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プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
お楽しみの山歩き!!
今回は、常念岳です。

先月(9月)の涸沢・穂高では、人混み酔いする程の大混雑でサンザンだったが、
今回は平日に計画を組んで・・・
しかし大型台風到来でヒヤヒヤだったが、いい具合に通過してくれて・・・
期待が高まるばかりです。。。

予定コースは、ヒエ平から一の沢を登る初心者ライン!
日帰りも十分可能なこのコースで、なんと、常念小屋泊りの1泊2日です(笑)。

******
前夜、残業で少し帰宅が遅れたが・・・
大急ぎで準備、19:50頃出発。
中央高速を飛ばして、安曇野ICで降りて・・・
一の沢林道は初めてだったけど、何とか迷わず、
ヒエ平の無料駐車場に23:30頃に到着した。
ここで車中泊。
夜中に冷え込んでとても寒かった。。。
******

朝、6:00過ぎに起床。
6:42 駐車場出発。
まずは登山口まで舗装された林道を登る。10分程度。

※一の沢林道で。山が黄色や赤の色とりどりな紅葉。きれいです。


ヒエ平の山岳相談所の前で朝ごはん。
水を汲んで・・・
足首サポータをつけたり、いろいろ準備。

※登山口・常念口一の沢山岳相談所(1320m)
 

7:20 登山口出発。

最初の休憩ポイント・王滝ベンチまでは、緩やかな登りの、しかし長い歩き。
コースタイムは1時間15分となってるが・・・
王滝の道標はあったが『ベンチ』は見つからず・・・
「休憩ポイント」はどこ?って悩みながら・・・
台風の影響で登山道に水が流れて休むポイントが無い・・・

9:00、かなり行き過ぎて、烏帽子沢出会で休憩。

※烏帽子沢(1750m)
 

烏帽子沢からも、長く・緩やかな登り・・・川床のようなゴロ石が多い。
足首が悪い私には辛い歩きが続く・・・

9:35 笠原沢(1900m)

10:15 胸突八丁(2090m)の入り口で休憩。
ここからようやく山歩きっぽくなった。

※胸突八丁。いきなり急登!
 

※胸突八丁を登りきると、常念岳山頂が見え始める。
 

予想外に良いペースで登っている。
天気も上々だし・・・
「やっぱり一気に頂上まで登って日帰りしちゃおうか?」
「明日は美ヶ原にドライブでも行こうか?」
なんて、オクサンと相談しながら・・・

11:00 最終水場(2250m)。

ここで水を補給。
小屋泊りなら小屋で水を無料補給出来るって知ってますが・・・
トレーニングも兼ねて、持ってる器の全てに水を満タン補給。

※最終水場。水が美味しい。


最終水場から、今日の目的地の常念小屋(常念乗越)までの標高差は200m。
コースタイムは50分程度だけど、休憩ポイントが3箇所(笑)。
それぞれベンチがあって・・・
座って記念撮影してみたけど、実際は休まずに・・・

※第一ベンチ


※第二ベンチ


※第三ベンチ



11:45 常念乗越に到着!

※常念乗越(2460m)で、松本方面の展望が良い。
 

※常念乗越(2460m)で、道標の左に槍ヶ岳が、雲の合間に見える。


ベンチで他の登山者と少しお話しして・・・
どうしようか少し悩む・・・

だんだん雲が多くなって、怪しい天気になってきた・・・
常念岳に登っても、一番目的の展望は無さそう・・・

12時過ぎに小屋へ行って受付。
結局、今日は予定通り一泊して、明日天気が良くなるのを期待です。

退屈なので、常念岳の反対側・横通岳へ向かって登ってみた。

※横通岳への登り。後ろは常念岳。下方には常念小屋。13:00
 

完全に曇って、風も強くなって、すごく寒くなってきた・・・
雨も降り出して・・・
常念小屋へ向かって引き返し。。。

※常念小屋の入り口。13:50
 

小屋はとても快適です。
食料はたっぷり持ってきたので、色々食べながら暇つぶし。

外は雨。
雪も混じっている。
積もるかな・・・??

