いろいろお試しで登った昨シーズンを踏まえて、ボチボチと道具の準備をしています。
先日(9/18)は私用の新しいアイゼンを買った。
ペツル(シャルレ)の、サルケン レバーロック。
好日山荘で、現品限りの特価で¥23,000- だった。
あとは、オクサン用のピッケル。
緩傾斜はストックで歩くことが前提なら、私が昔愛用していたシモンの60cmピッケルは長すぎるし、昔ピッケルなので重すぎる。最近のピッケルは驚くくらい軽いしね。。。
好日山荘で見たときは、グリベルの エアーテックエヴォリューションがいいなぁ?って思ったが、お値段が2.6万円。アイゼンと合わせると5万円かぁ・・・って躊躇してしまった。
その夜、他のピッケルが良いか、ネットでいろいろ調べて・・・
やっぱりグリベルがいいなか?ってコトに落ち着いたが・・・
楽天市場で調べるが、底値はやっぱり2.5万円くらい。
そうだ!そんなときはトレックイン(Trekkinn)か??
定番の海外通販サイトで、日本語対応が嬉しい。
私は利用するのは初めてだが、クライマーにはお馴染みのサイトだし・・・
調べてみたら、53cmのエアーテックエヴォリューションが138.83EURで出ていた。
早速注文。
・・・で一昨日 到着したが受け取れず、今日、郵便局に取りに行ってきた。
9/18に注文なので、ちょうど2週間で到着。
意外に早くて感心した。1ヶ月位かかるかと思ってたので・・・。
▼箱がデカっ!軽くてスカスカで、「中見あるの?」って感じ。
▼開封すると、こんな感じ。シンプルな梱包が清々しくてよい。
関税はかからずに済んだ。
決済に使ったクレジットカードの明細を見たら、請求額は¥18,442- なので、
7千円ぐらい安く済んだ結果です。大きいですね。。。
▼グリベル、エアーテックエヴォリューション 53cm
私は当面はカジタの古い50cmのピッケルを使う予定です。
昔のクライミングパートナーから譲り受けた年季入りモノ。
冬山が楽しみです。。。
昨日の武尊山ハイキングの疲れが残っていて、節々が痛くだるい。
おとといの夕方に見た天気予報では、今日の水上地方は、午前中晴れ、午後から曇り、夕方から雨だったが・・・悪い方に転んでいるようですね。。。
朝からドンヨリ曇り空。湿度が高く、午後には崩れだしそうな気配。
7:30 いつものコンビニで朝ごはん。
ここでS浦さん達と待ち合わせ予定だったが、遅れるとの連絡で、先に岩場に向かう。
今日は偏屈岩。
岩場周辺は間伐で見通しが良くなり、林道から岩が見えるようになっていた。
岩は・・・長雨でビショビショかな?って覚悟してたのですが、思ったより乾いていた。
荷物を広げて、お茶を作って、昼寝しながらS浦さん達を待つ。
9時過ぎ、S浦さん達も到着。
登ったのは・・・
青いパンツの男 5.10b
有笠2000 5.10d
リスのえさ箱 5.10c
▼息苦しいほどの湿度だけど、12時までは何とかOK(12:09)
12時半頃、一気に激しく雨が降り出して・・・止む気配なし。
残念ながら、やはり午前中しかもちませんでした。。。
▼本降りの中、回収作業。(12:57)
13時には撤収開始。
小雨になったタイミングを狙って駐車場へ・・・。
クロックスで岩場に行った私は、下りで滑って転びまくり、泥だらけになってしまった。
駐車場で、持参の水でザックを洗う。
クロックスを脱いだら、巨大なヒル(長さ6cm・口の直径1cm位)がいてビックリ!!
私は運良く噛まれなかたけど・・・S浦さんは噛まれて流血。。。
下山後、沢渡温泉の上州軒へ。
S浦さんの寝坊のお詫び?ということでラーメンをご馳走になった。
上州軒でみんなと別れて、我が家は沢渡温泉の共同浴場へ。
番台のオジサンが、「こんな天気で登ったのか!」「夫婦でいい趣味だな!」「ペットボトルは持ってきたか!?」・・・って。
「ペットボトルは持ってない」って言ったら、「だったらやる!」「湯を持ってけ!」・・・って。
大らかですね(笑)
沢渡温泉はお湯質もすごく良いし、オジサンもオバサンも愛想がいいし、大好きです。
帰りの関越自動車道で、寄居SAに寄ってみた。
一瞬、「フランスに帰ってきたか?」って錯覚するような建物。
なかなか面白いですね。
残念なのは、離れて見ると非常に良い出来なのですが、近くに来ると、いろいろ凝ってよく作ってあるにもかかわらず、各パーツで縮尺違いが目立って、だいぶ違和感。
まあ、このあたりが高速SAの限界か・・・。
でも久しぶりにフランスの雰囲気と匂いを感じて嬉しかった。。。
▼寄居サービスエリア。テーマは星の王子様??(16:42)
練馬出口~環八は夕方の大渋滞にバッティング。
19時過ぎに自宅に着いた。
9月に入って更に酷い。
台風も連続して、山計画は全て潰れてしまった。
8月上旬までは良い感じだった体調も、天気が崩れるのに合わせて崩れだして・・・
すっかり体調も不良。
気分も落ち込む一方だったのですが・・・
今回の我が家の連休は、超久しぶりに晴れ予報になっている!!!
出かけるしかないですね!(^o^)
今回選んだのは、上州武尊山。
紅葉にはまだ早いかな??
******
前夜、仕事が終わって速攻帰宅、大急ぎで準備して19:30頃出発。
第三京浜、環八経由で関越自動車道へ、雨の中、ひたすら北上。
22時過ぎに、赤城高原SAに到着、ここで車中泊。
******
5:30起床。
雨は止んでいる。
曇っていた空も、水上を目指すにつれて、だんだん晴れてきた。
6:40 武尊神社の先、林道の駐車場に到着。
平日ですが、ハイカーがどんどん集まってくる。
▼久しぶりの山歩き。駐車場で。(6:57)
6:57 歩き始め。
7:09 剣ヶ峰山分岐。分岐して須原尾根を目指す。
長雨のせいで蒸し暑い。息苦しいほどの湿度。
道もぬかるんで歩きにくい。
途中でご年配パーティを追い抜く。
7:59 手小屋沢避難小屋分岐。20分休憩。
尾根に上がったので眺めが良くなるかと期待していたが、まだまだ樹林帯が続く。
傾斜が急になって、鎖場が連続して現れる。
▼鎖場ですが、ストックを突いて普通に歩ける岩場。(9:03)
鎖場を一通り終えると・・・一気に展望が開けた!
周囲の山々が見渡せる。
正面には武尊山(沖武尊)。
頂上周辺は紅葉も始まっていて、色鮮やか。
▼鎖場を越えて、背景は谷川岳。(9:27)
9:36 喉が乾いたので、ちょっとだけ休憩。
水をがぶ飲み。
頂上はもう目の前です。
▼ちょっとだけ休憩。正面は武尊山(沖武尊)(9:37)
9:56 武尊山山頂(沖武尊・標高2,159m)到着。
まだ早いけど、ご飯がてら、35分休憩。
▼頂上到着。(9:56)
若干雲はあるが、おおむね晴れ。
日差しは強い、まだ夏の日差しです。
眺めが素晴らしい。
谷川の国境稜線もそうですが、上州の山は美しいですね。。。
▼剣ヶ峰山方面の尾根。(10:00)
▼望遠で、谷川岳。(10:27)
10:30 歩き再開。
剣ヶ峰山へ向けて、美しい笹原を歩く。
振り向くと、沖武尊がすでに遠くなっている。
▼左奥が武尊山(沖武尊)、(11:21)
また急登が始まり、岩場を越えて・・・
11:32 剣ヶ峰山(標高2,020m)
あまりくつろぐスペースはないが、脇にシートを敷いて、20分休憩。
▼剣ヶ峰山(11:32)
剣ヶ峰山からはもう下るだけ。
ドロドロにぬかるんで、しかも段差の急な下りがずっと続く。
濡れた木の根と岩、ヌルヌルの泥・・・気を使う、疲れる下り。
12:50 疲れて20分休憩。
▼疲れて元気のないオクサン。(12:51)
休憩の後は、道も歩きやすくなり、ペースが上がって一気に駐車場前まで。
14:03 駐車場に到着。
▼後片付け中。(14:05)
雨後で、道は歩きにくかったけど、
時々、ガスで眺めがなくなったけど、
久しぶりに晴れて、楽しい山歩きだった。
お楽しみの温泉は、「鈴森の湯」へ行ってみた。
なかなか良い雰囲気の立寄り湯で、内湯も露天も源泉掛け流し。
お湯質も良くて、露天の眺めも素晴らしい。
とても気に入りました。谷川岳へ来たときはココで決まりになりそうです。。。
温泉で長湯した後は、峠を越えて猿ヶ京へ。
コンビニでご飯を食べて買い出しして、また峠を越えて中之条へ。
今晩も車中泊して、明日は有笠山でクライミングの予定です。
昔から平日休みが多かった私は、過去、ぶらっと1人で(50ccバイクで)城ヶ崎や小川山に行く事が多々あって、現地で会ったクライマーに声をかけていたのですが、吉田さんは同郷で実家が近いこともあり、いろいろ話も合い、よく一緒に登ったものです。
1980年代~90年代初めにかけてのこと。
私が初めての5.12a(湯河原・スパイダーマン)を登ったときも「これで12クライマーですね」って声を掛けてもらったり・・・。
初めての5.13a(小川山・エクセレントパワー)を登ったときも河原から見ていたそうで、夕方に廻り目平で「おめでとう」って声を掛けてくださった。
クランチャー(城ヶ崎)のビレイはいろいろ楽しかった。その頃のクライミング界に関する本音を言い合った楽しい会話は今でも憶えている。
城ヶ崎の吉田ハウスにも度々泊まって、彼の車で一緒に海っ端の温泉に行ったっけか・・・。
ニンジャ(小川山)も一緒にトライしたり・・・。
南仏でも偶然一緒になってお世話になった。彼のマジノライン(Volx)やラ・ローズ(Buoux)のビレイも何度かしたが、マジノラインは本当に惜しかった。Volxの岩場の下から夕日に向かって登れなかった悔しさを大声で叫んでいたのが懐かしい。お互いまだ若かった。
90年代中盤以降は、私は国内では外岩にほとんど行かなくなり、お会いすることがなくなってしまったが、それでもたまに気まぐれで岩場に行くと、やはり偶然お会いして、いろんな話をしたっけか・・・。
あんなに一緒に岩場で過ごしたのに、何故か写真が1枚も無いんですよね。。。
最後にお会いしたのは、2008/10/16、太刀岡山の帰りに山宮温泉の湯船でばったり。 しかし、それももう8年前!!
