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プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
総括?ってほどでもないですが、忘備録兼ねてのまとめの続き。
まずはなんと言っても!で、出費のお話し。
いろんな人に聞かれる話題ですね。
ほかは、車とガソリンのお話しです。


【経費】
超円安・物価高で長期渡航は資金繰りが厳しい昨今、今回は経費計算のためのExcelシートを作って、なるべく正確に総出費額がわかるようにトライしてみました。

総経費・・・
結果は ¥1,954,597-でした。

内訳で突出してるのはやはり航空券と車代で、
・2人分の航空券:483,780円
・新車リース代:401,680円
逆に、それ以外の費用は1,069,137円なので、現地でいろんな物を大量に買い込んだりスイス観光で散財した割には想定を下回った感じでした。

ツアー期間中のレート推移(クレカ請求より)は、
・5月請求→168円前後
・6月請求→173円前後
・7月請求→174円前後(スイスフランは180円前後)
・8月請求→まだ分からない

余談ですが、クレカ払いするときに、端末にEUR/YENの選択画面が出ることがありますが、一般的にEURで決済したほうが良いようです。請求書を確認する限り、店側のYEN決済は手数料が大きいのかだいぶ高めの換算額になってます。クレカ会社によるかもしれませんが、クレカ会社の決済額の方がだいぶオトクな結果でした。。。
最近は向こうの店もセルフレジが多くて、支払い端末で悩んでいると、親切な店員さんが教えながら勝手にYENを選んでしまうことがあるので要注意です。デカトロンで2度ほどやられました。気を付けましょう。


【車】
使用したのは新車リース。
TVA(付加価値税)が高いフランスならではのシステムで、Renault・Peugeot・Citroenが扱っていますが、お値頃なのはPeugeotで、ネット上から手続きできます。
そして使用期間中は、Peugeot本社から「契約終了後、そのまま買い取らないか?」ってメールが時々来ます(笑)

今回契約した車は Peugeot2008 のマニュアル・ガソリン車。
・走行距離:9257km
・燃費:20km/Lちょうど
・平均時速:46km/h

マニュアルですが、バックカメラ・フロントカメラと対物センサー多数搭載で、バックギアに入れるとモニターに四方が映るので確認しながら操縦できてとても便利でした。バルセロナの狭い地下駐車場に停めるときなど特に。
逆に、視野(後方以外の窓)が非常に狭くて、すぐ右前とかにも死角があって、交差点での飛び出しが見えないんですよね~。もうちょっとフロントの視野が確保できてたら・・・って思います。

10インチくらいのモニター(タッチパネル)がナビとコントローラーを兼ねていて、空調の調節もタッチです。多言語対応で日本語に設定すればナビも日本語。キーを挿すと「おはようございます」って挨拶表示されます。
ナビの目的地検索はWebブラウザベースのインターフェースだけど、目的地国の言語にその都度変更しないと入力が正常に出来ない・・・かなりヘンで面倒。でも、行きたいお店や観光地・ランドマークも地名と合わせて検索できます。Web検索のようにリスト表示されてかなり優秀です。

ネットワーク連携が最近の車のトレンドなんでしょうか?
Peugeotとネットワークで繋がってるようで、後部座席上のアンテナもそんな感じ。
Bluetooth接続でスマホ連携をやたら迫ってきます f^_^; スマホに音楽を多く保存している人は連携すると便利そうです。車内LANもありますが、そこからインターネット接続は出来ないようです(試した範囲では)。この辺りの詳しい使い方は掘り下げられませんでした。

運転終了時に時々「システムアップデートがあります」ってメッセージが出て、実行すると10分ぐらいエンジンを切ることが出来ません。「更新しています、エンジンを切らないでください」ってWindowsUpdateみたいで嫌な感じ(笑)PCみたいにコケちゃったらどうなるんだろう?
幾つかバグとしか思えない謎のランプ点灯の異常動作があったのですが、その後(たぶんシステムアップデートを境に)再現できなくなったので、システムアップデートで対策されたのかもしれません。

