高2,696m)山頂に到着。
山頂からの眺めは最高。立山・剱岳の眺めはもちろん、白馬三山、五竜岳、遠くは、槍ヶ岳や薬師岳も見える。
昨年秋から3回目の唐松岳で、ようやく最高の眺めに出会えた。
▼唐松岳(標高2,696m)到着! (9:12)
▼オクサンと2ショット (9:48)
▼遠くに槍ヶ岳も見える(9:50)
山頂は我が家以外は2組が入れ替わりで来ただけ、我が家だけの時間帯も。
風は冷たいけど、そよ風程度。とても居心地良い。
下るのがもったいなくて47分山頂にいた(9:58まで)。
10:20 唐松岳頂上山荘へ移動。
山荘前の雪に埋まったベンチに座って、カップラーメンを作って食事。
▼剱岳を見ながらカップラーメン(10:28)
11時すぎにやっと下り始め。
立山・剱岳の眺めともお別れです。
ちょうど、リフトを乗り継いで登り始めた方達の登頂時間帯にさしかかり、登山道はハイカーさんでとても賑やかになってきた。平日なのに、流石に人気の山ですね~~~。
▼頂上山荘の上の稜線分岐点で。剱岳ともここでお別れです。(11:02)
下り始めてすぐ、ヤマップ友達のケントスさんにお声掛けいただいた。
当のワタシは、最初ピンと来ずに「あなた誰?知りません」のような失礼な返事・・・。ヤマップ友達に声を掛けられたのは初めてで大変失礼をしてしまいました。。。m(_ _)m
▼登りハイカーさんで盛況。快晴ですから。。。(11:19)
帰り道も風景楽しみながら、写真撮りながら・・・
気温が上がってきた、まるで5月連休のような陽気。
ときどき、雪崩の音が「ドカーン」と山に鳴り響いた。
だいぶ雪が緩んできたようですね。。。
11:38 丸山ケルン
12:19 八方池ケルン
12:26 八方ケルン
12:38 石神井ケルン
▼丸山ケルンを遠望(11:34)
▼八方池山荘はもう目の前(12:48)
12:51 八方池山荘に着いた。
八方池山荘で、まずはテラスで、生ビールで乾杯!!
こんな山歩きは最高ですね。
昨年末から山歩きに行くといつも風雪でサンザンだった我が家。
今日は太陽がいっぱいで、久々の最高ハイキングだった。
▼まずは生ビールで乾杯! (13:02)
13:45 八方池山荘を出て、リフトに乗って下山。
14:38 第2駐車場に着いた。
山歩きの後の温泉はやっぱり「八方の湯」
のんびり山を見ながら、露天で長風呂を楽しんだ。
帰りは高速をひた走って・・・
21:22 自宅に着いた。
7時頃起きて・・・
とくに急ぐ必要もないし、のんびり準備して
車中泊した梓川サービスエリアを出発。
今日も快晴です。
北アルプスの眺めが美しい。
▼今日も快晴、北アルプスが美しく見渡せます。(8:04)
安曇野インターで下りて、
すぐあるSEIYUで食料を大量買い出し。
北アルプスパノラマロードを走って、
途中で給油、
大町からは国道148号。
北アルプスが美しい。
蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳・・・・
10時頃、八方尾根スキー場、第2駐車場に着いた。
だいぶ雲が出始めた。
まずは温泉、「八方の湯」へ。
今日の泊まり予定の八方池山荘にもお風呂はあるけど、やっぱり温泉の方が良い。
1時間ちょっと、山々を見ながら長風呂した。
風呂上がり、休憩室で念入りにストレッチして、
八方の湯を出ると、ちょうどお昼時間。
ゴンドラ乗り場に向かうと外食店がいろいろあるけど、残念ながら、食事制限がある私はNG。隣のローソンで塩分が最も少ない弁当を買って、足湯でビールを飲みながら昼ごはん。アジフライ弁当を買ったが、添付のソースを使わなければかなりの低塩食事になって素晴らしい。美味しかった。
▼足湯で昼ビール、昼ごはん。(12:02)
一休みして、山へ行く準備を開始。
12:53 駐車場を出発。
13:15 ゴンドラ・アダムに乗り込んだ。
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アルペンライン(ゴンドラアダム~アルペンクワッド~グラートクワッド)は平日は8:00始発。7:40に窓口が開きます。
往復2,900円。3日間有効。登山届と引き換えで購入です。
山荘まで行くには、15:20までに乗り込む必要があります。
---------------
13:47 八方池山荘に着いた。
▼八方池山荘に着いた。(13:47)
平日なのに小屋は賑わっています。
泊り客が続々受付している。
明日は絶対の晴天ですからね~~~
みんな考えることは同じですね。。。
いったん割り当てられた部屋に行き、寝る準備をして・・・
割り当てられた部屋は202号室。上下2段・左右のドミトリー。布団は各スペースに4組準備してあったので、4人×4で16人定員の部屋らしい。我が家は左上を指定されたが、受付時に「置いてある布団を使って下さい」って言われて、微妙に解釈に悩んだが、この4人標準スペースに結果は我が家だけだった(=布団は追加で人が来ない限り全部自由に使えってことでした)。
布団は狭めだけど、4人の場合でも荷物を置くスペースが確保されていて悪くはないのだが・・・、よくありがちな、従業員側の手間優先で限られた部屋にまず満員まで詰め込むような小屋ではないってコトですね。。。
食堂に戻ってしばらく休んで・・・
退屈なので、登山靴に履き替えて、少し小屋の周りを散歩した。
また小屋の食堂に戻って・・・
ここはコミックの量がすごい。
手をつけたらヤバイかな?って思ったけど、私の好き系のコミックがあったので読み始めてたら案の定、ハマってしまった。f^_^;
17:00 大量に持ってきた惣菜・おつまみで晩酌開始。
唐揚げ、生ハム、チーズ、他ほか・・・。
▼八方池山荘の食堂。(17:07)
17:50 外の夕焼けを見たくて、食堂からテラスへ出た。
雲が多く、綺麗な夕焼けにはならなかったけど、でもまあ、十分に美しい、素晴らしい眺めだった。
▼八方池山荘のテラスから。妙高・戸隠の夕日の眺め(17:52)
オクサンは日々の蓄積疲労?と標高のせいか、疲れたようであまり食事は進まず。早めに寝室に戻ったが、私はコミックにハマってしまい、20:30頃まで食堂で読書(笑)
9:00の消灯ちょっと前、就寝した。
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八方池山荘はとても快適。。。
部屋への無理な詰め込みはないし(混み具合にもよるとは思いますが)、
食事制限がある私は自炊ですが、暖房が効いた食堂の端(玄関とは逆の奥)のテーブルが自炊スペース指定になっていて、疎外感があまりない。
過去の山小屋では玄関近くの端っこの、暗くとても寒いスペースが自炊スペースになっていることが多かったのですが、八方池山荘は自炊者にも優しい小屋ですね。
しかも、水もお湯もフリーなので、フリーズドライやカップ麺で済ます気ならバーナーを出す必要すらない。
お風呂もあるし(我が家は昼に温泉に入ったので使わなかったけど)、トイレも水洗でウォシュレット。
夜は、夜通し暖房が効いていて、とても暖かく熟睡出来た。
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我が家は昨日から休みだったけど、でもいろいろと・・・で、麓まで来るのがやっとだった。
反して今日は微妙な予報。
「正午まで曇り」の予報通りでなんとか保ってくれれば・・・と信じて突撃でしたが、八方池の先、樹林帯から徐々に風雪が強くなり、稜線から唐松岳山頂は暴風雪の中の登りだった。(x_x;)
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昨夜は八方の湯がある第2駐車場で車中泊。
朝、車外に出ると晴れている。
でも天気予報は下り坂なんですよね~(x_x;)
▼第2駐車場から出発。朝は晴れている!(7:00)
7:00 ゴンドラ駅へ向かって歩き始め。
7:16 ゴンドラアダムの乗り場に着いたが・・・
始発は8:00なのに、もう入り口にスキーを置いて順番取りを始めている人たちがいる。
私達もザックを置いて順番取り。
今日はスキーの大会があるようですね。ゼッケンをつけた若者が続々とやってくる。
7:40 窓口が開いてチケット購入。
アルペンラインは往復2,900円。3日間有効。登山届と引き換えで購入です。
▼平日なのに、このゴンドラ待ちの行列。(7:43)
ゴンドラ3本を乗り継いで・・・
8:30頃、八方池山荘に着いた。
早朝は晴れていた山も予報通り曇ってしまったが、峰々は見えるし、これなら悪くはない。
8:41 歩き始め。
9:01 石神井ケルン
9:13 息ケルン(第2ケルン)
9:20 八方ケルン
9:31 八方池ケルン(第3ケルン)
ここまでは順調。
雪も締っていて歩きやすい。
▼歩き始め、オクサン。(8:42)
▼白馬三山(右から白馬岳・杓子岳・鹿島槍ヶ岳)(8:46)
▼手前・五竜岳、奥は鹿島槍ヶ岳。(9:04)
▼トイレを越えて第2ケルンへ(9:11)
▼オクサン。この辺りは余裕もあって順調。(9:14)
▼でも進行方向は怪しい雲行き(9:28)
▼鹿島槍と五竜は雪が降り始めましたね。(9:29)
▼雪で埋まった八方池。白馬三山も雪が降り始めてますね。(9:30)
しかし、樹林帯に入った頃から風が強くなってきて、雪も混じり、先行者のトレースもすぐに吹き溜まって消えてしまう。
膝下ラッセルになりながら進む。だいぶペースダウン。
突風で帽子を谷底に飛ばされてしまった。お気に入りだったのに・・・(x_x;)
▼樹林帯に入った。後続パーテーが数組いるが概ね撤退?(9:53)
写真のため頻繁に立ち止まるオクサンが気になる。
「天候悪化に備えて」って名目でカメラはザックの雨蓋へ入れてもらった。
山頂まで写真ナシになるけど、今日は登頂が最優先なので仕方ない。
丸山の登りから先は、我が家のほかは3パーティ・7人(2+3+2)だけになった。うち2人はボーダーさん。
▼樹林帯の後の登り。ここからが辛い。(10:14)
10:49 丸山ケルン
今日は休憩はなし。
水を飲むのに立ち止まる程度。
今回の折返しリミットは、最初は13時と考えていたが・・・
この状況では前倒しにしないとならない。歩いた端からトレースが埋まっていく風雪なので、帰りもヘタすると登りと同じくらい時間がかかるかもしれない。ホワイトアウトしてしまうと登り以上にかかるリスクもある。
ゴンドラの最終は15:40。
間に合わなければ八方池山荘に泊まるって手もあるけど、明日は大荒れ確実なので、ゴンドラが運休になるかもしれない。ダメダメの連鎖だけは何としても絶対に避けたい。
撤退リミットは無難に12時くらいか?
11:47 稜線(唐松山荘上の分岐)
すごい暴風雪。
しかもザラメ雪で顔が痛い。
山頂はもう目の前、夏時間で15分程度だけど・・・
この暴風雪で短時間で往復できるか??時間が微妙・・・
でもここまで来たんだから突っ込むしかないですよね。。。
12:10 唐松岳(標高2,696m)山頂に到着。
眺めはない。
あっても見る余裕なんてないし。
まつ毛も凍りついて真っ白になった。
顔の右全体が凍って引き攣っている。
オクサンが着くのを待って、記念写真だけ撮ってすぐ引き返し。
山頂には2分程度。
▼暴風雪の唐松岳、オクサン。(12:12)
12:34 再度、唐松山荘上の分岐。
後は下るだけだけど・・・
トレースはほとんど消えていて、案の定、苦労した。
風雪でも視界はあるのが幸いで、ラッセルしながら大雑把に進んだけど、樹林帯で大きく外してGPSで修正したり、2回目は滑走前のボーダーさんをたまたま見つけてラッキー。
14:06 八方池ケルン(第3ケルン)
14:15 八方ケルン
14:32 息ケルン(第2ケルン)
14:47 八方池山荘に着いた。
私に急かされながら休憩も満足に取れずに登ったオクサンは、最後はヨタヨタのゴール。
お疲れ様でした。m(_ _)m
▼八方ケルンから、吹雪いてます。(14:19)
▼やっと八方池山荘が見えた。もうちょっと。(14:35)
▼八方池山荘に到着のオクサン、お疲れ様です。(14:47)
下山中ずっと足元が見えなくて、メガネの汚れと乱反射のせいにしては変だな?って思ってたのだが、八方池山荘に着いてメガネを外してビックリ。右目の視力が無くなっていた。右目は白い擦りガラス越しのような見え方。左目も半分同じような状態。
稜線の暴風雪のときにやられてしまったみたいだ。ゴーグルも持っていたが、すぐそこなので・・・って侮ってしまった。まつ毛もバラクラバも右側が真っ白に氷が付くぐらいの状態だったので、目も凍ってしまったか・・・。
帰りの運転の時までには概ね治ったが、このまま治らなかったらどうしようか?って思ってしまった。
今日は行動中に食べたのはチュロス2/3本だけだった(1/3はオクサン)。食料はいっぱい背負ってたが持ち帰りで終わった。山専サーモスも手付かずでただの重り(笑) 甘い水2本は消費したが・・・
こんな山行はもうしたくないですね。晴れが恋しい。
第2駐車場に戻った後、持ち帰った行動食を食べたり、蓋も開けなかった山専サーモスのお茶を飲んだり・・・一息ついて温泉へ。
今日も「八方の湯」です。
明日も休日なので、のんびりお湯に浸かって、風呂上がりにオクサンと生ビール飲んで・・・酔が醒めるまで休憩して、隣のコンビニで晩御飯食べて・・・。
帰宅は深夜1時半頃になった。
******************
帰宅後、カメラからPCへ写真を取り込む際に、表示トラブル+うっかりで私の山頂写真を削除してしまった。オクサンの山頂写真が無事だからまぁいいけど・・・超ガッカリ、最後までツイてなかった。(T_T)
北アルプスの山々を見たくて、穂高岳に逢いたくて・・・
今回は焼岳に行ってみた。
天気予報はどのサイトでも「晴れ」だったのですが・・・
結果は、いろいろ残念・失敗な山行になってしまった。(x_x;)
****************
前夜発。諏訪湖SAで車中泊。
5:00 諏訪湖SAを出た時は晴れていたが・・・
6:00 沢渡に着くと「さっきまで雨でした」って雰囲気。とりあえず国道158号(旧道)に入って・・・(※1)
6:25 焼岳登山口駐車場に着いたが、霧雨。。。
▼焼岳登山口の駐車場。霧雨です。(x_x;) (6:27)
雨が止んで回復するのを待つか?