岩場に行けばいつでも会えるような気がしていたのですが・・・
とても残念です。
結局、起きたのは7:00頃。
今日は、大弛峠(おおだるみとうげ)から金峰山を登る計画。
このコースは急登もなく、往復4時間程度の快適なハイキング。
オクサンのリハビリにはちょうど良い。
廻り目平キャンプ場を出発したのは8時頃。
ここから大弛峠は目の前だが、床下高があまり高くないエブリイでは心配なので、ぐるっと、すごく遠回り。ナナーズまで下りて、信州峠から瑞牆山方面へ。木賊峠からクリスタルラインを焼山峠へ。乙女湖から大弛峠へ。
大弛峠に着いたのは 10:37。
びっくりする位のハイカーの車の数・・・
峠の駐車場はもちろん満車。しばらく戻って路駐スペースを見つけて駐車。
▼大弛峠。ハイカーの車が凄い。(10:40)
▼大弛峠。車で登れる峠で日本最高点です。標高2,365m。(10:55)
10:55 歩き始め。
空は曇り。
金峰山は雲の中かなぁ?なんて思いながら・・・。
前回の常念岳の後、風邪で喉を痛めてしまって、呼吸がだいぶ辛いのですが、山は空気が綺麗なのが救いです。。。
11:20 朝日峠。
11:49 朝日岳(標高2,579m)15分休憩。
▼朝日岳。(11:49)
▼朝日岳から鉄山と金峰山。五丈岩が見える。(12:04)
台風雨接近もあって、天気予報では午後は雨かも・・・って覚悟してたのですが、
意外にも晴れてきた。
12:45 金峰山(標高2,595m)到着。
団体さんが占拠していてすごい状態になっている。
しばらく待って、ようやく写真を撮った・・・。
▼金峰山・山頂で。(12:53)
山頂は休憩場所がないので、五丈石へ移動。
五丈石の前はハイカーさんで賑わっている。
五丈石の上に登ってみようかと思って途中まで登ったが、下りが気持ち悪いので敗退。
上まで登っている若者も数人いたが、私はロープ無しでは気持ち悪い。
五丈石の前で30分休憩。
▼五丈石(13:34)
13:35 下り始め。
すっかり晴れて眺めが良い。
途中の展望ポイントで写真を撮って小休止。
▼廻り目平方面。屋根岩が見える。(13:54)
▼展望ポイントで。足元に瑞牆山が見える。(13:55)
14:30 朝日岳で15分休憩。
15:09 朝日峠。
15:32 大弛峠に帰還。
▼大弛峠で。(15:32)
今回のコースは、高低差はあまりなくて歩行距離が長い。
奥秩父だけど眺めの良いポイントも多くあって、なかなか楽しい歩きだった。
大弛峠からクリスタルラインの下りは・・・ホントにひたすら下り続け。
アクセルを踏むことはほとんど無く、下りきった先は『はやぶさ温泉』。
今日の温泉はもちろんココです(笑)
中央道はもちろん渋滞。
土曜日だから仕方ないが、土日の外出はこれが一番辛いですね。。。
晴れですが・・・廻り目平キャンプ場でキャンプ。
目的はクライミングではなくて(笑)、恒例の焚き火。
11時頃に出発して・・・
中央道を走って韮崎ICから広域農道へ。
南アルプスは雲が多いが・・・八ヶ岳が雲がなく綺麗に見える。
この時期にしては珍しい。
収穫が終わったヒマワリ畑の前に停まって写真を撮った。
▼八ヶ岳。編笠山から横岳まできれいに見える。珍しい。(14:27)
信州峠を越えて川上村へ。
今回の温泉は、南相木温泉『滝見の湯』へ行ってみた。
ナナーズから激しい峠を越えて30分。(意外に遠い!)
滝の名前は「犬コロの滝」ですか・・・(笑)
施設は綺麗でよいのだが、非常に残念なのは、喫煙所のタバコの煙が窓から外へ、そのまま筒抜け排気になっていて、そのままモロに露天風呂に流れてくる。タバコ臭くて露天風呂にいられない。
タバコ嫌いの私にとっては過去サイテイの露天風呂だった。
名物の「相木そば」を食べて、また激しい峠を戻って川上村へ。
ナナーズで買い出し。
日没間際に廻り目平キャンプ場へ着いた。
夏休みは終わったが、廻り目平キャンプ場はクライマーで賑わっている。
いつもの場所に車を駐めて、焚き火の仕度。
▼恒例の焚き火。今年は例年より燃やす文書の量が少なめ。(19:47)
お酒を飲みながら、ひたすら焚き火。
自宅では処分が難しくて溜まった文書を、ひたすら燃やしまくり。。。
恒例の作業です。。。
明日はクライミングではなくて、ハイキングに行く予定です(笑)
だったら北アルプスに行きたいな・・・
笠ヶ岳に行きたいな!って、思ったのだが・・・
お盆時期の新穂高は駐車場の確保で大変な事になりそうなので断念。
比較的空いてそうで、北アルプスの風景を満喫できそうなパターンを考えて、
今回は、三股から常念岳~蝶ヶ岳の周回コースに決定した。
3日前に日向山(標高1,660m)を登ったばかりですが、
ウォームアップとしてちょうど良かったか??体調も良い感じ。
前日に三股の駐車場入り、駐車場で車中泊。
1泊で歩く人も多いコース(CT=14:40)ですが、体力試しも兼ねて、日帰り周回を目指します。
*******
3:54 駐車場を出発。歩き始め。
もちろん真っ暗。
ヘッドランプを点けて林道を歩く。
4:06 三股。
登山指導所で、事前に作成した登山届をポストに入れて通過。
すぐに常念岳への分岐が現れる。
急登が始まる。
「このコースは水場がなく毎年遭難者が出ているので体力に自信のない方は登らないように・・・」って看板がある。
いろんなところで遭難ってするもんだな、って思いながら・・・
ちなみに今日は、4.3Lの液体を背負っている。水は充分。
しかし急登は確かに辛い・・・
数泊分の重量を背負っていたらかなりバテそうだな?なんて思いながら・・・
ペースが上がらないように気をつけて(最初2時間はアップなので)
暗闇の樹林帯をひたすら登る・・・
徐々に夜が明けて明るくなってきた・・・
5:30 10分休憩
休憩の前後で3人に抜かれた。
樹林帯の急登はまだまだ続く。
6:00 過ぎ、急登が緩んで、樹間にチラホラ 前常念岳が見えてくる。
6:45 樹林帯をようやく抜けて、灌木と岩の世界。空が青い!
▼長かった樹林帯の急登をようやく抜けた。空が青い!(6:49)
6:50 10分休憩
ここからの登りは眺めが良くて気持ち良い。
東の雲海の上に、八ヶ岳と富士山、南アルプス。
西は、常念岳~蝶ヶ岳の稜線の向こうから穂高連峰が、登るにつれて徐々に姿を現してくる。疲れが吹っ飛んで、登るペースが上がってきた。
岩が多くて、アルプスらしい楽しい登り。
▼常念岳~蝶ヶ岳の稜線の向こうに穂高連峰!!(7:08)
7:36 前常念岳の石室を通過。
避難小屋をすこし覗いてみたかったが、せっかく気持よくペースが上がってきたので、勿体ないような気もして、そのまま常念岳へ向かう(最初に抜かれた2人を抜き返し)。
▼前常念岳の石室(避難小屋)(7:36)
7:38 前常念岳(標高2,662m)
前常念岳の山頂は石室のすぐ上。山頂標柱は無いが、一等三角点がある。
前常念岳から常念岳は緩やかな登り。
風が吹いて冷たい。
常念岳の頂上が、ハイカーで賑わっているのが見える。
7:48 常念小屋への分岐。
この分岐から常念小屋への道は廃道なので通らないようにとの注意書き。
▼常念小屋への分岐で。正面は常念岳。もうあと僅か。(7:48)
8:23 常念岳(標高2,857m)山頂に到着!!
ハイカーで大賑わい。
風が冷たいので冷えないように上着を着込んで記念撮影。
▼常念岳で、到着写真。(8:26)
常念岳山頂は、眺めが本当に素晴らしい。
1日中いても飽きないのでは?って思うくらい。
下ってしまうのが勿体ない。
穂高を眺めながらオニギリ食べて・・・
いろいろ写真を撮って・・・
他のハイカーさんとお話して・・・
▼穂高連峰と涸沢カール。手前は屏風岩。(8:31)
▼大キレットから槍ヶ岳の尾根。(8:31)
▼槍ヶ岳を背景に・・・(8:36)
9:12 歩き再開。
結局、50分も休憩してしまった。
まず 約350m下る。
頂上では風で寒いくらいだったが、下り始めると風がなくて暑い。
慌てて上着を脱ぐ。
下りきるとすぐ2512ピーク。
ここからまた展望の効かない樹林帯になる。
猿の群れがいる。
動物園のような匂いが立ち込めている。
2592ピークへは約130mの登り。
樹林で蒸し暑くて、猿の匂いが時々こみ上げて気持ち悪い。
▼2592ピークへの登りの途中、振り返ると常念岳が見えた。(10:05)
10:24 2592ピークで15分休憩
ここから120m下って、蝶槍への登りは約190m。
途中でまた樹林帯が終わって眺めが良くなる。
11:20 蝶槍
これで大きな登りは終了!!
