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プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
昨夜は冷え込んだ。
しかしハイキング疲れで心地よく爆睡。
クライミングとは違う性質の疲れが睡眠に良いようだ。

起床は9時頃。

今日はオクサンの日だが「疲れて登れそうにない」とのこと。
私もたぶんムリ。。。
なので今日はレストに決定。

のんびり朝ごはんを食べて・・・
顔洗って・・・

11時頃にレセプションへ行ってキャンプ場代金の清算をした。
日曜日(5/18)に移動を決定です。

Camping Montsant Park』 キャンプ場には1か月半。
とても快適なキャンプ場で、オーナーのミニンさんもとても親切。ダンナも親切。
名残惜しいですが、ずっとここにいるわけにもいかないし・・・

土地のワインをプレゼントされた。
明日の夜に飲もうかな!

※↓ ワイン、飲むのが楽しみです。
 

午後は、Siuranaの村へ行ってみた。

村の中に行くのは今回は初めて。
来るたびに年月の変化を感じて、昔のいろいろな思い出が交錯する。
辺鄙で何もないけど、なんでもアリアリだった時代が懐かしい。

※↓ 素晴らしい眺めですね。
 

※↓ Refugi(山小屋)の屋上から。昔はよくここでストレッチした。
 

※↓ 村の教会。シウラナ貯水池を見下ろして。
 

※↓ アラブの女王が身投げした(とされる)場所。看板を手に・・・。
 

この地を支配していたアラブの『女王』が、キリスト勢力の再征服で包囲されて、投降するのが嫌で崖から身投げしたとの伝説があり(あくまで伝説)、とうぜん身投げした場所は正確には判りようもないのですが、貴重な観光材料? 看板も以前はなかったのですが・・・(笑)

※↓ Refugi(山小屋)


昔は村の宿泊施設はRefugiしかなくて、さもなくば教会周辺に野宿(フリーキャンプ)だった。Refugiに各国からクライマーが集まって楽しかったっけ。。。今もRefugiと看板は出ているものの・・・。

村を散策したあとは、駐車場で少し休んで・・・
Cornudellaへ下りて・・・
Montsant側に上がって、Sant Joan del Codolar礼拝堂へ行ってみた。
雲が湧いてきて寒い。

Sant Joan del Codolar礼拝堂は、Montsantのクライミングエリアの東端・『Cingles de Sant Joan』『Roca de les Hores』のアプローチ起点になる場所。この2つのエリアは鳥保護の季節規制もなく東向きなのでこの時期も登れるエリア。エリアはSant Joan del Codolar礼拝堂のすぐ真上に見えるが・・・歩くと60分かかるので下から拝んだだけ。

またCornudellaへ下って、今度はUlldemolinsのキャンプ場へ帰宅。
18:15戻り。

西日を浴びながら早めの晩ご飯を食べて、食後にキャンプ場の前を少し散歩。
遠くの稜線に沈む夕陽が美しい・・・
振り返るとAlbarca(アルバルカ)峠を雲が乗り越え流れ落ちるすごい眺め・・・
道沿いのアーモンドの実は丸々太って美味しそう・・・
Ulldemolinsらしい風景を堪能です。。

※↓ Albarca峠から雲が乗り越えて流れ落ちてくる・・・キャンプ場入口で。
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前夜、寝る前は暖かかったが、夜中に冷え込んだ。
4時頃にトイレに起きたが、テント内の気温は12℃。

8時に起床。
快晴。

今日はクライミングはレスト日だが、念願のMontsant(モンサン)ハイキングです。

我が家が移動を延ばしている一番の理由がコレ。
Ulldemolinsに来てから何度もハイキングに行こうと計画していたが、私の体調不良や故障、オクサンの不調が重なって・・・どちらも問題ない日は何故か天気が悪かったり・・・叶わなかった。 ようやく!って感じです。

コースは、La Morera de Montsantから岩場をぐるっと周回する、ガイドに『M1』と記載されているもの。ハイキングマップを見る限り、とても面白そうなコース。
行程:6.2㎞、所要時間:2時間半と書いてある。

朝、Wi-Fiルームでネットして・・・11時半頃、キャンプ場出発。
La Morera de Montsantの駐車場には先客なし。
平日なので静かな山です。

※↓ La Morera de Montsant の駐車場。
 

歩き始めは12時。
いきなり道を間違えてかなり登ってしまい、ブッシュの中を分け入って本道へ。
暑い・・・。

最初は東へ、岩壁を左に見ながら緩やかな登りだが、30分位で急登に変わる。
岩を通り抜ける風が、時々、バリバリ・バタバタと激しく鳴っている。
思わず、「崩落か?」「鷹が近くで羽ばたく音か?」とギョッとするが、風の音。
静寂な中で不思議な雰囲気。

足場がだんだん悪くなり、高度感もたっぷり・・・
日本なら一大クライミングエリアになりそうな、ルートがない壁の下を通って、
ハシゴが何か所か・・・
さらに登ると、Siurana(シウラナ)が遥か下になって、眺めがよい。
なかなかスリルのあるコース。

※↓ 背景にCornudellaSiurana、シウラナ貯水池も見える。
 

※↓ 登りきると、まるでアルプスの高地のような雰囲気になり、分岐が現れる。
 

風が強くて寒い。

ここから先は緩やかなアップダウン。
左側はCornudellaLa Morera de Montsant を大きく見下ろして・・・
右側には北の稜線(Ulldemolinsの谷の手前)が遠くに見える。
所々、窪地や支稜の狭間がオアシスのような風景になっていて面白い。

※↓ CornudellaSiurana、シウラナ貯水池。望遠で。
 

※↓ 窪地がオアシスみたいになっている。
 

大きな崖の裂け目が見えてきたら、La Morera de Montsantへ向けて下降開始。
岩壁の合間をすり抜けて、高度感最高。

※↓ この合間を降りていきます。
 

※↓ 岩の合間のバンド。
 

※↓ こんな岩の隙間を下降します。
 

※↓ まだまだ下降していきます。La Morera de Montsantはまだ遠い。
 

ようやく岩壁帯を降りて、ヒイラギの茂った灌木帯に出ると、終点はあと少し。
疲れた。

※↓ La Morera de Montsant までもう少し。
 

※↓ 村に到着。駐車場に着いたのは17時半頃。
 

所要時間:2時間半のコースでしたが、写真撮りながら休みながら、5時間半もかかった。
とても面白かったが疲れるコースだった。。。

キャンプ場には真っ直ぐには戻らずに、Flixに行ってスーパーで買い出し。
ここのスーパーのチーズ入りハンバーグが美味しくて・・・
他にもいろいろ買い出しして、キャンプ場に帰宅。

