プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
ビックロックの仲間と一緒に剱岳・八ツ峰に行ってきた。
その2日目です。
*********************
■私にとっての剱岳は・・・
昔、学生の頃、所属していた山岳会(稜朋会)の夏合宿で行ったきり。
1日目は夜行電車で富山から入って熊の岩まで。2日目にまず6峰Dフェースのルートを登って(何を登ったか忘れた)、そのままチンネへ進んで、チンネ左稜線を登って熊の岩に戻った。3日目は長次郎谷を降りて丸山東壁に転戦して東南稜あたりを登って(ルート名忘れた)、4日目は緑山岳会ルートを登って、黒部ダムからトロリーバスで下山した。
つまり何を言いたいかって言うと、「剱岳の山頂に立ったことがない」(笑)
「やはり1回は剱岳の山頂に立ちたいな!超有名所だし」って常々思ってたが・・・
ビックロックのお馴染みメンバーのケイスケさん・ウッチーから「八ツ峰に行こう!」って話が持ち上がり、「じゃあ八ツ峰のついでに剱岳に登ろう!」って計画になった。
今日がそのお楽しみの日です ♪♪
3:00 起床
3:30 キャンプ場を出て剱沢小屋へ向かう。
小屋泊まりのウッチーと待ち合わせだが、暗闇で小屋の場所が分からずに少し迷ってしまった。
▼さあ、楽しい登山の始まりです!!(3:55)
4:00 剱沢小屋を出発。
まずは剱沢の右岸をひたすら下る。
と?ふっと気付いた。ザックにロープを入れ忘れた!!
ザックを降ろして確認するか?いやそんなコトしなくても明白だ!ザックが妙に軽い気がしていたので。。。標高差100m以上は下ってきたか? もう取りに戻る気はしない。(x_x;)
私は長年のクライミング野外生活で、寝る時の枕はロープ束が定番で、昨夜もロープ枕で気持ちよく眠れたのだが、肝心なそのロープを、起床後、ザックに入れるのを忘れてしまった。
メンバー皆様ごめんなさい。
ケイスケさんのロープ1本での登攀が決定です。m(_ _)m
剱沢右岸から雪渓に乗ったところでアイゼンを装着。
長大な雪渓をひたすら下る。
▼剱沢大雪渓をひたすら下る。空が白んできた。(4:32)
平蔵谷の出合を過ぎて・・・源次郎尾根に取り付くパーティーが1組いた。
また更に雪渓を下って・・・
4:55 長次郎谷の出合いに着いた。
まずは休憩。ここから長くて辛い雪渓の急登が始まるので・・・。
▼長次郎谷。写真では分かり難いが、長大な登りが始まる(4:55)
長次郎谷の登りは辛い。
出合いから見ると傾斜が無いように見えるが、実際はなかなかの傾斜。
熊の岩が遠くに見えてきたが、登っても登っても近づかない。
風が強くて冷たい。
▼急傾斜で長大な長次郎谷を登る。(5:38)
長次郎谷から1時間弱くらい?
雪渓の中央に、休憩にうってつけの岩場があり、一休み。
吹き下ろす風が冷たく、上着を着る。
さらにひと登り、熊の岩の目の前まで到着した。
ここから右上へ、八ツ峰5・6のコルへ向かって詰めていく。
▼八ツ峰 5・6のコルへ向かって雪渓を詰める。(7:09)
5・6のコルの手前は雪渓が切れて残っていて・・・
昨日、ケイスケさんが剱沢小屋でコース状況を聞いた時に、「5・6のコルへは危険で上がれないかも」って、さんざん脅されたらしいが、実際は問題なし。
左のシュルントから、普通に5・6のコルへ上がることができた。
▼左のシュルントを潜って5・6のコルへ這い上がる。(7:27)
ようやく、お楽しみの始まりです。
ひと休みして、ハーネスを付けて準備開始。
7:50、リードはケイスケ隊長!