休憩にはまだ早いけど、眺めが良いので15分休憩。
▼蝶槍で。背景は穂高連峰。(11:22)
蝶槍から蝶ヶ岳ヒュッテ・蝶ヶ岳最高点へは緩やかなアップダウンの繰り返し。
残念ながら、霧が湧き始めて、風景は見えたり見えなかったり・・・
12:09 蝶ヶ岳(標高2,677m)最高点に到着。
あとはもうひたすら下るだけ。
素晴らしい眺めもここでお別れになる。
予想外の好ペースで歩けて時間も充分にあるので、穂高を眺めながらまた休憩。25分
▼蝶ヶ岳山頂から穂高連峰と大キレット。(12:09)
▼蝶ヶ岳・山頂標柱で。(12:10)
▼槍ヶ岳と蝶ヶ岳ヒュッテを背景に。(12:12)
12:34 下り始め。
下り始めしばらくが、5月に登った時の冬道と大きく違っていて、道を間違えてしまったか心配になりハイカーさんに聞いてしまった。
5月は緩んだ雪で歩きにくかったが、雪がない時期は、逆に岩が邪魔で歩きにくい。なかなかの悪路で足首に悪い。
13:36 まめうち平。10分休憩。
14:10 ゴジラみたいな木。通過。
14:27 三股(登山指導所)に到着。
登山指導所の横の清水で頭と顔を洗って・・・
14:39 駐車場に戻った。
*******
今回のコースは、CTが14時間40分、累積標高差は約2000m。
実績は、休憩込みの総合時間が 10時間45分。
しかし、休憩時間が長くて(風景が良すぎ)、休憩時間の合計が 2時間15分。
休憩を差っ引いた実質の歩行時間は8時間30分だった。
持参した水4.3Lのうち、3.7Lを消費。
運動強度的には、7月にやった黒戸尾根ピストンとほぼ同じ程度に感じた・・・
*******
今回は温泉もなし。たぶん芋洗い状態の混雑だろうし・・・
帰りの小仏トンネル渋滞が、今日は21km、大月近くまで。
自宅に着いたのは21時近くだった。
暑い横浜にいてもしょうがないので、のんびり三股へ移動しようかな?なんて。
でも、日中は高速が混むし、高速代節約のためにも前夜に出るかな???なんて・・・
で、結局、昨夜に出発。
八ヶ岳SAで車中泊することになった。
お盆時期は深夜でも、高速は昼のラッシュ並みの混雑。
サービスエリアも、車の停め場所を探すのが大変。
驚きです。
7:00に起きて・・・
寝たのが深夜2時頃だからもっと寝たかったのだが、周囲が騒がしくて寝てられない。
洗顔して、西へ進む。
安曇野サービスエリアで蕎麦を食べようとしたら、間違えてうどんを発券してしまった。しかも、ここのオーダーは発券から自動なのに気づかず、訂正する間もなく作られて、しかも「汁を半分に」ってオーダーをすることも出来ずに・・・。
塩分制限がある私なのに、塩辛い汁たっぷりの、しかも不本意なうどんで、超ガッカリ。
捨ててオーダーし直そうかとも思ったが、やはり勿体ないので食べてしまった。
自動車道を降りて、安曇野市街に入ると常念岳が見えてきた。
明日はあそこを歩く!って思うと楽しみです。
▼蝶ヶ岳(左)と常念岳(右)。間の尾根は意外に長い。(9:28)
道沿いの24時間営業のスーパーで2日分の食料を買い出し。
コンビニで、暇つぶし用の雑誌を2冊買って、三股を目指す。
延命水で水を汲んで、11時頃、三股の駐車場に着いた。
駐車場は手前も上も ほぼ満車だったが、調度よい具合に、ゲート手前の1等地が1台分空いていて滑り込んだ。
下山ハイカー待ちで待機していたタクシーの運ちゃんが、「ラッキーだね!」って。
▼三股の駐車場。(12:10)
こんな時間に着いちゃったので、もう登るべきか?って気もするのですが、「日帰り周回」を楽しみにしてたし、山中での泊まりの用意(テント・シュラフ)は持ってきてないし。
この時期は、予約無しでの山小屋飛び込みは顰蹙だし・・・。
開き直って、駐車場でシートを敷いてゴロゴロ。
涼しくて気持ちいい。
ストレッチしたり、雑誌読んだり、うたた寝したり。
疲れぎみだったので、ちょうど良い休息か・・・。
18時頃、のんびり晩ご飯。
19時半、暗くなるのを待って、歯磨きして就寝。
明日は3時半起き、4時歩き始め予定です。
林道終点の駐車場から最短コースを選ぶと、往復2時間半。
尾白渓谷の駐車場から錦滝経由で周回コースをとれば、4時間20分の行程。
標高は1,660mしかないが、頂上周辺の白ザレした風景が低山らしからぬ雰囲気で人気の山です。
今回はオクサンも参加。
5月から腰痛で苦しんでいたが、ようやく原因が分かり(ヘルニア)、ブロック注射で症状がだいぶ収まってきたので、久しぶりの軽いハイキングです。
前夜発。
竹宇駒ヶ岳神社の無料駐車場で車中泊。
朝起きたら、Mちさんに遭遇した。
夫婦で黒戸尾根を登りに来たとのこと。
山歩きに来てクライマーに合うのは、鳳凰でのユンボさん以来。
ビックリですね。。。
▼Mちさんと記念撮影。(7:04)
7:29 歩き始め。
今日はオクサンは空身で、歩くペースも腰の具合を見ながらノンビリと・・・。
▼登山ポストの前で、オクサン。(7:29)
歩きやすい樹間のハイキングコースを登って・・・
8:30 尾白川林道、矢立石。日向山登山口に到着。
ここからは林道を歩くが、林道は少し荒れ気味。
この林道は、もっと眺めが良いかと期待したが、木々の緑が深くて眺めなし。
時々、黒戸尾根と甲斐駒ケ岳が見える。
▼貴重な展望ポイントで。甲斐駒ケ岳を背景に。(9:38)
9:49 錦滝。東屋で休憩。
▼錦滝の東屋。(9:49)
錦滝からの登りはかなりの急登。
登山口には「下りでの使用を禁止」と書かれているだけあって、ハイキングコースにしてはだいぶ厳し目。
急登が緩んで尾根に合流すると、まもなく砂浜のような下地に変わる。
砂の急斜面を登り切ると・・・今回のお楽しみの始まりです。
▼白ザレした斜面。(11:02)
▼白ザレした斜面の急登。地蔵岳の最後の登りみたい。(11:06)
▼岩峰の展望ポイントで。(11:13)
11:25 日向山(1,660m)山頂に到着。
山頂の眺めは素晴らしい。
八ヶ岳に雲がかかってしまってるのが残念だが、麓が綺麗に見渡せる。
ハイカーさんが多い。
▼日向山、山頂標柱の横で。(11:25)
日陰にシートを敷いて昼休み。
昼寝した。
▼山頂で、八ヶ岳を背景に。(12:20)
12:21 下り始め。
矢立石方面へ下りる。ゆっくりと。途中で1回休憩。
13:50 矢立石(尾白川林道の日向山登山口)
少し休憩。
矢立石から尾白川への下りで、道を外して迷ってしまった。
登りの時に、「2回目の林道合流はしないで左上に登る」って記憶してたのだが、そのポイントは気づかず通過して、1回目の林道合流ポイントに来て、ここは林道に出てしばらく歩くべきなのを、林道から反れて下ってしまた。
明瞭なトレースもあったので疑問を持たず・・・でもしばらく下ると、トレースが消える。
間違えたかな?と思って登り返し。合流点まで戻ったが、その間に分岐なし。間違いにまだ気付かずに、再度下って・・・「こんなに不明瞭だっけ?」って思いながら、トレースを探しながらかなり降りたが・・・所々で測量の杭が出てくるのがまた悩ましい。
やっぱりおかしい!って、再度、登り返し。
このまま無理矢理で降りてもどこかには出ると思うが、クライミングではこんなアプローチはしょっちゅうなので慣れているし、どうにでも出来るのだが、でもだいぶ悪い下り斜面。こんなことでオクサンの腰が悪化したらそれこそ馬鹿らしい。今日は勘弁。。。
延々と登り返して、「こうなったら林道を歩くしかないか?」って、林道に出たら看板があってようやく間違いに気がついた。40分くらいロスしてしまったか・・・。
15:26 駐車場に帰還した。
オマケもついて、なかなか疲れたハイキングになった(笑)
歩いた後は、近くの「尾白の湯」へ立ち寄り。
しかし、お盆休みで大混雑。洗い場は子供たちの大集団が占拠してるし。
ようやく体を洗って、露天風呂に出たら芋洗い状態。。。
世間の休みを避けて行動している私にはストレスが巨大です。
大変だった。。。
帰りの中央道・小仏トンネルも恒例の渋滞。
自宅に着いたのは21時頃だった。
梅雨明け以降・昨日までずっと、とても梅雨明けしたとは思えない天気だった。
平野は晴れと雷雨の繰り返し、山岳地域はもう完全に全滅で、曇りか雨。
まさしく、「これこそが梅雨!」もしくは「これこそが熱帯地方のモンスーン」って感じだったのですが・・・。
日本はもう完全に亜熱帯地域になってしまったと断言しても良いのでは???
昨日・今日は連休だったけど・・・
こんな天気なので、山に行くのに躊躇してしまう。
オクサンはまだヘルニアの目処がつかず、私1人で経費をかけて出かけても、天気が悪いと後ろめたさばかりが巨大に残る。。。
天気予報も直前に180度変わるのが当たり前(まるで役に立たない!)。
どうしようか悩みつつ・・・
悩んでいるうちに、ビックロックに行く機会も逸してしまい・・・気分悶々。
1日目は家で雑用で終わってしまった。。。(T_T)
2日目の今日も、山は雷雨予報が出ているので、結局中止。
昼に「ぽか羅」に行くことに決めた。
11:00に家を出て、武蔵小杉から東急に乗って。
東横線が東武線乗り入れしてもう2年以上経つのか???
当初は「横浜中華街から小江戸川越まで一本化」って散々CMしてたくせに、実際には乗り継ぎが多いにもかかわらず案内がゼロで、毎回毎回・見事に、行きは乗り継ぎ方法が分からなくて長時間かかり、帰りは間違えて(適切な案内が無いので)池袋まで行ってしまい山手線経由か、一度出て追加料金で地下鉄に入り直したり・・・。
もうちょっとスマートにならないものなのか???
そんなわけだが、今日は、ぽか羅に 13:14に到着。
自宅から2時間以上。。。
▼ぽか羅。(13:14)
13時過ぎなので、平日なので空いているかな?って思ってたが、
意外に(ゴメンナサイ)お客さんが多くてビックリ。
今日は、私の大好きな キーマコフタ にナスをトッピングでオーダー。
クミンが効いた肉ダンゴが、中近東料理が大好きな私にはたまらない・・・。
美味しかったです。(≧▽≦)
食事後、マスターのS浦さんと色々打ち合わせ、雑談。
昔話しにも花が咲き・・・とても良い気分転換になりました。
19時頃、武蔵小杉に戻って・・・
ビックロックに行くつもりだったのですが、なんだかんだで断念。
ならば、別の用事を完全に済まそうと思ってモンベルに行ったら・・・
目的のブツetcは、なぜか尽く、全て売り切れ。どうなってるの???