充実の一日だった。
昨夜は寒かった。
夜中にトイレに起きた時のテント内の気温が7℃。
4月上旬に戻った感じです。

8時半起床。
快晴だが、テントに陽が当たるまでは寒くてあまり動く気がしない。

うだうだして・・・
9時半頃にようやくテントに陽が当たりだして元気になってきた。

準備して、出発は11時ごろ。
今日は私の日。Margalef(マルガレフ)のCatedralエリアを選択。
やっぱり『Operacion bikini』を攻めてみたい。。。

※↓ 今が時期の花。花弁の形が面白い(このサイズでは判りにくい?)。
 

エリア到着は12時半頃。
Catedralエリアには誰もいない。

Urbi et orbi  6c+
アップ。まるでBuouxSTIXエリアのルートのような感じ。

Operacion bikini  8a+
先日試して、ムーブは問題なくていい感じだったルート。
1回目はムーブの思い出し。13時半頃。前回はムーブが出来るか試しただけなので、まずは繋げるためのシークエンス作り。前回一緒にトライした少年がやっていたうまいムーブも試してみた(一つ採用)。
2回目(本気トライ)は15時過ぎ。意外にもボルト6本目を越えて、ムーブ的な核心はあと1手 ・・・で落ちてしまった。まさかここまでいきなりノーテンションで登れると思わなかったので、スタンスの詰めが甘くスリップ落ち。余力十分だったし、ここを越えればあとは耐久力勝負だったのですが・・・残念。
3回目は17時頃。前回より全然ダメ。ボルト4本目でフォール。風が止まって蒸し暑くなってホールドを保持できず・・・ガッカリ。
4回目は18時頃。出だしから疲労たっぷり・・・ボルト5本目まで何とか進んだが力尽きた。テンションをかけながら何とかトップアウト。

※↓ 『Operacion bikini』の私。
 

良い感じに狙える態勢になったが、登れなかった。。。
週末には移動予定のため、たぶんチャンスはあと一日?
蒸し暑さとの戦いもあるし、レッドポイントはかなり厳しそうですが・・・
登れなくても、内容が良いルートでトライが楽しいし、まぁいいか。。。

※↓ 岩場でストレッチ中のオクサン。
 

撤収して駐車ポイントに戻ったのが19時過ぎ。
キャンプ場戻りは19:45。

朝は寒かったが、日中以降はすっかり初夏の陽気に戻った暑い日だった。
深夜に雨がだいぶ降った。
久しぶりに寒い夜だった。

8時起床。
曇り。空気がとても冷たくて寒い。

天気予報では晴れに変わるはずだが、寒いので全然元気が出ない。
しかも、夜中に左肩を寝違えたらしく、左手を上げると痛い。
ジョギングも中止して、11時過ぎに出発。

今日はオクサンの日、Margalef(マルガレフ)のCa la Martaエリア。
課題の『Mataro connection』を攻める日です。

岩場には12時過ぎに到着。
天気予報通り、雲がなくなって快晴に変わった。
乾燥して日陰は寒いくらい、4月上旬に戻ったようなベストコンディション!
クライマーは我が家の他には1組のみ。岩場はとても静かです。

Mataro connection  6c+
そんなわけで、いきなり私がヌンチャク掛けから。
痛い左肩を加減しながら様子見登り・・・この程度なら大丈夫な様子。

オクサンは・・・
1回目はアップを兼ねてトップロープでホールド・スタンスの再確認。
2回目(本気トライ)は1時間後、気合が入った素晴らしいレッドポイント!

気持ちよく課題達成です!!

※↓ 本気トライの前に瞑想中(?)のオクサン。
 

※↓ レッドポイント目前のオクサン。
 

まだかなり時間が早いので協議開始。

オクサンは課題が片付いて、次ルートへの意欲はあまりない様子。
とりあえず撤収して車へ戻って残り時間の検討。。。

※↓ 駐車ポイントで、ひなげしの花。
 

私は残念ながら寝違えた肩が痛くて今日は様子見、オクサンはもう満足らしいので、今日はクライミングは終了にしてSant Salvador礼拝堂に行ってみることにした。

※↓ Sant Salvador礼拝堂。眺めが良いです。
 

眺めを楽しんだあと、Raco de la Finestra の駐車場でクライマーが登っているのを見物して・・・(ドイツ人やオーストリア人、イギリス人など、まだ外国クライマーが大勢いた)。

18時頃にキャンプ場に戻り。
明るいうちに食事をしてお休み。。。

※↓ Sant Salvador礼拝堂から、ひなげしの花。
 

■ひなげし■
ひなげしが咲き乱れるのは、この時期の風物詩のようなイメージですね。
フランス語ではcoquelicot(コクリコ)、スペイン語はamapola(アマポーラ)。
真っ赤な花々が絨毯のように広がった風景はとても印象的で写真を撮っているツーリストも多く見かけます。基本的には人間や物流に伴って広がっていく草花。近年は横浜でも道端にすごい勢いで繁殖をしていますが、横浜あたりで繁殖しているのはオレンジ色っぽい種類(?)ですが、試しに枯れた花の部分(実)を割ってみると、文字通り『芥子粒(けしつぶ)』状の種ががパッと手に広がります。これが農業や運搬に伴って拡散していきます。人の手が普通に入っている畑では当然駆除されるのですが、手が入らなくなった畑や休耕地、野原、荒地で大繁殖します。

Montsant(モンサン)周辺の草花は非常にユニークな種類が多くて、写真を撮っていて飽きないのですが、面白いことに赤い花はひなげしだけ。ほとんどの草花は青色、ピンク色、黄色、白い花。Montsantの高地はそんな色の固有種?ばかりなのですが・・・Sant Salvador礼拝堂の周囲は、バーベキューコーナーなんかもあって人の出入りも多く、ひなげしが繁殖しているんですね。。。
8時起床。
どんより曇り、今にも雨が降りそうな天気。

今日はレスト。
お楽しみの観光予定だったが、こんな天気なので行く気が起きず。

午前中はネット。
11時半に、Organya(オルガニャ)へ移動する高薄家を見送り。

※↓ キャンプ場を出発する高薄家。我が家の移動はたぶん今週末あたり。
 

午後、Reus(レウス)へ買い出し。
Cornudellaから南へ峠を越える辺りから霧雨になった。
その後は降ったり止んだり・・・。

Reusへ来るのはたぶん最後になるので、Organyaでは入手しにくい食材を買いだめ。
車の燃料も満タンにして・・・

帰りは気分を変えてドライブ。
Porrera からTorroja del Prioratへ、La Vilella BaixaCabacesへ。
ハイキングマップに『中世の橋』ってマークがあったので探してみたがイマイチだった。

※↓ Torroja del Priorat、良質なワインの産地です。あまり縁がないけど。
 

※↓ La Vilella Baixa、建物の造りがこの辺り特有ですね。
 

Cabaces からは、またLa Vilella Baixa へ戻り、EscaladeiLa Morera de MontsantCornudella を経由してキャンプ場に戻った。