※小屋で晩ご飯。18:00
 

平日で空いているので、グループごとに部屋が割当て。
我が家は一部屋貸し切り。
快適です。

※お休み前。20:15
 

明日は晴れるかなぁ・・・。
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4:45起床。

アラームは5時にセットしていたが、
キャンプ場が、出発準備の雑踏で賑やかで寝ていられない。

外に出て見上げると・・・
ザイテングラートは登っている人たちの沢山のヘッドランプが光ってる。

まずトイレ(順番待ちの行列がすごい!)。
トイレ待ちの間に夜が明けてきた。

※5:17 涸沢ヒュッテから。テントは右下(写真外)へ無数に続いてます。
 

荷物をまとめて、撤収の準備をしながら・・・
朝焼けが美しいので、テントの外で朝ごはん。

※朝焼けがきれい。
 

体調は・・・
この3日間で一番いいかな?
やっと下界での疲れが抜けてきたか・・・?

7時頃、撤収~パッキングが終わって、下山開始。

涸沢・穂高を目指すおおぜいの人たちとすれ違って、ひたすら下り。。。
ずいぶん登ってきたんだなぁ、疲れるはずだ、って毎回思う。。。
8:50 本谷橋に着くまで、休憩なしで一気に下る。

※本谷橋の吊り橋で、オクサンとHさん。


ここからは沢沿いに緩やかな下り歩き。

途中、右に屏風岩がよく見える・・・。
東陵を登っているパーティーが2組いた。
雲陵ルートは・・・誰もいない。
(屏風岩を登ってた頃が懐かしいなぁ・・・。)

横尾で休憩(到着時間忘れた)。

横尾から、また、私の嫌いな林道歩き。
時々出てくる上り坂が、やけに辛い。

徳沢に 11:25到着。
みんなでアイスクリームを食べた。

※徳沢で、今年もやっぱりアイスクリーム。


林道は人が多い。

上り下りの多くの登山者・・・
だんだん観光客も増えてきて・・・

明神館に 12:30。
ここからはさらに観光客が増えて・・・

※小梨平のキャンプ場で、みんなで昼ごはん。(13:40)


Hさん・Sさんは、小梨平でお風呂に入って、新宿直通バス帰り。
なので、ここでお別れ。。。

上高地はすごい観光客!!
人をかき分けて歩く感じ・・・!

上高地バスセンターに到着。
沢渡(さわんど)行き乗り場を見たら、すごい行列が・・・(@_@;)
最後尾を探して、進んでも進んでも・・・なんと梓川の近くまで!!

※すごいバス待ち行列!!


シャトルバスは増発されてるようだけど、人が多すぎ!
1時間待たされて、お風呂上がりのSさん・Hさんにも再会・・・
16時過ぎにやっと乗れた。(@_@;)

16:30 沢渡第二駐車場に戻った。

今日はもう温泉は諦めて(温泉もたぶん混雑だろうし)・・・
足湯に浸かって一休み。

※足湯公園。なかなか良い湯です。
 

17:00 沢渡を出発。

帰りの渋滞もすごかった。
中央道の笹子トンネルまでは順調だったが・・・トンネルを出たら、びっちり渋滞。
「45km、3時間以上」って表示が出てる・・・(@_@;)

休日で怪しい運転の車が多くて怖い(意味不明なスピードの緩急、蛇行、割り込み)。
接触・追突事故もあちこちで発生してるし(そのせいで渋滞に輪をかけてる)。

自宅に着いたのは、なんと深夜1時!!