ツマミだけ買って、自宅に戻って、飲んだくれで終わった連休だった。。。
f^_^;
こんどはその反対側、毛木平(もうきだいら)から、十文字峠・大山・三宝山経由で甲武信ヶ岳を攻めてみることにした。下りは千曲川源流遊歩道を下りる周遊コースです。
前日夕方に家を出て、早い時間に毛木平に入るつもりだったが・・・
予想外に渋滞がひどくて、駐車場に着いたのは 22:30だった。
晩ご飯を食べてすぐ寝たが、イマイチ眠れず・・・
4:30 起床。
準備を始めるが、完全に寝不足。。。
駐車場に車が続々やってきて、賑やかになってきた。
さすが人気のコースです。
5:06 歩き始め。
最初は林道を歩く。
5:13 十文字峠への分岐。
今日はハイカーさんが大勢って思ってたが、みんな千曲川源流遊歩道に向かう。
十文字峠に進むのは私一人・・・結局、今日も静かな一人歩き。
5:54 早めの10分休憩。
6:39 十文字峠(標高1,970m)
キリが悪いので休憩せずに先に進む。
十文字峠からは稜線歩きなのだが、鬱蒼とした樹林帯で眺めは全く無し。
7:17 大山(標高2,225m)
川上村・戦場ヶ原が足元に見える。
せっかくの展望ポイントだが、雲が多く、眺めがあまり良くない。
休憩18分。
▼大山で。(7:35)
大山からの道も ずっと樹林帯。
苔むした岩が多く、まるで沢床を歩いているような道。
8:07 武信白岩山の直下。
山頂方面への看板があるので行けるか?と思ったら、岩にでっかい×マーク。立入禁止のロープが張られていた。
8:42 疲れたので10分休憩。
9:33 三宝山(標高2,483m)
今日のコースではここが最高標高点です。一等三角点がある。
展望はないが、休憩には良い感じの場所。
14分休憩。
▼三宝山・山頂で。後ろに大きな一等三角点。(9:36)
▼三宝山の下りから甲武信ヶ岳を望む。(9:50)
三宝山から一度下って、最後の急登がなかなか辛い。
10:15 甲武信ヶ岳(標高2,475m)。
誰もいない。
山頂標柱が相変わらずデカくて分不相応。
雲とガスで展望は全く無し。
先週に引き続いてとても残念です。
27分休憩。
▼甲武信ヶ岳山頂で。(10:23)
10:42 歩き再開。
10:54 千曲川源流遊歩道への分岐。
一気に下って、千曲川源流の標柱は気づかずに通過。
登りのハイカーと何度もすれ違う。
十文字峠方面と違って、このコースはやはり賑やかですね。
11:39 ナメ滝。
疲れたので10分休憩。
12:42 十文字峠への分岐。
12:48 毛木平駐車場に着いた。
今回のコースは、CTが9時間45分、累積標高差:1,397m。
実績は、休憩込みの総合時間が 7時間42分。休憩を差っ引くと6時間13分。
タイム的には、まあまあですが・・・
しかし、このコースは、全行程の99%が樹林帯でつまらない。
眺めがないので黙々と歩くしかない。
たまに一瞬?展望が開けても、今日は残念ながら曇って眺めなし。
なんだかイマイチな山行だった。
やっぱアルプスか谷川岳がいいなあ・・・
次はいつ行くか・・・
******
毛木平でしばらく休憩して、川上村に向かう。
ナナーズで地酒を買い込み。
帰りは信州峠~広域農道から20号線へ。
20号笹子トンネルを抜けて、大月から中央高速に乗った。
国立府中~調布間が事故渋滞で全く動かず。
自宅に着いたのは19:30頃だった。
連休なので泊まりで山に行きたかったのだが・・・
横浜の快晴に反して、山はどの方面も天気予報が良くない。
どうしようか悩みつつ・・・
結局、機会を逸して夕方まで自宅でダラダラ・・・
消去法的に、夕方から出かけて、あす甲武信ヶ岳に登ることに決めた。
17時、自宅出発。
渋滞がひどい。
多摩沿線道路で夕焼けが美しい。
▼多摩沿線道路で夕焼け。遠く山方面はすごい積乱雲。(18:55)
今晩は、信州・川上村の奥、毛木平で車中泊の予定です。
意味不明な天気解説を数日前にTVで見たが、とにかく今週は天気が悪い。
それでも連休1日目の今日は、甲府方面は何とか持ちそうなので、山に行くことにした。
今回目指すは、西沢渓谷から鶏冠尾根を登り甲武信ヶ岳へ。
鶏冠山(とさかやま)は、鶏冠尾根上のピークで、山梨百名山に指定されているが、山地図にはルートは記載されていない。渡渉や岩峰登りのバリエーション豊かな山として知られている。
*******
前日、夜出発しようと急いで帰宅したら、現地の天気予報が「夜から明け方まで雨」だった。雨の車中泊はいろいろと大変なので中止、明け方出発に変更して、21時就寝。
2:30 起床。外は雨。
着替えてすぐ出発。
こんな深夜なのに、道には車と人・自転車が意外に多い。
5:13 西沢渓谷の駐車場に到着。
勝沼・塩山は雨は降ってなくて路面も乾いていたが・・・
西沢渓谷周辺は「さっきまで雨が降ってました」って感じ。
5時半頃 歩き始め。
今にも降りそうな、ドンヨリ曇り。
予報では正午~夕方まで晴れだが・・・山は回復するかな??
▼中央の鶏冠尾根は雲の中。西沢渓谷・二俣吊橋から。(5:54)
二俣吊橋を渡って、東沢へ進む。
鶏冠山への看板が随所に出てくるので迷うこともない。
6:04 鶏冠谷出合。
昨夜の雨で増水を心配したが、水量はさほどでもなく、岩伝いに対岸に渡った。
少し鶏冠谷に入ると、またすぐ看板があり、左上・尾根へ登り始める。
急登が始まる。
▼鶏冠谷出合の渡渉点。石伝いで渡れた。(6:04)
雨後で湿度が高くて息苦しい。
汗が凄い勢いで噴き出してきて止まらない。
数日人が入っていないのか、お約束の蜘蛛の巣がすごい。
6:33 尾根の途中で10分休憩。
さらに急登が続いて、直上したくなる岩尾根で、唐突に左トラバースが始まる。
足場が泥で、ひどくぬかるんで滑りやすく、少し難儀した。
7:45 チンネのコル。20分休憩。
だいぶ名前負けのする場所だ。
鬱蒼としてジメジメした樹間のコル。岩峰(チンネ)は何処に??
さらに樹間をひと登りすると、ようやく第一岩峰。(8:23)
鎖なしでも普通な感じ。(黒戸尾根ではこれくらいは鎖なしだったような気が・・・)
濡れていないか心配だったが大丈夫、乾いていた。
▼第一岩峰の登り。上から見下ろす。(8:25)
霧がひどくて、先が見えない。
気が付いたら第三岩峰の下に出た。(8:38)
鎖場が幾つかあったが、どれが第二岩峰かわからずに通りすぎてしまった。
明白な高低差のアップダウンが無いので、視界が効かないと分かりにくい。
第三岩峰は、今日のお楽しみのポイント。
アンザイレンで登る人もいるようですね。随所にハーケンが打ってある。しかも比較的新しいハーケン。難度は昔風に言えば、Ⅲ級-くらい。ロープ無しで全く問題ないですが、不慣れなパートナー連れならやはりロープを出すかな? (大きな看板で巻道も指図されているので、それも良いかもしれない。)
▼第三岩峰の最後のフェース。見た目は悪そうだけどホールドは良い。(8:44)
▼第三岩峰の上部から取り付きを見下ろす。(8:45)
8:53 山梨百名山の標柱ポイント(標高2,025m)。
しかしここは、正確には、鶏冠山(とさかやま)山頂ではない。
鶏冠山(標高2,115m)山頂は、この次のピークですがそちらは眺めもなく、休憩にもイマイチらしい。。。
20分休憩。
残念ながら、展望は全くない。
休憩中に少し雲が薄くなって、山の中腹が見えたが、すぐまた霧が濃くなる。。。
▼山梨百名山の標柱。霧で眺めなし・・・。(8:55)
9:13 歩き再開。
ここからが辛かった。
背丈近い石楠花(しゃくなげ)が鬱蒼と茂っていてルートが覆われている。
藪漕ぎならぬ石楠花漕ぎ? 漕ぐと言うほどではないのだが、枝がそれなりに太くて体に引っかかって、歩くのにやたら馬力がいる。手足にバシバシ当たって痛い。。。
相変わらず蜘蛛の巣も多くて、ストックで払いながら進むが、見えずらい足元は(雨後で)濡れた木の根や泥岩が滑りやすくて、何回か転倒した。 倒木も多くて、いちいち乗り越えるのも面倒だ。
標柱ポイントから木賊山への行程は2時間~2時間半位と思うが、その行程の7割はそんな感じのつらい歩きだ。
鶏冠山はいつの間にか通り越して・・・
9:50頃?ミスルートをしてしまった。
霧で視界が効かないので、注意深くテープや目印・トレースを見ながら歩いたはずだが、気がついたら50mくらい急下降していた。その先も急下降が続いていて「地図に線を書いた時の記憶ではこんな下りは無かったはずだ!」って思いとどまった。踏み跡は、最近も誰かが歩いた・かなり明瞭なものだが、これは沢登りのトレースだったか??
立ち止まって、霧が薄くなるのを待ったら、左上に尾根がうっすら見えた。
やっぱりルートを外していて、危うく鶏冠谷へ降りてしまうところだった。
登り返して、最後のテープまで着いたが、周囲をどう見回しても、やはり鶏冠谷へ下るトレースしかない。
どういうことなのか???
尾根に進むにはこの急斜面をトラバースしかないか?って思って、茂った石楠花を腕で払いのけて漕ぎ入ったら、かすかなトレースがあって、その先に次のテープが見えた。
これでは分かるわけがない・・・(@@)
かなりの人が迷ってるのでは? それとも視界が効けば問題ないのかな??
気を取り直して進む。石楠花で覆われた道は相変わらず。
先が全く見えない中、アップダウンが意外に多くてますます辛い。
登り一調子に変わって、ようやく木賊山への最後の登りか?と思うが、これがなかなか長い。疲れて樹林の斜面で10分休んだ。
11:50 木賊山(標高2,469m)。ようやく到着。
百名山標柱ポイントから、ロスタイム合わせて2時間37分かかった。
疲れてかなりヘロヘロ。
▼木賊山・山頂。樹林の中で眺めは全く無いが、1等三角点がある。(11:56)
木賊山では、写真を撮るために5分ほどロス。
休憩はせずに先に進む。
木賊山から甲武信ヶ岳は、整備された広い歩きやすい道。
普通の登山道ってこんなに歩きやすかったのか?って感激。登りもあまり苦にならない。
▼甲武信小屋手前から、甲武信ヶ岳。(12:07)
12:25 甲武信ヶ岳(標高2,475m)到着!
頂上標柱が、この山の頂上スペースには全く相応しくない。
下品なくらいにデカくて、しかもこの土台は上げ底か??
おかげで、カメラを置いてセルフタイマーで写真を撮るのが一苦労。。。
▼甲武信ヶ岳・山頂。手前の柱も頂上標柱です。すごく邪魔。(12:38)
頂上で40分休憩した。
その間、少しは霧が晴れるか?と期待したが、逆に時々小雨。展望全くなし。
今日はここまで足首もサポーターを付けずに歩いてきたが、ここで長い下りに備えて、足首と膝のサポーターを装着。
13:02 下り始め。
13:13 甲武信小屋。巻道を進んで・・・
13:30 戸渡尾根分岐。
休憩にはまだ早いので、そのまま一気に下って・・・
途中、木の根で滑って転倒。ストックが折れてしまった。
14:20 近丸新道・徳ちゃん新道の分岐。10分休憩。
徳ちゃん新道へ進んで、途中小走りで一気に降りて・・・
15:21 徳ちゃん新道・入口へ到着。
林道を戻る途中で沢に下りて、手と顔・頭を洗った。
15:52 駐車場に帰還した。
今日は、行程中に誰にも会わなかった。
平日・この天気とは言え、人気の山域にしては珍しいことだと思う。
この方面に来た時の帰りはやっぱり・・・はやぶさ温泉ですね。
ドバドバかけ流しのお湯が素晴らしい。
ゆっくりお湯に浸かって、湯上がりに30分くらいストレッチして、すっかりリフレッシュ。
ついでに桃と葡萄を買った。
オクサンの腰はまだ治らないので、また1人で山歩き。
先週は鳳凰三山だったので、今回は甲斐駒ケ岳に行くことにした。
どうせなので、黒戸尾根ピストンで・・・。
黒戸尾根の累積標高差は2,410m(単純標高差は2,180m)
竹宇駒ヶ岳神社からのコースタイム(CT)は、登り09:30、下り05:40、合計15:10です。 =山と高原地図(昭文社・2013年版)
休憩込みで12時間での往復が、目標時間ですが・・・出来るかな?