早めのご飯の後は、数日分の食事の仕込み。
あっという間に深夜。

レストの日も天気が悪いとつまらないです。
昨夜も寝苦しかった。
2時頃に目が覚めて、温度計を見たら22℃。
暑苦しくて寝返りばかり。
雨がしばらく降って、少し涼しくなったが、明け方も温度計は17℃を下回らず。

9時起床。
曇り。

今日は私の日。
エリアは、久しぶりにMontsant(モンサン)、L'Escletxa。
4/9から1か月ぶりです。
Cornudellaのクライミングショップ(Goma2)に行ったときに、不明だったラインの情報がいくつか入手出来て、また行ってみたかったので・・・。

出発は10時半頃。
Escaladeiの修道院跡は観光客の車がすでに何台も・・・。
脇を通り抜けて、激しいダート道を延々と登って・・・。

駐車ポイントに着いた頃には晴れてきた。
暑い。

※↓ 駐車ポイントで。
 

ここから岩場にはトポでは20分と出ているが、
野花の写真を撮りながらゆっくり登ったら30分ちょっとかかった。

岩場到着は12時過ぎ。
誰もいない。

しばらく休んで・・・
入手した情報と、各ラインを見比べて・・・(全然合わない!)
アップに良いルートはないので周りの岩を使ってストレッチ・・・

13時過ぎから登り始め。

名称不明  8a~8a+(たぶん)
 →En Orbita  8a+(後日追記)
8bと同じスタートで左上する新ライン(と推測)。グレードも推測。ムーブは『Sindosis(8a)』と同程度に感じるが、傾斜はもっと強いし、でもリーチ差が出るラインは辛めに付くようだし、7c+ってコトはたぶんないと思うけど?・・・って感じ。
ムーブは問題なし。しかしレッドポイント狙いに入ると、かなり疲れた上部で一本指ポケット3連発はかなりきつそうな気配・・・。1回だけトライ。

※↓ 不明の新ライン。かなりの前傾で面白い。
 

名称不明  8b
 →Patricio Le Blond  8b(後日追記)
トポ『Montsant』にプロジェクトと記載されているライン(と推測)。登られて8bとグレードされているらしい。ヌンチャクが掛かったままなのでやってみた。しかしこれは明白に難しい。全く出来ないムーブが5か所。そのうち3か所はガバからガバへのすごく遠いムーブ。もちろん私の場合はランジ、肩を壊しそうな距離なので無理はせず。残る2か所はホールドを保持できなかった。何とかトップアウトしたが、難しい・・・。

※↓ たぶん8bのライン。非常に難しい。
 

Sindosis  8a
夕方17時過ぎ、レッドポイント狙うつもりでトライしてみたが、あっさりボルト4本目でテンション。すでにすごく疲れている・・・。岩も暑くて手汗が止まらず。ルートは日陰になっているが、やっぱり暑さがこもっていて辛い。上部の核心も1ヶ月前と同じムーブは出来なくて、別ムーブで抜けてトップアウト。疲れた。。。

※↓ 『Sindosis』をトライ。
 

18時過ぎに撤収開始。
たった3本しか登らなかったのに、それぞれが長くてかなりの前傾、疲れてヨレヨレ。
帰りの駐車ポイントまでの下りアプローチが疲れて辛い。転んでしまった。

※↓ 駐車ポイントで。疲れて座り込み。19時頃。
 

日曜日なのでローカルクライマーが誰か来るかと思ったが、結局、誰も来なかった。
もう時期外れなんですね。。。
エリアは南東向きで、15時頃にはほとんどのルートが日陰になるけど、エリア周囲は遅くまで陽があたり、その熱気で、岩自体が暖かい。登ると汗ビッショリになって厳しいルートをやるには辛い。
反面、標高が高くてかなりの雨でも降り込みがない壁なので、雨の日に良さそう? たくさん残置されているヌンチャクはローカルクライマー達の雨の日のトレーニング用かな・・・?
貸し切りなのは自由に登れて嬉しいが、ルートの情報が入手出来なかったので残念。

※↓ 帰り道、La Morera de Montsant で。
 

キャンプ場に戻ったのは20時頃。
急いでシャワーと食事の準備。
晩ご飯は夕焼けの時間になんとか間に合った。。。
昨夜は寝苦しかった。
蒸し暑くて寝返りばかり。
明け方に少し冷えたが、それでも温度計は13℃だった。

9時起床
晴れ。

今日はオクサンの日。
10時頃にジョギング、いつものコース(4㎞)。

出発は11時過ぎ。
Margalef(マルガレフ)、Ca la Martaエリアです。

岩場到着は12時頃。
予想通り、土曜日なので混んでいる。
オクサンの課題がふさがってしまうといけないので、取り急ぎヌンチャク掛けから。

Mataro connection  6c+
そんなわけで、オクサンの課題ルート。
私は最初のヌンチャク掛けと、夕方のムーブ確認で計2回登った。
オクサンは・・・
1回目と2回目はムーブ思い出しと作り直し。
3回目は、レッドポイントか?と思ったが上部でフォール、惜しかった。
4回目はもうだいぶお疲れ、3回目より少し進んだがレッドポイントならず。
残念ながら、次回のお楽しみです。。。

※↓ 『Mataro connection』のオクサン。レッドポイントならず。
 

夕方遅くまで頑張ったので、撤収は19時頃。
キャンプ場に戻ったのが20時だった。
9時起床。
晴れ。

今日はレスト。

午前中はオクサンは洗濯したり、シュラフを干したり・・・
私はWi-Fiルームでネット。

※↓ 高薄家とオクサン、洗濯風景。
 

午後、久しぶりに観光へ。
我が家は観光大好きなのですが、今回は体調不良やら故障やら怪我やらで、レストの日も買い出しが精いっぱい。これではなんだか煮詰まってしまう・・・。ようやく調子も整ってきたので、そろそろお楽しみの観光も始めます。

今回はミラべ城へ行ってみることにした。
キャンプ場出発は14時頃。

CornudellaからMontsantの南側を抜けて、山麓に延々と広がるブドウ畑を見ながらFalset(ファルセット)へ。ここから街道沿いにMora la Novaへ、エブロ川(L’EBRE)を渡って、Miravet(ミラべ)へ。
街の中を抜けて丘の上にあるお城に到着したのが15時半頃。

観光パンフや、お城への看板を見ると『テンプル騎士団の城』って謳い文句が付いてますが、確かにテンプル騎士団の所有だった城で間違いもないのですが、残念ながらほとんどは廃墟・修復で、当時を偲んで見学を楽しめる部分は非常に少ない。
ここはエブロ川戦線(スペイン内戦)のど真ん中。破壊されてしまったんですね。。。