やっぱり「世間の連休に山に行ってはいけないな」、と改めて実感です。
5:00 起床。

アラームをセットしていたが、
それよりも早く、キャンプ場の雑踏で目が覚めた。

外に出て見上げると、すでに中腹まで登っている人の姿(ランプ)が見える。
早速、準備開始・・・

※朝焼けの涸沢カール


今日は昨日の朝よりは調子が良い。
だいぶ疲れが抜けたかな?

6:45 にHさん・Sさんと、パノラマコースの出発点で待ち合わせ。

山の出発時間としてはだいぶ遅いですが・・・
コースタイムは片道4時間程度なので・・・(午後は天気が心配ですが)

今日はオクサンはお留守番(高所に弱いので)。
涸沢ヒュッテで、おでんとビールを堪能予定??

私とSさん・Hさんの3人で登り始め。

最初は緩やかなガラ場・・・
雪渓も残っていて楽しい・・・

※パノラマコース。背景は前穂高岳・北尾根。


※雪渓が残ってる! 楽しい雪渓歩き(ちょっとだけだけど)!


早めの休憩のあと・・・
ザイテングラート(seitengrat)の取り付きへ。
先行グループに追いついたのか、このあたりから人が急に多くなってきた。

※ザイテングラート登り始め。今日から連休本番、人が多い。
 

ザイテングラートは、ようやくの、「山登りらしい」山登り。
高度感のある岩稜歩きが楽しい。
鎖場・ハシゴも出るが、まったく必要性なし。

9:15 奥穂高山荘に到着、テラスで一休み。

※奥穂高岳山荘。


奥穂高岳山荘から、いきなり連続ハシゴと鎖場。
高度感があって、雪の季節は事故も多い場所。。。

鎖場を越えると、槍ヶ岳が後ろに見えてくる。

※涸沢岳と、奥に槍ヶ岳。
 

しかし・・・
奥穂高山頂が近づくにつれて、雲が急速に湧いてきた・・・
ガスの合間にジャンダルムが見える・・・

10:20 奥穂高岳(3190m)到着。

※奥穂高岳山頂。この石積み合わせて3190m? ガスで展望なし。


山頂直下の広場で、みんなで食事。
展望が無いのが残念・・・。

11:05 下り始め。

慎重に・・・

※怖そうに岩を伝って下るHさん・Sさん・・・そんなに怖がらなくても大丈夫!?


※ハシゴ場で・・・引きつり気味の表情で(笑)。
 

奥穂高岳山荘で休んでたら・・・
体が冷えて風邪がぶり返してきたのか、悪寒と頭痛が始まった・・・(*_*;

ザイテングラートの下りは・・・
自分の調子が悪いので早く下りたいのに(走り降りたいくらい)・・・
しかし、上り渋滞がひどくて、待ち時間ばかりで進まない・・・

ガイド登山のグループにもかち合ってしまい、彼らは簡単な鎖場もロープビレイで登ってくるので(20数人)、上りも下りも詰まってしまって大渋滞・・・(@_@;)

土・日・祝日はメジャーな山に来てはいけない!と実感。
もしかして、上りよりも時間がかかって??って感じでキャンプ場に戻り。。。

15時頃??(辛くて時間を覚えてない)
テントに着いたら私はそのままダウン。

「涸沢に戻ったらみんなでビールとおでんでお祝い!」って言ってたのですが・・・
私の体調不良で中止です。m(__)m
(とは言っても、涸沢ヒュッテは人でごった返してて無理だったかも、ですが・・・)

またバファリンを飲んで寝込んで・・・
日没頃、ようやく元気が出てきた・・・

気が付くと、キャンプ場はすごいテントの数。すごい人の数。
トイレで涸沢ヒュッテに行くが、すごい人の数でなかなか進めない。
通勤ラッシュの駅ホームと同レベル!!
トイレは、順番待ちの長蛇の列!!

連休恐るべし!