*******
私は甲斐駒ケ岳には過去4回行っている。
何度も山頂を踏んでいて、どれも思い出深いのだが・・・すべて30年前。
1回めは1985年5月下旬。
メンバーは山岳会の先輩のKatoさん・同期のSatoさんの3人。
広河原から仙水峠~甲斐駒山頂を越えて8合目へ。赤石沢へ下降して、ダイヤモンドフランケA 赤蜘蛛ルートをやりに行った。しかし、2日目に入梅してしまい朝から雨。それでも赤蜘蛛を登り始めたが、なんと!猛吹雪に変わり3P目で敗退。夏の服装にカッパを着てジョギングシューズ・軍手で雪の斜面を8合目まで登り、10cmちかく積雪した山頂を越えて、駒津峰から北沢峠へ。さすがに雪は駒津峰までだったが、雨の中をトボトボと戸台へ歩いた切ない思い出。
2回めは1986年7月
同期のSatoさんと2人。
やはり仙水峠から甲斐駒山頂~8合目、赤石沢へ下降してダイヤモンドフランケA 赤蜘蛛ルートをやりに。晴れてとても楽しいクライミングだった。帰りは山頂経由で広河原へ。
3回めは1986年晩秋
先輩のMukuさん・同期のItoさんの3人。
黒戸尾根を5合目まで登って、黄蓮谷へ下降。千丈滝の下でテン泊。翌日、黄蓮谷左俣を登って8合目へ。赤く染まった谷とエメラルドグリーンの滝・沢がとても美しくて素晴らしい沢登りだった。甲斐駒山頂まで行ったか憶えていない。下りは黒戸尾根を下りたはずだが(尾白川で握手している写真がある)、下りに関する記憶が何もない。たぶん走り降りたからだと思う。当時の会山行は、下りは走り降りてしまうことが多くて、おかげで下りはどこを使ったのか全く覚えていないものが多い。
4回めは1987年夏
先輩のKatoさんと2人。
赤石沢下部から遡上してダイヤモンドフランケを目指したが、沢が激しく荒れててなかなか進めず、ハチにも襲撃されて敗退。広河原に移動して1日目は広河原のキャンプ地でツェルト泊。結局、仙水峠から甲斐駒山頂~8合目の岩小屋に泊まって、赤石沢~A・Bフランケ赤蜘蛛ルート~奥壁左ルンゼを通して登った。奥壁左ルンゼの上部の風化が激しくて怖かったのが印象深い。帰りはもちろん山頂経由で広河原へ。
とても思い出が多い山です。
*******
前夜発で、双葉SAで仮眠。
2:30に起きて、竹宇駒ヶ岳神社の無料駐車場へ・・・3:28到着。
ヘッドランプの明かりがチラホラ。
もう歩き始める人がいる。
私も仕度して、登山届を書く。
▼真っ暗の中、登山届を書く人。(3:48)
3:50 歩き始め。
真っ暗の中、神社の横を抜けて、吊橋を渡るといきなり急登。
すぐ汗が吹き出す。
徐々に夜が明けてきた。
樹間に朝焼けの赤い光が差し込んで幻想的。
▼赤い木漏れ日。(4:51)
どなたかのブログで「苦行のようだ」って表現があったが、まさしくそんな登り。
眺めがない樹林帯の登りが延々と続く。
明確な休憩ポイント、目印がなく、今どこまで登ったのかも分からない。
八丁登り の途中で2回、10分休憩した。
先週(鳳凰三山)の疲れが完全に取れていないようで、足・腰・膝が重く、少し痛い。
インターバル1週間は短かったか・・・若い頃は平気だったのに。
この足の重さでは、目標12時間は厳しいか??
暑くて凄い汗で、水の消費が激しい。
今回は4Lの水を背負ってきたが、あっという間に1.5L消費した。
カッパを忘れたのに気がついた。
気がついたけど、もう先に進むしかない。
雨が降りそうな空になったら、即撤退するしかないか・・・。
6:37 刃渡り。
長~い樹林帯からいきなり視界が開けて、刃渡り。
コース唯一の危険マークがついている場所だが、なんてことはなくて、むしろ太すぎるチェーンが邪魔して歩きにくい。左手に鳳凰三山、左奥には富士山が見える。
▼刃渡り。快晴が眩しい。(6:38)
▼刃渡りから左の眺め、鳳凰三山と富士山。(6:40)
刃渡りを越えると、またすぐ樹林帯。眺めがなくなる。
ハシゴ・鎖場が連続で出始める。
下りが始まって、100mくらい下ると 五合目。
7:36 五合目。
30年前はまだ小屋があって、もう営業はしてなかったのかな?荒れた暗い場所の記憶があるが、今は空き地で明るい雰囲気。
▼五合目小屋の跡地。(7:36)
五合目からまた、ハシゴ・鎖場が連続する急登が始まる。
風に乗って 七丈小屋の調理の匂い(味噌汁かな?)が漂ってくるが、なかなか七丈小屋に着かない。
8:02 七丈小屋の少し手前のコルで15分休憩。
8:34 七丈小屋
有料の水場がある。知らなかった。持参の水が充分なので給水しなかったけど。
▼皇太子さまも泊まった七丈小屋。(8:36)
七丈小屋から八合目の登りが、完全にバテバテ。
展望は開けて、足元には登ってきた黒戸尾根と韮崎の街が、右後ろは八ヶ岳、左は鳳凰三山と富士山の眺めが素晴らしい。そして正面には、八合目らしき場所と頂上周辺も見えているが、なかなか近づかない。足が痺れて重く、なかなか上がらない。
前回の休憩時に飲んだ定期薬(血圧)が効き過ぎたのか、目眩と怪しい体調異常。やむなく10分休憩。引き返すか進むか悩む。
休んで少し体調が良くなったので、先に進む。
バテバテだけど、1歩づつ・・・
9:31 八合目御来迎場 に到着??
それらしい祠があるが、記憶とだいぶ違う。
木もない広場で夜景が綺麗だった記憶だが・・・。まだ先か?と思って歩き始めたら、記憶ドンピシャのトレースがあって、入ると岩小屋があった。
赤石沢に下りるトレースも健在。
▼懐かしい八合目の岩小屋。(9:37)
岩小屋の前で10分休憩。
八合目から先は記憶とぜんぜん違う。こんなだったか・・・。
下部にあった鎖場より登りにくい岩場が続く。
昔は、2日分の水・食料、登攀具を背負って軽快に歩いた道なのに・・・
ここまで(五合目あたりまで)で、3人に抜かされていたが、その3人が山頂から折り返してきて、10分おき位ですれ違った。山頂は眺めが良いらしい。楽しみ。
▼振り返って鳳凰三山と富士山。(10:09)
10:35 甲斐駒ケ岳(標高2,967m)山頂に到着。
登り始めから6時間45分(休憩込み)だった。
まあ上出来か。。。
山頂近辺は、仙水峠から登ってくるハイカーでそれなりに賑わっている。
雲は多いが、展望は完璧。
仙丈ヶ岳、北岳もきれいに見える。
▼甲斐駒ケ岳・山頂で(10:39)
▼北岳、間ノ岳~南アルプス中部の山々。(10:41)
登りは暑さでバテて、水以外に口にしたのは、甘いお菓子2切れのみ。
山頂は気分よく涼しいおかげで、少しお腹が空いて、おにぎりを食べた。
北岳を眺めながら・・・膝サポータを付けたり、下りの準備をしながら、35分休憩。
11:14 下り始め。
黒戸尾根を登る人は結構いるんですね。数組とすれ違う。
11:40 八合目
12:05 七丈小屋
12:37 五合目小屋跡地。12分休憩。
13:28 刃渡り。八丁登りに入るが、ひたすら続く単調な樹林の道は下りも辛い。
13:57 黒龍神の石碑。疲れたので15分横になる。
14:25 横手登山口との分岐
15:09 尾白川渓谷との分岐。
ここからいきなりハイカーで賑わっている。尾白川の滝めぐりですね。
15:16 黒戸尾根登山口に到着した。
吊橋渡って、神社のトイレ横の水場で顔と頭を洗って・・・15:25 駐車場に着いた。
下り始めから4時間10分(休憩込み)。
結局、総合タイムは・・・
目標の12時間を何とかクリアして、11時間25分だった。
休憩時間の合計を差っ引くと、9時間30分で歩いた計算。
先週の疲れが取れていない中で、しかも、途中具合悪くて引き返そうか?と思ったくらいの体調だったので、とても満足な結果です。
噂では、トレランの人は登り3時間・下り2時間の計5時間でこなすと聞いたのですが、凄いですね~。
駐車場では、まず椅子を出して、しばらくぐったり。
疲れすぎて何も出来ずにそのまましばらく休憩した。
厳しい山歩きは もうお腹いっぱいです。
とうぶん、涼しくなるまでは楽なハイキングと岩登りでいいかな・・・って。
休んだら少し元気が出てきたので、温泉に向かう。
ここならやっぱり「尾白の湯」へ。噂通りでなかなか良い温泉だった。とくに露天が開放的で垣根も低く、八ヶ岳と黒戸尾根が見えて、しかも源泉ってのがいですね。
帰りは20号線を大月まで走って、中央道に乗って、21時過ぎに自宅に着いた。
累積標高差は1,912m、総歩行時間も12時間半~ガイド本によっては14時間とされていて、かなり疲れそうなコースです。
天気予報は、午前中は何とか持ちそうな、午後は夕立~雨になるか?そのまま何とか持つかな?って微妙な状況。気圧配置を見ると前者の可能性濃厚か・・・?