カタログ燃費は18.18 km/L。但し欧州複合モード燃費なので、日本車のカタログ燃費みたいに実走では絶対無理な値ではない。大人しく走れば誰でも上回れる数値です。
燃費を伸ばすコツは、登り坂はなるべくアクセルを吹かさないでギリギリのパワーで。下り坂はアクセル踏まないでクラッチも切らずに純粋なエンジンブレーキで、慣性を活かすためなるべくブレーキも踏まずシフトチェンジで対応。高速道路などの巡航はスピードが乗るまで優しく加速して、目的速度になったらクルーズコントロールの入り切りで。でもそんな走り方だときっと煽られまくり(笑)、そして下りは逆に煽る側に(爆)

パンクしたら大変・・・
フランスはCO2規制上、スペアタイヤ搭載車はもう出荷されてないそうです。代わりにパンク処理キットが搭載されてますが、それで応急処置出来たとしてもタイヤ交換のために早急にガレージに入れて保険処理をしなくてはならず。応急処置出来なければ即レッカーです。どっちに転んでも下手すれば数日使えなくなるリスクがあります。さらに保険処理に不備があれば相応の出費も。レンタカーと違ってパンクも保険の対象なのですが、基本的に建て替え~保険請求~後日振込みのパターンなので。
過去、フランスとスペインでそれぞれパンク経験ありますが、その時はスペアタイヤで処理できましたが、今回はパンクしたら大変。リスク回避のために路肩は極力踏まないように、注意運転を心がけることになりました。。。


【ガソリンについて】
各国のスタンドでE10・E5といった表記が多くなり困惑するかと思います。旧来の95・98ってオクタン価が併記されているケースも多いです。
E5は95%の無鉛ガソリンと5%のバイオエタノール、E10は10%のバイオエタノールと90%の無鉛ガソリンで(名前の由来です)、補助金で価格が抑えられている国もあるようです。
車の推奨がどちらかまず確認必要ですが、基本的にはエタノール比率の違いなので混ざることがあっても大丈夫なようです(長期的には故障の原因にもなるって説も)。燃費はE10の方が若干低いそうですが実感レベルではないようです。
価格は総じてスペインは安め。中でもESCLAT(スーパーチェーン)やALASはかなり安めでE10が1.5€/L(260円!)くらいでした。
フランスもスーパーマーケット付属のスタンドが安め、E10が1.8€/Lくらい。スイス・ドイツも同じくらいかな? ただし各国とも高速道路のサービスエリアは価格が極端で、E10が1.8€/Lくらいのスタンドも稀にあるけど、2.2€/L(375円!)の場所もあり(傾向が分からないツアー始まり時期に1度2.2€/Lで満タンにしてしまった)、下手すると100円/Lの違いが出ますので給油するタイミング・場所は注意したほうがいいですね。。。

▼Peugeot 2008、窓が狭くて視界が悪いのが難点ですが、燃費良く走ります。


▼運転はまず挨拶から(笑)
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総括?ってほどでもないですが、忘備録兼ねてのまとめを少々。
その1は、本ツアーの題目はクライミングなので、まずありきたりにリザルトから。そしてグレードに関してのちょっとした私見を。。。


【リザルト】
この10年、ハイキングばかりでまともなクライミングをしてなかったし、当たり前だけど10年前のように攻めることは出来なくて、8台も少しは手を付けたけど早々に諦め。還暦のジジイだしね~。
気持ちを切り替えて、1日(かかっても2日目で)RP出来る範囲でいろんなルートをトライしました。そんなクライミングもとても楽しかったです。
一般的なグレード換算表で5.12b以上とされるルートの完登は22本でした。

●Garrulosis 7b+(RP2)
●El Vikari 7a+/b(OF)
●Imperium 7b(RP2)
●Retroequipamientos Bailac 7b/+(RP3)
●El Senyor de la alegria 7b(RP2)
●名無し(Raco de l'Heuraのトポ・#6) 7b+(RP3)
●Project de lola 7b(RP2?)
●名無し(Raco de l'Heuraのトポ・#7) 7b(RP2)
●Vaig dura dura 7b+(RP2)
●The new Cucos 7b(RP?)
●Peus de moix 7b(RP2)
●Heimdall 7c(RP2)
●Qu'estic aci! 7b(RP2)
●He-Man 7b(RP3)
●Magic Festival 7c(RP4)
●Las ensenanzas de don Juanito 7c(RP2)
●Los justicieros 7c(RP7)
●El Fatolodromo 7c(RP3)
●Atomkraftwerk B 9-(OF)
●Abgestaubt 8+/9-(RP2)
●Paradiesische Zeiten 9-(OF)
●Clipsticker 9-(RP2)