我が家はロープ忘れのため、ケイスケさんが登ってロープをいちどフィックスにして、そのロープにプルージックで確保して登る。最後にフィックスを解いて、ウッチーがフォローで登る・・・って手順。まあ、三級も無い程度の、落ちることなんてありえない岩ですからね。。。
▼6峰を登り始め。リードするケイスケ隊長!(7:52)
▼6峰をプルージックでフォローする我が家。(8:32)
ロープを使ったのは1ピッチだけで、あとはロープ無しで登る。
9:10頃、Cフェースの頭を越えて、1回懸垂して、もういちど登り返して・・・
9:30頃、6峰のピークに着いた。
6峰で少し休憩して懸垂下降。
▼6峰を懸垂下降中のオクサン(9:36)
6・7のコルに降りてロープを畳んでいたらウッチーが驚きの発言!「7峰・8峰は巻こうよ~」って。(@@)
「それはダメでしょう!」って、一度は一笑に付したが・・・しかしよく考えると、6峰で意外に時間ロスしている。ロープが1本しかなくて効率が悪いのも明らかな原因(私のミス)だ。このペースでは八ツ峰の頭に着くのは12時を回ってしまうかもしれない。再三のウッチーの意見を半分取り入れて、7峰だけ巻くことにした。
6・7のコルから右側を巻いて、雪渓の隙間を潜って、7・8のコルに這い上がった。8峰まで巻いてしまったら、「八ツ峰を登った」なんて到底言えなくなりますからね。。。
8峰の登りはノーロープで通したが、凹角から始まって、後半は高度感があるトラバースも出て、なかなかスリリングだった。
▼8峰への登り、オクサン。(10:23)
▼8峰への上り、ケイスケさん。(10:31)
10:30、8峰のピークに着いた。しばらく休憩。
右にチンネが見える。
チンネ左稜線もここから見るとカッコイイですね。。。
クレオパトラニードルも見える。
▼8峰の懸垂下降(11:02)
八ツ峰の頭は、出だしの登りがちょっと悪い。
いや、実際は悪くは無いのだが、出だし2mの見た目が悪そう。
念のためケイスケ隊長にロープを引いて登ってもらった。
浮き石が多くて岩もボロい、嫌な感じの登りだった。
▼クレオパトラニードル(11:36)
11:40、八ツ峰の頭に着いた。
今日の第一目標達成です。ちょっとオチが付いたけど・・・。
少し休憩。
▼八ツ峰の頭でオクサンとウッチー。左奥が本峰、右は池の谷尾根の頭(11:43)
▼八ツ峰の頭、最高点のケイスケさん(11:47)
八ツ峰の頭から、正面に 池の谷尾根の頭が見えるが、見るからにボロボロ。
あんなの登れるの?って感じだが、8峰を登っている時から数人のハイカーが行き来しているのが見えてたので、まあなんとかなるのでしょう。その彼らもガラガラと落石しながら登り下りしていたが・・・。
八ツ峰の頭から懸垂下降1回+クライムダウンで池の谷乗越、一般路(北方稜線)へ合流した。
長次郎谷の右俣は、池の谷乗越の直下まで雪渓が残っている。あちこち割れているので下るにはかなりややこしそうな感じ。もちろん目指すのは劔本峰なので降りないですが・・・。
池の谷尾根の頭は、凹角をメインに登るが、見た目通りボロボロで登りにくかった。
北方稜線は、池ノ谷ガリーが悪いので有名らしいですが、池の谷乗越から剱岳本峰までの上部区間も十分に悪いですね。。。特に富山側を巻くとき、切れた谷を見下ろしながら、ザレ・ガレの足元に注意しながら狭いバンドをトラバースするのは緊張する。雪解けからまだ間もないので、山が全般的に緩んでいるのも気持ち悪い。
▼北方稜線を剱岳本峰目指して登る。(12:26)
▼北方稜線は悪路。あちこち緩んでザレて危険がいっぱい。下は谷です。(12:58)
▼浮石だらけの凹角を登る。(13:40)
長次郎の頭は、最初は左側から、最後は右に巻いたが、長次郎のコルへ降り立つ直前は、懸垂下降の支点があったけど、フィックスも垂れていて、ロープは出さずにそのまま垂直のチムニーをクライムダウンした。
あとはもう悪いところはない。
剱岳山頂は目の前!
息を切らせながら耐えて登って・・・
もう頂上直下?
間違えて左に巻き気味に登ってしまったら、きれいに整地されたテント場に出た。2張り可能か?すごく快適そうです・・・。山頂からはちょうど見えない位置にある。
そのテント場から上へ、10mくらい?登って・・・
13:56 剱岳(標高2,999m)山頂に到着した!!