******
前夜、仕事が終わって帰宅~すぐ準備して、20時に出発。
中央高速の双葉サービスエリアに22:40到着。
夜中の林道を走るのは気持ちが悪いので、双葉SAで仮眠した。
******
3:00 アラームで目覚めて、山服に着替えてトイレで洗顔。
3:30 双葉SAを出発。
韮崎ICから国道20号線に下りて、青木鉱泉への最短の林道を目指したが・・・
Googleストリートビューで暗記していた御庵沢小武川線が、なんと工事で通行止め。「小武川線へ迂回するように」って看板が・・・。
やむなく県道を5km北上、工事業者さんが案内看板を追加していたおかげで迷わずに済んで、小武川線経由で 4:34 青木鉱泉に到着。
まだ夜明け前で薄暗いが、早く出発したいので大急ぎで準備。
準備中にもハイカーの車が何台か到着した。平日ですが人気の山だけありますね。
▼夜明け直後の青木鉱泉。右には登山届を記載中のハイカーさん。(4:48)
5:00 ちょうど、歩き始め。
しばらくは川沿いの緩やかな道を歩く。
傾斜が上がり始めて間もなく 南精進の滝、10分休憩。
▼南精進の滝。(6:05)
空は晴れているが、樹林帯の急登のため、太陽の恩恵は全く無い。
湿度がすごくて、まるで風呂場の中で運動をしているような気分。汗が吹き出して、タオルで拭っても拭っても滴り落ちてくる。
7:18 白糸の滝 で10分休憩。
急登が続く。
「ドンドコ沢」なんてふざけた名前だな・・・!って思いながら、汗を拭きながらひたすら登る。(※帰宅後に調べてみたらドンドコ沢の名前の由来は諸説あり、青木鉱泉の主人の話ではかなり真面目な昔の風習に由来するようです)
歩き始めて3時間くらい、突然、視界がひらけて草原状の河原になった。
正面に地蔵岳が見える。
▼地蔵岳が見えてきた。思わず休憩したくなる雰囲気の良い河原。(8:18)
河原を詰めて、再び樹林に入ってすぐ、鳳凰小屋に到着(8:33)。
鳳凰小屋は、過去にネット上で色々と話題を振りまいてきた小屋。
テント場と水場の状況を確認 ~テント泊で来た時のために・・・。
若い小屋番さんが、すごく気さくに話しかけてきて、「ベンチで休憩」と水場利用を勧めてくれたので、10分だけテラスのテーブルを借りて休憩した。水は・・・5リットル背負って来たので(もう1.5リットル消費したけど)、下山までは充分なため補給せず。
鳳凰小屋からまた樹林帯の急登が始まり、視界が開けると、白ザレした最後の急登。
疲れた足にはすごく辛い。稜線が目の前なのになかなか近づかない。足が疲れでしびれて前に出ない。白ザレの砂が滑って、緩んだ雪の斜面をアイゼン無しで歩いているような感触。
▼地蔵岳までもう少し、しかし急登が辛い。(9:08)
▼振り返ると、登って来た行程と韮崎の眺めが素晴らしい。(9:15)
9:30 地蔵岳の肩部分に到着。
ザックを降ろさずに、そのままオベリスクを登りに行く。
最後の1枚岩の取り付きまで登ったが、風が強くて冷たくて、寒くていたたまれない。
先端まで数メートルなのだが、汗でびしょ濡れの体が急に冷えて吐き気がしてきたので、諦めて引き返し。
9:54 賽の河原。10分休憩。
賽の河原になぜか「地蔵岳(標高2,764m)」の看板があるが・・・
てっぺんまで登って頂上標柱を見て「ヤッター!」って気分になれないので、なんだかちょっと寂しい山ですね。。。
岩で風を防いで休憩して体温が戻り、吐き気が治まってきた。
▼賽の河原から地蔵岳。手前に「地蔵岳(標高2,764m)」の看板(9:55)
賽の河原から観音岳は、登り返しが2回。
天気は下り坂。四方から雲が湧いてくる。
白峰三山は完全に雲の中。
▼北岳は雲の中。大樺沢の雪渓が少ない。例年より1ヶ月は早い?(10:16)
11:08 観音岳(標高2,840m)到着。
これで大きな登りは終了です。
想定より2時間以上早い到着だった。
20分休憩。
▼観音岳山頂から地蔵岳を振り返る。(11:11)
▼観音岳・山頂で。(11:25)
11:47 薬師岳(標高2,780m)到着。
観音岳から薬師岳は、緩やかな稜線歩きだった。
20分休憩。長い下りに備えて膝サポーターを装着。
賽の河原から何回かお会いした女性2人組と少し会話した。彼女たちは今日は南御室小屋からピストンとのこと。ここでお別れです。
▼薬師岳。周囲から雲が湧いてきた。眺めがないのが残念。(11:52)
薬師岳から中道を下るのだが、白砂の頂上を少しだけ下るといきなり樹林。
鬱蒼とした樹林の急下り。
12:39 御座石。
休憩には早すぎるので通過。
▼御座石。(12:40)
膝に悪い急下降は約1時間。
緩やかな笹原に変わって・・・
13:14 休憩ポイントを見つけて休憩。
30分くらい休むつもりだったのだが、雨がとうとう降り出したので、慌てて撤収。
カッパを着て、歩き再開。休憩は結局17分。
雨は強くなり、湿度が飽和状態で息苦しい。
カッパの中も汗でビシャビシャ。サウナスーツを着て風呂場で運動しているような気分。
最後の樹林帯の 長い九十九折の急下りは、半分小走りで駆け下りて・・・
14:23 登山口。
雨が止んだのでカッパを脱いで林道を歩く。
15:01 青木鉱泉の駐車場に到着した。
出発から帰還まで10時間10分だった。
この行程は、山と高原地図(昭文社・2013年版)のコースタイムで単純計算すると12時間40分になるのですが、休憩時間の合計と地蔵岳オベリスクに寄り道した時間を差っ引くと、8時間ちょうどで消化した計算になる。かなりの重装備を前提とした時間設定のようですね。。。
青木鉱泉へ駐車場代を払いに行く。750円。
ご主人曰く、バイトさんがみんな辞めてしまって人手がなくて、毎日下界から車で出勤しているそうな。なので朝8時くらいまでは無人で、駐車場代は後払いしか方法がないようです。
汗でずぶ濡れになったので早く温泉に入りたい。
白山温泉を目指す。
途中、また凄い夕立。激しく降ったり小雨になったり繰り返し。
白山温泉は、以前から我が家のお気に入り温泉なのですが、「ノーベル賞受賞の大村博士が地元のために私財を投じて建てられた温泉」ってことで有名になったのか?外人さんもいた。
今晩はこのままどこかで車中泊して、明日はS浦さんと甲府幕岩に行く予定だったのですが、この雨では明日の岩場はダメそうなので中止に決定。
下道をノンビリ走って、大月から高速に乗って、21時頃に自宅に戻った。
10時過ぎに家を出て山梨に向かう。
5月末からオクサンは腰を痛めてあまり外出してないし・・・
気分転換に温泉でも行こうか?って。
久しぶりに「はやぶさ温泉」を目指す。
ノンビリ中央高速道を走って・・・
初狩SAで少し昼寝。
勝沼ICで下りて、雁坂トンネル方面へ。
はやぶさ温泉近くのコンビニで昼ご飯を食べて・・・
まだ温泉には寄らずに、西沢渓谷へ向かう。
この道は夜にしか走ったことが無かったのですごく新鮮。
▼広瀬ダムと広瀬湖。ロックフィルダムなんですね。(14:21)
▼道の駅・みとみ(14:32)
近日中に、鶏冠尾根から甲武信岳をやろうかな?って思ってて、その下調べ。
こんな天気でも西沢渓谷はハイカーさんがけっこういるんですね。
感心です・・・。
はやぶさ温泉に着いたのは15時過ぎ。
まだ人は少ない。
相変わらずだけど、吹出口の直径が7~8cmはある?大きな鯉口から、遠慮のかけらもなくドバドバと源泉が吹き出すさまが素晴らしい。
はやぶさ温泉は、蛇口もシャワーも出てくるのは全て源泉。一切循環なし。
硫黄の香りがするなかなか素晴らしい源泉です。
たっぷり長風呂した。
風呂あがりに桃を買った。
▼はやぶさ温泉(17:05)
帰りは大月まで下道を走って、大月ICから中央高速。
自宅に着いたのは20時過ぎ。
オクサンは気分転換になったかな??
今回の連休も、2日間とも雨予報・・・(T_T)
仕方ないので、次回の連休に期待を込めて、
今日は色々な用事を一気に片付けることにした。
まずは10時半、エブリイ君をスズキ自販へ運んで、1年目点検(法定点検)。
点検には時間がかかるので、代車を受け取って帰宅なのですが・・・
ついでに、例の燃費計算の件について聞いてみた。
スズキの場合は、三菱自動車の燃費偽装問題とは全く性格が違うことを知っていたが、
計測し直した結果はカタログより良かったなんて噂も聞くし、
エブリイ君が該当車種なのか???
カタログ上では17.4km/lだが、実際は1万8千km走って平均燃費が18.6km/l。
カタログ修正とかあるのかな?って気軽に聞いたつもりだったのですが・・・
女性店員さんの顔が曇って、店長さんが出てきてしまった。f^_^;
エブリイ君はやっぱり該当車。
いろいろ資料をもとに話しを聞いて・・・
説明には「なるほど」って部分も多かったのですが、まあ、カタログの修正は無さそうですね。。。
受け取った代車は「ラパン(うさぎ)」。
何から何までオートで、私にとって非常に馴染みにくい車。
「車を運転する」って言うよりも「車に乗せられている・車が勝手になにかやってる」って感じで、運転してて非常に気持が悪い。
とくに、私はいつもブレーキをソフトに踏むので、その微妙な加減でアイドリングストップが入ったり解除されたりで、もう何がなんだか・・・(@@)
いろいろ買い物して帰宅。
帰宅後は、晩ご飯の準備と、数日分のお弁当を作成。
一息ついて、オクサンを迎えに鶴川へ向かう。
オクサンは今日は実家でお仕事・・・。
15時過ぎに到着。
鶴川からの帰りに「点検完了した」と連絡あり。
代車を満タンにして、スズキ自販でエブリイ君を受け取り。
いったん自宅に戻って・・・
エブリイ君から降ろした荷物や布団・ベッド類を再積み込み。
すぐホームセンターへ色々買い出し。
そのままビックロックへ行って・・・18:00到着。
22時まで登った。
3:00 起床。
もちろんまだ夜明け前で暗い。
まだ眠いけど、今日は長丁場の予定なので、赤城高原SAを出発。
谷川目指して関越道を走っているうちに、空が白んできた。
4:18 白毛門登山口の駐車場に到着。
今日の予定は、(次回の冬のために)白毛門までのコースの下調べ。
そのまま笠ヶ岳・朝日岳へ進み、湿原を歩いて清水峠・蓬峠へ。
さらに時間が許せば、茂倉岳・一ノ倉岳・谷川岳~西黒尾根で馬蹄形尾根を周回が出来るか?出来ないか??
山と高原地図・谷川岳(昭文社)のコースタイムで単純計算すると、
蓬峠で断念して旧国道を戻るパターンで 13時間50分。
完全周回して西黒尾根を下りるパターンでは 17時間45分。
どちらにしても、怠け者の私には珍しく、ハードなプランです。
▼明け方の土合橋駐車場。目指す尾根は正面。(4:18)
4:40 白毛門登山口 歩き始め。
いきなり急登が始まります。
樹林帯をひたすら登る。すぐ汗が吹き出す。
急登の度合いは西黒尾根より強いのではないか??
しかしブナの自然林なので歩いていて気持ち良い。
どんどん高度が上がり、樹間から時々、対面のマチガ沢と谷川岳が見える。
▼樹間から見えるマチガ沢と谷川岳。右端に一ノ倉沢。(5:36)
登っても登っても展望が良くならない。樹林帯の急登。
ようやく視界がひらけて・・・6:22 鎖場を通過。
そしてすぐ 6:28、松ノ木沢の頭(1,484m)に到着。
ここまで2時間弱歩き続け。今日はじめての休憩を取る。
朝ごはん兼ねて20分休憩。
▼松ノ木沢の頭。右奥が白毛門。(6:33)
▼松ノ木沢の頭から、一ノ倉沢。(6:34)
休憩中に、後続パーティーに追い抜かれた。
埼玉県からのカップル。
歩き再開して間もなく、埼玉パーティーに追いついた。
このあとはずっと、彼らとは追い越したり追いぬかれたりの繰り返し。
7:23 白毛門(1,720m)到着。
快晴が気持ち良い。
しかし、行く先の尾根を見渡すと、あまりの遠さに気持ちが萎える。
白毛門の山頂では一息だけ着いて、すぐ先に進む。
▼白毛門。(7:25)
▼白毛門から望む、笠ヶ岳と朝日岳方面。まだまだ道のりはすごく長い。(7:30)
8:13 笠ヶ岳(1,852.1m)到着。
15分休憩。
周囲から霧が湧き始めた。
▼笠ヶ岳・山頂で。(8:23)
▼正面は朝日岳。先行する埼玉パーティー。(9:13)
9:22 朝日岳(1,945.2m)
霧で展望がなくなってしまった。
▼朝日岳・山頂。(9:25)
朝日岳から清水峠は湿原が多く、風景が美しい。
しかし、まだまだ先は長い。
風景を楽しむ余裕もなく早足で歩く。
ジャンクションピークを過ぎ、長い下りが始まる。
冷たい風と、蒸し暑い場所が繰り返して気持ちが悪くなる。
正面奥に、大源太山が見える。「上越のマッターホルン」って異名をもつ山。
「なんだそれ?」ってバカにしていたが、写真ではなくて実物をみるとなかなかカッコいい。登る予定リスト入り決定です。
▼中央が清水峠。右の岩山は大源太山(1,598m)(10:16)
10:58 清水峠(1,450m)。
だいぶ疲れた。蒸し暑い下りでダメージが大きかった。
少し休憩。
地図を見ながら先の計算・・・
・蓬峠に着くのはたぶん12時半頃?