【グレードについて】
◆Margalefではグレードの変更がだいぶ行われています。
ダウングレードが多いのですが、意外にグレードアップも目に付きます。そして変更理由はたいていトポのルート説明にコメントされてます。
私が過去に通った岩場で一番グレードが辛いと思ったのは、なんと言ってもフランス・オルゴン(Orgon)ですが、ビュークスの著名なChouca(8a+)と同程度って皆が言う7c+すらありました。次いでビュークス(Buoux)なのですが、マルガレフにおいても新しいエリアは辛めにグレードされる傾向にあって、私が今回トライした(そしてすぐ回収した)ルートの中には、ビュークス同等の厳しさのものがいくつかありました。一方で、初期に開拓されたルートには甘めだったためかクライマーが殺到して磨かれてしまい現在ではかなり登りにくい・難しくなったのもありますし、『マルガレフ=登りやすい』の図式は崩れつつあるのかもしれません。
◆余談ですが・・・
ビュークスは2004年のトポでグレード見直しがあって、幾つかのルートがグレードアップしたのですが、ダウンしたのもあります(ラ・ミッションなど、まあ妥当かな?)。開拓当初は甘々だったタルン渓谷(Gorges du Tarn)は2012年のトポで大々的にグレードダウンされて、中には十分適正だったルートまで下げられて、逆に辛くなったかもしれない。そして長らく新トポが発行されなかった激辛オルゴンは、2010年の地域包括トポ(アルピーユ)に掲載されて、概ねのルートは変更なしですが、新し目のルートでダウングレードされて「辛いグレーディング」に揃わされたものがあります。開拓者達と岩場でグレーディングのことも含めて何度か話したことがありますが、オルゴンとして継承されているグレーディングを尊重する姿勢は潔くて好きです。
シウラナは、1995年以前のクラシックなルートは辛い傾向で、2000年以降の新しいルートは(私には)標準的に感じます。
◆グレードの評価は難しいです。
私がSiuranaでさんざん苦労した7a(私の体感では7bくらいだった)は、私の直後にローカルがトライしてるのを見て「なんだ普通に届くんだ」って7aで大納得したし、Margalefで「お買い得」に感じてRPした8aが『クリップすら難しい』ってコメントで8a/+にアップされてたし、やはりMargalefで「快適な7b」ってヌンチャク掛けながら余裕でオンサイトしたルートが『7b+に変えたがそれでも難しい』ってコメントされてたり。逆に7cにアップされたルートだけど私的には7b/+程度にしか感じなかったり。
◆そんなわけで・・・
身体サイズの違い、得手不得手の違いがあるし、『適正なグレード設定』なんて結局はナンセンスだと思うんですよね~私は。だったら初登者の独断で決めてもらって、それを変えないほうが良いって思うし、辛い岩場・甘い岩場があっていいと思うのです。甘い辛いも楽しみのうちなのですから。そして素晴らしいルートはグレードに関係なく登って楽しい!♪

▼Margalefのクライミングは楽しいです。
イスタンブールには1時間遅れの24時過ぎに着陸したけど、タラップ+バス移動なのでさらに時間がかかって、乗り換えの通路に出たのは0時40分頃。

羽田へのフライトは2時05分で、「イスタンブールの燦然と立ち並ぶ免税店でゆっくりお土産を物色しよう!」ってオクサンと話してたのですが、残念ながらボーディングまでもうそんなに時間はない。とても広い空港で移動距離が長いし、早めに搭乗口に着いて休みたいってのもあるし・・・で、ここでのお土産は諦め。m(_ _)m