回復しなかったら温泉にでも行こうか?ってオクサンと話して車中でうたた寝。
8:00 ハイカーが1組登山道に入って行ったのを見て、我が家も準備開始した。
準備中に雲の合間に山が見えて、「霞沢岳かな?この方向から見るとかっこいいなぁ!」ってモチベーションが一気にアップ↑(※2)
▼正面のカコイイ山、「霞沢岳かな?」って勘違いしてた。(8:15)
▼帰宅後、拡大して見てみたら、穂高岳ではないですか!! (8:15)
8:18 歩き始め
歩き始めてすぐ、道端に車の残骸。
ひっくり返って、ほとんど自然に戻っている。
▼自然に帰った車。いつのものなのか。(8:21)
急登が始まると草木に積もった雪が現れ始め・・・
幻想的な景色になった。
▼雪の笹原。正面に青空が広がり始めた。(9:02)
また道が平坦になり・・・
暫く進むと、視界が開けて、正面に焼岳。
▼焼岳が見えてきた!(9:26)
9:28 広場で休憩。16分(9:44まで)。
▼雪の広場で休憩。(9:28)
広場から頂上までの登りは、雲も大幅になくなり、青空の下。
あのピークの向こうには大絶景が待っている!!って期待が膨らむ。o(^-^)o
▼焼岳への登り 。青空が広がってきた!(10:03)
▼噴気口の右上が焼岳・北峰です。(10:40)
山頂直下は火山そのもの。
蒸気を激しく吹いている噴気口のすぐ真下をトラバースするが、「こんなとこ通って大丈夫なの?」「硫化水素大丈夫?」って心配になる。噴火警戒レベルは1らしいけど、御嶽山の例もあるしね、正直ちょっと怖いです。。。
▼あの噴気口のすぐ真下をトラバースする。(10:43)
▼正賀池(左)と爆裂火口(右)(10:44)
足元あちこちから蒸気が湧き上がってる中、待っている絶景を楽しみに息を切らして頂上に着いたら・・・ 正面の景色はすべて雲だった。(x_x;)
なんと、期待した絶景はナッシング・・・。(T_T)
ガーンzzzzマジですか。。。
▼山頂に着いたけど、眺めは雲海のみ。(10:53)
10:51 焼岳(北峰:標高2,444m)到着。
眺めが無いのに超がっかり。
穂高岳と乾杯するために持ってきたビールは、雲海とカンパイ用になってしまった(笑)
お湯を沸かしてカップラーメン作って、「一瞬でも穂高が見れないかな?」って期待して、未練がましく待ったけど、雲がなくなる気配は全然なし。
▼雲海とカンパイ!になってしまった。(x_x;) (10:59)
▼時々、上高地が見えたのがお慰み。。。 (11:08)
11:42 諦めて下山開始。
急に寒くなって頂上も一気に霧に覆われてしまった。
下りは一気に。
▼広場で。山頂はもうすっかり雲の中。(12:28)
12:28 広場を通過。
13:19 登山口に帰還した。
▼登山口に戻った。(13:21)
穂高岳は私にとって、思い出が多い、特別な山。
今年は北アルプスにたくさん来て楽しい思い出が多かったけど、なぜか穂高岳とは縁がなくすれ違いばかり。「せめて焼岳から雄姿を眺めたい」って今回の山行を決めたのですが、とても残念な結果だった。。。(x_x;)
▼沢渡の足湯でほっこり。(14:17)
帰りは沢渡で足湯に浸かって一休み。
松本に下りると、正面の美ヶ原は快晴。振り返って北アルプスは雲の中・・・
中央道から眺める八ヶ岳も見事な快晴で、西陽をあびて素晴らしい眺め。
山選び失敗だった。今日は八ヶ岳の日だったか・・・(※3)
▼八ヶ岳、最高の登山日和。山選び失敗した。(16:09)
**********************
※1 :国道158号(旧道)
国道158号(旧道)は通行止めだったんですね。(冬季通行止め:30年11月6日~31年4月17日)
昔からある普通の国道だし、まだ11月だし、通行止めになってるなんて露程も思わず。私達がゲートに来た時、ちょうど中の湯の関係者がゲートを開けたところだったようで、何の疑問も持たずにゲート通過して登山口まで入ってしまいました。
下山時にゲートが閉まってて表の看板に「冬季通行止め」が書いてあって、「あれっ?」って。。。
※2 :登山口から見えた山
出発準備中で慌ててたので正確に確かめず、霞沢岳と思い込んでしまったのですが、帰宅して写真を拡大して見たら、なんと穂高岳ではないですか!!! 朝一番、支度中に会えていたんですね(笑) 位置上、この登山口から穂高岳が見えるとは思ってなかったので完全に誤解してました。穂高岳とわかっていれば、もう少しじっくり見ていればよかった・・・(x_x;)
※3 :八ヶ岳は快晴だった
とある気象予報サイトに掲載されている、時間ごとの雨雲予報図では、北アルプス北部に雲がかかる予報になっていた。反して八ヶ岳は雲は一切なし。八ヶ岳に行くべきか悩んだのだが、当のそのサイトの焼岳・穂高・槍ヶ岳山頂予報で「晴れ」を出していたので、やっぱり焼岳に決断したが・・・失敗でした。でも穂高を見たかったんだよね~~。
用意していた代替案は、鳥海山&月山だったが、東北も天気は悪そうだし、北アルプスに行く気でノリノリだったので残念感が大きすぎる(笑)
悩んだ結果、選んだのは唐松岳。
午後は雪予報が出ているので、夜明け前に歩き始めて時間勝負の山歩きです。
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前日(連休1日目)は、前夜にクライミングジムでガッツリ登ってしまったので早出は無理。寝坊してのんびり支度した。
11時頃 自宅を出発。
16時 八方の湯 に着いて長風呂。
18時半 黒菱駐車場に着いた。
すごい濃霧で視界2~3m程度。今日はここで車中泊。
******************
4:30 起床
霧は完全にはれている。
モチベーションup!
今日の稜線の天気予報は「午前中は晴れだが徐々に雲が多くなり、昼頃から雪!」です。最悪の事態を考えてチェーンアイゼンとオーバー手袋も持っているし、服装も準冬用。眺めが期待できるのは午前中の早い時間だけなので、時間勝負の登りです。。。
5:20 歩き初め
第3リフト駅の左の道を登り始める。
途中からのコンクリート道の急登がかなりの急傾斜でつらい。
夜が明け始めている。もう30分ぐらい早くても良かったか? 昨夜の濃霧に完全に騙された。あれが無ければもっと早い時間で目覚ましをセットしたのに、失敗したか・・・。
▼暗い時間のスタート。このゲートから登る。(5:21)
▼夜が明け始めた。白馬村の夜景。(5:29)
▼コンクリート道の急登(5:42)
5:45 黒菱平
6:19 八方池山荘
6:24 朝ごはん休憩、22分(6:46まで)
白馬三山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)の眺めが素晴らしい。
この眺めを見れただけでも良かった。
やっぱり北アルプスは素晴らしい。
▼黒菱平で、白馬三山。(5:46)
▼朝焼けの鹿島槍ヶ岳、五竜岳(6:11)
▼八方池山荘の上の展望ベンチ(6:45)
▼朝日を浴びて木道歩き。(6:58)
▼奥に見えるのは不帰2峰かな?右稜線には八方ケルン(7:02)
▼鹿島槍ヶ岳、五竜岳。素晴らしい山容だ。(7:04)
7:13 第2ケルン(息ケルン)
7:19 八方ケルン
白馬三山に向こう側から雲が迫り始めている。
振り返ると雲海。
そして進行方向の左、五竜・鹿島槍方面は、麓からすごい勢いで霧と雲が湧き上がっている。予報より早く天気下り坂か?
先を急がないと・・・。
▼白馬三山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)(7:24)
▼八方池。(7:28)
▼八方池。素晴らしい眺めだけど通過。(7:30)
7:31 八方池ケルン
白馬三山はまだ見えている。
私は八方尾根は初めてですが、八方池は美しいですね。
リフトを使えば手っ取り早く来れるし、大人気なのが納得です。
池に降りて風景見ながらゆっくり休憩したいところですが、今日はそうは行かない。残念だけど通過、先を急ぎます。
▼振り返った八方尾根。南東からガスが湧き上る。(7:38)
7:41 下ノ樺
植生の逆転現象らしい。この標高でダケカンバの巨木が鬱蒼と生えている。激しい風雪に耐えて育って湾曲・変形した木々。珍しい風景だ。
▼まだ秋が残った南斜面をトラバース。(7:52)
7:59 上ノ樺で休憩、19分(8:18まで)。
8:30 扇雪渓。雪渓はホンの僅かまだ残っている。
8:49 丸山ケルン
再び稜線に出たが、白馬三山は雲の中になっている。
目指す唐松岳も見えてきたが、時々ガスが掛かっている。
▼唐松岳が見えた。まだ眺めが期待できそうだ!(8:59)
9:17 トラバース道の分岐前で休憩、15分(9:32まで)
9:41 稜線に出た!
▼唐松岳への最後の登り。(9:42)
▼振り返って、唐松岳頂上山荘。(9:50)
9:58 唐松岳(標高2,696m)山頂に到着!
剱岳・立山もまだ何とか見えている。
左の五竜岳・鹿島槍ヶ岳、右の白馬三山は共に雲の中だけど、剱・立山が見えたのは大ラッキーだった。唐松岳山頂から不帰キレットまでは不思議にガスが掛かってなくて好展望!
とりあえずは文句なし!!
▼唐松岳(標高2,696m)(9:58)
▼剱岳が見える!(10:05)
遠くに、8月に歩いた針ノ木岳・スバリ岳~爺ヶ岳へ向かう稜線も見える。
その下は黒部湖か?
やっぱり北アルプスに来てよかった。
この壮大な眺めは他の山域では見れないですからね。。。
風が冷たくて寒いので、ダウンとカッパを着込んで眺めを楽しむが・・・
しかし徐々に遠くから雲に覆われて眺めが悪くなってきた。
10:32 撤収(山頂にいたのは34分)。
10:47 唐松岳頂上山荘に立ち寄り。
小屋はもう営業終了していて、冬支度の真っ最中。
小屋の前からは立山方面の眺めが良いですね。
11:00 最後の眺めの良い場所で休憩、18分。
あとはもうひたすら下るだけ。
秋がまだ意外に残っていて美しい。
パステルカラーの山肌、赤い実がいっぱい実った木々。
▼八方池(12:18)
12:26 八方池で休憩、25分(12:51まで)。
快晴ならビール飲んで昼寝したくなるような場所(笑)
別天地ですね。
▼八方池、とても気持ちが良い場所ですね。(12:28)
八方池からゴンドラ終点(八方池山荘)までは1時間もかからない。
対向2車線じゃなくて対向2人線?の木道が2本つけられている。
気合が入ったハイキング路だ。
▼木道がなんだか凄い。(13:22)
13:37 八方池山荘
13:52 黒菱平
▼黒菱平(13:52)
▼コンクリート道の急下り(13:54)
14:06 黒菱駐車場に着いた。
車に着いてすぐ、ポツポツ雨が降り出した。
そして片付け終わりと同時に、雹混じりの大雨! 雷も鳴り出して、あっという間に土砂降りになった。すごいタイミングだ。
温泉は今日も「八方の湯」。
温泉に入っている間も雷雨が続いている。
ようやく止んで、外を見たら山々が見事な雪景色になっていた。(@_@;)
▼雷雨の後の山、なんと雪景色!!(17:04)
風呂上がり、少し車で休んで、帰りは原PAで少し仮眠。
23時頃、自宅に着いた。
今日は、天気の読み・時間計画が完璧に正解だった。
あの雷雨に捕まっていたら色々と大変だったろうと思う。
山頂ではまずまずの大展望を見られたし、楽しい山行だった。
今日は上りでは、ハイカーには一人も会わず。こんな人気コースなのに不思議な感じだった。下りでは八方池までの間で、3組4人にすれ違ったが(うち1人はその場から引き返し)、山頂に向かった3人は雷雨・雪に遭わずに下りきれたかな?ちょっと心配です。
だいぶ日の出が遅くなったのか、まだ真っ暗だ。
シュラフを畳んで、お湯を沸かしてフリーズドライの雑炊を食べて・・・
出発準備している間に徐々に明るくなってきた。
テントの外に出ると・・・お約束どおりの快晴です。
▼朝焼け、槍ヶ岳!!(5:13)
テントのフライシートは夜露でびしょ濡れだけど、軽くはたいて、畳まずにザックの底に押し込んだ。本体も軽く畳むくらいで無理やりザックの底へ。
5:33 歩き始め。
針ノ木岳への登りも急登から始まる。
朝イチなので、わざとゆっくり登る。
▼針ノ木岳への登り、振り返って針ノ木峠と蓮華岳。(5:40)
左を見ると槍ヶ岳、赤牛岳、薬師岳・・・
右は、登るに連れて、目指す稜線の向こうに白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。稜線の合間から剱岳も見えてきた。山々すべて見渡せて、最高の登山日和!!
▼針ノ木岳とスバリ岳、朝日が眩しい。(5:45)
明け方に小屋から登ったらしい空身の2人組とすれ違って・・・
見上げる山頂には誰もいない。
6:32 針ノ木岳(標高2,821m)
ここは今日最大の目的地なので、頂上で長休み(7:13まで)。
スギウラさんも長年登りたいと思っていた、思い入れがある山だそうで(理由は昨日聞いた)、山々を眺めながら、山岳会現役の頃の話も織り交ぜながら、いろいろ語り合う。
▼針ノ木岳(標高2,821m)に着いた!(6:33)
それにしても眺めが素晴らしい。
黒部立山アルペンルートのロープウェイ駅が正面に見える。つい先月、ロープウェイの中からこちらを見て「あれが針ノ木岳とスバリ岳、こんど行きたいね」ってオクサンと話したっけか・・・。
立山も、ここから見ると、とても雄大な山で素晴らしい。
▼スギウラさんと立山・剱を見ながら語り合う。(6:37)
山頂は暫く私達の貸し切りだったが・・・
まもなく針ノ木小屋を出たハイカーさんが続々集合し始めた。静かだった山頂が、あっという間に賑やかになった。
▼薬師岳(標高2,926m)(6:42)
7:13 賑やかな山頂を出発して、スバリ岳へ向かう。
この先の縦走を目指す人は意外にいない、先行1人のみ。
静かな尾根を、素晴らしい眺めを見ながら稜線歩き。素晴らしいです。
▼スバリ岳はもうすぐ。(7:49)
7:56 スバリ岳(標高2,752m)
休憩27分(8:23まで)
▼スバリ岳(標高2,752m)(7:58)
スバリ岳を出て・・・猿!!
最近のアルプスの尾根は稜線まで猿の群れが普通に上がってくる。
尾根道は猿のフンだらけで臭いし、貪り食っているハイマツの実が無残に散乱してるし、雷鳥も食べられてしまっているのか、猿が出没する近辺ではあまり見かけない。生態系大丈夫なのか?って心配になってくる。
9:20 休憩18分(9:38まで)
今回の稜線はガラ場の歩きにくい道が多くて疲れる。
快晴は良いが、容赦のない暑さもだいぶこたえてきた。
10:10 赤沢岳(標高2,678m)
休憩16分(10:26まで)
▼赤沢岳(標高2,678m)(10:10)
赤沢岳山頂から、剱岳の源次郎谷・長次郎谷は真正面だ。丸山東壁はすぐ手前・足元に見える。たった1ヶ月で長次郎雪渓はだいぶ溶けたなぁ・・・って歩きながら思っていたが、ここから見ると、雪渓が下部で途切れているのも見える。今年の猛暑はやっぱり凄いんですね。。。9月末には雪渓消失の勢いか??
▼剱岳と丸山東壁(10:17)
▼剱岳をアップ。雪渓がやせ細ってもうじき消失?(10:25)
▼赤沢岳から、白馬三山、五竜岳、鹿島槍ヶ岳(10:26)
11:19 鳴沢岳(標高2,641m)
21分休憩(11:40まで)
▼鳴沢岳、雲がだいぶ出始めた。(11:19)
先行のソロの人と少しお話しした。
彼は、今日は新越山荘までらしい。
ゆとりの山歩き、羨ましいですね~。
▼新越山荘は通過(12:10)
12:45 新越岳(標高2,623m)
もうちょっと先の岩小屋沢岳まで行きたかったけど、かなり疲れちゃったので休憩した。21分(13:06まで)。新越岳は頂上標柱が無いのが残念。
▼新越岳から剱岳(12:59)
▼新越岳。メンバー全員、疲労困憊。(12:59)
▼新越岳から。(13:01)
新越岳から歩き始めてすぐ、足元に雷鳥2羽!!
慌てて逃げるのだが、逃げる方向が私達の進行方向。結果、私達を先導するように?トコトコ進む雷鳥。しかも道に沿って草花の実を食べ歩きししながら・・・癒やされる。疲れがだいぶ取れた感じ。
▼雷鳥だ!!(13:08)
▼岩小屋沢岳(標高2,630m)は通過。(13:17)
岩小屋沢岳を過ぎると、緩やかな概ね歩き易い道。
ときどき霧に覆われて涼しくなって気持ちいい。
▼やっと種池山荘が見えてきた。もう少しだ!(13:57)
14:22 種池山荘に着いた!
こんな場所の一番のお楽しみ・・・
生ビールは売ってるかな・・・??・・・あった!!