・一ノ倉岳から谷川岳・西黒尾根の下りは頑張れば2時間?(経験値)
・駐車場へ17時頃には戻りたい。
・逆算すると 15時までに一ノ倉岳へ行けるか???
・答えは、どう考えてもNO。頑張っても2時間足りない。
・19時に駐車場では、自宅に戻るのは 午前様になってしまう。。。
蓬峠でエスケープ ほぼ決定ですね。。。
▼清水峠。奥に見えるのは送電線監視所。(10:59)
清水峠から しばらく登り返しが続く。
風景が美しい。谷川は一ノ倉沢のイメージしか無かったのですが、この辺りはこんなに美しい場所だったのですね。。。
11:41 大源太山の分岐。
11:45 七ッ小屋山。
▼眺めの良い笹原を進む。(12:06)
12:17 蓬ヒュッテ。
1時間近く挽回したが、残り時間を考えると周回はやはり無理がある。
天気も下り坂で、17時以降は雨の可能性もあるし・・・。
蓬峠からエスケープすることに決定して長い休憩(25分)。
追いついてきた埼玉パーティーと挨拶、先へ進む彼らを見送る。
膝サポーターを付けて、長い下りに備える。
▼茂倉岳へ向かう埼玉パーティー。お気をつけて!(12:25)
▼蓬峠の分岐。(12:43)
12:42 下り始め。
蓬峠からの下りは道が予想外に悪い。
ひんぱんにトレースが消えかけていて不明瞭、コースを外したか?と悩んでしまう。
人があまり歩いていないみたい。
13:19 新道に合流。
白樺避難小屋の前で少し休憩。
犬小屋みたいな避難小屋。中の板敷きは横になって寝るスペースはなく、正直、あまり利用したくない小屋ですね。
白樺避難小屋を過ぎてすぐ、また旧国道(清水街道)へ別れるが・・・
この道が非常に悪くて難儀した。
武能沢周辺は地図にも確かに危険マークが出ているが、それ意外にも崩壊箇所が多数あり、倒木で塞がっていたり、落石を乗り越えて進んだり、これが一般道か??と驚く。
14:39 芝倉沢。
ようやく道が良くなり・・・
少し進むと、こんな(↓)注意書きが・・・
上の分岐点にも注書きを出してよ~~(@@)
▼「一般向きではないので避けて下さい」の注意書き。(14:59)
もう疲れて早く帰りたいので、早歩きで進む。
15:32 一ノ倉沢出合で15分休憩。
▼一ノ倉沢。残雪がすごく少ないです。(15:49)
16:37 土合橋駐車場に到着。
こんな歩いたのは久しぶり。
疲れすぎて、温泉に行く気も起きず。
すぐ高速に乗って、帰りは渋滞もなく非常に順調で、20時頃に自宅に着いた。
「雨の周期に当たってしまった」って事なら納得もいくのですが、モトモト我が家は不定期休。休日開けたら、次の休日までは2日出勤だったり5日出勤だったり、1日出勤で休みが来ることもある・・・。その出勤日は晴れているのに(または曇り)、なんで休日にだけ雨が降るのか・・・!非常に納得がいかない!!
今日も、2日前までの天気予報では「曇り時々晴れ」だったので、前日は残業も断って、前夜発で谷川岳に行くつもりで家に急いで帰ったら・・・雨予報に変わっていた。(T_T)
やむなく、今日は午前中はオクサンの病院の付き添い。
午後は買い物・・・
明日の天気予報を見たら、梅雨前線は南海上へ下りて、北西から高気圧が少し伸びてくるが気圧差は大きくない。もしかして谷川岳のチャンスか?こんな気圧配置は午前から夕方までは谷川OKの典型パターンな気がする・・・。
大急ぎで準備して・・・16:00頃、自宅出発。
▼関越道で。進行方向に沈む夕日。(18:40)
今日は、赤城高原SAで車中泊。
明日は明け方から歩く予定です。
たまに降る雨が、なぜか私の休日にヒットしていて、非常に腹が立つ。
今回の連休も、1日目の午後から2日目未明まで大雨・・・って。
2日目は、曇りがちの晴れで気温が非常に上がるらしい。
谷川岳に行くつもりで準備してたのだが・・・
こんなシチュエーション(前線は通過したが高気圧が張り出すわけではない+関東平野の気温が一気に上る)は、谷川岳は雨になる典型パターンのような気がするが・・・
家にいるのは嫌なので、雨覚悟で行ってみることにした。
前日18:00に自宅出発。
第三京浜、環八を抜けて関越道へ。
21時半に赤城高原SAに到着。晩ご飯を食べて、ここで車中泊。
********
3:40 起床
今日はチャンスがあるとすれば、午前中早く・都内の気温が上る前 なので・・・。
4:45 駐車場に到着。
谷川岳ロープウェイは6/6~6/30の間、点検のため休止。
ベースプラザの地下駐車場も閉鎖されているが、その代わり?一つ手前の駐車場が、
「只今の時間ここに無料で駐車できます」ってなってます。
準備して、5:05 歩き始め。
▼駐車場で。山は靄っているが、まだ展望OK。(4:48)
▼お馴染みの 谷川岳山岳指導センター。登山届を書く。(5:16)
5:24 西黒尾根 登山口。
西黒尾根を歩くのは今回が初めてです。
次の積雪期にトライしようかと思って、その下調べも兼ねての今回なのですが・・・。
日本3大急登の1つとされてますが、果たしてどうかな・・・。
山頂までのコースタイムは4時間です。
▼西黒尾根の登山口。(5:24)
まずは樹林帯の急登が延々と続く。
雨上がりで湿度が高くて息苦しい。
汗が吹き出す。
鉄塔ポイントをすぐ越えて・・・残り3時間の看板の前で少し休憩。
ここまで1時間のコースタイムだが、かかったのは40分。
樹林帯はまだまだ続き、時折、樹間からマチガ沢が見えるが、それ以外は展望が全く無いつまらない登り。急登は急登だが、丹沢ほどではない。
登山口から1時間半、突然、展望が開けて、下界の眺めとベースプラザ、正面には天神平駅が目に飛び込んできた!!
しかし立ち止まってカメラを構えたら・・・凄まじい勢いで雲が湧き上がって来た。
▼カメラを向ける前は雲は無かったのに・・・(6:50)
▼振り返ったら天神平駅はもう霧の中、あっという間に雲が湧き上がる。(6:51)
ホンの1~2分で完全に雲の中、視界なしになってしまった。
コースタイムよりだいぶハイペースで来たのだが、残念ながら雲に捕まってしまった。
ラクダの背で先行ハイカーに追いついた。
10分休憩。
▼ラクダの背で。周囲は真っ白で視界なし。(7:09)
7:24 厳剛新道の分岐(ラクダのコル)。
残念ながら雨・・・
カッパ(上着)を着る。
▼ラクダのコル(厳剛新道の分岐)で。(7:24)
ここから先は鎖場が多いが、私はいつも鎖は使わずホールドのみで登高するのですが、2回スリップで転んでしまった。 蛇紋岩(じゃもんがん)ってやつですか?雨で濡れると滑りやすいのですが、「これが滑るか?」って驚くような滑り方をする。。。
雨と風はどんどん強くなり・・・
8:30 谷川岳・トマの耳(標高1,963m)に到着。
登山口から、休憩2回込みで3時間5分。 かなり良いペースで登れたけど、眺めが全然無かったので、冬のための下見にはならなかったか・・・。
▼谷川岳・トマの耳。もちろん山頂は独り占め。(8:34)
山頂はもちろん誰も居ない。先行ハイカーはだいぶ前に追い抜いたし。。。
岩の上にカメラを置いてセルフタイマーで撮るが、カメラが雨でびしょ濡れ・・・。
風が強くてズボンの撥水が負けて来たので、慌てて下カッパも着る。
先に進む。
昨年の秋は、沈んでゆく夕日・夕焼けを切なく眺めながら歩いた道。
今回は、風雨に苛まれながら・・・。
8:50 オキの耳(標高1,977m)に到着。
霧が深くなり、視界は10m程度。
▼谷川岳・オキの耳。もちろん誰もいない。(8:52)
ここで引き返して・・・9:08 再度、トマの耳。
途中で追い抜いたハイカーさんと再会。少し話しして・・・肩の小屋へ向かう。
昨年の秋にお世話になった小屋番さんがいるかな?と思って肩の小屋に寄ったが、残念ながら不在だった。
▼谷川岳肩の小屋。昨年秋に飛び込み宿泊した小屋です。(9:15)
▼肩の小屋の入口の札。すぐ戻るのかな?すぐってどれくらい??(9:24)
長い下りに備えて膝サポーターをつける。
9:25 下り始め。
下りは当初は厳剛新道で考えていたが、雨で岩が濡れて滑りそうで嫌な感じ・時間が掛かりそう・・・。鎖を掴めばわけないが、それは気分的に嫌なので田尻尾根へ変更した。
10:05 熊穴沢避難小屋。
お腹が空いたので、ご飯休憩。30分。
▼熊穴沢避難小屋(10:06)
ここで遂にカメラがご臨終した。
このカメラは、昨年秋の一ノ倉沢で完全に水没して一度ご臨終したのだが、乾燥させたら復活した。でもやはりまた谷川岳で、今度は雨で濡れて二度目のご臨終・・・。
つくづく谷川岳と因縁がある。こんどは復活するかなぁ???
10:59 田尻尾根分岐。
田尻尾根はドロ道で歩きにくい。
11:36 林道へ合流。
ロープウェイ保守用の林道を下って、12:00 ベースプラザに到着した。
一度、登山指導センターに戻って、下山カードを書いて、靴とストックを洗って、駐車場へ向かう。登山指導センターから山岳会系の犬連れの女性と話しながら・・・。
12:23 駐車場に到着。
今日は1人なので(オクサンは腰がまだ回復しないので家でお休み)温泉なしの予定だったが、雨と汗でベトベトなので「湯テルメ谷川」に立ち寄った。
▼関越・水上ICの直前で、谷川岳を振り返る。雲の中です(笑)(14:36)
関越~環八は、ちょうど仕事帰りの混雑時間帯。
急ぐ必要もないのでノンビリと。
自宅直前、第三京浜を走りながら、右手に丹沢が綺麗に見えた。
今日は絶好の丹沢日和でしたね・・・(笑)
いなげやで明日のお弁当の材料を買い出しして・・・
18時過ぎに自宅に着いた。
Iwa崎さん達と登るお楽しみの日ですが・・・
私がいろいろと疲れていてい調子が悪く、今回は近場でお願いした。
選んだのは天王岩。
私は天王岩で登るのは初めて。
この岩は開拓の頃から知ってたけど、登りたいと何度か思ったけど、なぜだか来る機会がなく・・・7年前に初めて来たが、雨後で完全に濡れてて別の岩に移動した。それっきり。
意外でしょう??
6時過ぎに自宅出発。
8時過ぎに十里木。
岩場までの歩きが意外に長い。すでに日差しが強く、暑い!!