羽田行きTK198はほぼ定刻のフライト。
座席はトイレブースの後ろで、足を大きく伸ばせる場所なのでラッキーだった。
羽田行きなので乗客は日本人が多いのですが、乗務員さんは日本語NGで若干困る場面があって「あの人の言ってることを英訳してくれ」って私に言われてもね~f^_^;

飛行時間は11:15だけど、機内では時差ボケ対策でとにかく眠ろう!って努めたのですが、最後4時間はさすがに無理で、映画を見て過ごす。オクサンが見てた「すずめの戸締まり」、私も!って初めて見ちゃいました。

定刻通りで羽田着。
今回はお迎えもあって、すごく楽。

21時ちょと前、自宅に着いちゃった。。。

▼イスタンブール免税店街はすごく広くて大きくてキラっキラemoji。時間があったらトルコっぽい物が売ってないかゆっくり見て回りたかったのですが、残念ながら叶わず。


▼フライト間もなく出てきた食事。お肉がスパイシーでとっても美味しい。若い頃のトルコ放浪を思い出す味。


▼着陸前に出た食事。左上のチーズ・オリーブ・トマト+パンの組み合わせは、トルコを旅したときによく現地の人に振る舞われた味で懐かしかった。ほうれん草のボレッキとオムレツもすごく美味しかった。


▼足を思い切り伸ばして寝ることが出来てラッキー。


▼定刻の着陸。迎えに来た友達が展望デッキから撮ってくれたemoji


▼日本に戻っちゃいましたemoji 次は何をしようかなぁ~いろいろと。


※追記:
帰宅後、水・電気はOKなのですが、自分の手続きミスでガスが未開封だった。お風呂が楽しみだったのにガッカリ。水シャワーになってしまった。
快晴emoji

7時起床、昨夜は爆睡できた。
最初は蚊を避けるためドアを完全に閉めたので蒸し暑くて辛かったが、途中で半空きにしたら涼しくてGood。
今回リースした車も、シートを完全に引いて背もたれを倒したらすごく広くて快適だった。スペイン→ドイツの移動は荷物が多すぎたのが敗因だったか・・・。

ベンチで朝ご飯を食べて、
余計な荷物を捨てまくって・・・

8時ちょっと前、走り始め。
バーゼルまでの160kmは、渋滞こそなかったけどすごい交通量。
空港への最短コースは工事中で通行不可でスイス国境まで走らされて迂回するように空港へ。
10時、ユーロエアポートに到着。

まずはEuropcarのカウンターでリース車の返却手続き。
今回の車は、期間中のトラブルは一切なく極めて順調だった。あえて言うなら左後部ドアの建付けが悪かった程度。
破損も無く、返却手続きもすんなりだったけど、燃料を半分も残してしまったのが残念で・・・おととい給油したのは失敗だった。4,000円くらい損しちゃったか f^_^;

・走行距離:9257km
・燃費:20km/Lちょうど
・平均時速:46km/h

燃費については、カタログ値が18.18 km/Lなので、実走が大幅に上回った。カタログ値は欧州複合モード燃費なので、私の使い方ではカタログ値を上回るのは当然とは言えるけど・・・でも実際、ガソリン車で20km/L越えはかなり素晴らしい結果だと思います。日本のガソリン車で20km越えるのって聞いたことないですよね~。

ユーロエアポートは少し変わった空港。
スイス・バーゼルからは国境を越えてフランスに入った街サン・ルイの郊外に立地してる。フランスだけどスイスも共用の空港。
空港建物も正面入口から見て右がフランスで左がスイス。チェックインカウンターも売店もトイレも国境パーテーションを挟んで左右に対称的にある。もちろん左右の往来は自由で何の障害もない。

空港コードも分かれててスイス側はBSL(バーゼルの略)、フランス側はMLH(ミュールーズの略)。さらに国際線はEAP(ユーロエアポートの略)ってコードもあるらしい。
私のフライト(イスタンブール行き)は国際線だけど出発地がBSLって書いてある。なので、左側のチェックインカウンター前でチェックインが始まるのを待って、チェックインしたら搭乗ロビーに向かうけど、エスカレーターを上がって荷物検査したら右側への細い通路を通らされて、シェンゲン域外への出国チェックを受けて搭乗口に行くことになる。