山頂にはソロの方が1人。
写真を撮って頂いた。
▼剱岳(標高2,999m)山頂に到着!!(14:03)
ウッチーは山頂に着くなり、ビールを取り出して乾杯(笑)
私もやっと念願の、剱岳登頂で嬉しい。
オクサンも初剱岳が八ツ峰からなんて勲章?付きで大喜び。
すっかり世話役に化してしまったケイスケ隊長、ありがとうございます(笑)
▼北方稜線を登る後続P。右奥は鹿島槍、中央やや右は五竜 (14:20)
山頂の天気は、時々雲が湧くが、概ね晴れ。
日本海が見えないのが残念だが、南側の景色は概ね完璧。
せっかくの山頂なので、風景見ながら30分ちょっと休憩した。
▼帰る先の剱沢キャンプ場は遠い。(14:21)
14:35 下り始め。
ここまでと打って変わって、整備された歩きやすい道。ペイントマークもあって迷うこともない。疲れているけどお気楽に下る。
別山尾根は「カニのなんとか」って鎖場が幾つかあるけど、カニのヨコバイ意外はどれがどれだか分からなかった。高度感があってなかなか楽しい道ですね。今日は平日の午後なので私達以外は誰もいないけど、土日の午前中など、混んでいたら渋滞して大変なことになりそうですね。
▼カニのヨコバイ(14:54)
▼カニのヨコバイの次は階段(14:57)
▼鎖場の登り返し。下山なのにアップダウンが多くてツラい。(15:14)
▼剱岳山頂が遠くなった。(15:55)
疲れたので、途中休み休み。
遠くにみえる剱沢キャンプ場がなかなか近づかない。
下山なのに、登りが意外に多いのがツラい。
前剱からやっと一気に下り始めて・・・
一服剱の手前でまた休憩・・・
最後の登り返しを耐えて、剱御前小舎を目指す。
17:25 剱御前小舎に着いた。
剱沢小屋の売店は18時までなので、着く頃にはビールは買えない。
なので、剱御前小舎でビールを買って、少し早いけど無事下山祝です。
▼剱山荘に着いた!ビールで乾杯!!(17:28)
20分ぐらい剱御前小舎の前で休んで、剱沢キャンプ場へ向かう。
剱沢小屋まではほぼトラバースだが、剱沢小屋からキャンプ場までの登りが辛かった。疲れて足がなかなか上がらない。。。
18:20 キャンプ場に帰還。
テントに入って寝転んで、疲れでしばらく動けず(笑)
▼キャンプ場に着いた。もう疲れてヘトヘト。(18:20)
疲れてご飯を作るのも面倒。
棒ラーメンをオクサンとすすって、今日の晩ごはんは以上。
▼夕焼けが美しい。右のシルエットは剱岳。(19:23)
夕焼けと、剱岳のシルエットが美しかった。
疲れたけど、楽しい1日だった。
その2日目です。
*********************
■私にとっての剱岳は・・・
昔、学生の頃、所属していた山岳会(稜朋会)の夏合宿で行ったきり。
1日目は夜行電車で富山から入って熊の岩まで。2日目にまず6峰Dフェースのルートを登って(何を登ったか忘れた)、そのままチンネへ進んで、チンネ左稜線を登って熊の岩に戻った。3日目は長次郎谷を降りて丸山東壁に転戦して東南稜あたりを登って(ルート名忘れた)、4日目は緑山岳会ルートを登って、黒部ダムからトロリーバスで下山した。
つまり何を言いたいかって言うと、「剱岳の山頂に立ったことがない」(笑)
「やはり1回は剱岳の山頂に立ちたいな!超有名所だし」って常々思ってたが・・・
ビックロックのお馴染みメンバーのケイスケさん・ウッチーから「八ツ峰に行こう!」って話が持ち上がり、「じゃあ八ツ峰のついでに剱岳に登ろう!」って計画になった。
今日がそのお楽しみの日です ♪♪
3:00 起床
3:30 キャンプ場を出て剱沢小屋へ向かう。
小屋泊まりのウッチーと待ち合わせだが、暗闇で小屋の場所が分からずに少し迷ってしまった。
▼さあ、楽しい登山の始まりです!!(3:55)
4:00 剱沢小屋を出発。
まずは剱沢の右岸をひたすら下る。
と?ふっと気付いた。ザックにロープを入れ忘れた!!
ザックを降ろして確認するか?いやそんなコトしなくても明白だ!ザックが妙に軽い気がしていたので。。。標高差100m以上は下ってきたか? もう取りに戻る気はしない。(x_x;)
私は長年のクライミング野外生活で、寝る時の枕はロープ束が定番で、昨夜もロープ枕で気持ちよく眠れたのだが、肝心なそのロープを、起床後、ザックに入れるのを忘れてしまった。
メンバー皆様ごめんなさい。
ケイスケさんのロープ1本での登攀が決定です。m(_ _)m
剱沢右岸から雪渓に乗ったところでアイゼンを装着。
長大な雪渓をひたすら下る。
▼剱沢大雪渓をひたすら下る。空が白んできた。(4:32)
平蔵谷の出合を過ぎて・・・源次郎尾根に取り付くパーティーが1組いた。
また更に雪渓を下って・・・
4:55 長次郎谷の出合いに着いた。
まずは休憩。ここから長くて辛い雪渓の急登が始まるので・・・。
▼長次郎谷。写真では分かり難いが、長大な登りが始まる(4:55)
長次郎谷の登りは辛い。
出合いから見ると傾斜が無いように見えるが、実際はなかなかの傾斜。
熊の岩が遠くに見えてきたが、登っても登っても近づかない。
風が強くて冷たい。
▼急傾斜で長大な長次郎谷を登る。(5:38)
長次郎谷から1時間弱くらい?