入場料は3.5ユーロ/人。
場内には古い写真(破壊される前)が少しある。
お城からの眺めは素晴らしい。

※↓ お城からの眺め。エブロ川と旧市街。
 

エブロ川周辺をドライブすると、半壊した教会(壊れた部分は再建せずいびつな形で建っている)を多く見かける。お城も廃墟が多いが、スペイン内戦の激しさ物語る風景ですね。

※↓ ミラべ城、逆光で写真イマイチ。
 

お城を見た後は村へ降りて、渡し船を見たあと、良い時間になったのでそろそろ帰宅。
買い出しの都合があり、Flix(フリス)経由に決定。

Mora la Novaからエブロ川沿いの快適な道を飛ばして・・・
原子力発電所を右に見たら間もなくFlix
火力発電所らしい施設?と、水力発電の水門もある。
見上げた山並みには風車の列。

この30年のスペイン発展のキーとなる1つには、大規模な灌漑(貯水池・湖)とあらゆる方法での発電があると思うのですが、まさしく象徴的な風景ですね。

※↓ Flix(フリス)のお城(1)、スーパー前で。
 

※↓ Flix(フリス)のお城(2)。
 

Flixの道沿いのスーパーで買い出しして、Boveraから La Granadellaへ。
風車地帯を通ってUlldemolinsのキャンプ場に戻ったのが19時半頃。

良い気分転換だった。
8時半起床。
今日も朝は曇り、昼頃から雲がなくなって晴れ。暑かった。

今日は私の日。
朝ジョギングなしで10時半に出発。
エリアは La Catedral

Catedralから、その左の『Era Vella(9a)』があるエリア、さらに左のコルネが多いエリアは、東向き・または北東向きで1日ほとんど日陰だが、残念ながら春のこの時期は染み出しが多くてあまり適さない。しかし、もう暑い時期だし、貴重な日陰エリア・・・何か良いルートがないかと思って来てみた。。。

アプローチは長め。駐車場から20分ぐらい?
野花の写真を撮りながら、のんびり歩いたら1時間位かかってしまった。
クライマーは誰もいない・・・と思ったら、昼頃、フランス人親子が登場。
ちょっと和んだ。

Monolete  8a
現行トポの『Margalef』では8aだが、『Tarragona Climbs』では7c+/8aにランクされているルート。だからと言ってお買い得かどうかは判らない。傾向として長リーチ有利なラインは辛め(チビにとっては)に設定されてるようだから・・・。
核心は見た目どおり下部から中間まで。しかし、その辺りがやっぱり染み出しが多くて苦労。案の定、遠いホールドが多いが、染み出しで濡れたホールドがすっぽ抜けてムーブが決まらない。上部はボルトの遠さも辛い。しかも上部の壁は空洞部分が多くて剥離するのでは?と心配になってしまって集中できない。
ひと通りムーブをさらって回収。

※↓ 『Monolete』をトライ中の私。
 

Operacion bikini  8a+
強い前傾の、パワフルな楽しいライン。持ち主不明のヌンチャクが掛けっぱなしだったので拝借してトライした。回収が大変そうなルートなのでラッキーだ。フランス人親子も一緒にトライ。
ムーブは全てまったく問題なかった。耐久力のルート。トライ数を重ねてしっかり覚えれば、たぶん20回以内でいけそうな感じがするが・・・狙うか? Margalefでの残り日数と併せて悩みどころ・・・。

※↓ 『Operacion bikini』をトライ中のフランス人親子。
 

Operacion bikini』を攻めるか悩んだが、もう1つ試したいルートもあって移動。
移動先は Culample4。炎天下、また30分位の歩きで汗びっしょり。

El Guardia  8a
2012年に1回だけトライしている。出来そうな?出来なさそうな?わけの判らない記憶。今回試して出来そうなら・・・と思ってやってみたが、失敗だった。やり始めてすぐ『前回やめた理由』が蘇ってきた。『暑い!!』暑くて指が湿気て核心ムーブの痛いポケットが保持できない。指の皮が破れそうで力を込められない(ホールドにはすでに他人の血痕があちこち)。前回もトライしたのは5月。岩は午後は日陰になるが、陽が高くて、岩の形状から日差しが近くに届いて、なぜかこのルートは非常に暑い。天気の悪い日にやるか、もしくは夕方遅くの気温が下がった時間にやるか・・・ムーブの確認だけして終了。

※↓ 『El Guardia』暑くて核心ムーブがなかなか出来ない。
 

17時半頃、疲れて撤収。
暑い一日だった。

この数日は夜中の気温も10℃を下回ることがなく暖かい。
日中の日向は暑くていられないくらい。
季節が変わって初夏に入ったのを実感する。
そろそろ移動の時期ですね。。。

※↓ キャンプ場から夕陽。雲が多く、夕陽が反射して綺麗だった。
9時頃起床。
朝は曇りだが、昼頃から雲がなくなって晴れ。

一昨日の疲れがまだ全然取れていない。
体中が重くて、あちこち痛い。

10時半頃、久しぶりにジョギング、いつものコース(4㎞弱)。
沿道はすっかり野花が咲き乱れて、カラフル・眩しい。
走り始めはとても辛かったが、花々を見ながら走っていたら癒されて、何とか完走。
汗を大量にかいて気持ちいい。

11時半頃、出発。

今日はオクサンの日、Ca la Martaエリア。
岩場はクライマーが少ない。
我が家の他には2組のみ、とても静か。

Martini & the rocks  6a
Pubilla  6b
アップ。普段は混んでいて取りつくシマのないルート。
今日はさすがに空いていた。

Mataro connection  6c+
オクサンのお目当てのルート。しかし私はかなり苦労・・・。疲労のせいか? オンサイトは出来たが、チョーク跡にも騙されて、非常に悪いムーブで登って落ちるかと思った・・・。
オクサンはトップロープだがムーブを無難にこなして、お次の課題リスト入り。。。

※↓ 『Mataro connection』のオクサン。次の目標ルート?
 