汗びっしょりになって8時半頃に岩場に着いた。
岩場はすでにクライマーだらけ、大混雑(笑)
さすが、休日の近場の岩場!って感じです。
▼大混雑の天王岩。
登ったのは・・・
ルート名不明(『浬渠の風』の2つ右) 5.9
ドロボーカササギ 5.11a
アップ。ドロボーカササギ はなかなか楽しいルートですね。
八月革命 5.11b
ボルト2本目を越えるところでホールド見落し。うっかり落ちしてしまった。
1回のみトライ。
エスパー 5.12a/b
ムーブはOK。でも、後ろの木が気になって出来ない(笑)
私もIwa崎さんもお尻を木にぶつけてしまうし・・・。
安全クライミングがモットーな私は1回のみトライ。
ブラックストーン 5.11b/c
金竹小 にヌンチャクをかけるためにトライした。
カチ引きつけの好ルート。終了点直前で凡ミスでオンサイトを逃してしまった。
内容が良いルートだったので、一撃出来ず残念です。
金竹小 5.12a
棚から発進~3・4・5手が激しく悪い。右足の処理が上手く行かずムーブが出来ない。これって本当に12a??? 指先も痛くなってしまい本日終了
浬渠の風 5.10b
トップロープがかかっていたので拝借して1回。
16時頃、岩場撤収。
登った感があまりないのに、妙に疲れた。指先が痛い。
天王岩は難しいですね。。。
帰り道はあちこちで渋滞。
19時半に自宅に着いた。
しかも5月以来、我が家の休日は狙いすまされたかのように雨ばかり・・・
外出が全然できなくて、おかげで体調が著しく悪い。
私は自宅に篭っていると体調が悪くなってしまうのです。。。
今回の連休も・・・
昨日はオクサンの病院と、他いろいろ。天気も悪く・・・
でも今日は、何とか天気が持ちそう・・・
運動不足解消に、丹沢に行くことにした。
目指すは政次郎尾根から、塔ノ岳を越えて丹沢山へ。
うまくいけば、不動ノ峰まで行けるかな・・・???
5:50 自宅出発。
明け方まで雨が降っていたが、出発時には止んでくれた。
東名高速から遠く見える丹沢は晴れている!!
7:38 戸沢の駐車場に到着。
右足首の関節炎と滑液包炎はまだ治っていない。
強力な足首サポーターでガッチリ固めて、念入りにストレッチをして出発準備。
8:10 政次郎尾根を登り始め。
薄暗い植林の中の急登。
じっとしてると寒いくらいだが、急登なのですぐ汗が吹き出す。
登っても登っても植林。
風景もなくて、じつにつまらない登り。
平日のマイナーな尾根なので誰にも会わない。
8:57 前回(大雪の翌日)と同じ休憩ポイントで15分休憩。
植林はまだまだ続き、表尾根の直前になってようやく自然林に変わる。
振り返ると、小田原方面の眺めが素晴らしい!!
▼植林帯を抜けるとようやく展望が広がる。(9:33)
9:38 表尾根に合流。
暑い!
水をガンガン飲みながら、汗だくになって歩く。
10:00 新大日 で15分休憩。
木々の緑も深く、すっかり初夏です。
▼新大日。暑い!!(10:01)
前回は膝~腰の深さの雪で大変な苦労をした表尾根ですが・・・
今回は快調に、でも時々立ち止まって、風景を楽しみながら・・・
10:45 塔ノ岳(1,491m)
まだ早い時間のせいかハイカーが少ない。2~3組。
蛭ヶ岳が遠く見える。
富士山は・・・怪しい巨大なレンズ雲に覆われている。
▼塔ノ岳。晴れているが、左奥の富士山は巨大なレンズ雲の中。(10:45)
塔ノ岳は写真だけ撮って通過、そのまま丹沢山へ向かいます。
この道は30年前、学生の時に何度か歩いて以来。
記憶では、終始樹林帯で、緩やかな起伏を繰り返して1時間ぐらいで着いたと思ってたが・・・記憶とぜんぜん違う。こんなだったっけ??
記憶が間違っているのか、風景が実際に変わったのか???
11:23 竜ヶ馬場(1,504m)
テーブルがいくつも設置されていて、表尾根と塔ヶ岳の眺めもよい。
疲れたので15分休憩。
竜ヶ馬場から丹沢山は木道が多く、明るくて気持ち良い。
▼とてもよい感じに作られた木道。(11:51)
11:55 丹沢山に到着。
相変わらず、丹沢山は眺めがなくてつまらない場所。これは記憶通り。
昔より木がかなり減っている。
みやま山荘にも昔泊まったが、いまはモダンな山荘に建て替わっている。
食事が良くて有名らしいけど、食事制限がある私には縁が無いですね。。。
▼丹沢山(1,567m)(11:57)
不動ノ峰へ向かって少し歩いてみたけど・・・時間的にもう難しい。
往復2時間、標高差もだいぶあるし・・・
行ったら、駐車場に戻るのは17時頃になってしまいそう・・・
今日は16:00には駐車場に戻りたいし、引き返すことにした。
▼不動ノ峰(1,614m)、右奥は蛭ヶ岳(1,673m)(12:06)
12:10 再び 丹沢山。
戻る先、塔ノ岳は、激しくガスが湧いている。
塔ノ岳と表尾根は、海風の影響を受けやすいのでしょうね・・・。
12:25 再び 竜ヶ馬場。
お昼ごはん休憩、日差しが気持ち良いので昼寝付き。
1時間休憩(うち30分爆睡)。
13:55 再び 塔ノ岳。
霧がすごくて、眺めは一切なし。
膝サポーターを付けて、長い下りの準備する。
▼塔ノ岳は霧の中。(13:56)
14:08 下り始め。
14:35 花立山荘を通過。花立からは晴れている。
14:50 天神尾根分岐の手前のテーブルで15分休憩。
天神尾根を下るが、相変わらず荒れている。
15:39 天神尾根 登山口。
沢で道具を洗って・・・
15:50 政次郎尾根 登山口。
▼政次郎尾根 登山口(15:50)
久しぶりに汗を大量にかいていい運動だった。
腰が疲れた。。。
今日は温泉なし、まっすぐ帰宅します。
帰りの東名高速は渋滞もなく順調。
自宅近くのビッグヨーサンで食材を買い出しして・・・19:30 自宅到着した。
雨予報だったので外出なし・用事をいろいろ済ますことにしたのだが・・・
朝起きたら晴れている。(--)
天気予報、とくにウェザーニュースの『当たらなさ』は近年ひどいように感じます。
昔からブラウザのお気に入りに「ウェザーニュース」を入れて優先的に見ていたのだが、「日本気象協会」や「気象庁」のほうが正確な感じがしますね。。。
外は青空だけど・・・
出かけないことに決めてしまったので、今日は色々な用事を一気に済ますしかない。
まずは月一回の定期通院。
近くの内科・循環器科へ。
自宅に戻って朝ごはんを食べて、次は、高田中央病院の整形外科へ。
5月連休前に右足の靭帯を痛めて、治りかけた5月連休後、蝶ヶ岳でまた右足を捻ってしまい・・・、その2日後、右足のくるぶしを見たらポッコリ腫れていた。
痛みはなくて水が溜まっただけのようだが、パンパンに腫れて違和感巨大。2週間様子を見たが、腫れが全く引かないので、やむなくの病院です。
先生は見るなり、「針刺しましょう・・・滑液包炎ですね」って。太めの注射器で滑液を吸い取ってもらった。問題は再発するかですね。。。
ついでに左右足首のレントゲンを撮って、変形関節症の具合の確認。
帰りに洗車場でエブリイ君を洗って・・・自宅に戻って、「フクピカ」でクルマ磨き。
ワックスがけなどやらない我が家ですが、エブリイ君を買ってもうじき1年ですが、意外に汚れがきれいに落ちてピカピカになって感心です。
次は、庭の草むしり。
疲れてしまったので、カエデの剪定は次回まわしに・・・。
暑い!!
3時間ぐらい家で休んで・・・
夕方、ホームセンターへ買い物へ出て・・・
そのままビックロック。
20時過ぎまで登って帰宅した。
遠出したかったのに今週も雨予報・・・
やむなく近場、S浦さんの希望で河又に行くことにした。
空は朝から時々雨。
蒸し暑い。
河又に着いた7時半頃は 雨が強く降り、「今日はダメか?」と思ったが、
その後は一時雨程度で、蒸し暑いものの、楽しくクライミング出来た。
岩場には私達グループ8人の他、5人。
平日とは思えないくらい賑やかだった。
登ったのは・・・
ミヤザキミドリ 5.10a
麦畑 5.10b
スネーク・ジュニア 5.11d
デザート・ソング 5.12a ×2回
▼麦畑をトライ中のオクサン。
スネーク・ジュニア(5.11d)をトライするのは初めて。
M西さんのムーブをバッチリ見てしまったのでオンサイトにはならないが、一撃(フラッシュ)で登れた。短いけど内容が詰まった好ルートです。
デザート・ソング(5.12a)は2トライしたが・・・
2014年の夏に来た時に(その時は体調も非常に悪くて)核心で何度も落ちてしまったが、今回は調子は悪くないはずなのに、なぜか2回とも核心で落ちてしまった。(@@)
とくに2回めはだいぶ余裕があってムーブを起こしていたのに・・・(???)
当面は河又に来る度に、このルートは私の課題になりそうです(笑)
河原の駐車場でS浦さん達と別れて、我が家は温泉へ。
久しぶりに「もえぎの湯」に行った。
時間帯が良かったのか、露天は空いている時間が多く、ノンビリ長湯できた。
オクサンは実家の用事があるが、私は失礼して・・・m(_ _)m
ビックロック友達のIwa崎さんと、有笠山です。♪
天気は快晴
エリアはアドベンチャーランド、8時過ぎに到着した。
トライしたのは・・・
しお豆 5.10a
アップ。
疾風 5.11b
うっかり落ちしてオンサイトならず。
2回めでレッドポイント。f^_^;
無人島 5.11b
4/26にトライして登れなかったルート。
今日はカラカラに乾いていたこともあり、無難にマスターRP。
冒険大賞 5.12d
2009年6月2日に1回だけトライ、登れなかったルート。
1回めはムーブ作り。2回目は核心のトゥーフックのポイントが間違っていてフォール。ムーブの再確認。3回めは・・・探検隊から分岐のハング越えで思わぬ苦労をしたが、最後の核心ボルダーはバッチリ決めてレッドポイント!
▼海賊船 をトライ中のIwa崎さん。(14:31)
▼冒険大賞 登れちゃいました。。。(16:12)
Iwa崎さんは、海賊船(5.13a)のムーブが全て解決して、次回からはRP狙い態勢。
夕方は私に付き合って冒険大賞もトライ。
いろいろ成果ありで、沢山登って楽しいクライミングだった。
岩場で昼寝も気持ちよかったし・・・。
17時少し前、岩場を撤収。
今日のアドベンチャーランドは、私達の他には、お馴染みの沼田クライマー6人、川越から2人。程よく賑やかで楽しい雰囲気だった。
クライミングの後は、今日も沢渡温泉の共同浴場へ。
登った後の温泉は気持ち良い。♪
帰りの関越自動車道は少し渋滞。
家まで送って頂いて・・・m(_ _)m
21時半頃に自宅到着した。
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本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。