※夜の涸沢キャンプ場。


明日は下山です。
今日から3連休。
我が家の目玉イベントの北アルプス登山の日です。

昨年は槍ヶ岳だったけど、今回は奥穂高岳。(^O^)/

行程は上高地~涸沢~奥穂高をピストン(初心者ライン)。
今年は頑張ってテント山行、だいぶ重量がありますが頑張ります。 

メンバーは、我が家と、職場の同僚のH嬢、S嬢。
 HさんとSさんは夜行バスで優雅に出発、徳沢で集合です。

******
前夜、定時上がりで速攻帰宅。
大急ぎで準備するが・・・
天気予報を見るためにPCを開いたら、いきなり強制的にWindowsUpdateが始まった!
しかも再起動したら、またWindowsUpdate 2連続!最低のタイミング!!
お陰で出発が19:50に遅れてしまった。
この2週間、激しく忙しかったため、各種ストレスで夜間運転が辛い・・・
眠気とだるさを堪えて、中央高速を飛ばして、松本ICで降りて、
沢渡第二駐車場(足湯公園)に到着したのが11:40。
ここで車中泊。
******

5時過ぎに起きて準備開始。
6:20発の沢渡バスターミナル発・上高地行きのシャトルバスに乗って・・・

7:00少し前に上高地に到着!

早速歩き始め・・・

※上高地バスターミナルで。
 

※河童橋から穂高連峰。快晴です。
 

上高地から横尾まで続く林道は単調で辛い。

風邪気味らしく、喉と頭が痛い・・・
荷物は25kg程度(計算上)ですが、やけに重く感じる・・・
今日の涸沢への登りはだいぶ苦労しそうです・・・

徳沢で、無事、HさんとSさんに合流!

Hさんは昨年の槍ヶ岳も一緒。
Sさんは今回初めて、ザックから靴まで通販で一式新調して!参加です。

4人で話しながら、また林道歩き・・・
10:00 横尾に到着。

※横尾で、快晴!
 