Locasitos de merda  7a
オクサン用のトップロープ張りで取りついたが、落ちてしまった。
短いぶんムーブの厳しいルート。上部は明白にチビには厳しい。
私は2回目で気合のレッドポイント。^_^;
オクサンもトップロープでトライするが上部のムーブが出来ず。。。

※↓ 『Locasitos de merda』をトップロープで試すオクサン。
 

撤収は18時過ぎ。
Ca la Martaエリアにはクライマーはもう誰もいなかったが、帰り道、車から見回すエリアには、あちこちクライマーが大勢。暑い中、日向エリアで登っているクライマーも多いのに驚いた。。。
8時半起床。
曇がちだが概ね晴れ。

今日はレスト、昨日の疲れでボロボロ・・・。
午前中は久しぶりにWi-Fiルームでネット。

午後はReus(レウス)へ買い出し、大量の食材を購入。
17時過ぎ、Cornudellaのクライミングショップ(Goma2)でチョークと絵葉書を購入。

※↓ Goma2が開くまで暇つぶしで寄ったシウラナ貯水池。なぜか『江戸』。
 

※↓ オクサンはお祭りTシャツ。
 

キャンプ場に戻って、早くからご飯を作って・・・
夕陽を見ながら晩ご飯・・・
8時起床。
晴れ。風もない。

今日は私の日。
脇腹はまだ少し痛いけど、今日は気合を入れて登ります。

行くのはもちろん、Margalef(マルガレフ)、Ca la Martaエリア。
5日前の雪辱!ってわけです。

気合入りまくりで、10時頃に出発。
連休終わって、Margalef の谷はとても静か。
フリーキャンプエリアもテントが2張りのみ。

エリアにはすでに高薄夫妻。
生活パターンがなかなか合わず、同じキャンプ場生活なのに岩場で久しぶりの再会。

他にはフランス人カップルのみ。
彼らはChamonix(シャモニー)から来たそうだ。
久しぶりにフランス語で少し会話。

脇腹が心配なのでアップを念入りに・・・と思ってたが、
アップに最適なルートは、フランス人カップルがずっとやっていて・・・
やっぱり、いきなり目的ルートでヌンチャク掛けから開始。

Tan tiernas como un bebe  8a
そんなわけで1回目、11時半頃にヌンチャク掛け。実質5日休んだのでさすがに体は軽く、ムーブも全然問題ない。脇腹が少し痛いのが何とかならないか・・・。
2回目(本気トライ)は13時頃。いつも落ちるポイントは新ムーブでばっちり・・・(ちょっと失敗しかけたが堪えて)、核心帯をようやく通過!!ようやくレッドポイント出来た!

※↓ 『Tan tiernas como un bebe』で。
 

※↓ 『Tan tiernas como un bebe』登り始め。1本指ポケット連発。
 

※↓ 登り終わって取付きで。
 

予想以上に苦労したルート、嬉しいです!!
気合と緊張が抜けて、しばらくご飯食べたりのんびり。
ユミちゃんの『Printemps arabe』の果敢なトライを見学したり。

※↓ 『Printemps arabe(7b)』トライ中のユミちゃん。
 

Pollastre de granja  8a
強そうなクライマーが取りついて下部でハマっているのをよく見かけていて、『見た目以上に悪いんだな、きっと』と思っていた。どんなムーブか試したくて14時半頃トライ。やってみて納得。見た目は垂直だが、実際はだいぶ前傾でホールドは小さい。強力な指力が必要・・・1ムーブ出来ない。ムーブそのものは面白くて、もっとしつこくトライすれば何とかなりそうな感じだが指がもつか?上部も気が抜けない悪いムーブの連続。指関節に負担が大きいので1回のみトライ。一通りムーブをさらって回収。

Printemps arabe  7b
ユミちゃんがトライ中のルート。回収兼ねてワークアウトで登らせてもらった。ユミちゃんのムーブを見てたので何とか一撃できたが、かなり際どかった。オンサイトだったら落ちてたかも・・・。

高薄家は今日はユミちゃんの日でダンナは休みのハズだったが、「我慢できない」と言って、結局今日も『Los Sobraos(7c)』をトライ開始。ボロボロになるまで登っていた。元気ですねぇ~~~。
高薄家を残して、我が家は16時半頃に撤収開始。

17時半頃、キャンプ場戻り。
まだ明るいが、晩御飯の準備。
今日は久しぶりのお祝いワインです。
9時過ぎに起床。
晴れ、風もない。
右脇腹(背中の筋)はまだ少し痛い。

今日はオクサンの日、Siurana(シウラナ)のCan Parasit
前回の教訓で、出発は13時過ぎ。

午前中はテントでのんびり。
今日で春の連休シーズンはほぼ終わり。
キャンプ場も午前中でほとんど人がいなくなり、とても静か。

Siurana(シウラナ)も静かで、アプローチも人声が全然ない。
もうみんな帰ったのかな?・・・と思ったら、エリアには大勢いた。
14時頃、Can Parasit に到着、クライマーが20数人。大盛況。

奥にスペースを見つけて荷物をひろげて一休み。
アップのラインが空いたのでやらせてもらう。

La viuda negra  6a
右脇腹がやっぱり少し痛い。

しばらく昼寝・・・してたら、さらに賑やかになってきた。
バスク地方から来たクライマー達にすっかり囲まれて、彼らはみんなで同じルートをボコボコ落ちながら楽しそうにやっている。いろいろ話をして記念撮影。

※↓ みんなで記念撮影(ブログで使うこと言い忘れたのでボカシ付き)。
 

Mr. Muss  7a
オクサン用のトップロープ張り。

16時頃、突然みんな撤収を始めて、岩場が急に静かになった。
連休終わりなので引けも早い。
私たちの他に残ったのは1組のみで、急にシーンとなって、なんだか寂しい。

オクサンは『Mr. Muss』を何度かトライ。
残念だが出だしの一手がどうしても出来ず。

撤収は18時半頃。

帰りの道も、Reus方面へ向かう車がひっきりなしですれ違い。
みんなお帰りですね。。。

明日からは静かな谷になりそうです。
9時頃起床。
風は止んでいる。

右脇腹の激痛はだいぶ引いてきて、原因箇所がようやく判明。
背中の、右肋骨の付け根あたりの筋が、触るとすごく痛い。
ここが原因で右脇に痛みが広がっている。
やっぱり寝違えたんですね。。。

簡単なルートなら様子見ながら登れそうな程度の痛さになってきたが、でも、悪化させたら大変なので、今日もお休み。指の皮もまだ治らないし、ちょうどいいのかもしれない。

午前中に買い出しに行って、午後はMontsant(モンサン)にでもハイキングに行こうか?と計画して・・・風もないし、絶好のハイキング日和だし。。。

10時半頃に出発。

気分を変えて、Tarragona(タラゴナ)のカルフールに行ってみた。
インター周辺は、近辺の工事も大方終わって、大型店舗が多数。
今日は土曜日ともあって、買い物客で大混雑。

初めてSiurana(シウラナ)に来た20年ちょっと前、高速のインターを降りたこの辺りは広大な野原だった。産業団地に建物はまだほとんど建たず、レウスの飛行場を見渡して、現在のカルフール(違う名前のスーパーだった)は出来上がっていて、広大な土地に巨大スーパーが1件だけ煌々としていたのが印象的だった。
Reus(レウス)へは、現在の自動車専用道はなく、ローカルな国道が一本伸びていただけ。Reusも環状道路の外側は閑散としていて・・・。ホントに発展したなぁ・・・と実感する。

大型スーパーでの買い出しは疲れる。
買い出し終了は13時半頃。
人ごみ酔いと空腹で疲れちゃったので、ハイキング計画は中止。
気分を変えて、ここから海岸に出てドライブして帰ることにした。