シェンゲン協定外のスイス(バーゼル)で受付してフランス(ミュールーズ)に歩いて行ってシェンゲン出国の手続き? そもそも車はフランス(ミュールーズ)で返してるし???「同じ空港なのになんで?」って混乱するのです。
実は今回ツアーの準備段階からこの混乱がずっと気持ち悪くて・・・この空港に来るまでは何かヘンな予約ミスをやってないか心配だったのですが、チェクインも無事完了して一安心でした。。。
出国チェックでは、女性の係官がパスポートをしばらく眺めて、おもむろに「シェンゲンを知ってるか?」って。
「知ってる。(滞在期間は)90日ちょうどでしょ?」って答えたら「3ヶ月は入国できないからね!」ってクギ刺された。私は6ヶ月と勘違いしてたので「あれ?3ヶ月後はもういいんだ?」って逆に思ったのですが・・・って言っても、そんな短期間でまた来れるような財力はないけどさ emoji
『あらゆる180日の期間内で最大90日間』ってシェンゲンの規定、チェックが厳しくなりました。10年前は2日間オーバーステイを見逃してくれたけど、いまは大変なことになりそうですね。。。

肝心のフライトは18:55発ですが、遅延の連鎖で時間になっても搭乗すら始まらない。やっと搭乗しても待たされて、70分遅れのフライト。イスタンブールでの乗り換えがタイトになりそうです。。。

▼ユーロエアポートに着いて所定の返却場所に駐車。車から私物を全部出します。忘れ物の無いように。過去にベルリンの壁の欠片を置き忘れてしまった悲しい経験があります。


▼使ってたのはレンタカーではないですが、ミュールーズ空港ではユーロップカーが代行して受け付けてくれます。


▼この空港は電源とWi-Fiが完全フリー。チェクインまで莫大に時間があるので、カメラから写真の取り込みやブログアップなどの作業を一通り。


▼スイス側のチェックインカウンター。セルフチェックインの端末は設置されてなくて、チェックインが始まったらカウンターに並んで全て行う昔ながらのタイプ。セルフ端末がないと逆に何だか不安です。。。


▼70分遅れでようやくフライト、2時間後くらいに出た食事。ターキッシュ・エアラインズは食事がすごく美味しいです♪


▼イスタンブール上空。もうちょっとで乗り換えです。
快晴emoji

7時頃、起きるなりパッキング開始。
今日は朝から快晴で週末までは晴れ予報。
もうちょっと前倒しに天気がずれてくれたら最高だったのになぁ・・・ってちょっと残念。でも天気は仕方ない。

9時過ぎ、概ね詰め終わって車に積み込んで、キャンプ場代を払いに受付へ。
捨てなければならない大物(テーブル・折りたたみ椅子・テント・ホウキ・バケツ・たらい等)を、キャンプ場で使い道ないかマルタに聞いたら、全部置いていって良いって言ってくれた。捨てる手間が省けて助かった。

シャワー浴びて
ヒゲ剃って・・・
10時少し前にまた受付に行って、ケーキとコーヒーを注文。でもマルタが結局ご馳走してくれた。昨日のビールに続いてご馳走さまでした。

一息ついて、
10時半過ぎ、マルタに挨拶して出発。
車が道に出るまでずっと手を振ってくれた。

まずはゴシュバンシュタインのリーデルに寄って、お土産の買い足し。
ついで、アウトバーンの入口に行く途中にあるベッゼンシュタインの岩場にも立ち寄り。短いけど前傾壁が並んでてアプローチ至便で良い岩。昔よく通ったので懐かしくて・・・。

12時少し前、やっとアウトバーン
今日はバーゼル近くのパーキングエリアで車中泊の予定なのでノンビリと。
パーキングエリアでお昼ご飯して・・・

ハイルブロンの手前辺りから渋滞がひどい。
最初は事故渋滞。完全に30分停止して抜けるのに1時間ぐらい掛かった。バーゼル方面とのジャンクションの手前も。
バーゼル行きの幹線道路に入っても、車線規制渋滞が何度も・・・。
アイヒラーからバーゼルまで順調ならば4時間程度の距離なので、車中泊ではなくてホテルを予約しちゃおうか?って悩んだんだけど、やっぱり止めてよかった。昔の記憶でもアウトバーンの渋滞は最悪だったって思い出したのが理由なのですが、予約しちゃってたら夜のチェクインでヤキモキしちゃうトコだった。