あとはもう一気に下るだけ・2時間程度だし、大休憩+生ビールタイムです(笑)
最高に美味しかった。
種池山荘前で41分休憩した。
▼生ビール最高!!(14:31)
15:03 下り始め。
柏原新道は歩きやすいんだけど、疲れた足にはやっぱりツラい。
16:02 休憩17分(16:19まで)
17:08 柏原新道・登山口に着いた。
▼扇沢に着いた!みなさんお疲れさま。(17:08)
扇沢第一駐車場までの、登りの車道のあるきがツラい。
みんな疲れて声があまりない。
17:25 扇沢第一駐車場に帰還した。
登山の後の温泉は・・・やっぱり、薬師の湯。
モンベルカードが使えて100円引きなのをすっかり忘れてて、自動販売機で通常の入場券を買ってしまった。湯船で思い出した、残念。。。
明日も休みだし、帰りはどこか涼しいところで車中泊してドライブして帰ろうか?って話してたのだが、やっぱり面倒くさくなり、そのまま自宅まで一気に帰った。
せっかくの連休もどこに行くか、はたまた見送りにするべきか、悩みが尽きない。
今回の3連休も、オクサンと「西穂高岳から奥穂高岳へテン泊で行こう!」って計画してたのに、台風19号と20号の挟み撃ちで微妙な状態。あの稜線で天気が悪いと、危険云々って言うよりも、まずツマラナイ。我が家にとっての山は、ただ登れば良いってもんじゃあなくて、眺めが何より大事な問題です(笑)・・・なので延期にした。
代わりに白馬三山にでも行こうか?(北アルプス北部が一番天気良さそうなので)って話してたら、直前に、山岳会の大先輩のスギウラさんから「針ノ木岳に行きたいので一緒に行かないか?」って誘いが来た。
そんなワケで、急遽、行き先決定です(笑)
******************
前夜は仕事から帰宅してすぐ出発。
中央道をひた走って、梓川SAで車中泊。
******************
朝4時起きで準備して出発。
途中のコンビニで2日分の行動食を買い出しして・・・
5:30 扇沢の無料駐車場(第一)に到着した。
ここでスギウラさんと待ち合わせ、スギウラさんは前日入りで車中泊です。
夏休み時期だし、駐車場は一杯かも?と思っていたが、意外に空きが多かった。まだ6時前なのに、ハイカーさんが続々歩き始めていく。
天気はドンヨリ曇り。
ちなみに昨夜は雨が降ったらしく、一面濡れている。
今日の山の天気予報は、「曇り時々小雨、または、ひょっとすると曇り時々晴れかも?台風19号が気象庁予想より若干でも西寄りに進めば後者」・・・らしい。そして明日は快晴予報が出ている。明日の晴れ予報は気圧配置から揺るぎようのない、約束されたような快晴らしい!
これはもう、決行するしか無いコンディションですね。
今日は多少の雨は我慢して乗り切ろう!!
6:07 歩き始め
6:13 針ノ木岳登山口
ここで登山届を書いたが、下の写真の通り、登山ポスト周囲には机がなくて、ゴツゴツのコンクリートの上で無理やり書いた。結果すごい乱筆、読めるのかな??
▼山岳会の大先輩のスギウラさん、楽しい山行の始まりです。(6:13)
6:21 登山届書き終わって先に進む。
今回のコースは「日本3大雪渓の1つ・針ノ木大雪渓」ってくらいだから、登山口を入ったらすぐ沢沿いに開けた開放的なコースだろう・・・って勝手に思ってたら、実際は大違いだった。歩いても歩いても鬱蒼とした樹林帯。うっとおしい道。
ポツポツ雨も降り出した。
7:40 大沢小屋
ここで休憩するつもりだったのだが、小屋の周囲は開けてなくて鬱蒼として快適ではない。休憩するベンチもなく、雨宿りも出来ない。小屋も閉まっているし、通過した。
大沢小屋を過ぎても鬱蒼とした道が続く。
雨は止んでくれたが・・・鬱々とした雰囲気がツラい。
いちど沢に出たが、休憩にはいまいちなのでもう少し・・・
8:13 やっと本谷の広い河原に出た。
1回目の休憩、20分。
▼やっと沢に出て休憩(8:13)
休憩のあとは、沢沿いに開けた道を登る。
見上げる針ノ木大雪渓は・・・雪はわずかに残る程度。
雪解けでザレた道を登る。
▼振り返ると爺ヶ岳、癒やされる。(9:15)
途中、雪解けで崩れた斜面もあり、泥で汚い。
意外な急登だし、正直あまり楽しい登りではない。
スギウラさんは途中、堪りかねて雪渓の上を歩いていた。
9:19 「ノド」の下に着いた。
ノドの雪渓は全面的にスノーブリッジ状態になっていて、立入禁止になっている。
右(左岸)の高巻き道を登る。
▼針ノ木雪渓の「ノド」。全面的にスノーブリッジ状態。(9:19)
▼「ノド」の高巻き。(9:24)
9:39 2回目の休憩、20分。
高巻きが終わって、大きく斜面をトラバース~再度、沢に合流するあたり。
眺めが良くて、絶好の休憩ポイント。
▼下るハイカーと多くすれ違うようになった。そんな時間帯。 (9:39)
10:25 最終水場
2回目の休憩からまだ30分弱しか歩いていないけど、給水休憩。
ここから上はもう水場は無い。小屋で買うしかなくなるので、持っているペットボトル全てに水を汲んだ。水量が弱く、岩を伝って流れる水を汲むのだが、なかなかペットボトルに溜まらない。飛び散る水滴でパンツがびしょ濡れになってしまった。
もちろん水も飲んだけど・・・甘くて美味しい。
結局、最終水場を出発したのは 10:59(34分休憩?)。
▼最終水場。親切に看板付き。(10:25)
▼給水。7リットル汲んだが、水量が少なくて時間がかかる。(10:31)
最終水場を過ぎて、まもなく最後の急登になる。
ザレたつづら折りの急登だ。
さっきまで時々晴れ間が出ていた空が、また霧で覆われた。
先が全く見えないのでツラい。
▼最後の登り。(11:20)
と、突然、霧が薄くなり、峠の標柱がすぐ目の前に見えた。
11:43 針ノ木峠に到着!
▼針ノ木峠 に着いた!霧で視界なし!!(11:44)
まず、テント場の受付をする。
小屋のスタッフはみんな学生さん?若い雰囲気に溢れている。
受付の記帳を見たら、私達が今日のテント場の一番乗りだった。
テント場は小屋のすぐそばで、急傾斜地に棚田状に設定されている。
一番フラットな場所を選んで設営、荷物をテントに入れて、少し休憩。
▼選んだテント場はフラットで快適。(12:26)
12:36 蓮華岳へ向けて歩き始め。
狭い針ノ木峠から東の尾根へ、いきなり急登です。
あっという間に針ノ木小屋が真下になる。
急登が終わったあとも、緩やかな登りが延々。空身なので30分ぐらいで行けるか?って思ったら大間違いだった。
13:39 蓮華岳(標高2,799m)
コースタイム70分だが、空身なのにコースタイムとあまり変わらず。(x_x;)
▼蓮華岳(標高2,799m)残念ながら眺めなし。(13:40)
山頂で30分ぐらい休憩。
下りは40分ぐらいで一気に下った。
▼下り途中、小屋を見下ろす。(14:43)
小屋でビールを買って、まず乾杯。
一息ついたあと、まだ明るいうちから、スギウラさんが荷揚げしてくれた肉を焼いて、お酒を買い足して(笑)、明るいうちからプチ宴会。
▼ビールと焼き肉。(15:37)
ちなみに私が現役の頃、スギウラさんと一緒に山行したことは一度もない。なんと今回が初めてです。私が現役の頃に散々お世話になった先輩はオータニさん・カトウさんで(もちろん会長のモリタさんもですが)、その先輩方がお世話になった先輩がスギウラさん。
なので、スギウラさんは私にとっては文字通りの大先輩なのです。世代を越えてフリーでは一緒に楽しく登っていますけど(笑)
焼き肉をつつきながら、稜朋会で現役だった頃の楽しい話題が尽きなくて、とても楽しかった。
▼日没が近づくにつれて雲が少なくなって、合間から槍ヶ岳。(18:03)
夕方近くになり雲がだいぶ消えて山々が見え始めた。
日没、そして暗くなるのと同時に就寝。
明日は快晴間違いなしだし、楽しみです。
その3日目です。
*********************
今日は室堂へ下山のみです。
ゆっくり寝坊するはずだったのですが、6時に小屋泊まりのウッチーがやってきた。「まだ寝てたよ~」「もっと小屋でゆっくりしてればいいのに~」って言ったら、「小屋はもうみんな出発して誰もいなくなったちゃったから」って。話し相手がいなくなって寂しくなったのね(笑)
仕方ないので私達も準備開始。
軽くご飯食べて、荷物を整理して、パッキング。
ウッチーがテント撤収を手伝ってくれた。
▼テント撤収完了。(8:14)
8:15 出発。
今日も快晴!
下山と言っても、まずは別山乗越まで1時間の登り。眺めは良くて最高だけど、昨日の疲れと、ザックの重さで、なかなか足が進まない。
▼剱沢から別山乗越への登り。(8:29)
30分ぐらいで疲れて休憩。
でも、なかなかの展望ポイント。
▼剱岳を見ながら休憩。(9:00)
9:29 別山乗越。
▼別山乗越に着いた。剱岳見納め。(9:33)
雷鳥坂を下り始めると、急に暑くなってきた。
別山乗越を堺に、だいぶ気温が違いますね。。。
▼雷鳥平へ下る。大きな荷物の私。(9:50)
11:10 雷鳥沢キャンプ場。
ここの売店ではビールは買えず、ウッチーは悔しそう。
我が家の持参缶ビールが1本余っていたので、ウッチーとシェアした。
▼雷鳥沢キャンプ場。背景は立山。(11:42)
▼室堂への登り。歩きやすいけどツラい。(11:56)
室堂ターミナルまでの遊歩道は、上り下りが多くてツラい。
徐々に観光客が増えてきて・・・
中国人観光客が多い。日本人より多いのでは??
ミクリガ池の雪は、2日前よりだいぶ溶けて少なくなっていた。
12:47 室堂ターミナルに着いた。
観光客だらけで人をかき分けて進む感じ。大観光地です。
ザックに付けたピッケルを外して保護して手提げ袋に入れて・・・
ターミナルに入って、みんなで下山祝。
そのあと、立山そばを食べて・・・
▼やっぱりビールで乾杯です(笑)(13:02)
下りのトロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーは乗り継ぎよくて、あっという間?に黒部ダムに着いた。暑い。
▼黒部ダムは観光放水中。(14:35)
▼扇沢に着いちゃった。(15:19)
15:19 扇沢駅に着いた。
登山の後の温泉は・・・薬師の湯。
モンベルカードが使えて100円引きだった。
露天風呂の雰囲気がなかなか良くて、まだ昼なので静かで良かった。
疲れているのであまり長風呂はできず。
風呂上がりはまたビール。
運転で飲めないケイスケの横で、オクサンと乾杯。
帰りは渋滞もなく、9:05 自宅に着いた。
その2日目です。
*********************
■私にとっての剱岳は・・・
昔、学生の頃、所属していた山岳会(稜朋会)の夏合宿で行ったきり。
1日目は夜行電車で富山から入って熊の岩まで。2日目にまず6峰Dフェースのルートを登って(何を登ったか忘れた)、そのままチンネへ進んで、チンネ左稜線を登って熊の岩に戻った。3日目は長次郎谷を降りて丸山東壁に転戦して東南稜あたりを登って(ルート名忘れた)、4日目は緑山岳会ルートを登って、黒部ダムからトロリーバスで下山した。
つまり何を言いたいかって言うと、「剱岳の山頂に立ったことがない」(笑)
「やはり1回は剱岳の山頂に立ちたいな!超有名所だし」って常々思ってたが・・・
ビックロックのお馴染みメンバーのケイスケさん・ウッチーから「八ツ峰に行こう!」って話が持ち上がり、「じゃあ八ツ峰のついでに剱岳に登ろう!」って計画になった。
今日がそのお楽しみの日です ♪♪
3:00 起床
3:30 キャンプ場を出て剱沢小屋へ向かう。
小屋泊まりのウッチーと待ち合わせだが、暗闇で小屋の場所が分からずに少し迷ってしまった。
▼さあ、楽しい登山の始まりです!!(3:55)
4:00 剱沢小屋を出発。
まずは剱沢の右岸をひたすら下る。
と?ふっと気付いた。ザックにロープを入れ忘れた!!
ザックを降ろして確認するか?いやそんなコトしなくても明白だ!ザックが妙に軽い気がしていたので。。。標高差100m以上は下ってきたか? もう取りに戻る気はしない。(x_x;)
私は長年のクライミング野外生活で、寝る時の枕はロープ束が定番で、昨夜もロープ枕で気持ちよく眠れたのだが、肝心なそのロープを、起床後、ザックに入れるのを忘れてしまった。
メンバー皆様ごめんなさい。
ケイスケさんのロープ1本での登攀が決定です。m(_ _)m
剱沢右岸から雪渓に乗ったところでアイゼンを装着。
長大な雪渓をひたすら下る。
▼剱沢大雪渓をひたすら下る。空が白んできた。(4:32)
平蔵谷の出合を過ぎて・・・源次郎尾根に取り付くパーティーが1組いた。
また更に雪渓を下って・・・
4:55 長次郎谷の出合いに着いた。
まずは休憩。ここから長くて辛い雪渓の急登が始まるので・・・。
▼長次郎谷。写真では分かり難いが、長大な登りが始まる(4:55)
長次郎谷の登りは辛い。
出合いから見ると傾斜が無いように見えるが、実際はなかなかの傾斜。
熊の岩が遠くに見えてきたが、登っても登っても近づかない。
風が強くて冷たい。
▼急傾斜で長大な長次郎谷を登る。(5:38)
長次郎谷から1時間弱くらい?
雪渓の中央に、休憩にうってつけの岩場があり、一休み。
吹き下ろす風が冷たく、上着を着る。
さらにひと登り、熊の岩の目の前まで到着した。
ここから右上へ、八ツ峰5・6のコルへ向かって詰めていく。
▼八ツ峰 5・6のコルへ向かって雪渓を詰める。(7:09)
5・6のコルの手前は雪渓が切れて残っていて・・・
昨日、ケイスケさんが剱沢小屋でコース状況を聞いた時に、「5・6のコルへは危険で上がれないかも」って、さんざん脅されたらしいが、実際は問題なし。
左のシュルントから、普通に5・6のコルへ上がることができた。
▼左のシュルントを潜って5・6のコルへ這い上がる。(7:27)
ようやく、お楽しみの始まりです。
ひと休みして、ハーネスを付けて準備開始。
7:50、リードはケイスケ隊長!
我が家はロープ忘れのため、ケイスケさんが登ってロープをいちどフィックスにして、そのロープにプルージックで確保して登る。最後にフィックスを解いて、ウッチーがフォローで登る・・・って手順。まあ、三級も無い程度の、落ちることなんてありえない岩ですからね。。。
▼6峰を登り始め。リードするケイスケ隊長!(7:52)
▼6峰をプルージックでフォローする我が家。(8:32)
ロープを使ったのは1ピッチだけで、あとはロープ無しで登る。
9:10頃、Cフェースの頭を越えて、1回懸垂して、もういちど登り返して・・・
9:30頃、6峰のピークに着いた。
6峰で少し休憩して懸垂下降。
▼6峰を懸垂下降中のオクサン(9:36)
6・7のコルに降りてロープを畳んでいたらウッチーが驚きの発言!「7峰・8峰は巻こうよ~」って。(@@)
「それはダメでしょう!」って、一度は一笑に付したが・・・しかしよく考えると、6峰で意外に時間ロスしている。ロープが1本しかなくて効率が悪いのも明らかな原因(私のミス)だ。このペースでは八ツ峰の頭に着くのは12時を回ってしまうかもしれない。再三のウッチーの意見を半分取り入れて、7峰だけ巻くことにした。
6・7のコルから右側を巻いて、雪渓の隙間を潜って、7・8のコルに這い上がった。8峰まで巻いてしまったら、「八ツ峰を登った」なんて到底言えなくなりますからね。。。
8峰の登りはノーロープで通したが、凹角から始まって、後半は高度感があるトラバースも出て、なかなかスリリングだった。
▼8峰への登り、オクサン。(10:23)
▼8峰への上り、ケイスケさん。(10:31)
10:30、8峰のピークに着いた。しばらく休憩。
右にチンネが見える。
チンネ左稜線もここから見るとカッコイイですね。。。
クレオパトラニードルも見える。
▼8峰の懸垂下降(11:02)
八ツ峰の頭は、出だしの登りがちょっと悪い。
いや、実際は悪くは無いのだが、出だし2mの見た目が悪そう。
念のためケイスケ隊長にロープを引いて登ってもらった。
浮き石が多くて岩もボロい、嫌な感じの登りだった。
▼クレオパトラニードル(11:36)
11:40、八ツ峰の頭に着いた。
今日の第一目標達成です。ちょっとオチが付いたけど・・・。
少し休憩。
▼八ツ峰の頭でオクサンとウッチー。左奥が本峰、右は池の谷尾根の頭(11:43)
▼八ツ峰の頭、最高点のケイスケさん(11:47)
八ツ峰の頭から、正面に 池の谷尾根の頭が見えるが、見るからにボロボロ。
あんなの登れるの?って感じだが、8峰を登っている時から数人のハイカーが行き来しているのが見えてたので、まあなんとかなるのでしょう。その彼らもガラガラと落石しながら登り下りしていたが・・・。
八ツ峰の頭から懸垂下降1回+クライムダウンで池の谷乗越、一般路(北方稜線)へ合流した。
長次郎谷の右俣は、池の谷乗越の直下まで雪渓が残っている。あちこち割れているので下るにはかなりややこしそうな感じ。もちろん目指すのは劔本峰なので降りないですが・・・。
池の谷尾根の頭は、凹角をメインに登るが、見た目通りボロボロで登りにくかった。
北方稜線は、池ノ谷ガリーが悪いので有名らしいですが、池の谷乗越から剱岳本峰までの上部区間も十分に悪いですね。。。特に富山側を巻くとき、切れた谷を見下ろしながら、ザレ・ガレの足元に注意しながら狭いバンドをトラバースするのは緊張する。雪解けからまだ間もないので、山が全般的に緩んでいるのも気持ち悪い。
▼北方稜線を剱岳本峰目指して登る。(12:26)
▼北方稜線は悪路。あちこち緩んでザレて危険がいっぱい。下は谷です。(12:58)
▼浮石だらけの凹角を登る。(13:40)
長次郎の頭は、最初は左側から、最後は右に巻いたが、長次郎のコルへ降り立つ直前は、懸垂下降の支点があったけど、フィックスも垂れていて、ロープは出さずにそのまま垂直のチムニーをクライムダウンした。
あとはもう悪いところはない。
剱岳山頂は目の前!