Costa Dauradaは昔からの海岸リゾート、しかしクライマーの私には視界の外だった。
Reusへ買い出しに出るときや、La Mussara辺りを登ったり車で走ったりすると海岸を遠くに見渡すが・・・行ってみたいと思ったのは初めて。

SalouからCambrilsへ・・・
実際にドライブしてみて新鮮な驚きだった。
きれいに整備された海水浴場がずっと続いている。
沿道には、バーやレストラン、浮き輪やビーチボールなどの海水浴グッズを売っているお店、お土産物屋、ホテルがひたすら建ち並んで、お客さんで賑わっている。まだ5月初めで海水浴には早いか?海に入っている人はいないが、砂浜には水着姿の日光浴客がたくさん。

※↓ 海岸通り
 

※↓ 海岸通り
 

※↓ Cambrilsの外れで。ここまで来ると人は少ない。
 

帰りは貯水池を抜けて、モンサンの南側へ。
広大なワイン栽培地が広がっている。

17時頃にキャンプ場戻り。
風も少ないので、外でのんびり食事。
食後にもワインとポテチ・・・ちょっと食べ過ぎ・飲み過ぎか??
夜中から風が激しくなってゴーゴーすごい音。
朝になっても吹き止まない。
気圧の変化が激しいのか、なかなか起きられず。

9時頃起床。
晴れ、強風。

起きてすぐ、右脇腹に激しい痛み・・・。
痛くて動けない。
うつ伏せに寝てじっとしていると大丈夫だが、動こうとすると激痛。

昨夜、マットの敷き方が悪くて左に傾いて寝てしまうのを、何度も右に寝返り打とうとして体を無理によじっていたので、それが原因か?どこかを寝違えてしまったのか?
でも痛さの中心は横隔膜か腎臓あたりに感じるし、とにかく右脇全体が痛すぎて、原因箇所がどこかも判らない。

一日中、テントから出るのは洗面所に行くときだけ。
あとはひたすら寝ているだけ・・・

テントの外は風がゴーゴー唸って、寝ていて滅入ってくる。。。
残念な一日。
今日はメーデー。

祝日とあって、昨夜のキャンプ場はうるさかった。
固定キャラバンや年間貸し(?)コテージの住人が夕方からキャンプ場に集まりだして(彼らは普段どこに住んでるんだろう?)・・・案の定、深夜は怒鳴り合いのような宴会。我が家のテントから場所が遠いので眠れなことはないが、静かな深夜に大音声で喋りっぱなし・・・疲れないのか???

7時起床。
久しぶりにこの時間にスッキリ目覚めた。

晴れ、風もない。
私は昨日の疲れでボロボロ、指の皮はジンジン・・・
そんなわけで今日はオクサンの日。

10時半頃に出発、エリアはSiurana(シウラナ)の Can Parasit
祝日のため、道も各エリア駐車スペースも混んでいる。

最近、朝食を省略試しているので出発が早くなって、当然岩場にも早く着くが・・・、
しかし日向カンカン、暑くて岩に触る気がしない。
仕方ないのでまず昼寝、日光浴。

3~4時間、日光浴、昼寝。
ときどき起きて、穴が空いた指の皮の段差をヤスリで削って均したり・・・
近くのエリアのスペイン人集団の声がすごい。呆れながらまた昼寝。。。

※↓ 疲れてひたすら昼寝。
 

バカンスらしい贅沢な時間ですが・・・
傷んだ体にも良い時間ですが・・・
しかし日向エリアの日は遅く出発したほうが賢明ですね。。。

La viuda negra  6a
14時過ぎ、まだ陽が当たっているが、待ちきれなくて登った。
岩が暑くて難しかった。
私は今日はこれだけ。

オクサンは、岩が日陰になってから『Mr. Muss(7a)』をトライ。
2分割攻撃で、今回はまずは出だしのムーブ探り。

※↓ 『Mr. Muss』をトライ中のオクサン。出だしが核心。
 

エリアは最初は貸し切りだったが、夕方が近づくにつれて、クライマーが集まりだして賑やかになった。

18時半頃に撤収。
帰りのアプローチも、各エリアでクライマーで大賑わいだった。
晴れ、雲が多い。風も強い。

最近、朝は太陽方面に雲が出ていることが多くて、
テントになかなか陽が当たらず、寒くて起きれない。
9時頃起床。

今日はオクサンの日だが・・・やっぱり疲れが取れない様子。
私の日に急遽変更。

となれば・・・行くのはやっぱり、Margalef(マルガレフ)、Ca la Martaエリア。
前回惜しかった『Tan tiernas como un bebe』をトライ!です・・・。

11時半頃に出発。

12時半頃にルート前に到着。
まだ誰もいない。
そんなわけで・・・

Tan tiernas como un bebe  8a
1回目はアップを兼ねてヌンチャク掛け。それぞれのムーブはそんなに難しくないので、各ボルトごとにコマ切れで登るとアップに丁度良い。
2回目、本気トライは14時半頃・・・だけど、まだ時間が早いためか緊張のせいか動きが硬くてうまくいかず、一昨日とほぼ同高度でフォール。ルートの核心は上部のクリップ前後なので失敗するとロングフォールになる。壁に戻るのも大変・・・そのまま下降。
3回目は16時過ぎ。妙に湿気が上がってきて、出だしのボルダーで苦戦。上部はなんだかもう疲れて・・・一手前進したが登れなかった。ついでに上部のムーブを組み直し。下から通して登ってきて体幹がヨレた状態では自分のムーブは厳しいらしい。少し強引過ぎたか? 微かに残ったチョーク跡を頼りに、他のクライマーがやってるらしいムーブを何パターンか推測・・・理にかなったムーブを発見!
4回目は18時過ぎ、気合を入れて攻めてみたが、もうかなりの疲労、クリップする余力もなしで新ムーブで突っ込んでみたけど、ホントにあともう少し、核心終了のホールドを目の前にして力尽きてロングフォール。

※↓ 『Tan tiernas como un bebe』ここから楽しい核心帯、アンダーからクロスムーブ。
 

『お買い得か?』なんて思ったのに、前回と合わせて本気トライを4回出して登れず、超ガッカリ。指の皮もあちこち破れて血だらけだし、ダメージも巨大。言いわけの余地は全くない、単純に力(ちから)が足りなかっただけ。。。

はぁ~~ガッカリ。。。次回が激しく楽しみです!(笑)
晴れ。
9時起床。

今日はMontsant(モンサン)の南側へハイキングに行く予定。
しかし、オクサンがだいぶ疲れているようなので中止、レストに変更。

午前中はテントでゴロゴロ。
午後、Wi-Fiルームでネット。

夕方17時頃、あまりに退屈なのでSiurana(シウラナ)へ岩場散策。
オクサンが気になる岩場が1つあるらしい。
私も行ったことが無いエリア(Grau dels Masets Esquerra)。

パーキングに着いてアプローチを降りるとすぐに山羊の放牧に出くわした。
山羊のすごい獣匂?と一瞬思ったが大違い、濃厚にクリーミーで甘い香りが漂っていた。
新鮮な山羊チーズ(濃い乳)の匂い?