18時過ぎ、バーゼルの手前150kmくらいで車中泊にぴったりなトイレ付パーキングを見つけて決定。
まずはベンチに余った食材を並べて乾杯~emoji
晩ご飯は余った缶詰、パン、ビールでした。

▼朝食はマルタがコーヒーとケーキをご馳走してくれました。


▼昔のヤーパンハウスは改築されて雰囲気が全然違います。最後に2泊した小屋は左端の部屋。


▼マルタに挨拶してお別れ。マルタは78歳。「次は何年後か?」って聞かれたけど・・・。


▼昔よく登ったベッゼンシュタインの岩場に立ち寄り。


▼事故渋滞で30分くらい止まった。その後も渋滞だらけ。


▼最後の夕食はパーキングのベンチで。残りの缶詰とパン、ヨーグルト。もちろんビールも。


▼今日はここで車中泊
晴れemoji午後雲多くemoji

久しぶりのまっ平らな寝床で昨夜は爆睡だった。
8時頃起きて、いろいろ片付け開始。
でもクライミング道具をしまえないのであまりパッキングは進まない。とりあえずトロリーバッグ1個をパッキングして、マルタからヘルスメーターを借りて計量。20kgで良い感じだった。

10時少し前、売店でケーキとコーヒーを買って朝ご飯。
マルタの作るケーキは美味しい。前は2種類くらいしかなかったけど、5~6種類あって何を食べようか悩んでしまった。

食後、撤収作業の続き。
まずは車の掃除。今年のスペインは乾燥ですごい埃が車の中にもびっしりで車内が薄黄色かった。ドイツに来てから窓全開で何度か走って埃がだいぶ飛んでくれたのですが、でももうちょっと、車内の目立った場所を雑巾がけ。すごくきれいになった。まだ使用3ヶ月の新車ですからね~。
いろいろごみ捨てなど、現時点で出来ることをやって一息。

13時、アイヒラーを出発。
今日の岩場はAndeltodrom(アンデルトドロム)。
2008年と2006年の最後に立ち寄った岩場。コンパクトだけど135度の強前傾。取り付きも雰囲気良くてステキな岩場です。今回も最後はここでした。。。

14時、岩場着。
登ったのは・・・

Randerscheinung  6
Fiat500  5?

Randerscheinung(6)はオクサンの課題。ヌンチャク掛け+アップのつもりで登ったのですが、昨日の疲れが強烈に残ってて辛かった。私は今日はダメですね~、ツアー最終日だけど仕方ない。昨日頑張っちゃったし。。。
Fiat500(5?)は新しいルート。岩場に来たポーランド人に見せてもらった新しいトポにも載っていない。グレードはたぶん5、この岩場で唯一前傾でないルート。でも左端に無理やり設定したラインなので汚い。ロワーダウンではロープが汚れそうなのでクライムダウンで回収した。

オクサンは2回目で無事 Randerscheinung(6)をレッドポイント。
16時、だいぶ早いけど撤収することに。

帰りはドライブがてら少し遠回りして・・・
17時過ぎ、アイヒラー(キヤンプ場)に帰還。

まず乾杯!って思ったら、川に冷やしていたビールが盗られて無くなっていた。仕方なくまた2本冷やして、冷えるまでの間にまた片付けの続き。
18時、乾杯~!