横尾からは、やっと山歩きらしくなってくる。

屏風岩を左に見ながら・・・
沢沿いにじわじわ登る・・・

11:40 本谷橋に到着。

※本谷橋。定番の休憩ポイント。
 

ここ(本谷橋)から傾斜が上がってくる。

暫く日陰の急登り。
発熱・発汗と、服装のバランスが取れない・・・
荷物もつらい・・・

バテバテ・・・
途中、2回休んで・・・

14:20 ようやく涸沢キャンプ場に到着。

※涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐点。もう目の前ですが疲れて休憩。


キャンプ場は、予想よりは人が少ない。
世の中の3連休より一日前倒しで来たおかげか・・・。
テントの下敷きに使うコンパネ板もゲット!(最後の1枚だった)。

涸沢ヒュッテに泊まるHさん・Sさんと別れて、我が家はテント張り。
設営完了して・・・
テントの中に入ったら、疲れがどっと出て、そのまま爆睡・・・

17時頃、カップラーメンを食べて、バファリン飲んで・・・
また爆睡・・・

日没頃になって、ようやく元気が出てきた。

※涸沢キャンプ場、涸沢ヒュッテから。奥の明かりは涸沢小屋。


明日は、お楽しみの奥穂高岳です!!
出張開けで疲労困憊ですが・・・
今日は仕事に出て、業後すぐ車で出発。

沢渡(さわんど)に 23:40到着。

明日から3日間、北アルプスです。(^O^)/

※沢渡第二駐車場(足湯公園)に到着。
4:20起床。

山荘の外はまだ真っ暗。濃霧。
準備して速攻で下山するだけですね。。。

薄明るくなるのを待って、5:30頃に出発。
視界はゼロ、風が冷たくて寒いです。

標高200mくらい降ると風も無くなり、視界も良くなって来た。
でも振り返った山の上は雲の中。

オクサンは200m降りたらすっかり復調。
やっぱり高度障害のようですね。
 
※写真(↓) 坊主岩小屋付近で。
 

※写真(↓) もう少し降りて、谷の風景。
 

午後は雨が降る可能性があるので、とにかく降る。

槍沢ロッジ到着は8時半頃。
雨が降り出し、カッパを着たが・・・、あまり降らず、蒸し暑いのでまた脱いだ。

横尾に着いたのは10時頃。
徳沢は11時頃。オクサンとHさんは、お楽しみのソフトクリーム。

横尾から上高地の、林道歩き3時間は辛い。
13時頃にようやく小梨平に到着。

上高地は観光客が多い。
ビジターセンターを見て、河童橋に寄って、対岸の店で昼ごはん。
カツ丼を食べた。

※写真(↓) 昼食後、河童橋で記念撮影。


Hさんとはここでお別れ。
我が家は14:40のシャトルバスに乗って沢渡へ。

車がある第二駐車場から歩いて『梓湖畔の湯』へ行って長風呂。
すっきりして17時頃、駐車場発。

帰りの中央高速は、富士見平~甲府で2回、凄まじい雷雨。
相模湖辺りで、Hさんが乗った高速バスを追い抜いて・・・
(Hさんに手を振ったら気付いてくれた)

21時頃に自宅に到着。
 
素晴らしい三連休だった。
4:30、自分の時計のアラームで目が覚めた。

この小屋の朝は遅い??
通常の小屋なら4:00、テント場なら3:30頃から賑やかになって目覚めるのですが、
私の時計のアラームで起きて、ようやく周囲も目覚め出し・・・。

今日は、今回の槍ヶ岳登山のハイライトです。ヽ(^o^)丿

我が家は習慣的に、朝ご飯は無しなので、のんびり準備して、5:40頃に出発。
 
ババ平(旧・槍沢ロッジ跡地、キャンプ指定地)を順調に過ぎて・・・

※写真(↓) ババ平


大曲の分岐辺りから勾配が上がり始めて・・・
でも、目的地の槍ヶ岳はなかなか見えない・・・

風景はだんだん谷の上部に上がり開けてくるが・・・
でも、目的地の槍ヶ岳はなかなか見えない・・・

坊主岩近辺で、ようやく見えた!!! 素晴らしい!

※写真(↓) 坊主岩の少し手前で。槍はまだまだ遠い。
 

殺生ヒュッテの分岐を過ぎて、オクサンがバテだした。
標高で2800m位か???

11:05頃に、槍ヶ岳山荘到着。
オクサンは沈没。

やっぱりオクサンは標高に弱いのか?テキメンですね。。。

※写真(↓) 槍ヶ岳山荘で、背景は槍ヶ岳。オクサンは立ってるのがやっと???


小屋泊まりの受付をして・・・
1時間ぐらい休んでオクサンの様子を見るが・・・

完全に沈没。。。
全くダメそうなので・・・

これ以上待っていると、私的予想では、ガス(霧・雲)が来てつかまりそうな・・・
夕方はたぶんダメと思う・・・いやな予感全開・・・
なので、オクサンを置いて、Hさんと頂上へ行ってみた。

槍ヶ岳の登りは・・・
私には、いつものフリークライミングのエリアで、ルート取り付きへのアプローチ程度?
全く難しくはない。
鎖とハシゴが逆にちょっと煩わしい。
かと言って、もしも失敗すると重大事故確実で、ある意味、やな感じです。

12:45頃に山頂着。小屋から10数分程度?

