プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
台風が呆れるくらいにポコポコ発生する今年の夏。
せっかくの連休もどこに行くか、はたまた見送りにするべきか、悩みが尽きない。
今回の3連休も、オクサンと「西穂高岳から奥穂高岳へテン泊で行こう!」って計画してたのに、台風19号と20号の挟み撃ちで微妙な状態。あの稜線で天気が悪いと、危険云々って言うよりも、まずツマラナイ。我が家にとっての山は、ただ登れば良いってもんじゃあなくて、眺めが何より大事な問題です(笑)・・・なので延期にした。
代わりに白馬三山にでも行こうか?(北アルプス北部が一番天気良さそうなので)って話してたら、直前に、山岳会の大先輩のスギウラさんから「針ノ木岳に行きたいので一緒に行かないか?」って誘いが来た。
そんなワケで、急遽、行き先決定です(笑)
******************
前夜は仕事から帰宅してすぐ出発。
中央道をひた走って、梓川SAで車中泊。
******************
朝4時起きで準備して出発。
途中のコンビニで2日分の行動食を買い出しして・・・
5:30 扇沢の無料駐車場(第一)に到着した。
ここでスギウラさんと待ち合わせ、スギウラさんは前日入りで車中泊です。
夏休み時期だし、駐車場は一杯かも?と思っていたが、意外に空きが多かった。まだ6時前なのに、ハイカーさんが続々歩き始めていく。
天気はドンヨリ曇り。
ちなみに昨夜は雨が降ったらしく、一面濡れている。
今日の山の天気予報は、「曇り時々小雨、または、ひょっとすると曇り時々晴れかも?台風19号が気象庁予想より若干でも西寄りに進めば後者」・・・らしい。そして明日は快晴予報が出ている。明日の晴れ予報は気圧配置から揺るぎようのない、約束されたような快晴らしい!
これはもう、決行するしか無いコンディションですね。
今日は多少の雨は我慢して乗り切ろう!!
6:07 歩き始め
6:13 針ノ木岳登山口
ここで登山届を書いたが、下の写真の通り、登山ポスト周囲には机がなくて、ゴツゴツのコンクリートの上で無理やり書いた。結果すごい乱筆、読めるのかな??
▼山岳会の大先輩のスギウラさん、楽しい山行の始まりです。(6:13)
6:21 登山届書き終わって先に進む。
今回のコースは「日本3大雪渓の1つ・針ノ木大雪渓」ってくらいだから、登山口を入ったらすぐ沢沿いに開けた開放的なコースだろう・・・って勝手に思ってたら、実際は大違いだった。歩いても歩いても鬱蒼とした樹林帯。うっとおしい道。
ポツポツ雨も降り出した。
7:40 大沢小屋
ここで休憩するつもりだったのだが、小屋の周囲は開けてなくて鬱蒼として快適ではない。休憩するベンチもなく、雨宿りも出来ない。小屋も閉まっているし、通過した。
大沢小屋を過ぎても鬱蒼とした道が続く。
雨は止んでくれたが・・・鬱々とした雰囲気がツラい。
いちど沢に出たが、休憩にはいまいちなのでもう少し・・・
8:13 やっと本谷の広い河原に出た。
1回目の休憩、20分。
▼やっと沢に出て休憩(8:13)
休憩のあとは、沢沿いに開けた道を登る。
見上げる針ノ木大雪渓は・・・雪はわずかに残る程度。
雪解けでザレた道を登る。
▼振り返ると爺ヶ岳、癒やされる。(9:15)
途中、雪解けで崩れた斜面もあり、泥で汚い。
意外な急登だし、正直あまり楽しい登りではない。
スギウラさんは途中、堪りかねて雪渓の上を歩いていた。
9:19 「ノド」の下に着いた。
ノドの雪渓は全面的にスノーブリッジ状態になっていて、立入禁止になっている。
右(左岸)の高巻き道を登る。
▼針ノ木雪渓の「ノド」。全面的にスノーブリッジ状態。(9:19)
▼「ノド」の高巻き。(9:24)
9:39 2回目の休憩、20分。
高巻きが終わって、大きく斜面をトラバース~再度、沢に合流するあたり。
眺めが良くて、絶好の休憩ポイント。
▼下るハイカーと多くすれ違うようになった。そんな時間帯。 (9:39)
10:25 最終水場
2回目の休憩からまだ30分弱しか歩いていないけど、給水休憩。
ここから上はもう水場は無い。小屋で買うしかなくなるので、持っているペットボトル全てに水を汲んだ。水量が弱く、岩を伝って流れる水を汲むのだが、なかなかペットボトルに溜まらない。飛び散る水滴でパンツがびしょ濡れになってしまった。
もちろん水も飲んだけど・・・甘くて美味しい。
結局、最終水場を出発したのは 10:59(34分休憩?)。
▼最終水場。親切に看板付き。(10:25)
▼給水。7リットル汲んだが、水量が少なくて時間がかかる。(10:31)
最終水場を過ぎて、まもなく最後の急登になる。
ザレたつづら折りの急登だ。
さっきまで時々晴れ間が出ていた空が、また霧で覆われた。
先が全く見えないのでツラい。
▼最後の登り。(11:20)
と、突然、霧が薄くなり、峠の標柱がすぐ目の前に見えた。
11:43 針ノ木峠に到着!