19時半過ぎ、晩ご飯。
オクサンが売店にヴァイスビールを買いに行ったら、マルタが2杯分ご馳走してくれた。

明日はとうとう撤収。
帰国フライトのユーロエアポートへ向かいます。

▼キャンプ場の売店でケーキを買う。マルタの作るケーキは美味しい。


▼しかめっ面なのは眩しいせいです、念の為。ケーキ美味しかった。


▼今回のツアー最後の岩場。コンパクトだけど135度の強前傾のエリアです。


Randerscheinung(6)をトライするオクサン。オクサンも疲れが溜まってて動きが重い。1回目は2テンション。


Fiat500(5)を登る私。このエリアで唯一前傾ではないルート。


▼オクサンはRanderscheinung(6)を2回目でレッドポイント。いい登りでした。


▼マルタがヴァイスビールをご馳走してくれた。


▼乾杯~emoji晩ご飯はベーコン・インゲン炒めとラーメン、生野菜でした。
晴れemoji のち、雲多めemojiemoji

明け方まで雨が降り続いた。
7時過ぎ、ようやく止んで、周りも物音がし出したので起床。

なんとなくご飯も早めに、8時半過ぎ。
テントの片付け準備などもいろいろしながら・・・
でもキャンプ場はイベントやら週末でもあるしで異様に混んでいて、小屋への移動は午前中は無理っぽい。なのでとりあえず準備して岩場に行くことに。

11時前、アイヒラーを出発。
まずはゴシュバンシュタインへ買い物。
明日の夕食用のパンなど。明日一日は残り物の消費に努めて、夜からパッキングを始める予定なので。ついでにお土産の物色など。

そして岩場へ。
今日は、Neue Heimat(ノイエ・ハイマット)。おととい偵察して気に入った岩場です。コンパクトだけど開放的な雰囲気が良い。ピンも近くて嬉しい
12時過ぎ、岩場に着いて登ったのは・・・

Cafe Caspary  5
Frankenplaisir  5
Kleines Furchterli  7-
Kaum Zeit zum Furchten  7-
Paradiesische Zeiten  9-
Clipsticker  9-

Cafe Caspary(5)Frankenplaisir(5)は、アップに最適な快適ルート。久しぶりに晴れて日差しを浴びながら気持ち良いクライミングだった。オクサンも快適そうにフラッシングだった。
Kleines Furchterli(7-)は、このグレードとしては非常に厳しいムーブ。私も危うく落ちそうだった。
Kaum Zeit zum Furchten(7-)は、ずっとガバばかりで終了直前の一手が厳しい。オクサンも惜しくもそこでフォールだった。
Paradiesische Zeiten(9-)は私の2004年版トポではプロジェクトなのでグレードが不明。だけど核心は2本指ポケット引き付け3連発から遠いホールドへデッドポイントって、見るからに私の得意なパターン。気合を入れて攻めてバッチリオンサイト出来ました。夜、キャンプ場のクライマーにトポを見せてもらって9-だって分かって嬉しかったです。
Clipsticker(9-)もオンサイト狙いで攻めたのですが、読みも概ね当たってたんだけど、核心帯最後の一手が、引手が湿気てて引き付けきれず落ちちゃった。トップアウトして下りた後、靴も脱がずに5分程度休んで登り直しでレッドポイント出来たけど、1回目で落ちたポイントは今回もギリギリで唸り声を上げながらの保持だった。

17時、撤収。
目的ルート2本を気持ちよく登ったので悔い無しって気分です。夕ご飯はガストホーフって決めてたので早く上がらないといけないしね。。。

モシュロイトのガストホーフに着いたのが、17時半。
こんどは営業してました。まさしく3度目の正直。

念願のケラービール2杯づつ飲んでemoji
シャンピニオンシュニッツェルは名前が変わってて(名前忘れました)、シャンピニオンが大増量!! 1人前1パック?ってビックリするような量だった。あんなにたくさんのシャンピニオンを食べたのは初めてかもemoji
大満腹でした。

19時過ぎ、キャンプ場戻り。
すぐ小屋への引っ越し。
テント撤収・・・晴れてて良かった。
満腹の腹ごなしにちょうどいい労働でした。。。

一息ついたのは20時半頃。
いろいろ忙しく、充実の日でした。

Cafe Caspary(5)を登るオクサン。快適なルートでした。


Frankenplaisir(5)を登るオクサン。これも快適なルート。ボルト近めでアップに最適。


Kleines Furchterli(7-)を登る私。短いルートでムーブはグレード以上に厳しめでした。


Kaum Zeit zum Furchten(7-)をトライするオクサン、あと1手及ばず残念。


Paradiesische Zeiten(9-)をオンサイトする私。得意のポケットホールドの引き付け連発ルートでした。


Clipsticker(9-)はオンサイトならず。ムーブの読みも合ってたのに、とても惜しくて残念。


▼5分くらい呼吸を整えて休んで再トライ、レッドポイント出来ました。ギリギリでした。


▼モシュロイトのガストホーフで、ケラービールemojiと2004年版トポを手に。結局新しいトポは買わず、20年前ので済ませちゃいました。


▼念願のモシュロイトのガストホーフ。3度目の正直です!