よく見たら、どの個体も乳房がパンパンに張っている。
春の出産期後?授乳期なのかな?
すごく美味しそうな匂いに意外だった。。。

※↓ 山羊の放牧


エリアは涼しくて意外にクライマーが多かった。
ルートを一通り確認して・・・、水を持ってくるのを忘れて脱水気味なので早々に退散。

19時頃にキャンプ場戻り。

久しぶりに風がないので、外で晩ご飯。
サラダパスタを作ってみたらとても美味しかった。。。
今日もすごく風が強い。
ゴーゴー吹き荒れている。
晴れているのに風のせいで空気が冷たくて起きれない。
結局、起きれたのは9時近く。

コーヒー飲んで顔を洗って、朝ご飯も食べないでまずは車でReus(レウス)へ出動。
また1週間分の食料を買い出しです。

ALDY(アルディ)とSimply(シンプリー)に寄って、給油もして・・・。
Reusは24℃で暖かいなぁ・・・と思ったが、Ulldemolins方面へ戻るにつれてどんどん気温が下がり、12時半にキャンプ場に着いたが気温15℃。風も相変わらずゴーゴー吹き荒れてる。。。

13時頃、岩場に向けて出発。
今日は私の日、Margalef(マルガレフ)、Ca la Martaエリアへ・・・。

岩場には高薄夫妻。
今まで指向がなかなか合わず、岩場で一緒になるのは初めてです。
早くキャンプ場を出た二人はすでにアップも終わって、タカスダンナは『Los Sobraos(7c)』の1回目トライ終了後。ユミちゃんは『Printemps arabe(7b)』を始めるところ。
私はアップから。。。

※↓ ユミちゃん、『Printemps arabe(7b)』の終了点近く。
 

※↓ 『Los Sobraos(7c)』のタカスダンナ、苦戦が続く。ビレイはユミちゃん。
 

そんなわけで、私は・・・

Hornimans  6b+
アップ。リード+トップロープ回収。
この数字で両手一本指ポケットが出るんですね・・・渋いルートです。

Tan tiernas como un bebe  8a
前回このエリアに来た時に登っているスペイン人を見て『やってみたいなぁ』と思ったライン。下部は一本指ポケットが連発してとても面白そうだった。
1回目はムーブ探り。激しそうに見えた下半分はそんなに悪くない。逆に、見た感じ易しそうに見えた上半分が傾斜もきつく厳しい。しかし通して8aとしては簡単なムーブで、かなりお買い得か? 狙いに入ると上部の6c~7aの核心で出てくる程度のムーブが出来るかがポイントになるか???
2回目、狙いに入ってみたが、やっぱり予想通り。上部・あと2手で力尽きてフォール、2撃ならず。ムーブは易しいので地力さえあれば・・・でしたが、その地力がまだ自分には足りないということですね。。。
遅く来たので今日はもう回収。次回の楽しみです。。。

※↓ 『Tan tiernas como un bebe』の私(右)。左は『Los Sobraos』のタカスダンナ。
 

今日は岩場で元気な高薄夫妻にも会えたし・・・
西陽が当たった谷の眺めが美しく、みんなで眺めて・・・
よい一日でした。
風が強い。
晴れているが、風が非常に強くて寒い。
なかなか起きれず、9時半頃に起床。

今日は、Montsant(モンサン)にハイキングに行く予定だったのだが、
あまりの風の強さにモチベーションダウン。

昼過ぎにWi-Fiルームでネット。

高薄夫妻も登場。
彼らはネットはしないので昼ごはん。
風が強い日はWi-Fiルームは便利です。

※↓ 高薄夫妻、クライミングは苦戦中ですが元気です。
 

夕方はドライブにでも行こうか?とオクサンと話してたが・・・
テントに戻ったら、風がすごくて出るのが嫌になって・・・
ゴロゴロしてたら晩ご飯の時間になってしまった。。。

むなしく一日終了。^^;
8時頃起床。
雲が多くて晴れとはいいがたい天気。
寒い。

今日はオクサンの日。
11時頃に出発、目的地は今日もMargalef(マルガレフ)、エリアはCan Pesafigues

11時半に駐車場に着いたが、さすが土曜日、クライマーがいっぱい。
エリア最寄りには停められず、ちょっと離れた場所に駐車。
でもCan Pesafiguesエリアは人が少なくてラッキー。

La senda de Wenda  5+
Ulls  6c+
私は昨日の疲れもあるので以上で終了。
あとは、時々出る太陽を楽しみにレジャーシートの上で昼寝三昧。

※↓ ビレイ中に撮った岩の写真1。礫岩、こんな感じです。


Margalefは礫岩・・・太古に、玉石と微生物の死骸が海底に溜まって固まって出来た岩盤が隆起したもの・・・石灰岩ベースですが、礫(玉石)がいっぱい嵌ってて、その礫をつかんだり(パタタホールド)、礫が抜けてポケットホールドになってたり・・・とても楽しいクライミングです。

※↓ ビレイ中に撮った岩の写真2。礫の断面がカラフルで面白い。
 

オクサンの課題の『Ulls(6c+)』は・・・
1回目はムーブが固まってなくて失敗。
2回目は核心もう少しで終了の部分でパンプ落ち。
3回目・・・見事にレッドポイント!

※↓ 『Ulls』をレッドポイント中のオクサン。核心部。
 

※↓ レッドポイントして記念撮影。
 

今日はオクサンが成果ありで続けてお祝いの木村家でした。

※↓ 南仏で買いだめた食材とワインで晩ご飯。
夜中、雨で目が覚めた。
また寝たが・・・今度は、なかなか起きれず。
8時過ぎに起床。

空はどんより。
風も強い。
待ち望んでいた絶好の日向エリア日和!!

もちろん今日はMargalef(マルガレフ)、Raco de les Espadelles
課題の『Telemaster(8a)』を再トライ!!
レストも万全で、どこまで攻められるか!体がウズウズします。。。

「早めに出て目的ルートにお手付きしなければ!」って思って、我が家にしては非常に早く10時40分に出発、11時過ぎに駐車場に着いたが、すでに車が多し。イタリア、ドイツナンバーばかり。

岩場に着いてみると、まだみんなアップの段階。
目的ルートはまだ誰もやってない、ラッキー。。。

※↓ Raco de les Espadelles エリア。
 

Telemaster  8a
そんなわけで、早速、アップがてらのヌンチャク掛けで1回目。
狙いに入った2回目、13時過ぎ。本気トライだったが、出だしでいきなり失敗。出だしの7mはポケットのボルダームーブですが、チビには寸足らずで厳しい。しっかりムーブを固め直して、上部までは登らず終了。
3回目は14時頃。気合で、渾身の、大満足のクライミングが出来た! レッドポイントです!!