息を切らせながら耐えて登って・・・
もう頂上直下?
間違えて左に巻き気味に登ってしまったら、きれいに整地されたテント場に出た。2張り可能か?すごく快適そうです・・・。山頂からはちょうど見えない位置にある。
そのテント場から上へ、10mくらい?登って・・・
13:56 剱岳(標高2,999m)山頂に到着した!!
山頂にはソロの方が1人。
写真を撮って頂いた。
▼剱岳(標高2,999m)山頂に到着!!(14:03)
ウッチーは山頂に着くなり、ビールを取り出して乾杯(笑)
私もやっと念願の、剱岳登頂で嬉しい。
オクサンも初剱岳が八ツ峰からなんて勲章?付きで大喜び。
すっかり世話役に化してしまったケイスケ隊長、ありがとうございます(笑)
▼北方稜線を登る後続P。右奥は鹿島槍、中央やや右は五竜 (14:20)
山頂の天気は、時々雲が湧くが、概ね晴れ。
日本海が見えないのが残念だが、南側の景色は概ね完璧。
せっかくの山頂なので、風景見ながら30分ちょっと休憩した。
▼帰る先の剱沢キャンプ場は遠い。(14:21)
14:35 下り始め。
ここまでと打って変わって、整備された歩きやすい道。ペイントマークもあって迷うこともない。疲れているけどお気楽に下る。
別山尾根は「カニのなんとか」って鎖場が幾つかあるけど、カニのヨコバイ意外はどれがどれだか分からなかった。高度感があってなかなか楽しい道ですね。今日は平日の午後なので私達以外は誰もいないけど、土日の午前中など、混んでいたら渋滞して大変なことになりそうですね。
▼カニのヨコバイ(14:54)
▼カニのヨコバイの次は階段(14:57)
▼鎖場の登り返し。下山なのにアップダウンが多くてツラい。(15:14)
▼剱岳山頂が遠くなった。(15:55)
疲れたので、途中休み休み。
遠くにみえる剱沢キャンプ場がなかなか近づかない。
下山なのに、登りが意外に多いのがツラい。
前剱からやっと一気に下り始めて・・・
一服剱の手前でまた休憩・・・
最後の登り返しを耐えて、剱御前小舎を目指す。
17:25 剱御前小舎に着いた。
剱沢小屋の売店は18時までなので、着く頃にはビールは買えない。
なので、剱御前小舎でビールを買って、少し早いけど無事下山祝です。
▼剱山荘に着いた!ビールで乾杯!!(17:28)
20分ぐらい剱御前小舎の前で休んで、剱沢キャンプ場へ向かう。
剱沢小屋まではほぼトラバースだが、剱沢小屋からキャンプ場までの登りが辛かった。疲れて足がなかなか上がらない。。。
18:20 キャンプ場に帰還。
テントに入って寝転んで、疲れでしばらく動けず(笑)
▼キャンプ場に着いた。もう疲れてヘトヘト。(18:20)
疲れてご飯を作るのも面倒。
棒ラーメンをオクサンとすすって、今日の晩ごはんは以上。
▼夕焼けが美しい。右のシルエットは剱岳。(19:23)
夕焼けと、剱岳のシルエットが美しかった。
疲れたけど、楽しい1日だった。
その1日目です。
*********************
朝4:00、ケイスケ号が我が家へお迎えに来た。
いつも送迎ありがとうございます。m(_ _)m
快適なケイスケ号で、東名~圏央道~中央道を飛ばして・・・
6:10 諏訪湖SAで一休み、
安曇野ICを降りて、セブンイレブンで買い出しして、
北アルプスパノラマロードを走って・・・
7:35 扇沢の無料駐車場に着いた。
前夜から来ているウッチーがお待ちかね、駐車場を確保してくれていた。
8:00 扇沢発のトロリーバスに駆け込んで・・・
8:15 黒部ダム。
▼関電トンネルトロリーバス、黒部ダムに着いた。(8:15)
黒部ダムは、学生の頃、丸山東壁を登った帰りに来たっきり。
懐かしい・・・。
ケーブルカー、ロープウェイ、またトロリーバスと乗り継いで・・・
9:55 室堂に着いた!!!
トイレを済ませて、登山届を出して(書いたのはケイスケさん)
10:20 歩き始め。
空は真っ青、すごい快晴!
予定の3日間は天気が崩れる要素がないし、楽しい山行になりそうです。
▼室堂から、歩きはじめ。(10:19)
▼ミクリガ池に流氷??(10:24)
今日の目的地は、剱沢キャンプ場まで。
若い頃の記憶では、「剱沢まで大した登りはなくて丘を越えるだけ」って感じだったのだが、目指す別山乗越は遥か上。若く元気だった頃の記憶ってアテにならない??
▼雷鳥平と、その向こうに遠く高く、別山乗越!(10:44)
10:56 雷鳥沢キャンプ場で休憩。
この後の、雷鳥坂はすっかりバテた。
今回の私のザックは25kgくらい。
この重量を背負うのは1年ぶりだし、軽快には足が進まない。
暑さも辛い、汗が吹き出して、肌がジリジリ焼けていく。
バテバテになって、別山乗越まで2回休憩を入れてしまった。
学生の頃は、やはり25kgくらい背負って、軽快に剱沢を通り越して長次郎谷の熊の岩まで一気に登ったのだが・・・やっぱりトシですね。。。
▼暑さと重量負け、バテバテになってしまった。(13:14)
13:17 別山乗越。
剱岳とご対面です!!
あとは剱沢キャンプ場まで30分程度の下りなので、大休憩。
ビールで乾杯~~!!
ちなみにウッチーのおごりです。m(_ _)m
▼別山乗越で。ビールで乾杯!!(13:25)
▼剱沢キャンプ場への下り。(14:21)
14:30 剱沢キャンプ場に着いた。
良さげなテントスペースを探して決めて、設営。
▼今回はテント泊!(14:58)
テントを張り終わって、受付で会計済ませて・・・
テントに戻ってしばらく脱力・・・
明日が心配なくらいに疲れてしまった・・・
明るいうちからご飯を食べて・・・
18:30 に就寝した。
明日は早朝出発の長時間行動です。
常念小屋は夜も暖かくてぐっすり眠れた。
窓の外は晴れている・・・だけど午後から雨予報なので午前中勝負です。
手早く出発の仕度を始める。
5:00 靴を履いて小屋の外へ。
▼早朝の常念小屋と槍ヶ岳。(5:05)
▼さあ、出発です!!(5:08)
常念乗越から常念岳の登りは辛い。
何てコトない通常の道、とても地味な登りだけど・・・
なかなか頂上が近づかない。
疲れて見回す眺めが絶景なのが救い。
立ち止まって眺めを見て心を癒やしながら、また歩を進める。
風が強くて冷たくて寒い。。。
▼地味な急登が辛いけど、眺めは素晴らしい・・・。(5:32)
▼徐々に雲行きが怪しくなってきた。(5:54)
小屋から見えていた偽ピーク?に着くと、山頂が遠くに見えて落胆するが、実際は傾斜も緩んでもう一息の距離。
6:12 前常念岳の分岐。
ここから上は雪なのだが、大した行程でも無いのでアイゼンを履かずにそのまま山頂へ。雪が硬くクラストしていて滑ると危険なので慎重に歩いて・・・
▼前常念岳の分岐、頂上まであともう一息。(6:14)
6:27 常念岳(標高2,857m)山頂に到着。
風が強くて寒い。
眺めは素晴らしいが、あまり長時間いられない雰囲気。
▼常念岳・山頂に着いた!(6:28)
▼ヨーコさんとウッチーも山頂に到着。(6:37)
▼山頂で写真を撮るワタシ。(7:08)
▼常念岳から眺める穂高連峰は、いつ見ても素晴らしい!(7:08)
ゲイターやアイゼンを付けて準備している間に、一段と寒くなってきた。
天気はやはり下り坂。それも、思ったより早めに下る気配??
前穂高岳や槍ヶ岳は白く霞んで雪が降っているようだし・・・。
最初の計画では蝶ヶ岳まで行くつもりだったが、この寒さで3時間の歩きは楽しくないので、みんなで協議して、常念乗越に戻って、一ノ沢を下るピストンに変更した。
7:10 下り始め(山頂には43分)。
▼山頂からの下り、左の雪庇が大迫力。(7:17)
▼槍ヶ岳には雪が降っている??(7:24)
途中、私の右前方からゲロゲロと雷鳥の鳴き声が聞こえて、後方のオクサンに「雷鳥がいるね!」って声を掛けた途端、バタバタと目の前を、左後方へ向かって雷鳥のつがいが羽ばたいていった。若い頃、この時期恒例の前穂高北尾根で、壁や岩稜を攻めている時にこんな光景が何度もあったっけか。
雷鳥がゲロゲロ鳴いて飛び回っている時は、いつも天気が下り坂。雨・雪の前兆です。私の経験上では・・・。
▼常念乗越までもう少し。(8:03)
8:14 常念乗越
常念小屋の前のベンチで30分ぐらい休憩。
▼常念小屋の前で。昨日の暖かさが嘘みたい。(8:25)
▼この眺めも、ここで見納め。(8:46)
8:49 常念乗越から下り始め。
楽しい雪渓下りの始まりです。
登りは辛かった雪の急斜面も、下りはちょっとスリスがある楽しい歩き。
ストックはしまって、ピッケルとアイゼンで気持ちよく。。。
▼雪の斜面に座って小休止(9:02)
▼眺めも良くて、気持ち良い下り。(9:10)
▼ヨーコさんは安全第一で、ウッチーにロープで確保されながら・・・(9:19)
私は途中からわざと走って降りてみた。
昔・若い頃の感覚を思い出したくて・・・。
山岳会の春合宿で、雪のザイテンの下りを、当時の山岳会同期で何度も競争しながら涸沢のテン場へ駆け下りたのだが・・・。私は何度頑張っても10分を切ることが出来なくて12分くらいだった。一番早かったのは前年にヒマラヤにも行っていたO田君でなんと8分!!そのO田君は結婚して山を止めて・・・いま自分が愛用しているピッケルは彼から譲り受けたものだ。
▼傾斜が緩くなってみんなの足も早くなる。(9:38)
9:57 雪渓の終端で休憩。15分(10:12まで)
11:00 王滝ベンチで休憩。16分(11:16まで)
11:57 一ノ沢登山口に着いた。
▼一ノ沢登で休憩(12:04)
花を見ながら林道歩きして、12:26 駐車場に戻った。
楽しい山歩きだった。
ウッチーの車でまずは三股へ。
我が家の車に戻って、次はみんなで温泉へ。
ほりでーゆ~四季の郷 に行ってみた。
ここは私はニ度目ですが・・・露天風呂から常念岳が見えるんですね。
前回は雨で何も見えなかったので。。。
風呂から上がった所で雨が本降りになってきた。
帰りは小仏トンネル渋滞が12km。
平日と言ってもやっぱり5月連休の最中なのですね・・・。
自宅に着いたのは20時だった。
世間が休みの日は、我が家は基本仕事。
もちろんそれが望みなのですが・・・f^_^;
しかし、今年は連休ど真ん中の5/1と5/2が平日なので休みになってしまった。
さて、どこ行くか・・・
やっぱりどこも混んでるだろうな・・・
2日間では穂高岳は厳しいし、せめて穂高の眺めだけでも・・・ってなると、やっぱり常念岳か?? そういえば、この時期の一ノ沢は雪で埋まって「雪渓登りが面白い」って聞いたことがある、行ってみるかな???
そんな話をジムでしたら、お馴染みウッチーとヨーコさんも参加となった。
泊まりは、我が家お気に入りの常念小屋。
過去に泊まった小屋で一番お気に入りです(理由は追々と・・・)。
天気予報は、残念ながら5/2が午後から雨っぽいですが、5/1は快晴予報。
作成した登山計画書は、一ノ沢から常念岳~蝶ヶ岳~三股ですが、2日目は雨予報なので、状況次第で前常念岳から下るかな?それとも一ノ沢ピストンか??無理はせず、あくまでお気軽山行を目指します。
**************
前夜(4/30)、仕事が終わって速攻帰宅。
シャワー浴びて・・・荷物積み込みなどの事前準備は昨日終わってる。
19:36 自宅出発。
20:38 圏央道・厚木PAで晩ごはん。
天ぷら蕎麦を食べたけど、大混雑でちょっとうんざり。
その後はノンストップで中央道をひた走り・・・
22:55 梓川SAに着いた。
ウッチー達との待ち合わせ場所です。
彼らの車の前に停めて、我が家も車中泊の準備。
23:30頃、我が家も就寝した。
**************
4:20 起床
快晴。横通岳~常念岳~蝶ヶ岳~大滝山の峰々が綺麗に見渡せる。
雲ひとつ無い。
4:53 梓川SAを出発。
安曇野ICを降りて、まずは三股を目指します。
▼正面に常念岳。(5:00)
今回は車2台なので、三股とヒエ平の双方の登山口に車を置きます。
まずは2台で三股へ。
我が家の車を置いて、ウッチーの車に乗り換えて4人でヒエ平へ。
6:10 ヒエ平の駐車場に着いた。
6:35 歩き始め。
▼まずは退屈な林道歩き。常念岳が遥か遠い。(6:47)
▼一ノ沢登山口に着いた。(6:53)
6:53 一ノ沢登山口。
事前にPCで作った登山計画書を提出、8分休憩。
このルートは数年前の秋に歩いたことがあるが、最初の2時間はうんざりする沢沿いの道。冬用登山靴では歩きにくい。
7:54 休憩16分(8:08まで)。
▼途中の渡渉(8:11)
8:12 王滝ベンチを通過。
雪が徐々に増えてきた。
▼樹間の道だが残雪が増えてきた。(8:48)
9:05 休憩25分(9:30まで)。
ここからはずっと雪上歩き。
気温が上がって暑い。汗が吹き出る。
雪もクサって歩きにくい。
▼目指すのは正面ではなくて右の沢。(9:35)
▼長い雪渓歩きの始まり。(9:53)
▼下山していくパーティー。(9:56)
▼長く続く雪渓。(10:07)
▼胸突き八丁の急階段は雪渓で半分埋まってる。(10:14)
▼いいかげん疲れてきた。(10:17)
胸突き八丁から水場を越えて、いい加減疲れて先を見ると、更に急な雪面が・・・
苦しそうに登っている人達が見える。
▼遠くに見える急な雪渓。(10:56)
最後の長い急登はホントに辛かった。
暑くて汗もだくだく。
▼遠く下に夏道(高巻き)が見える。(11:02)
▼登っても登っても先が見えない。バテバテ。(11:21)
▼やっと稜線が見えてきた。(11:35)
11:37 急斜面の途中だけど、もう足が動かない。
バケツを掘って休憩、15分(11:52まで)。
こんなにバテたの久しぶり。
▼辛そうに登ってくるヨーコさんとウッチー。(11:42)
▼やっと最後のトラバース。(12:08)
12:10 常念乗越に到着。
雪渓はもう十分堪能しました。f^_^;
疲れてヘトヘト。
▼常念乗越。槍ヶ岳の眺めが素晴らしい!(12:12)
▼ウッチー、ヨーコさんもお疲れ様でした。(12:19)
今日、晴れのうちに常念岳の頂上にも行っておこうか?って思ってたけど、雪渓の辛さにすっかり打ちのめされて断念、ビールで乾杯です。
ウッチーのおごり、ご馳走様でした。m(_ _)m
▼いきなりビールで乾杯。(12:29)
日差しも気持ちよくて、1時間半ぐらい外のベンチで雑談。
私は疲れと眠気で辛くなり、途中からしばらく横になって昼寝した。
▼常念小屋の入り口は雪のトンネル。(14:07)
14:10 小屋の受付。
今回も私達グループで一部屋貸し切りにしてくれた。
常念小屋は、混んで相部屋にせざるを得ないかぎりは、グループごとに個室を割り当ててくれる。前回はオクサンと2人だけで一部屋貸し切りだったし・・・。
スタッフさんもみんな親切でとても居心地が良い山小屋です。
▼部屋に荷物を置いて、こんどはテラスで休憩。(14:23)
18:00 小屋の夕食。
食後は、小屋オリジナルのTシャツ買ったり(オクサンが)、ストーブの前でお茶飲みながら雑談したり・・・。
20:00 就寝した。
山岳会の頃の楽しかった思い出が沢山詰まった場所です。
思い返すと・・・山岳会に入って最初の合宿(GW)が穂高で、初めて使うピッケル・アイゼン(しかも借り物)を使って登ったのが北穂高岳・東稜で、その翌日に登ったのが前穂高岳・北尾根だった(笑)。どちらもリードして下さったのは当時のチーフリーダーの井関さん。あれは最高の登山経験だった。とても感謝です。
そして翌年の5月連休(GW)は、同期のパートナー太田さんと入会2年目同士でザイルを組んで屏風岩雲稜ルートを登り、そのまま北尾根を登ってパチンコ登攀。しかし、前穂高岳東壁で先行パーティーのぐずつきのせいで停滞と雪崩連発をくらって撤退したっけか・・・。
太田さんとは更に翌年、4峰正面壁の松高ルートを登ったり(冬用登山靴+ザック付きでオールフリー達成だっけか?)そのまま北尾根~前穗高~奥穂高岳へ周回したり・・・。
最後の北尾根は、大谷先輩とGW前(4月中旬)から入って屏風岩東稜~北尾根(4峰正面壁・前穂高岳東壁)~滝谷のパチンコ計画だったが、季節外の大積雪でラッセル地獄と吹雪・雨に阻まれて悲惨な目に遭い、間違って5峰壁を登ったり・・・体力が尽きて4・5のコルから雪壁を転がるように落ちながら敗退した。私のアルパイン経験で最も過酷な経験の1つとなった。
それ以外にも山岳会時代の思い出が溢れる北尾根。
だけど、無雪期に登ったことは1回もない(笑)
今回が初めてなのですごく楽しみです。
メンバーは我が家と、ビックロック仲間のKすけさん。
以前から一緒に行こうって話していたウッチーは今回は休みが合わず、残念ながら不参加。3人の変則パーティでの登攀です。
*******
3:10 起床。
布団をテキトーに畳んで、荷物を持って小屋の外へ。
トイレ、洗顔、ストレッチをして・・・
3:44 歩き始め。
ヘッドランプの明かりを頼りに、昨日確認しておいたアプローチを登る。
見上げる空に雲は無い!