※写真(↓) 槍ヶ岳山頂で。Hさんと記念撮影。


※写真(↓) 槍ヶ岳山頂から、槍ヶ岳山荘。


※写真(↓) 槍ヶ岳山荘の入口で沈没中のオクサン。山頂から。
 

とてもタイミングが良くて・・・
天気・展望も素晴らしく・・・

頂上は空いていて、私達を含めて5~6人。
いろいろ雑談。

みんなでいろいろなポーズで写真撮影。。。

※写真(↓) 看板2つ持って、記念撮影。(看板が意外に重い。)


しばらくくつろいで・・・十分満喫。
槍ヶ岳山荘へ向けて下降。

ちょうどまた、登山者が増えだして混み出した。
登りルートを外して、下降路を登ってくる登山者が多くて困った。
巨大なペイントで上りライン・下りラインの指示があるのですから、きちんとラインを見ながら登って欲しいですね。。。

槍ヶ岳山荘に戻って、ビールを飲んで、小屋前のテラスでHさんと雑談。
15時位から? 嫌な予感どおり、山頂は霧で視界無しになった。

午後遅めに槍ヶ岳山荘に到着した人達は、槍の頂上に行っても展望が全く無し。
霧で登頂自体を諦めた人も多いようだ。。。

今回はいろいろなポイントで天気の読みが大当たり。
行程上も、期待通りでピッタリはまって、とても実りのある登山だった。。。
オクサンにはザンネンだったけど・・・。

※槍ヶ岳山荘のテラスから槍沢方面、殺生ヒュッテ(手前)とヒュッテ大槍(左奥)。


谷方面は好展望。
山荘前のテラスで、私はビールとワインを飲んで酔っ払い。

そのまま晩ご飯も食べて(カップラーメンとマジックライスだけど)、青森(三沢)から来たオバちゃん達と、オーストラリアからの女性といろいろお話し・・・盛り上がった。

私は飲みすぎ?で、頭が痛くなり、19時ごろに就寝した。
今日から3連休、
そして、この夏の我が家の目玉イベント、槍ヶ岳登山の日。(^O^)/

天気予報も、1ヶ月前の職場の休日申請時に、悩み悩んで、いろいろ気圧配置や推測パターンを熟考して、『きっとここなら』と申請した日で大当たり。
たぶん、期待通りの天気になりそうです。。。
 
行程は槍沢往復(初心者ライン)。
しかも、最初はテント山行を考えていたが、諸事情により小屋泊に変更。
重量的にもだいぶ軽くなり、お気軽感アップ。(^^♪

メンバーは、我が家と、職場の同僚のH嬢。
我が家はバネットで出動ですが、Hさんは夜行バスで優雅に出発、上高地で集合です。

******
前夜、残業をお断りして定時ピッタリで速攻帰宅。<m(__)m>
大急ぎで準備して、19:30頃出発。
仕事ストレス満開で夜間運転はとても辛いですが・・・
眠気を堪えて、中央高速を飛ばして、松本ICで降りて、
新島々の最後のセブンイレブンで買い出しして、
沢渡第二駐車場(足湯公園)に到着したのが午前0時。
ここで車中泊。
******

沢渡バスターミナル発・上高地行きのシャトルバスの始発は5:40でしたが・・・
寝坊して、乗ったのは6:20。
7:00少し前に上高地に着いて、待ち合わせの河童橋に着いたのは7:00過ぎ。

Hさんと3人で、歩き始め。

上高地から横尾まで、単調な林道11kmの歩きは相変わらず辛い。
往きはそれでも楽しさ一杯で、風景見ながら、進むのですが・・・
「疲れ切って帰りのこの道は本当に辛いんだよなぁ・・・」なんて思い出しつつ・・・。