※↓ 『Telemaster』ムーブの確認しながらヌンチャク掛け。
 

※↓ ヌンチャク掛けが終わって下降中の写真。
 

※↓ レッドポイント!喜びの写真!


Telemaster』は開拓当初は7c+にランクされていて、数年前に8aに格上げされたルートですが、リーチがあるクライマーには確かにお買い得な感じ?(先日そんなクライミングを目撃)ですが、まあ、いまさら格下げにもならないだろうし、内容が非常に面白かったので(ポケットのシビアなボルダー、ランジ、持久力の上部など)、登れてとても嬉しいです。

登り終わった頃に天気も回復始めて、次のトライは壁に陽が当たってダメかも知れなかったし・・・、チャンスを逃さず『岩コンディションさえ良ければ』を有言実行できてホッとした感も。。。

次は隣の7c+か『Transilvania (8a)』か・・・と悩んだが、岩に陽が当たり始めたし、気分充実しちゃったし・・・早いけど撤収に決定。

※↓ Ulldemolins(ウルデモリン)の並木。帰りに撮影。
 

キャンプ場戻りは16時過ぎ。
今晩はお祝いワインです。
8時過ぎ起床。

雲が多いが晴れ間も多い。
しかし、風が強くて寒い。

今日は、Raco de les Espadellesへ行って、課題の『Telemaster』を再トライか?
悩んだが、指の皮がまだイマイチ回復しないのでレストに決定。

午前中はWi-Fiコーナーでネット。
キャンプ場のオーナーのミニンさんに誕生日プレゼントを渡して・・・

午後はテントに戻って・・・退屈。
風が強いので外出する気も起きない。。。

夕方から、『やっぱり退屈過ぎ!』とうんざりしてお出かけ。
キャンプ場から遠く、モンサンの山上に見える礼拝堂へ行ってみることにした。

Albarca(アルバルカ)までは車。
歩きで片道1時間半ぐらい??
途中の眺めがすごい。

※↓ Ermita de la Mare de Deu de Monsant その1
 

※↓ 礼拝堂(Ermita)からUlldemolinsを見下ろす。手前にキャンプ場も見える。
 

※↓ Ermita de la Mare de Deu de Monsant その2
 

山を降りる頃、Margalef方面を見たら雨雲、降っている気配。
キャンプ場戻りは18時半頃。

戻ってすぐ雨がポツポツ。
しばらくしたら、雷が鳴って激しい土砂降りになった。
歩いている時でなくてよかった。。。

外は凄い雨なので、食事はテントの中です。
明日の天気が心配・・・(雨は降らずに曇りが希望!!)

※↓ 雨上がりの夕焼け、テントの窓から。
 
9時頃起床。
快晴。

私は昨日の疲れがひどく、指も皮が傷んでヒリヒリ。
体もバキバキに疲労なので、今日は簡単なクライミングのみ、オクサンの日です。

20分くらいジョギングして、12時頃出発。

今日もMargalef(マルガレフ)、エリアは Can Pesafigues
駐車スペースにはイタリアナンバーが4台、ドイツ1台、ポーランド1台。スペインは1台のみ。
今日はイタリア人の日ですね(笑)

名無し(左上の右から2つ目)  5+
名無し(左上の右から3つ目)  6a
オクサンは5+をオンサイト、6aをフラッシング。

※↓ 6aをフラッシングするオクサン。


※↓ ルートの終了点から見下ろした写真(足元の写真)。
 

Ulls  6c+
オクサンの課題。まず私がヌンチャク掛けで登って、そのあとオクサンは今日は最初からリードでトライ。狙いに入った2回目・・・気合が入り過ぎ?上半身に力が入り過ぎ?で残念ながらレッドポイントならず。次回の楽しみですね。。。

※↓ 『Ulls』核心のオクサン。
 

私は昨日の疲れで岩場で寝てばかりの一日・・・
18時頃撤収です。
また雨音で目が覚めた。
9時頃起床。

今日は天気回復のはずですが、山の天気なので遅れがちは仕方ない。
コーヒーだけ飲んで、まずはReus(レウス)へ、今後1週間分の食料もろもろを買い出し。

13時頃、キャンプ場戻り。
天気はすっかり回復して、でも涼しくて雲が多くて良い感じ。

13時半に岩場へ向けて出発。

今日はMargalef(マルガレフ)、Raco de les Espadelles
なかなかチャンスが少ない日向エリア、課題の『Telemaster(8a)』をトライです!

駐車場に着いたら、すでに車がいっぱい。
やっぱり考えることは皆さん同じですね。
スペインのバカンス週間は終わったが、集まってる車を見ると、フランスナンバー、ドイツナンバー、イタリア、ポーランドと外国勢ばかり。スペインのナンバーもあるが、その半分はレンタカーのステッカーが付いている(たぶんアメリカ人)。

※↓ 駐車場は車がいっぱい。
 

エリアを変えようか悩んだが、とりあえず行ってみた。
しかし今回は、クライマーがうまくバラけて、人数の割には混雑感はなし。
私の目的ルートも、スペイン人がやっていたが、気持ちよく仲間に入れてくれて、ローカルに混じって楽しくトライ!

Memoria histerica  6b+
アップで2回続けて登った。

Telemaster  8a
15時過ぎにトライ。前回(4/6)は暑くてムーブが1か所出来なかったが、今日くらいの涼しさで陽が当たってなければムーブは問題ないと判明。1回目は出来なかった部分のムーブを固めて、上部まで一通りのムーブを再確認。何とか狙える体制になってきた。しかし・・・1時間半ぐらい休んで、本気トライをやってみようと思ったら・・・、雲がどんどん減ってきて、急速に快晴に・・・。慌ててインターバルを早めて2回目トライしてみたが、すでに遅し? 出だしからなかなかムーブが出来ず大苦戦。テンションだらけになってしまった。。。

※↓ 『Telemaster』1回目トライ。涼しくてムーブが良い感じに出来たのだが・・・。
 

2回目はちょっと残念だったけど、でも思い切りトライ出来て良かった。
岩場でよく会うスペイン人の少年も一緒にトライして、ローカル達と和やかに、楽しくトライが出来てとても大満足の一日。

痛めている中指も、日常生活では痛いが、クライミングでは意外に問題なしと判明。
特定の(クライミングではあまり発生しない)角度で負荷がかかると痛い感じ。

陽が照ってしまって、これ以上のトライは厳しそうなので終了。
17時半に撤収。
フリーキャンプエリアを見に行ったりして、19時頃にキャンプ場戻り。

楽しい一日だった。
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性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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