星明かりで尾根が見渡せる!!
雪山独特の、美しい胸に迫る景色だ。
昔はこれを何度も見ていた。また見れて嬉しい!!
▼涸沢ヒュッテで、さあ!出発です!!(3:44)
暗いとガラ場が歩きにくい。
LEDヘッドランプは確かに明るいが、光の直進性が強いためか?自然光と違って遠近感がつかみにくくて、特に足元のこまかい凹凸が判別つきにくい。頻繁にバランスを崩しがちになる。
歩くにつれて傾斜も急になってきて辛い。
4:28 休憩、16分(4:44まで)。
風が強くて冷たい。
カッパを着込む。
5・6のコルまでの登りがとても辛い。
すぐ先のような雰囲気なのだが、登っても登っても近づかない。
振り返ると涸沢ヒュッテはどんどん足元遠くになっていくのに・・・辛い。
だいぶ下から後続パーティが1組登ってきている。
時間にして30分ぐらいの差か? でも早そうなので追いついてくるかな??
5:15 5・6のコルに到着した。
テントが1張りある。2人組パーティ。
昨夜は非常に風が強かったそうだ。
ようやっとアプローチが終わって、ここからが今日のお楽しみ始まりです。
ハーネスなども装着、必要に応じていつでもすぐアンザイレン出来るようにね。
朝焼けが始まって美しい。
▼朝焼けが美しい。中央やや右に富士山も見える。(5:23)
5:43 5峰へ向けて歩き始め。
歩き始めてすぐ、振り返ると、後続パーティが5・6のコルに到着していた。
その下には後続のヘッドランプは無いので、今日の北尾根は我が家と、テントの2人と、涸沢から登ってきた関西夫婦の3パーティのようですね。。。
5峰の登りは、ちょっと悪めの一般登山道程度。
でもすでにだいぶ疲れていて(笑)、意外に辛い。
▼5峰へ登る途中で日が出てきた。(5:53)
5:50 頃からモルゲンロートが始まりだした。美しい。
槍ヶ岳も見えるが、雲がかかり始めている。
慌てて写真を撮ったが、案の定、この後は終始、槍ヶ岳周辺は雲の中で見えなくなった。
▼北穂高岳のモルゲンロート。その右奥に槍ヶ岳が見える。(5:53)
6:11 5峰の頂上を通過。
後続の関西パーティが追いついてきたので、先を譲ろうとしたが、「オクサンのトレーニングなので?」って理由で、終始、私たちを先行させてくれた。
私としては初見で登れるので嬉しいけど(初見って言ってもバッチリ下調べはしてるけど)、後ろから追い立てられるプレッシャーは嫌いです。
でもその後も、私達が休憩すると少し手前で休憩してくれたり、良い感じで間を置いてくれたので気持ちよく登ることが出来た。
▼5峰の頂上で。背景は4峰と3峰。威圧的に立ちはだかる。(6:11)
▼5峰の頂上で。右奥は常念岳、中央は表銀座。(6:11)
6:20 4・5のコルで、ちょっとだけザックを降ろして水を飲む。5分程度ロス。
足元の大きな岩がすごい勢いで崩れていった。轟音が涸沢にこだまする。
後続の関西パーティから、「ボロボロでしょう~!?」って声がかかった。
本当ににボロボロです。要注意です。
▼左から奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳。(6:23)
4峰はライン選びがキーになる。
ヘタなラインで登ると行き詰まってロープを出す羽目になるし、ここでロープを出ことになると、所要時間に激しく影響する。
いったん涸沢側のボロい斜面を上って、悪くなりそうな所で稜線へ出て大岩へ。大岩を左に回り込んで、ここからが分かり難い。ようく見ながら稜線に上がるラインを探していく。ちょっとだけ迷ったけど、ほぼロス無く最適ライン(たぶん)を登ることが出来た。
▼4峰の登り、大岩のちょっと下あたり。(6:39)
6:59 4峰の頂上を通過。
正面の3峰の威圧感がすごい。
あれを登るのか!って楽しみです。
▼4峰の頂上で。左は3峰、右は奥穂高岳。(6:59)
▼3峰。3・4のコルへ降りる途中から眺める。(7:05)
7:07 3・4のコル、13分休憩(7:20まで)。
3峰は北尾根で一番楽しい登りです。
コルから少し登って、ビレイ点でアンザイレン。
私がリードで、オクサンとKすけさんがフォロー。
7:30 最初のビレイ点から登攀開始。
1P目はビレイ点を左に回り込んですぐ直上。
Ⅲ~Ⅳ級程度? 気持ち良い登り。
2つの大きな凹角の少し手前のビレイ点で終了。
▼3峰、1P目をフォローするKすけさん。(7:43)
2P目は・・・どこで切るか微妙だった。
一般的には凹角のすぐ上で切っているようだが、まだ20m程度しか出してないし、ビレイしにくそうな場所だったので通過した。凹角の左上のフェースも登って、標準の2P+3Pって感じ??
気に入るビレイ点が無かったので、チョックストーンの残置スリングとキャメロンを使ってビレイ点を自作して終了した。
この次は、ロープ無しでも問題なさそうなので、ロープをしまって登る。
3峰の最後の辺りかな?右上に回り込んで露岩を登る部分がちょっと気持ち悪いので、念のためワンポイントでロープを出して、またしまって歩く。
▼ビレイ中の私。右奥の西穂高岳がだいぶ低く見える。(8:38)
▼2峰への登り。涸沢はもう遥か左下。ずいぶん登った、頂上はもうすぐ。(8:45)
さらに狭い岩尾根を登りきると視界が開けて・・・
目の前はもう前穂高岳の山頂!!
本峰・2峰のコルは安全第一で懸垂下降した。
▼2峰の懸垂下降中の私。(8:56)
▼2峰を懸垂下降中の後続パーティ。(9:05)
最後の登りはもうホンのちょっと。
振り返ると眺めが素晴らしい。
遥か足元の涸沢と、右にそびえ立つ奥穂高!
9:07 前穂高岳(標高3,090m)山頂に到着した!!
天気も申し分なし!
最高に楽しい登りだった!!
▼最後の登りが終わってオクサンも山頂に到着。(9:07)
▼山頂で、3人で記念撮影。(9:15)
5・6のコルからの所要時間は、休憩込みで3時間24分だった。
ロープを出したのは2P+ワンポイント。
なかなか上出来だったと思う。
あとはもう岳沢へ下るだけ。
山頂で長時間休憩することにした。69分(10:16まで)。
お弁当を食べたり、順次上がってきた後続2パーティと話をしたり・・・
槍ヶ岳~劔・立山は雲で見えないが、展望も素晴らしい。
「次はジャンダルムかな?」とか「明神岳も登りたいね」とか話したり・・・
▼登ってきた北尾根を見下ろす。(10:13)
▼明神岳、その向こうは霞沢岳。(10:14)
▼岳沢方面。焼岳、乗鞍・・・(10:23)
▼奥穂高岳と吊尾根。(10:31)
下りはなんと、Kすけさんが、ロープ2本と3人分の登攀具、オクサンの荷物を持ってくれるとのこと。膝やあちこちが弱い我が家には有り難いことです。m(_ _)m
噂に名高い重太郎新道の激下り、ほぼ空身でラクをさせて頂きました。
10:47 紀美子平
風が強い。
レインウェアでは暑すぎるので素手のウィンドブレーカーを着て、ひたすら下る。
▼重太郎新道。ちょっと面白いタイミングのハシゴです。(10:56)
10:59 雷鳥広場
▼岳沢へ向かってガンガン下る。(11:40)
11:26 休憩14分(11:40まで)。
下るにつれて、紅葉が素晴らしい。
▼明神が遥か右上、ずいぶん下ったが、まだまだ下る。(11:59)
▼西穂高岳、赤岩岳、間ノ岳、天狗のコル・・・(11:59)
12:00 カモシカの立場
長い鉄梯子から最後の急下りが終わると、岳沢小屋がもうすぐ。
▼岳沢のテント場は紅葉が素晴らしい。(12:41)
12:44 岳沢小屋。休憩46分(13:30まで)。
生ビールを楽しみにしていたKすけさんは、無いと知ってすごくガッカリ(笑)
仕方なく、2人で350ml缶で乾杯!!
▼ビールで乾杯。(12:51)
岳沢小屋は満員の札が立っていた。
見ると外人ばかり??
すごい紅葉だし、外人にも人気なのでしょうね。。。
岳沢小屋からは緩やかな歩きやすい道。
何度も外人グループとすれ違う。(みんな岳沢小屋泊まりかな?)
14:15 お腹が空いて15分休憩。
15:01 登山口に着いた。
▼木道で。(15:05)
15:18 河童橋。
15:36 上高地バスターミナル。
シャトルバスがなかなか来なくて待ちぼうけ。
待っている時に、昨夜いろいろ会話した隣部屋のおば様グループに合った。
16:28 さわんど、足湯公園に帰還した。
▼バスを降りて、正面が足湯公園。(16:28)
帰りの高速は渋滞もなく、21時に自宅に着いた。
楽しい山行だった。
春以来、何度も何度も計画を立てながら・・・
その度に有り得ない位、雨予報に阻まれて中止になり続けていた前穂・北尾根。
だけど、ようやく今度こそは!?って感じです!!
天気予報も快晴ではないが、雨は無さそう。
メンバーは我が家と、ビックロック仲間のKすけさん。
このチャンスを逃したら今年はもう無さそうだし・・・とても楽しみです。
前夜、20:50 Kすけさんが我が家に迎えに来て、ハイエースで出発!!
0:28 さわんどバスターミナル
車中泊準備をしたが、バスターミナルのトイレが夜間閉鎖で使えないため、足湯公園の駐車場へ移動した。
*******
5:00 起床
洗面、出発準備。
持っていくクライミングギアの調整をしてパッキング。
5:48 バスターミナルに向かう。
「始発は間に合わないね」って言いながらバスターミナルに着いたら、ちょうどタクシーの人数合わせで3人分呼び込みしていて便乗できた。料金も840円とバスより安く済んでラッキー。
6:15 上高地バスターミナル着。
登山届を書いて、トイレして・・・一休み。
6:42 歩き始め。
今日は涸沢ヒュッテまで。
休み休み、風景を楽しみながらノンビリ歩くつもりです。
▼河童橋。穂高連峰は雲の中です。(6:47)
6:47 河童橋を通過。
7:37 明神館前のベンチで休憩、14分(7:51まで)。
小梨平から徳沢園までは猿が多くて、歩道は猿のフンだらけ。
踏まないように注意しながら歩くが・・・
近年、猿が増えているのかなぁ?こんなにいたっけ??
夏は3,000m近くの稜線でも猿の群れを見ることがあるが、鹿の食害と同様、猿の食害や生態系への影響って無いのかなぁ?だいぶ不思議に感じます。
▼猿が多い。猿害が心配。(7:30)
空は概ね晴れているが雲が多く、いつも太陽の方角に雲がかかり続けていて肌寒い。
晩秋の雰囲気です。
標高2,800m以上は雲に覆われていて見えない。
8:35 徳沢園。トイレ前の広場で休憩、17分(8:52まで)。
9:50 横尾。横尾大橋の前のベンチで休憩、29分(10:19まで)。
▼横尾大橋で。北尾根は4峰から上は雲に覆われている。(10:18)
横尾から先は風景の季節感がどんどん変わってきて面白い。
屏風岩を見ながら、あれが雲稜ルート、東稜ルート・・・って解説。
アプローチの斜面が紅葉して黄色い絨毯になっている。美しい。
▼屏風岩。機会があればまた登りたいなぁ。(10:43)
▼対岸、屏風岩方面の紅葉が美しく、立ち止まって見惚れてしまう。(11:09)
11:19 本谷橋で休憩、19分(11:38まで)。
本谷橋か急登が始まるが、最初の急登が一段落して、涸沢に回り込み始めると・・・紅葉が素晴らしい!!