昔、山岳会で元気にやってた頃は、この道から見る風景は雪景色。
林道も雪・氷。最悪の時期は膝下までの雪で苦労した事もある。。。

「眺めが全然違うなぁ」なんて、昔の記憶との相違に感慨を憶えつつ・・・
北尾根や屏風岩を見上げながら、そこでの苦労や楽しかったことを思い出しながら・・・

3時間の林道歩きを終えて横尾へ到着。

※写真(↓) 横尾から屏風岩。屏風岩は思い出が多い。懐かしい風景です。
 

※↓ 前穂北尾根(横尾から)。雪にまみれた、辛くてしょっぱい思い出がたくさん。
 

横尾から先、槍沢は未知の世界・・・ですが、
今日の目的地の槍沢ロッジは横尾から1時間半。

13時頃に到着。
仕事疲れと、いろいろな疲労で、着いた時は疲労困憊でしたが、
お風呂に入って(槍沢ロッジにはお風呂があります)生き返った。。。

お風呂って素晴らしいですね。

風呂上り、小屋の外で、生ビールを飲んで、晩ご飯。

※写真(↓)槍沢ロッジ。小屋前のテーブルで生ビール(900円)。
 

日没前に、小屋中の談話室に移って、うたた寝。
20時頃に就寝。

同室の隣のオジサンが・・・いびきが凄まじくて。
地響き込みのすごいいびきに悩まされて殆んど眠れなかった。。。

困りますね。。。
■この記事は若い頃の日記です■
2017/3/16~3/17に計画していた西穂高岳行きの準備中、何気なく昔の地図を開いたら、30年前の山行の日記が出てきた。
近年また冬山を始めるまで、この山行が私の雪山の最後だったこともあり、非常に感慨深く、データに起こしてみました。地図裏に書き殴った文章なので、極端に分かりにくい部分について加筆・訂正していますが、9割方は、ほぼ原文通りです。
このコースを選んだきっかけは、この年のGWに所属山岳会(稜朋会)の春合宿が無くて、「1人で何処に行こうかな?」って悩んでいた時に、引退した元パートナーと以前交わした会話:「西穂~ジャンダルム~奥穂って難しいの?」→「お前なら簡単だよ!」って言われたのを思い出して、軽い気持ちで、ロープもお金も持たずに(笑)夜行列車に乗り込んだ・・・って具合だったと思う。
かなり無謀だったと思う、若かったので。。。

************
■5/3 雨
夜行電車で松本へ。
上高地に着いたのは明け方。
松本は降っていなくてラッキーと思っていたら、上高地に着いたらやっぱり雨。
あ~あ。

西穂山荘までの登りでバテバテになる。
雨がだんだんひどくなる。
西穂山荘で1時間程休む。
ここで張ろうかとも考えたが金がないので進む。
ここは400円/人だが資金ギリギリで来たので。
雨、ますますひどくなる。
思ったより雪が少なく、テントを張る所が心配。
もういやになった頃、テントを張れるスペース発見。お花畑の上の雪渓。
強い風雨の中で設営。12:30頃か?
ポールが組み立てれず(5年間酷使したテントで傷んでいたためジョイントが曲がって刺さらない)、ジョイントをナイフで削って苦戦・・・、その最中にふと見たら、メインポールが1本、雪面を流れて消えている!!マジかよ!って泣きそうになりながら急な雪壁を駆け下りて拾いに行ったり(70m程か?運良くブッシュのおかげで雪面に突き刺さっていて回収できた)と悲惨な設営。
体は汗と雨でビショビショ。EPIガスではとても乾きそうにない。
夕食:ラーメン。
6:00前頃、就寝予定。
4:30頃?5:00頃?雨が止んだ。
だが、ガスはかなり出ている。

■5/4 はれ 時々 曇り
夜中、寒くて寒くて、とても寝られたモノではない。
23:00頃、もうどうしようもなくて一度起きてガスをたく。
ついでに小用。雨が雪になっている。
明日ももし天気が悪かったら、天狗のコルから下りようなどと考え、また寝る。
3:00頃、また耐えられなくなり起きる。結局、そのまま出発まで起きる。
テント中のものすべてが凍っている。悲惨という以外の何ものでもない。
外は晴れている。
5:00頃なのにもう人が登ってくる。

▼何もかも凍ったつらい夜だった。もちろんシュラフも中までバリバリ。


6:00頃出発のつもりが、テントが凍りつき撤収できない。サブポールのジッパーが凍って動かずレバーが千切れた。仕方なくナイフでスリーブ自体を切る。うしろのサブポールは末端のストッパーが破れてポールが突き出ている。極めつけはポールのジョイントが凍り、外れない。EPIガスを出して炙って解かしながら撤収。
6:30頃の出発になる。