雪渓の中央に、休憩にうってつけの岩場があり、一休み。
吹き下ろす風が冷たく、上着を着る。
さらにひと登り、熊の岩の目の前まで到着した。
ここから右上へ、八ツ峰5・6のコルへ向かって詰めていく。
▼八ツ峰 5・6のコルへ向かって雪渓を詰める。(7:09)
5・6のコルの手前は雪渓が切れて残っていて・・・
昨日、ケイスケさんが剱沢小屋でコース状況を聞いた時に、「5・6のコルへは危険で上がれないかも」って、さんざん脅されたらしいが、実際は問題なし。
左のシュルントから、普通に5・6のコルへ上がることができた。
▼左のシュルントを潜って5・6のコルへ這い上がる。(7:27)
ようやく、お楽しみの始まりです。
ひと休みして、ハーネスを付けて準備開始。
7:50、リードはケイスケ隊長!
我が家はロープ忘れのため、ケイスケさんが登ってロープをいちどフィックスにして、そのロープにプルージックで確保して登る。最後にフィックスを解いて、ウッチーがフォローで登る・・・って手順。まあ、三級も無い程度の、落ちることなんてありえない岩ですからね。。。
▼6峰を登り始め。リードするケイスケ隊長!(7:52)
▼6峰をプルージックでフォローする我が家。(8:32)
ロープを使ったのは1ピッチだけで、あとはロープ無しで登る。
9:10頃、Cフェースの頭を越えて、1回懸垂して、もういちど登り返して・・・
9:30頃、6峰のピークに着いた。
6峰で少し休憩して懸垂下降。
▼6峰を懸垂下降中のオクサン(9:36)
6・7のコルに降りてロープを畳んでいたらウッチーが驚きの発言!「7峰・8峰は巻こうよ~」って。(@@)
「それはダメでしょう!」って、一度は一笑に付したが・・・しかしよく考えると、6峰で意外に時間ロスしている。ロープが1本しかなくて効率が悪いのも明らかな原因(私のミス)だ。このペースでは八ツ峰の頭に着くのは12時を回ってしまうかもしれない。再三のウッチーの意見を半分取り入れて、7峰だけ巻くことにした。
6・7のコルから右側を巻いて、雪渓の隙間を潜って、7・8のコルに這い上がった。8峰まで巻いてしまったら、「八ツ峰を登った」なんて到底言えなくなりますからね。。。
8峰の登りはノーロープで通したが、凹角から始まって、後半は高度感があるトラバースも出て、なかなかスリリングだった。
▼8峰への登り、オクサン。(10:23)
▼8峰への上り、ケイスケさん。(10:31)
10:30、8峰のピークに着いた。しばらく休憩。
右にチンネが見える。
チンネ左稜線もここから見るとカッコイイですね。。。
クレオパトラニードルも見える。
▼8峰の懸垂下降(11:02)
八ツ峰の頭は、出だしの登りがちょっと悪い。
いや、実際は悪くは無いのだが、出だし2mの見た目が悪そう。
念のためケイスケ隊長にロープを引いて登ってもらった。
浮き石が多くて岩もボロい、嫌な感じの登りだった。
▼クレオパトラニードル(11:36)
11:40、八ツ峰の頭に着いた。
今日の第一目標達成です。ちょっとオチが付いたけど・・・。
少し休憩。
▼八ツ峰の頭でオクサンとウッチー。左奥が本峰、右は池の谷尾根の頭(11:43)
▼八ツ峰の頭、最高点のケイスケさん(11:47)
八ツ峰の頭から、正面に 池の谷尾根の頭が見えるが、見るからにボロボロ。
あんなの登れるの?って感じだが、8峰を登っている時から数人のハイカーが行き来しているのが見えてたので、まあなんとかなるのでしょう。その彼らもガラガラと落石しながら登り下りしていたが・・・。
八ツ峰の頭から懸垂下降1回+クライムダウンで池の谷乗越、一般路(北方稜線)へ合流した。
長次郎谷の右俣は、池の谷乗越の直下まで雪渓が残っている。あちこち割れているので下るにはかなりややこしそうな感じ。もちろん目指すのは劔本峰なので降りないですが・・・。
池の谷尾根の頭は、凹角をメインに登るが、見た目通りボロボロで登りにくかった。
北方稜線は、池ノ谷ガリーが悪いので有名らしいですが、池の谷乗越から剱岳本峰までの上部区間も十分に悪いですね。。。特に富山側を巻くとき、切れた谷を見下ろしながら、ザレ・ガレの足元に注意しながら狭いバンドをトラバースするのは緊張する。雪解けからまだ間もないので、山が全般的に緩んでいるのも気持ち悪い。
▼北方稜線を剱岳本峰目指して登る。(12:26)
▼北方稜線は悪路。あちこち緩んでザレて危険がいっぱい。下は谷です。(12:58)
▼浮石だらけの凹角を登る。(13:40)
長次郎の頭は、最初は左側から、最後は右に巻いたが、長次郎のコルへ降り立つ直前は、懸垂下降の支点があったけど、フィックスも垂れていて、ロープは出さずにそのまま垂直のチムニーをクライムダウンした。
あとはもう悪いところはない。
剱岳山頂は目の前!