立ち止まっては紅葉を眺めて写真を撮って・・・。
▼涸沢カールを目指す。紅葉が美しい。(12:13)
12:32 休憩、15分(12:47まで)。
ハイカーがすごく多い。
連休も終わって平日なのに・・・団体さんもいる。
今日は涸沢ヒュッテ泊まりだが、混みそうだなぁ・・・って心配。
13:21 涸沢ヒュッテに到着。
さっそく受付するが・・・残念ながら、1つの布団で2人の激混みでした。
▼涸沢ヒュッテに到着。連休明けなのに激混みです。(13:22)
部屋に行って布団を確保して、荷物を置いて・・・
まだこれから一仕事ある・・・
明日登る予定の北尾根、3:30出発で、5・6のコルまでは真っ暗闇の中の登りなので、事前に迷わないようにアプローチを確認しなければならない。
山小屋の新館が割当たったのだが、なんとその出入り口の前が、5・6のコルへ向かうアプローチになっている。(^^♪
ヘリポートを通り抜けて、ガラ場がちょっと不明瞭だが、めんどくさいので雪渓に降りて、雪渓を最後まで詰めてアプローチを確認。けっこうな登りだ。
左の斜面に入って、踏み跡を確認しながら涸沢ヒュッテへ降りてきた。
随所にケルンがあって、踏み跡も明瞭ですね。
迷うことは無さそうです。
▼雪渓を詰めてアプローチを確認中。(14:08)
小屋に戻って、隣部屋のおば様たちと話しして・・・
オクサンは寝不足がやはり良くなかったようで高度障害が出て頭痛の様子。
17:30 夕食。
夕食は・・・正直言って値段的にはだいぶ貧相に感じるのですが、場所も場所だし、毎日大量の人数をこなさなければならないし、これで上々と言うべきなのでしょうね。。。
不服なら自炊しろって話なので(今回は軽量化のためにバーナーも持ってきていない)。
おかずは重いものが多かったので、オクサンは全く食べられず。
Kすけさんが食べてくれた(笑)
▼涸沢ヒュッテの夕食。2,000円(宿泊者以外は2,500円)です。(17:34)
食後は出発準備。
起きたらすぐに出られるように、水筒(ペットボトル)に水を充填して、パッキングも完全に済ませてから就寝の準備。
19:00頃、就寝。
人数が多いので小屋が非常にうるさい。
特に相部屋の夫婦の男性が、山ヤではない様子でマナーがとても悪い。
消灯後の深夜もドカドカ動き回ったり、通常のボリュームの声で話していたり、スマホのアラームを12時にセットしていたらしく深夜に音楽が!!しかもその停止方法が分からなくて大声で逆ギレしているし・・・その度に目が覚めて非常に迷惑だった。真隣だったKすけさんも寝られずにサンザンだったようだ。
小屋も暑くて、私もあまり熟睡が出来ず・・・(-_-;)
涸沢ヒュッテは紅葉だけ見に来る一般客も多いし、混雑時期だし、しかたないですね。。。
4:00 起床。
4:45 駐車場を出発。
今回の行程は、登山地図上ではとても長い(上り7時間半・下り6時間弱)。
もう少し早く出たほうがよいか悩ましいが・・・
しかしアルプスのコースタイムは近年、非常にユルく設定されているので地図のコースタイムは全く基準にならないのが現実だ。
昨年1人で歩いたときの実績でも、上りは休憩込みで4時間32分だった。
なので、この時間に出発しても16時には下山できるだろうって考えです。。。
天気予報は「終日快晴で暑い!」ですが・・・
ヤマテンによれば、「山は午後から雲が激しく湧いて雨、雷雨の可能性もあり」ってなっている。午前中勝負になりそうだ!
11:00までに山頂着を目指して頑張ろう!!
5:00 三股の登山指導所。
登山届を出して、サンドイッチを食べる。
▼三股の登山指導所。登山届を提出して朝ごはん。(5:03)
5:08 歩き始め。
このコースは、いきなり急登から始まります。
それも容赦なく、ひたすら眺めのない樹林帯の中を登り続けます。
じつにつまらない、木の根が多く歩きにくい、滅入ってくるような登り。
汗も吹き出る。
先行者はいないらしく、蜘蛛の巣が何度も顔にかかって煩わしい。
6:06 コース脇にシートを敷いて休憩(18分)。
休憩後も眺めのない樹林帯の急登は延々と続く。
途中、熊のフンがコース上にあった。いるんですね。。。
残雪が徐々に現れ始めた。
この時期の残雪はタチが悪い。
グズグズで乗ろうとすると踏み抜くし・・・。
▼樹林帯の急登。クサった雪が頻繁に出てきて歩きにくい。(7:19)
コースタイムでは3時間半となっている樹林帯の急登。
やっと、支尾根上の平坦地に出て一段落。
▼長い急登をやっと抜けて一段落。いちめんの残雪。(7:29)
7:33 残雪の切れ目を見つけて、シートを敷いて2回めの休憩(15分)。
樹林帯はまだまだ続く。
本格的に残雪が増えて、非常に歩きにくい。
急登で頻繁に出てくる厚い残雪がズルズルで踏み抜きばかり。
この1~2日、このコースを歩いた人がいないのかな?
踏み跡がほとんど溶けてうっすらだし、
そして見事にグズグズで踏み抜きまくり。
このあと常念岳直下の主尾根に合流するまでずっとそんな歩きだった。
8:29 ようやく森林限界を越えて、ハシゴポイント。
ここからは眺めが良くて快適な岩場の急登に変わります。
▼やっと森林限界を抜けて、眺めのよい登りになる。前常念岳が見える。(8:29)
主尾根の向こうから穂高連峰が見えだして、登るに連れてその雄姿も大きくなる。
足元の高度感も素晴らしい。
ここの登りは本当に楽しい ♪
8:46 大岩の上で休憩。24分。
楽しい岩場の急登がさらに続き・・・
▼前常念岳への岩場の急登の途中で休憩。尾根の向こうに穂高連峰。(9:00)
▼前常念岳への岩場の急登。眺め、高度感が素晴らしい。(9:45)
▼前常念岳の石室に着いた。小屋の中も覗いてみた。(9:52)
9:56 前常念岳(標高2661.8m)に到着。
キリが良いので休憩(16分)。
ここから常念岳への吊尾根は、大岩が多くて夏でも歩きにくい。
オマケに所々、厄介なクサレ雪。
オクサンがだいぶバテ始めてペースが落ちてきた。。。
▼常念乗越への廃道との分岐点。廃道の注意看板。(10:26)
雲と霧があちこちから湧き始めている。
予報より早く崩れる可能性がありそうだ。
意外に長いこの吊尾根、急いで抜けたいところだが・・・。
▼常念岳へのクサレ雪の登り、辛そうに登るオクサン。(10:51)
10:00 ちょうど、主尾根に合流。
槍ヶ岳が美しい。
今年は雪がやっぱり多いんですね。槍方面は雪だらけ。
▼主尾根ルートに合流した! 槍ヶ岳がきれいに見える。(11:01)
11:12 常念岳(標高2,857m)山頂に到着した。
何度来ても素晴らしい眺め。
天気もまだセーフ、360度の大展望だ。
立山連峰、穂高連峰、乗鞍、御嶽山、松本方面も・・・。
▼常念岳(標高2,857m)山頂で、穂高連峰を背景に。(11:17)
▼霞沢岳と乗鞍岳。左の遠くに御嶽山。(11:24)
頂上には女性2人パーティのみ、珍しくすごく静かだ。
穂高側へ少し降りて、ザックを降ろして休憩した。
▼常念岳頂上で。穂高連峰を背景に。(11:45)
5月連休明けの(我が家の)3連休で登るはずだった前穂高岳北尾根を眺めながら、
「悔しいから夏にでもやりに行くか!」ってオクサンと話しながら・・・
ふっと、後ろを見たら、すごい勢いで積乱雲が上がり始めている!!
尾根のあちこちからも、まるで火山の噴煙のような雲が!!
ヤバイ!早く下り始めないと・・・。
▼まるで噴煙のように湧き上がる雲。(11:46)
11:46 下山開始。山頂にいたのは計34分。
もっとゆっくりしたいところだったが・・・
このまま雲が湧き続けて雷雨になったら最悪なのでしかたない。
前常念岳への吊尾根では、あちこちで雷鳥のつがいに遭遇した。
近くに寄ってもあまり逃げない。
でも残念ながら、こちらをなかなか向いてくれないんですよね(当たり前か)。
写真を撮りまくったが、後ろ姿ばかり。
シツコク追い回して、何とか数枚正面写真を撮れた。
▼足元に雷鳥。あちこちで雷鳥に合いまくり。(11:58)
▼雷鳥のつがい。メスは夏毛なので分かりにくい。(11:59)
▼常念岳を背景に。雪稜を下るオクサン。(12:03)
▼前常念への吊尾根で。スズメ岩?(12:22)
▼岩の上で被写体になってくれた雷鳥。(12:42)
12:47 前常念岳。25分休憩。
長い急下りに備えて、膝サポーターを装着した。
岩場の急下りをガンガン下って・・・
穂高の眺めともサヨナラして・・・
ふと振り返ると、天気はすっかり回復して、また青空になっている。
ヤマテン当たらない (-_-)
▼岩場の急下りは終わったけど、ここからまだ長い。(13:50)
ハシゴポイントを通過して・・・
樹林帯の急下りの手前まで一気に行きたかったが・・・
オクサンが疲労の限界??
14:35 シートを敷いて、休憩13分。
オクサンのザックの中身を殆ど私のザックに移して・・・
励ましながら、また樹林帯を下る。
雪の踏み抜きがうざい。
15:55 休憩10分。
持参した水をすべて飲みきってしまった。
今回だいぶ多めに水を背負ったのだが、予想外の消費量に驚き。
16:43 三股の登山指導所に到着した。
▼登山口へ帰還。(16:43)
▼疲れてヨタヨタ歩きのオクサン。駐車場までもうすぐ。(16:54)
16:55 駐車場に帰還。
今回の行程は、私にはだいぶ余裕があったけど、久しぶりの長丁場歩きになるオクサンにはだいぶ辛かったかな?? なんだかんだで、昨日の太刀岡山クライミングの疲れもあるはずだしね。。。お疲れ様でした。m(_ _)m
今回はいろいろと微妙な部分もあって、強行な面もあったけど・・・
概ね快晴で眺めも楽しめて、よい山行になった。。。
いつもはこの後、温泉だけど・・・
私は下りで靴の紐締め・当りが悪かったようで、足首を少し痛めてしまったみたい。
温泉で腫れが出てしまうといけないので(再来週の谷川・一ノ倉に差し支えてしまう)、今日は温泉は無しで自宅に直帰することにした。
帰りの高速は順調。
八王子から工事渋滞があるので、外環道~海老名回りで青葉ICへ。
自宅に21時に着いた。
*************
西穂山荘の夜は暖かかった。
夜中も1階レストハウスのストーブが点けられていて夜中の冷え込みは全くなく、冷え込むと思って厚着していた私は暑くて逆になかなか眠れなかった。
今年2回泊まった赤岳鉱泉では逆に消灯後の冷え込みが激しくて、枕元のペットボトルの水が氷ったくらいだったので、見事に対照的だ。
起床後の自炊も寒くなくて快適。宿泊者に優しい山荘ですね。
*************
4:30 起床。
レストハウスに下りると、すでに出発仕度の登山者が4~5人。早いですね。
我が家は6:30までの出発を目標にしている 。
行動用のお茶を作ったあと、フリーズドライの雑炊とサンドイッチで簡単に朝食。
この時間でも暖房が効いていてレストハウスが暖かいのがありがたい。
▼早い朝食。すでに数人出発していった。(4:59)
6:00 私達が片付け終わったのとほぼ同時に、山荘の朝食時間。
我が家はパッキングをして出発準備。
6:20 小屋外でアイゼンを装着して準備完了、出発です!!
待望の快晴!!
▼御嶽山を背に出発! 西穂山荘前で。(6:22)
独標まではアップなので、ペースをなるべく抑えて、汗をかかないように注意して歩く。
登り始め西穂高がチラッと見えたが、すぐ手前のピークに隠れて見えなくなる。
6:41 丸山。
笠ヶ岳が美しい。
写真だけ撮って通過。
▼丸山。笠ヶ岳(標高2,898m)を背景に。(6:41)
丸山から独標の少し前までも緩やかな雪面の登り。
この区間はポールが立っていない。もしも帰りにホワイトアウトしたら迷う可能性がありそうなので、地形を頭に入れながら登る。
風が強くなりだした。
場所によっては激しく吹き晒して寒い。
▼西穂高岳は遠く見えない。白い顕著なピークはピラミッドピーク(8峰)。(7:08)
尾根が狭くなって、岩が出てきたら独標(11峰)が目の前に立ちはだかる。
近くで見ると独標は意外に小さい。
7:22 独標(11峰)の目の前のコル。
休憩20分。
お茶を飲んで・・・ストックをしまって、ここからはピッケル。
ロープも出してアンザイレン。
ここから先は事故多発地帯です。
オクサンの能力なら全く問題ないはずですが、安全第一でガイドコンテで登ります。
昨夜いろいろお話した関西ペアが追いついてきて、少しお話しした。
▼独標(11峰)が目の前。間近に見ると小さい。(7:42)
7:49 独標(11峰)(標高2,701m)に到着。
笠ヶ岳を背に写真だけ撮って通過。
▼独標(11峰)に着いた。笠ヶ岳を背景に。(7:50)
独標(11峰)の下りは怖いとの話しだったが・・・普通の下り。
むしろ、その次のピーク(10峰)の下りが、雪が脆くて信州側に踏み抜きそうで気持ちが悪かった。私が滑落するとオクサンと心中になってしまうので(笑)慎重に降りた。
▼ピラミッドピーク(8峰)への登り。独標がだいぶ下になった。(8:11)
8:19 ピラミッドピーク(8峰、標高2,740m)到着。
少しペースを上げたので疲れた。
10分休憩。
脱水気味なのでお茶と水で水分補給。
ザックの中に入れたペットボトルの水がシャーベットになっていて飲みにくい。
▼ピラミッドピーク(8峰)で。西穂高岳山頂がようやく射程に入った!(8:19)
ピラミッドピーク(8峰)からはトラバースが多い。
左の飛騨側は大きく切れ込んでいて、高度感タップリ。
クラストして硬い雪面と、脆い雪面が交互に出てくる。
西穂高岳頂上ピークがなかなか近づかない。
辛い。。。
4峰(チャンピオンピーク)を越えて後発の2パーティが追いつき、抜いてもらう。
3峰のトラバース前で下山中の先発パーティとすれ違う。
あともう少し・・・。
頂上直下の凹角状の急斜面を登って、最後の雪面・・・。
標柱の頭が見えだして、奥穂高岳が正面に!!!
9:16 西穂高岳(標高2,909)山頂に到着!
最高の展望!
もちろん雲1つない快晴!
▼西穂高岳・頂上に到着!!(9:17)
折り返しリミットを10時に設定していたが、予想外に早く着いて嬉しい。
眺めも天気も最高だし、申し分なし。
とても嬉しい。♪♪
山頂は狭いけど、しばらく留まって眺めを満喫。
▼登ってきた尾根を見下ろす。ピラミッドピーク(8峰)が遥か下。(9:19)
▼奥穂高岳(標高3,190m)と吊尾根~前穂高岳。(9:22)
▼吊尾根と前穂高岳(標高3,090m)(9:22)
左右の谷を見下ろすと・・・うっすらガスと雲が湧き始めてきた。
そろそろ下山のタイミングか。。。。
せっかく頂上に登って名残り惜しいけど、いつまでもいるわけにはいかない。
居合わせたソロの登山者にツーショット写真を撮ってもらって下山開始。
山頂では結局、21分休憩。
▼奥穂高岳・吊尾根・前穂高岳をバックに記念撮影。(9:35)
山頂から下り始めてすぐ、飛騨側から一斉に雲が湧き上がってきた。
天気は下り坂だ! 急がないと・・・。
▼山頂からすぐ。正面に御嶽山と焼岳。飛騨側は雲に覆われた。(9:39)
頂上直下の凹角状の急斜面は雪がだいぶユルくてアイゼンの効きが悪いが、左側に岩のガバホールドが多くて、きちんとバランスを取って歩けば問題はない。オクサンも下向きで快調に下っている。
2峰のトラバースの手前で、2パーティのすれ違いを待つ。
まだ50m以上距離があるが、ここは飛騨側へ数百メートルの滑り台になっていて(下写真では緩傾斜に見えるけど)、雪質もあまり良くないので、途中でのすれ違いはお互いに危険なプレッシャーを生むことになってしまう。。。
すれ違ったのは3人のガイドパーティと、お馴染みの関西ペア。
関西ペアはとても元気で賑やか。絶景の頂上に間に合うかな?ガンバ!!
▼2峰のトラバース、登ってくるパーティとすれ違い待ち。(9:51)
3峰を過ぎると時間的・気分的にもう余裕。
立ち止まって谷を見下ろしたり風景眺めたり、写真撮ったり・・・。
「あの雪庇の形すごいね!」とか、「雪面の風紋(シュカブラって言うの?)が面白いね!」とか話しながら・・・
▼4峰(チャンピオンピーク)で。ピラミッドピークはまだ遠い。(10:10)
10:25 6峰前後のコルで15分休憩。
お茶と水を飲んで脱水防止。
10:45 ピラミッドピーク(8峰)を通過。
ここから先へ降りていくと奥穂高岳・前穂高岳の迫力ある姿は見れなくなる。
次はいつかな?
見納めの記念撮影して先に進む。
▼ピラミッドピーク(8峰)。このあたりで西穂高岳も見納め?(10:45)
11:11 独標まで戻った。
13分休憩。
この頃には稜線は完全に ガスに覆われて眺めは全くなし。
ちょうど良いタイミングで登れたね~~ってオクサンと言い合った。
▼独標で、完全にガスの中。西穂山荘まではもう少し。(11:11)
独標を下ったらもう安全地帯。
もうロープを結ぶ必要は全くないが、解く時間が勿体ないのでそのまま一気に下る。
ガスは濃くなり頻繁にホワイトアウト。
11:55 丸山
12:06 西穂山荘に到着した。
▼山荘前の「西穂くん」(12:06)
山荘前は登山者で賑わっていた。
もう連休モードなんですね・・・。
西穂山荘のレストハウスに入って、デポした荷物をザックに詰め直して下山の準備。
ついでに有名な?西穂ラーメンも食べてみた。
▼西穂高岳名物の西穂ラーメン。(12:32)
私たちに遅れて40分後くらい?お馴染みの関西ペアも無事下山。
お互いですが、無事登山おめでとうございます。
小屋でオクサンのストックの先端シャフトが失くなってしまった。
探したが見つからず。何故?どこに行ったのか??