独標に7:30頃着。晴れている。
おかげで、着ているものはどんどん乾く。
しかしザックの中は・・・半分は氷?そのおかげかどうか、なかなかの重さだ。しかし、カサの割にはそれ程重くない。やはり登攀具がないせいだろう。

▼西穂高岳頂上直前で、振り返って御嶽山・焼岳・ピラミッドピーク。


▼西穂高岳頂上で。進行方向、奥穂高岳を望む。


▼西穂山頂までは登山者が多かったが、この先ジャンダルムまでは誰もいなかった。


9:00頃、西穂高岳。
この辺はなかなか調子よい。コースも楽勝。
が、そのアトから、まず天狗岩の登り、核心は4級くらい(アイゼンで)ある。いくら鎖つきといっても、冷や汗ダラダラ。

12:30 天狗のコル。
天狗のコルからはもうバテバテ。
しかしルートはどんどんシビアに、悪くなり、全く気がぬけない。
そして、きわめつけ、ジャンダルム。予定していた巻き道は雪がクサっていて使えない。
頂上に導かれるように登ってしまった。どうやって下りるか?
ちょうどコブ尾根を登ってきた大阪のパーティ。彼らがセットした懸垂ザイルにカラビナを1枚借りて通し、もし落ちても谷底まで飛ばされないようにだけして、ザイルには頼らずクライムダウンした。
ここから先はますます悪くなり、冷や汗ダラダラ。

▼馬の背。進行方向の奥穂高を写す。緊張感ピークの雪のナイフリッジ。


▼馬の背で。振り返ってジャンダルム。あれを乗り越えてきたのか・・・。


▼奥穂高岳(標高3,190m)に着いた!


もう体力的にも精神的にも疲れ果てて、奥穂高岳頂上。15:00 Just。
もう岳沢に行くのはイヤになり、ザイテンで涸沢へ。
立っているのもつらい程。
このルート、特にこの時期は、ザイルがないととてもではないが、ハッキリ言ってヤバイルートだったようだ。
疲労のせいで2日続けて食欲がない。
ガスボンベを使い切ってもいい気持ちでテントの中でシュラフを干す。だけどダメだろうなぁ、たぶん。
朝の撤収のときは、テントはもう立たないかも・・・と思ったけど、なんとか形になっている。
春合宿での涸沢テントは賑やかで楽しかったが、今回は1人きりテント。つまらない。
周囲のテントの楽しそうな声がうらやましい。

■5/5 曇り 時々 晴れ
7:00過ぎ、起きて撤収。
もう下るだけ。
12:00過ぎ上高地に着。

▼小梨平で。登った行程を振り返る。


▼河童橋。正面は焼岳。


-----------------------
■後記■
行動中は余裕がなかったためか写真が少ないのが惜しまれる。
特に天狗のコル、ジャンダルムにかけての写真がないのが残念。
昔の山行は、厳しかった山行ほど写真がないものだ。意識して撮った山行でも岩壁登攀が終わって続く激しいラッセル時にカメラが雪に流されて紛失してしまったり・・・。
今のようにコンパクトデジカメでバシバシ撮れる環境は素晴らしいと思う。

ちなみにこの頃の私は本当に貧しくて、しかも時代的に装備も貧弱で、使っていたシュラフは最初期のダクロン3シーズン、ダウン製品なんてビンボーなので持ってなかった。ウールの下着・シャツの上は友人から寄贈のフリース(昔は高価だった)、パンツはジャージだった。
防寒着は会の先輩から寄贈のダブルヤッケで厳冬期を通したが・・・いまそんな装備で冬山に行ったら速攻で疲労凍死でしょうね・・・本当に若かった。懐かしい・・・。
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プロフィール
HN:
木村 三郎
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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