息を切らせながら耐えて登って・・・
もう頂上直下?
間違えて左に巻き気味に登ってしまったら、きれいに整地されたテント場に出た。2張り可能か?すごく快適そうです・・・。山頂からはちょうど見えない位置にある。
そのテント場から上へ、10mくらい?登って・・・
13:56 剱岳(標高2,999m)山頂に到着した!!
山頂にはソロの方が1人。
写真を撮って頂いた。
▼剱岳(標高2,999m)山頂に到着!!(14:03)
ウッチーは山頂に着くなり、ビールを取り出して乾杯(笑)
私もやっと念願の、剱岳登頂で嬉しい。
オクサンも初剱岳が八ツ峰からなんて勲章?付きで大喜び。
すっかり世話役に化してしまったケイスケ隊長、ありがとうございます(笑)
▼北方稜線を登る後続P。右奥は鹿島槍、中央やや右は五竜 (14:20)
山頂の天気は、時々雲が湧くが、概ね晴れ。
日本海が見えないのが残念だが、南側の景色は概ね完璧。
せっかくの山頂なので、風景見ながら30分ちょっと休憩した。
▼帰る先の剱沢キャンプ場は遠い。(14:21)
14:35 下り始め。
ここまでと打って変わって、整備された歩きやすい道。ペイントマークもあって迷うこともない。疲れているけどお気楽に下る。
別山尾根は「カニのなんとか」って鎖場が幾つかあるけど、カニのヨコバイ意外はどれがどれだか分からなかった。高度感があってなかなか楽しい道ですね。今日は平日の午後なので私達以外は誰もいないけど、土日の午前中など、混んでいたら渋滞して大変なことになりそうですね。
▼カニのヨコバイ(14:54)
▼カニのヨコバイの次は階段(14:57)
▼鎖場の登り返し。下山なのにアップダウンが多くてツラい。(15:14)
▼剱岳山頂が遠くなった。(15:55)
疲れたので、途中休み休み。
遠くにみえる剱沢キャンプ場がなかなか近づかない。
下山なのに、登りが意外に多いのがツラい。
前剱からやっと一気に下り始めて・・・
一服剱の手前でまた休憩・・・
最後の登り返しを耐えて、剱御前小舎を目指す。
17:25 剱御前小舎に着いた。
剱沢小屋の売店は18時までなので、着く頃にはビールは買えない。
なので、剱御前小舎でビールを買って、少し早いけど無事下山祝です。
▼剱山荘に着いた!ビールで乾杯!!(17:28)
20分ぐらい剱御前小舎の前で休んで、剱沢キャンプ場へ向かう。
剱沢小屋まではほぼトラバースだが、剱沢小屋からキャンプ場までの登りが辛かった。疲れて足がなかなか上がらない。。。
18:20 キャンプ場に帰還。
テントに入って寝転んで、疲れでしばらく動けず(笑)
▼キャンプ場に着いた。もう疲れてヘトヘト。(18:20)
疲れてご飯を作るのも面倒。
棒ラーメンをオクサンとすすって、今日の晩ごはんは以上。
▼夕焼けが美しい。右のシルエットは剱岳。(19:23)
夕焼けと、剱岳のシルエットが美しかった。
疲れたけど、楽しい1日だった。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 23 | |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
木村 三郎
HP:
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
リンク
カテゴリー
カウンター
最新記事
(11/22)
(11/04)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
最古記事
(05/04)
(06/27)
(06/28)
(06/29)
(06/30)
ブログ内検索
アクセス解析