▼西穂山荘前。(13:06)
13:06 ロープウェイ駅へ向かって下山始め。
西穂山荘を出てすぐ急下り、一気に下る。
その後の登り返しが意外に距離があり、疲れた体に堪える。
登り登山者が多くて、すごく頻繁なすれ違い待ちが煩わしい。
今晩の西穂山荘と、明日以降の西穂高岳は大賑わいなのでしょうね。。。
13:52 西穂高口駅に着いた。
14:15発のロープウェイまで少し時間があったので屋上展望台へ行ってみた。
▼西穂高口駅の屋上展望台で。
楽しかった登山も、最後はあっという間にロープウェイで下界へ。
現実に引き戻されて終了です。
▼新穂高センター。ちゃんと下山届も出しました。(14:41)
14:43 登山者用無料駐車場に戻った。
登山の後の温泉は・・・「中崎山荘 奥飛騨の湯」へ行ってみた。
内湯は青い色の素晴らしいお湯。
露天風呂からは笠ヶ岳の眺めも素晴らしい(山頂は雲で見えなかったけど)。
備品にシェービングフォームがあるのも嬉しい。山から降りて、伸びた髭を剃るのに石鹸はいつもつらいので・・・。のんびりお湯に浸かって、風呂上がりに休憩所でよくストレッチしてすっかりリフレッシュ出来た。
帰りの高速は渋滞もなく、自宅に10時頃に着いた。
昨年末以来、遠出の山行では見事に天候に恵まれ続けている。
とてもツイている。
今回も、事前の天気予報ではとても微妙だったにもかかわらず、結果は登ってるときだけ大快晴!。充実したとても素晴らしい山登りになって、嬉しい連休だった。
車のベッドを畳んで・・・
洗顔なども済ませて・・・
フロントガラスが完全に凍結して溶かすのに手間取ったが、4:35走り始め。
松本ICで降りて新穂高を目指す。
さわんど温泉から先は路面も凍結、積雪。
昨夜までにかなりの雪が降ったようだ・・・。
6:25 新穂高の登山者用無料駐車場へ到着。
この駐車場が満車になりやすいって話があり、早めに来たのですが・・・
平日だしこんな天気だし、全然大丈夫でしたね。。。
▼積雪で車もまばらな新穂高の登山者用無料駐車場。(6:53)
新穂高ロープウェイの始発は9:00。
車で待つのは寒いので、新穂高センターで時間つぶし。
暖房が効いていてありがたい。
登山届も書いて投函。
▼新穂高センター。(7:01)
8時過ぎ、ロープウェイ・新穂高温泉駅に行ってみるがまだ開いていない。
入口で待つ。
▼新穂高ロープウェイ・新穂高温泉駅。開門は8:40。(8:19)
開門して2階の割引チケット売り場に一番乗り。
切符を購入していたら、隣のカウンターに来た男性が明白な中国語なまりで「往復チケット200人分」って!
ロープウェイ乗り場はあっという間に中国だらけになってしまった。(笑)
▼ロープウェイ乗り場。中国人観光客だらけ。(8:51)
9:25 新穂高口駅。
9:39 歩き始め。
気温はマイナス8℃。
▼新穂高温泉駅を出て暫くは雪の回廊を歩く。(9:40)
今日の目的地・西穂山荘までは1時間半くらいの距離。
ノーアイゼンで歩くつもりだったが、新雪が意外に深く、傾斜が上がると非常に歩き難くなりアイゼンを装着。
天気は予報に反して悪い。
途中晴れ間が出て、一瞬うっすら稜線が見えたが、すぐまた曇り。。。
10:28 休憩23分。
11:15 西穂山荘に到着した。
▼西穂山荘に到着。今日は小屋泊り。(11:15)
▼山荘前の「西穂くん」(11:17)
小屋で受付して少し休んで・・・
12:44 山荘を出て、丸山まで行ってみた。
風が強くて荒天。ガスが濃く展望は全くなし。時々ホワイトアウト。
▼丸山。ガスで展望全くなし。(13:06)
下りはガイドコンテ(タイトロープ)の練習した。
そもそも私は山岳会の頃にはコンテは使ったことがなく、稜線はいつもノーロープ。本当にヤバイ場所はスタカットだった。しかしオクサンはそういうわけにはいかないので、明日のオクサンの安全対策で何度かテンション・急荷重をかけてもらって感覚を確かめた。
▼西穂山荘前で。(13:36)
山荘に戻って、もつ煮とビール・日本酒を買って前祝い。
「大雪渓」のワンカップを売っていたので思わず注文。
▼暖かい食堂で自炊もOKなのがありがたい。お湯しか沸かさないけど。(14:29)
晩ご飯は17:30から。
オクサンはそれまで少し昼寝。
私は書庫でマンガ本を読んだり・・・
▼西穂山荘の晩ご飯。(17:31)
夕食後、同室の男女(大阪から)としばらくお話し。
山話題やら失敗談やら、私は不本意ながら過去の自慢話??
いろんな話題で楽しかった。
山荘の消灯時間は21時らしいが・・・
20時には布団に入って就寝。
▼20時前の就寝。(19:52)
明日はいよいよ西穂高岳アタックです!
晴れるといいなぁ・・・。
元々は、管理者から有給を消費するように指示があり、「シフト大丈夫なの?」って何度も打診したのだが「申請しろ」の指示だけで、だったら「九州山ツアーに行くか!」って8連休を申請したが・・・なんと!真ん中に3出勤を入れられてしまって、3連休、3出勤、4連休の非常に不条理なシフトになってしまった。
ここに至る経緯も細部に非常に納得が行かないものがあるのだが、決まってしまったものは仕方なく、結局、九州は諦め。行く気満々で本を何冊も買って、帰宅後は毎日ネットでいろいろ調べ物して仕度もかなり進んでいたので落胆が非常に大きい。。。
そんな経緯があり、3月下旬は行き先の決定打がなく悩んでいたのだが・・・
たまたま見た山岳雑誌に西穂高岳の記事があり、オクサンと「西穂高岳へ行きたいね」って話してたのを思い出した。それから数日間の天気概況・天気図を注視して、連休2日目と3日目が微妙に狙える感じと推測。逆に次の4連休はもっと微妙な気配で期待できないし、思い切って前半3連休で突っ込んで見ることにした。
********
昨夜は仕事が遅番で用意が完全に出来ず。
連休1日目の今日は、午前中は準備をして・・・
昼過ぎにお風呂に入って・・・
16時頃に自宅出発。
ノンビリ中央高速を走って・・・20:10 諏訪湖サービスエリア到着。
久しぶりにサービスエリアのレストランに入って晩ご飯。
とても昭和な雰囲気のレストラン(笑)
メニューが少なくて何を食べようか非常に困ってしまった。
今晩はここで車中泊。
明日は4時起きで新穂高を目指します。
▼諏訪湖SAで。夜景がきれい。(20:24)
だったら北アルプスに行きたいな・・・
笠ヶ岳に行きたいな!って、思ったのだが・・・
お盆時期の新穂高は駐車場の確保で大変な事になりそうなので断念。
比較的空いてそうで、北アルプスの風景を満喫できそうなパターンを考えて、
今回は、三股から常念岳~蝶ヶ岳の周回コースに決定した。
3日前に日向山(標高1,660m)を登ったばかりですが、
ウォームアップとしてちょうど良かったか??体調も良い感じ。
前日に三股の駐車場入り、駐車場で車中泊。
1泊で歩く人も多いコース(CT=14:40)ですが、体力試しも兼ねて、日帰り周回を目指します。
*******
3:54 駐車場を出発。歩き始め。
もちろん真っ暗。
ヘッドランプを点けて林道を歩く。
4:06 三股。
登山指導所で、事前に作成した登山届をポストに入れて通過。
すぐに常念岳への分岐が現れる。
急登が始まる。
「このコースは水場がなく毎年遭難者が出ているので体力に自信のない方は登らないように・・・」って看板がある。
いろんなところで遭難ってするもんだな、って思いながら・・・
ちなみに今日は、4.3Lの液体を背負っている。水は充分。
しかし急登は確かに辛い・・・
数泊分の重量を背負っていたらかなりバテそうだな?なんて思いながら・・・
ペースが上がらないように気をつけて(最初2時間はアップなので)
暗闇の樹林帯をひたすら登る・・・
徐々に夜が明けて明るくなってきた・・・
5:30 10分休憩
休憩の前後で3人に抜かれた。
樹林帯の急登はまだまだ続く。
6:00 過ぎ、急登が緩んで、樹間にチラホラ 前常念岳が見えてくる。
6:45 樹林帯をようやく抜けて、灌木と岩の世界。空が青い!
▼長かった樹林帯の急登をようやく抜けた。空が青い!(6:49)
6:50 10分休憩
ここからの登りは眺めが良くて気持ち良い。
東の雲海の上に、八ヶ岳と富士山、南アルプス。
西は、常念岳~蝶ヶ岳の稜線の向こうから穂高連峰が、登るにつれて徐々に姿を現してくる。疲れが吹っ飛んで、登るペースが上がってきた。
岩が多くて、アルプスらしい楽しい登り。
▼常念岳~蝶ヶ岳の稜線の向こうに穂高連峰!!(7:08)
7:36 前常念岳の石室を通過。
避難小屋をすこし覗いてみたかったが、せっかく気持よくペースが上がってきたので、勿体ないような気もして、そのまま常念岳へ向かう(最初に抜かれた2人を抜き返し)。
▼前常念岳の石室(避難小屋)(7:36)
7:38 前常念岳(標高2,662m)
前常念岳の山頂は石室のすぐ上。山頂標柱は無いが、一等三角点がある。
前常念岳から常念岳は緩やかな登り。
風が吹いて冷たい。
常念岳の頂上が、ハイカーで賑わっているのが見える。
7:48 常念小屋への分岐。
この分岐から常念小屋への道は廃道なので通らないようにとの注意書き。
▼常念小屋への分岐で。正面は常念岳。もうあと僅か。(7:48)
8:23 常念岳(標高2,857m)山頂に到着!!
ハイカーで大賑わい。
風が冷たいので冷えないように上着を着込んで記念撮影。
▼常念岳で、到着写真。(8:26)
常念岳山頂は、眺めが本当に素晴らしい。
1日中いても飽きないのでは?って思うくらい。
下ってしまうのが勿体ない。
穂高を眺めながらオニギリ食べて・・・
いろいろ写真を撮って・・・
他のハイカーさんとお話して・・・
▼穂高連峰と涸沢カール。手前は屏風岩。(8:31)
▼大キレットから槍ヶ岳の尾根。(8:31)
▼槍ヶ岳を背景に・・・(8:36)
9:12 歩き再開。
結局、50分も休憩してしまった。
まず 約350m下る。
頂上では風で寒いくらいだったが、下り始めると風がなくて暑い。
慌てて上着を脱ぐ。
下りきるとすぐ2512ピーク。
ここからまた展望の効かない樹林帯になる。
猿の群れがいる。
動物園のような匂いが立ち込めている。
2592ピークへは約130mの登り。
樹林で蒸し暑くて、猿の匂いが時々こみ上げて気持ち悪い。
▼2592ピークへの登りの途中、振り返ると常念岳が見えた。(10:05)
10:24 2592ピークで15分休憩
ここから120m下って、蝶槍への登りは約190m。
途中でまた樹林帯が終わって眺めが良くなる。
11:20 蝶槍
これで大きな登りは終了!!
休憩にはまだ早いけど、眺めが良いので15分休憩。
▼蝶槍で。背景は穂高連峰。(11:22)
蝶槍から蝶ヶ岳ヒュッテ・蝶ヶ岳最高点へは緩やかなアップダウンの繰り返し。
残念ながら、霧が湧き始めて、風景は見えたり見えなかったり・・・
12:09 蝶ヶ岳(標高2,677m)最高点に到着。
あとはもうひたすら下るだけ。
素晴らしい眺めもここでお別れになる。
予想外の好ペースで歩けて時間も充分にあるので、穂高を眺めながらまた休憩。25分
▼蝶ヶ岳山頂から穂高連峰と大キレット。(12:09)
▼蝶ヶ岳・山頂標柱で。(12:10)
▼槍ヶ岳と蝶ヶ岳ヒュッテを背景に。(12:12)
12:34 下り始め。
下り始めしばらくが、5月に登った時の冬道と大きく違っていて、道を間違えてしまったか心配になりハイカーさんに聞いてしまった。
5月は緩んだ雪で歩きにくかったが、雪がない時期は、逆に岩が邪魔で歩きにくい。なかなかの悪路で足首に悪い。
13:36 まめうち平。10分休憩。
14:10 ゴジラみたいな木。通過。
14:27 三股(登山指導所)に到着。
登山指導所の横の清水で頭と顔を洗って・・・
14:39 駐車場に戻った。
*******
今回のコースは、CTが14時間40分、累積標高差は約2000m。
実績は、休憩込みの総合時間が 10時間45分。
しかし、休憩時間が長くて(風景が良すぎ)、休憩時間の合計が 2時間15分。
休憩を差っ引いた実質の歩行時間は8時間30分だった。
持参した水4.3Lのうち、3.7Lを消費。
運動強度的には、7月にやった黒戸尾根ピストンとほぼ同じ程度に感じた・・・
*******
今回は温泉もなし。たぶん芋洗い状態の混雑だろうし・・・
帰りの小仏トンネル渋滞が、今日は21km、大月近くまで。
自宅に着いたのは21時近くだった。
暑い横浜にいてもしょうがないので、のんびり三股へ移動しようかな?なんて。
でも、日中は高速が混むし、高速代節約のためにも前夜に出るかな???なんて・・・
で、結局、昨夜に出発。
八ヶ岳SAで車中泊することになった。
お盆時期は深夜でも、高速は昼のラッシュ並みの混雑。
サービスエリアも、車の停め場所を探すのが大変。
驚きです。
7:00に起きて・・・
寝たのが深夜2時頃だからもっと寝たかったのだが、周囲が騒がしくて寝てられない。
洗顔して、西へ進む。
安曇野サービスエリアで蕎麦を食べようとしたら、間違えてうどんを発券してしまった。しかも、ここのオーダーは発券から自動なのに気づかず、訂正する間もなく作られて、しかも「汁を半分に」ってオーダーをすることも出来ずに・・・。
塩分制限がある私なのに、塩辛い汁たっぷりの、しかも不本意なうどんで、超ガッカリ。
捨ててオーダーし直そうかとも思ったが、やはり勿体ないので食べてしまった。
自動車道を降りて、安曇野市街に入ると常念岳が見えてきた。
明日はあそこを歩く!って思うと楽しみです。
▼蝶ヶ岳(左)と常念岳(右)。間の尾根は意外に長い。(9:28)
道沿いの24時間営業のスーパーで2日分の食料を買い出し。
コンビニで、暇つぶし用の雑誌を2冊買って、三股を目指す。
延命水で水を汲んで、11時頃、三股の駐車場に着いた。
駐車場は手前も上も ほぼ満車だったが、調度よい具合に、ゲート手前の1等地が1台分空いていて滑り込んだ。
下山ハイカー待ちで待機していたタクシーの運ちゃんが、「ラッキーだね!」って。
▼三股の駐車場。(12:10)
こんな時間に着いちゃったので、もう登るべきか?って気もするのですが、「日帰り周回」を楽しみにしてたし、山中での泊まりの用意(テント・シュラフ)は持ってきてないし。
この時期は、予約無しでの山小屋飛び込みは顰蹙だし・・・。
開き直って、駐車場でシートを敷いてゴロゴロ。
涼しくて気持ちいい。
ストレッチしたり、雑誌読んだり、うたた寝したり。
疲れぎみだったので、ちょうど良い休息か・・・。
18時頃、のんびり晩ご飯。
19時半、暗くなるのを待って、歯磨きして就寝。
明日は3時半起き、4時歩き始め予定です。
世間とは逆で、我が家はようやくの休日(連休は出勤)です。
数日前の天気予報では天気も悪くないようなので、甲武信ヶ岳に行こうかと計画していたのですが、イマイチ気分が盛り上がらない。
なんだかなぁ?どうしようかなぁ?って前日まで悩んでたが・・・
数日前にビックロックで仲間が、「燕(つばくろ)に行くか」って会話していたのを思い出し、「そういえば、付近の林道がもう開いてるのなら蝶ヶ岳もOKか!」って仕事中に思いついた。
そんなわけで、目的地を突然変更。
業務終了後に、速攻で帰宅して準備開始。
甲武信ヶ岳と蝶ヶ岳では用意する装備が全然違うので大騒動。
天気予報は『午後から曇り・夕方から雨』に変わってしまったが、もうすっかり行くマンマンなので、大至急準備して、前夜の20時に家を出た。
途中、買い出して、中央高速をひたすら走り・・・
日付が変わって深夜0時過ぎに安曇野インター。
登山口の駐車場に付いて、仮眠に入ったのは深夜1時だった。
********
5:00起床。
できれば7時頃まで寝たいところだが、今日の山は午後から雨が想定されるので、時間勝負となる。長時間運転の疲れと寝不足で頭がボーっとするのを堪えて準備開始。
5:40 歩き始め。
午前中は晴れの予報だったが、残念ながら曇り。
5:54 三股(標高1,280m)
登山相談所で登山届を書いて・・・ちょうど指導員さんもいて少し会話。
今年は異常なくらい雪が少なくて、例年より2週間は早く雪解けも進行してるらしい。
「横浜から夜行日帰りですか?」って少し驚かれた。
▼三股登山相談所で登山届を記載中。ルールですからね・・・。(5:56)
三股から歩き始めてまもなく吊橋。
グラグラに揺れる吊橋です。
▼三股からすぐの吊橋。(6:11)
吊橋の先、しばらく歩きにくい沢沿いの道だが、
沢を離れて右に尾根を上がり始めると、とても歩きやすく整備された道に変わる。
6:30 『ゴジラみたいな木』のベンチで15分休憩。
ここは、このコース上で最も有名な?ポイント。
▼『ゴジラみたいな木』(6:30)
寝不足で辛いのを堪えて・・・
7:39 まめうち平(標高1,900m)で25分休憩。
▼まめうち平。眠い・・・(7:41)
コースタイム上では、まめうち平までが全行程の半分弱だが・・・
ここから急登が始まるし、事前情報では積雪も始まるらしい。
スパッツを付けて準備する。
▼まめうち平からまもなく積雪が始まる。ズルズルの雪で歩きにくい。(8:26)
まめうち平から5分ぐらい進むと、完全に積雪地帯になる。
雪質は悪くてズルズル・グズグズ、油断するとズボッとはまる。
アイゼンを履くにはまだ中途半端。
▼樹間から常念岳が右側に見える。(8:48)
▼雪面をトラバース。(8:49)
急登になり、滑って歩きにくくなったのでアイゼンを付ける。
上から降りてきた関西オヤジが、「頂上に着いてもどうせ雨だよ」みたいなことを言ってきて何だかムカついた。これから登る人にそんなことを言うのは反則でしょう!