▼針ノ木峠 に着いた!霧で視界なし!!(11:44)
まず、テント場の受付をする。
小屋のスタッフはみんな学生さん?若い雰囲気に溢れている。
受付の記帳を見たら、私達が今日のテント場の一番乗りだった。
テント場は小屋のすぐそばで、急傾斜地に棚田状に設定されている。
一番フラットな場所を選んで設営、荷物をテントに入れて、少し休憩。
▼選んだテント場はフラットで快適。(12:26)
12:36 蓮華岳へ向けて歩き始め。
狭い針ノ木峠から東の尾根へ、いきなり急登です。
あっという間に針ノ木小屋が真下になる。
急登が終わったあとも、緩やかな登りが延々。空身なので30分ぐらいで行けるか?って思ったら大間違いだった。
13:39 蓮華岳(標高2,799m)
コースタイム70分だが、空身なのにコースタイムとあまり変わらず。(x_x;)
▼蓮華岳(標高2,799m)残念ながら眺めなし。(13:40)
山頂で30分ぐらい休憩。
下りは40分ぐらいで一気に下った。
▼下り途中、小屋を見下ろす。(14:43)
小屋でビールを買って、まず乾杯。
一息ついたあと、まだ明るいうちから、スギウラさんが荷揚げしてくれた肉を焼いて、お酒を買い足して(笑)、明るいうちからプチ宴会。
▼ビールと焼き肉。(15:37)
ちなみに私が現役の頃、スギウラさんと一緒に山行したことは一度もない。なんと今回が初めてです。私が現役の頃に散々お世話になった先輩はオータニさん・カトウさんで(もちろん会長のモリタさんもですが)、その先輩方がお世話になった先輩がスギウラさん。
なので、スギウラさんは私にとっては文字通りの大先輩なのです。世代を越えてフリーでは一緒に楽しく登っていますけど(笑)
焼き肉をつつきながら、稜朋会で現役だった頃の楽しい話題が尽きなくて、とても楽しかった。
▼日没が近づくにつれて雲が少なくなって、合間から槍ヶ岳。(18:03)
夕方近くになり雲がだいぶ消えて山々が見え始めた。
日没、そして暗くなるのと同時に就寝。
明日は快晴間違いなしだし、楽しみです。
せっかくの連休もどこに行くか、はたまた見送りにするべきか、悩みが尽きない。
今回の3連休も、オクサンと「西穂高岳から奥穂高岳へテン泊で行こう!」って計画してたのに、台風19号と20号の挟み撃ちで微妙な状態。あの稜線で天気が悪いと、危険云々って言うよりも、まずツマラナイ。我が家にとっての山は、ただ登れば良いってもんじゃあなくて、眺めが何より大事な問題です(笑)・・・なので延期にした。
代わりに白馬三山にでも行こうか?(北アルプス北部が一番天気良さそうなので)って話してたら、直前に、山岳会の大先輩のスギウラさんから「針ノ木岳に行きたいので一緒に行かないか?」って誘いが来た。
そんなワケで、急遽、行き先決定です(笑)
******************
前夜は仕事から帰宅してすぐ出発。
中央道をひた走って、梓川SAで車中泊。
******************
朝4時起きで準備して出発。
途中のコンビニで2日分の行動食を買い出しして・・・
5:30 扇沢の無料駐車場(第一)に到着した。
ここでスギウラさんと待ち合わせ、スギウラさんは前日入りで車中泊です。
夏休み時期だし、駐車場は一杯かも?と思っていたが、意外に空きが多かった。まだ6時前なのに、ハイカーさんが続々歩き始めていく。
天気はドンヨリ曇り。
ちなみに昨夜は雨が降ったらしく、一面濡れている。
今日の山の天気予報は、「曇り時々小雨、または、ひょっとすると曇り時々晴れかも?台風19号が気象庁予想より若干でも西寄りに進めば後者」・・・らしい。そして明日は快晴予報が出ている。明日の晴れ予報は気圧配置から揺るぎようのない、約束されたような快晴らしい!
これはもう、決行するしか無いコンディションですね。
今日は多少の雨は我慢して乗り切ろう!!
6:07 歩き始め
6:13 針ノ木岳登山口
ここで登山届を書いたが、下の写真の通り、登山ポスト周囲には机がなくて、ゴツゴツのコンクリートの上で無理やり書いた。結果すごい乱筆、読めるのかな??