▼急な雪面にバケツを掘ってアイゼン装着。なぜかスパッツを外すオクサン(9:08)
アイゼン付けて急登を登り始めるが・・・
私のアイゼンは30年前の旧式でスノーシャットも付いていない。
こんな雪質がサイテイなんですね~、アイゼンに雪団子が付きまくって足が異常に重いし、団子雪のせいで歯が効かずに滑りまくる。
寝不足もこたえてバテバテ、足がしびれるように疲れて重い・・・
途中でオクサンのザックに荷物をだいぶ移動させてもらったが・・・
なかなか足が上がらない。少し登っては立ち休み・・・
コースタイムで最後1時間の行程が、2倍の時間がかかってしまった。
▼あの稜線の向こうがピークかな?もうバテバテで足が進まない。(11:03)
11:27 やっと乗越に到着。
山頂はもう目の前。標高差は数メートル??
▼やっと乗越。背景は蝶ヶ岳のピーク。(11:27)
11:33 蝶ヶ岳・山頂(標高2,677m)に到着!!
曇ってるけど展望はほぼ完璧。
穂高、槍の眺めが素晴らしい!!
風景を眺めながら40分休憩した。
▼蝶ヶ岳・山頂。乗鞍方面を背景に。(11:34)
▼穂高連峰、大キレット、槍ヶ岳を背景に。(11:38)
今年の北アルプスはやっぱり雪が少ないですね。。。
前穂北尾根も稜線上はかなり雪が溶けて厄介な状況になっている。
屏風の頭にも雪がかすかしかないし・・・
吊尾根もかなり岩が出てしまっている・・・
▼前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、大キレット(11:51)
頂上はほぼ貸し切だった。
連休中なのでもっとハイカーが多いかと思ったが、驚くほど少ない。
数組来たけど、すぐ通過したり戻って行ったり・・・
12:14 下り始め。
しばらく下って、常念岳の稜線を見上げると雨が降り始めている気配。
なかなか良いタイミングだった。
▼樹林帯の急下り。(12:49)
登りでバテたのが納得する急下りが続く。
数組のパーティーとすれ違ったが、みんなバテている。
辛いですよね~。
「頑張って!もう少し」って声掛けながら・・・。
▼雨が強くなってきたのでレインウェアを着る。(13:27)
14:23 まめうち平。20分休憩
15:17 『ゴジラみたいな木』のベンチ。写真だけ撮って通過。
15:34 吊橋
15:45 三股、登山相談所。
▼やっと三股の登山相談所に帰還。(15:46)
15:55 烏川林道ゲートの駐車場に到着した。
駐車場の標高が1,280mなので、本日の累積標高差は1,400m。
重い冬靴で、しかも行程半分はアイゼン付き。
我が家の体力では かなり厳しい行程だった。疲れた・・・。
温泉は、林道の出口にある『ほりでーゆ~四季の郷』に寄ってみた。
お湯質は・・・だけど、山帰りに気軽に寄れる環境は素晴らしい。
帰りの高速は渋滞もなく、非常にスムーズ。
22:30 自宅到着した。
1日休みなので、夜行日帰りの強行プランです。
数日前の天気予報では快晴で、とても期待していたのですが・・・。
前日に見た天気予報で『午後は曇り、夕方一時雨』って変わってた。
気圧配置の感じでは展望が期待できるのは午前中・11時頃までかなぁ??
展望を楽しむにはたぶん午前中が勝負です。
***
前夜、仕事が終わって、大急ぎで出発。
日付が変わった頃、中房温泉の手前の登山者用駐車場に到着した。
平日なので空いていると思ったら・・・車が沢山。
夜到着の車中泊組も多数で驚いた。
***
午前中が勝負なので、5:30起床~6:00出発を考えてたのですが・・・
前夜運転の疲れて寝坊してしまった。
空は曇り。
ちょっと滅入ってきたが、仕方ない。
山の天気なので晴れるかもしれないし・・・。
とりあえず準備して・・・。
6:23 歩き始め。
登山口まで徒歩15分、急坂。
▼登山口で、標高1462m。(6:42)
6:42 登山口発。
いきなり急登。寝不足がとても辛い。
この合戦尾根は北アルプス三大急登の1つとされていますが・・・
気分的には、なんだか丹沢に戻ってきたような感じ。
丹沢はこんな急登ばかり・・・今では木道が増えて雰囲気が変わってきたが、昔はまさしくこんな道ばかりだったっけなぁ・・・って思いながら登る。
空気がとても冷たくて、汗は不思議に出ない。
息が切れる。
▼いきなり、ひたすら急登になります。(6:48)
ちょうど30分おき程度の歩行時間で、ほぼ等間隔で休憩用ベンチが現れる。
どのベンチもハイカーさんで賑わっている。
▼第三ベンチ。稜線まで約半分の距離。(8:17)
周囲は雲で、晴れる気配など全く無し。
でも、途中すれ違う下山者たちが、「上は快晴で最高だよ~」「頑張ってね~」って。
ホントかな?って思いつつ、でも、早く行かないとその展望もダメかも・・・
休憩も短めに先を急ぐ。
標高が上がるにつれて、青空がだんだん広がり始めた。
下界は雲海。
雰囲気も丹沢ではなくなって、北アルプスらしくなってきた(笑)
▼合戦小屋まであともうすぐ。青空が広がった!(9:18)
9:20 合戦小屋に到着。
ハイカーさんがいっぱい。
青空と紅葉が気持ち良い。
▼合戦小屋。(9:21)
明るく展望が良くなった尾根をさらに登る・・・
燕山荘(えんざんそう)が見え始めたが、なかなか近づかない・・・
槍ヶ岳も見えてきた!燕岳も見えてきた!!
稜線はもうすぐ・・・
▼意味不明な鎖場。(10:14)
10:29 稜線到着!
▼燕山荘前で。稜線に着いた! 眺めが素晴らしい!!(10:30)
燕山荘には寄らずに、そのまま燕岳を目指して進む。
東側から頻繁に雲・ガスが湧き上がって視界がなくなるが・・・
しばらくするとまた晴れて・・・繰り返し。
▼時々ガスが湧いて視界がなくなる。(10:31)
途中で立ち止まって景色を眺めてたら、後ろから来た人が「これがイルカ岩ですか?」って聞いてきた。目の前を見たら・・・「なるほど!」。
全然気づかずに通り過ぎるところだった
▼イルカ岩。奥は槍ヶ岳。(10:36)
イルカ岩やメガネ岩・・・道中の岩にいろいろ名前が付けられているんですね。
登山道にはロープが張ってあって、『風化防止の為、コースから外に出ないで下さい』って看板があちこちあるのですが、しかし、このイルカ岩もそうですが、岩のあちこちに明白なステップが切ってあって、人が登った形跡がアリアリなんですよね・・・なんだかな~~。
▼燕岳手前の鞍部からピークを見上げる。(10:48)
▼頂上まであともう少しの登り。(10:06)
10:58 燕岳頂上(2,763m)に到着。
まずは狭い頂上での記念撮影の順番待ち(笑)
▼2ショット撮ってもらいました。右奥には剱岳が見えます。(11:00)
写真撮ったあとは、頂上の直ぐ下で昼ご飯。
風景を楽しみながら、1時間休憩。
このために頑張って早く登ったのだし・・・すぐ下りるのは勿体ない。
▼お約束の頂上ラーメン。左奥に槍ヶ岳、北鎌尾根。(11:21)
12:03 頂上を下りて燕山荘へ向かう。
燕山荘のテント場を見物して、膝・足首サポーターを装着~下山準備。
ついでに燕山荘の中を覗いて売店の商品を物色・・・。
▼ガスが四方から湧いてほとんど視界がなくなってきた。(12:39)
12:43 尾根を離れて下山開始。
丹沢の急登で慣れている我家は、この手の下りはとても早い!
登ってくるハイカーが多くて、すれ違い待ちが多いのが煩わしいが、ガンガン下る。
先行のハイカーさんに時々驚かれながら・・・
第三ベンチで1回休憩、14:28 登山口に到着した。
下りの所要時間は、休憩込みで1時間45分(コースタイムは2時間50分)。
それにしても、合戦尾根はびっくりする程の登山者の数ですね・・・
人気のコースって知ってましたが、これほどとは・・・
平日なのに、午後の下山中も、登ってくる登山者が大勢だった。
日が暮れるまでに燕山荘に着くのかな??
お楽しみの温泉は・・・登山口にある『中房温泉・湯原の湯』。
ホームページでは営業時間が、9:30~16:00ってなってて、厳しいかな?って他の温泉を調べてたのですが、入り口の貼紙を見たら『16:30頃まで・人がいなくなるまで・17:00』って書いてある。イマイチ意味不明で店員さんに聞いたら、『17:00までに出ればいいですよ』って。
そんなわけで、心置きなく、湯原の湯で長風呂。
『露天のみ・100%かけ流し』が潔くて気持ちよかったです。
▼中房温泉で、お楽しみの温泉の時間です!(14:53)
帰りの中央道は・・・疲労困憊。
眠気と疲れが限界に来て、諏訪湖サービスエリアの駐車場でついに沈没。
40分ぐらい爆睡してしまった。
自宅到着は22時。
強行プランでしたが、楽しい一日だった。。。
おにぎり食べて、洗顔して・・・そそくさと準備。
大きな私のザックは小屋にデポして、オクサンのザックにカッパ・サーモス・簡単な食料を入れて私が背負って、軽装で鹿島槍をまず目指す。
5:11 まだ真っ暗ですが、歩き始め。
キャンプ指定地を過ぎた辺りで白み始めてきた。
天気予報では晴れなのですが・・・
朝焼けに染まった剱岳を見れるかな?と楽しみにしてたのですが・・・
残念ながら、今にも雨が降りそうな曇り空。
風がゴーゴーとすごい。冷たくて寒い!!
布引山(2,683m)の手前・・・
息切れしながら登っていたら、「ミャ~」と猫のような声。
ふと自分の足元を見たら、雷鳥が4羽?5羽?いた。
かがんで手を伸ばしたら捕まえられる距離(!)
全然逃げないんですねぇ。。。
でもカメラを構えたらなぜかそそくさと歩き出した・・・
慌てて撮った写真は1枚が暗くてブレブレ、もう1枚は後ろ姿。
▼ 雷鳥に出会った。(5:53)
若い頃、穂高周辺で岩稜や壁をやってた時、天気が悪くなる前によく雷鳥が飛び回って、ケロケロと蛙が鳴くような声を何度も聞いてたので、私はずっと、雷鳥の鳴き声は「ケロケロ・・・」だと思ってた。
でも、「ミャ~」って猫みたいな声を出す時もあるんですね、知らなかった。
風がとても冷たい。激しくゴーゴー吹き続く。
軍手では冷たくて、指の感覚がなくなってきた。
もう1双取り出して、2枚重ねにしたが、それでも感覚が戻らない。
毛手袋を持ってくればよかったか、と後悔。
6:02 布引山、7分だけ休憩。
6:50 鹿島槍ヶ岳・南峰に到着。
残念ながら視界なし。
まだ早いので我が家の他にハイカーは2人だけ。
▼ 鹿島槍ヶ岳・南峰(2,889m)。雲で残念ながら展望なし。(6:51)
視界もないし、ザックも降ろさず、写真だけ撮って先に進む。
ガレた岩場を下って、吊尾根を進んで・・・
7:24 鹿島槍ヶ岳・北峰に到着。
晴れてきた!!!
五竜岳と、その先の白馬岳方面が見える。
立山、剱岳も雲が晴れ始めた。
▼ 鹿島槍ヶ岳・北峰(2,842m)。右奥は五竜岳(2,814m)(7:27)
鹿島槍ヶ岳・北峰で5分休み。
ココからは、来た道をひたすら引き返すだけ。
8:05 再度、鹿島槍ヶ岳・南峰。
眺めが良いので15分休憩。
1時間前の曇り空が嘘のよう。。。
▼ 再度、鹿島槍ヶ岳・南峰。背景は立山・剱岳(8:06)
8:20 下り始め。
相変わらず風は冷たくて寒い。
▼ 鹿島槍ヶ岳の下り。帰路のS字状に蛇行した尾根を、遠く見渡す。(8:27)
9:39 冷池山荘に到着。
デポしたザックを回収して、荷物詰め替え。
一休みもして、10:12 出発。
冷池乗越から爺ヶ岳まで1時間ちょっと、登り返しがつらい。
11:24 爺ヶ岳・南峰。
予定より速いペースで到着出来たので、ここでカップ麺つくって昼休憩。
▼ 爺ヶ岳・南峰。眺めが良い。
▼ 爺ヶ岳・南峰。大町温泉郷を見下ろして昼ご飯。
▼ 爺ヶ岳・南峰で。出発前、鹿島槍ヶ岳が晴れて眺めが良い。
ここから3時間、登山口まで下り続けになる。
長~い下りに備えて、膝と足首にサポーターを装着。
12:09 下り始め。
ひたすら下り・・・
途中で何組か追い抜いて・・・
休憩は1回だけ。
膝がガクガクになって、もう限界!って感じ。
▼ オクサンもかなりお疲れ。でも、あともう少しです。(14:11)
14:32 柏原新道の登山口に到着。
▼ 扇沢市営第2駐車場に到着したのは 14:40。
今日の行程は、地図上のコースタイムでは合計10時間ちょっと。
でも実績は休憩込みで9時間半ちょうど。
なかなかの頑張りでしたね。。。
疲れたけど、天気にも恵まれて、楽しい2日間だった。♪♪
温泉は、近くの『薬師の湯』へ行ってみた。
露天がある新館は、源泉風呂が1つのみなのが残念。
でも下山後の疲れた体に温泉はやっぱり嬉しいですね。。。
帰りの中央道は渋滞もなく順調。
22時頃に帰宅した。
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本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。