▼山岳会の大先輩のスギウラさん、楽しい山行の始まりです。(6:13)
6:21 登山届書き終わって先に進む。
今回のコースは「日本3大雪渓の1つ・針ノ木大雪渓」ってくらいだから、登山口を入ったらすぐ沢沿いに開けた開放的なコースだろう・・・って勝手に思ってたら、実際は大違いだった。歩いても歩いても鬱蒼とした樹林帯。うっとおしい道。
ポツポツ雨も降り出した。
7:40 大沢小屋
ここで休憩するつもりだったのだが、小屋の周囲は開けてなくて鬱蒼として快適ではない。休憩するベンチもなく、雨宿りも出来ない。小屋も閉まっているし、通過した。
大沢小屋を過ぎても鬱蒼とした道が続く。
雨は止んでくれたが・・・鬱々とした雰囲気がツラい。
いちど沢に出たが、休憩にはいまいちなのでもう少し・・・
8:13 やっと本谷の広い河原に出た。
1回目の休憩、20分。
▼やっと沢に出て休憩(8:13)
休憩のあとは、沢沿いに開けた道を登る。
見上げる針ノ木大雪渓は・・・雪はわずかに残る程度。
雪解けでザレた道を登る。
▼振り返ると爺ヶ岳、癒やされる。(9:15)
途中、雪解けで崩れた斜面もあり、泥で汚い。
意外な急登だし、正直あまり楽しい登りではない。
スギウラさんは途中、堪りかねて雪渓の上を歩いていた。
9:19 「ノド」の下に着いた。
ノドの雪渓は全面的にスノーブリッジ状態になっていて、立入禁止になっている。
右(左岸)の高巻き道を登る。
▼針ノ木雪渓の「ノド」。全面的にスノーブリッジ状態。(9:19)
▼「ノド」の高巻き。(9:24)
9:39 2回目の休憩、20分。
高巻きが終わって、大きく斜面をトラバース~再度、沢に合流するあたり。
眺めが良くて、絶好の休憩ポイント。
▼下るハイカーと多くすれ違うようになった。そんな時間帯。 (9:39)
10:25 最終水場
2回目の休憩からまだ30分弱しか歩いていないけど、給水休憩。
ここから上はもう水場は無い。小屋で買うしかなくなるので、持っているペットボトル全てに水を汲んだ。水量が弱く、岩を伝って流れる水を汲むのだが、なかなかペットボトルに溜まらない。飛び散る水滴でパンツがびしょ濡れになってしまった。
もちろん水も飲んだけど・・・甘くて美味しい。
結局、最終水場を出発したのは 10:59(34分休憩?)。
▼最終水場。親切に看板付き。(10:25)
▼給水。7リットル汲んだが、水量が少なくて時間がかかる。(10:31)
最終水場を過ぎて、まもなく最後の急登になる。
ザレたつづら折りの急登だ。
さっきまで時々晴れ間が出ていた空が、また霧で覆われた。
先が全く見えないのでツラい。
▼最後の登り。(11:20)
と、突然、霧が薄くなり、峠の標柱がすぐ目の前に見えた。
11:43 針ノ木峠に到着!
▼針ノ木峠 に着いた!霧で視界なし!!(11:44)
まず、テント場の受付をする。
小屋のスタッフはみんな学生さん?若い雰囲気に溢れている。
受付の記帳を見たら、私達が今日のテント場の一番乗りだった。
テント場は小屋のすぐそばで、急傾斜地に棚田状に設定されている。
一番フラットな場所を選んで設営、荷物をテントに入れて、少し休憩。
▼選んだテント場はフラットで快適。(12:26)
12:36 蓮華岳へ向けて歩き始め。
狭い針ノ木峠から東の尾根へ、いきなり急登です。
あっという間に針ノ木小屋が真下になる。
急登が終わったあとも、緩やかな登りが延々。空身なので30分ぐらいで行けるか?って思ったら大間違いだった。
13:39 蓮華岳(標高2,799m)
コースタイム70分だが、空身なのにコースタイムとあまり変わらず。(x_x;)
▼蓮華岳(標高2,799m)残念ながら眺めなし。(13:40)
山頂で30分ぐらい休憩。
下りは40分ぐらいで一気に下った。
▼下り途中、小屋を見下ろす。(14:43)
小屋でビールを買って、まず乾杯。
一息ついたあと、まだ明るいうちから、スギウラさんが荷揚げしてくれた肉を焼いて、お酒を買い足して(笑)、明るいうちからプチ宴会。
▼ビールと焼き肉。(15:37)
ちなみに私が現役の頃、スギウラさんと一緒に山行したことは一度もない。なんと今回が初めてです。私が現役の頃に散々お世話になった先輩はオータニさん・カトウさんで(もちろん会長のモリタさんもですが)、その先輩方がお世話になった先輩がスギウラさん。
なので、スギウラさんは私にとっては文字通りの大先輩なのです。世代を越えてフリーでは一緒に楽しく登っていますけど(笑)
焼き肉をつつきながら、稜朋会で現役だった頃の楽しい話題が尽きなくて、とても楽しかった。
▼日没が近づくにつれて雲が少なくなって、合間から槍ヶ岳。(18:03)
夕方近くになり雲がだいぶ消えて山々が見え始めた。
日没、そして暗くなるのと同時に就寝。
明日は快晴間違いなしだし、楽しみです。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 23 | |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
木村 三郎
HP:
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
リンク
カテゴリー
カウンター
最新記事
(11/22)
(11/04)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
最古記事
(05/04)
(06/27)
(06/28)
(06/29)
(06/30)
ブログ内検索
アクセス解析