▼このボリューム! お腹がパンパンになりました!


▼3ヶ月お世話になったテントを撤収です。
曇りemoji、雨emoji、曇りemoji

7時半頃、目が覚めて・・・
でもすることないし、ゴロゴロと。

先日痛めた背中が痛い。
昨日のクライミングは不思議と平気だったんだけど、夜寝ている時が一番辛くてズキズキ痛むし、寝返りの度にズキッ!とする。ゴロゴロしてる時も頻繁にズキズキ。オクサンにお願いして背中に湿布を貼ってもらった。

10時頃、朝ご飯
またゴロゴロと。
レストでやることないと、ほんとテントでゴロゴロしてばっか。

12時過ぎ、お出かけ。
まずはObertrubachの近くの気になっていた岩を偵察。
雨が降り出した。車で村から林道に入ったけど・・・道が交錯・進入禁止区間もあり、やむなく引き返す。反対側のNeudolf側から攻めてみたけどやはり同様で諦めた。

次はモシュロイトへ。
例のガストホーフで昼ご飯!って思ったんだけど閉まってた。なんで?(※キャンプ場に帰って改めて看板の意味をネットで調べてみたら、私の勘違い・聞き間違いが判明。営業時間は金曜・土曜は17時からだった)
雨も本降りだし、しばらく悩んでゴシュバインシュタインのエデカへ。すっかり昼からお肉を食べたいモードだったので、生ソーセージを2種2本づつ(計8本)とパンを買って帰って、フライパンで焼いてお昼ご飯。

食後はまたテントでゴロゴロしながらスマホでネット。
このキャンプ場はテントまでWi-Fiが届くのでとても便利だけど、逆に怠惰な生活の元凶だね emoji

夕方からキャンプ場は子連れの家族で溢れてきた。明日すぐ近くの運動公園で子供向けのイベントがあるらしい。我が家の周りもテントで溢れて子供達がうるさいし、バーバキューが煙いし・・・。

雨は止んで晴れ間も。
今日から夜中まで大雨警報・突風警報も気象機関から出ていて、予報は雷雨大雨マークばかりなのに、実際は一昨日とあまり変わらない天気で拍子抜け。こんなだったら登りにでも行ったほうが良かったか?

夕ご飯は、お昼にゴッツく食べてしまったので軽めに。インスタントラーメンとサラダとヨーグルト、もちろんビールは欠かせない。先日買った『出前一丁』チキン味を試したのですが・・・サッポロ一番?美味しいんだけど何かが足りなくて煎り胡麻か?そんな味だった emoji

21時頃、また雨が降り出した。
ヨハネス(キャンプ場の長男)が「今晩キャンプファイヤーやるけど来ないか?」って言ってたが、こんな天気でやるの? まぁドイツ人にとってはシャワー浴びながら焚き火に当たって一石二鳥って感覚なのかもしれないけど emoji

食べてばっかで、見事になんにもしない休日(金曜だけど)でした。

▼お昼から焼きソーセージとビール。ゴッツく食べちゃいました。


▼焼きソーセージとパンの組み合わせは最強ですね。


▼夜は軽めにインスタントラーメンとヨーグルト
曇り時々日差しemojiemoji

8時起床。
天気予報では晴れだったけど、朝からドンヨリ曇り。
気分が滅入る。
サエない気分のまま、9時半過ぎに朝ご飯。

とりあえず支度して、
10時半過ぎに出発。

まずはゴシュバンシュタインで食材買い出し。
そのあと、近くの気になってたNeue Heimat を偵察。
パーキングから近くて、明るくてなかなかそそる岩だった。そして昨日の雨の後でも全く染み出しなし。日向エリアなので昨日のような天気の日に楽しめそうな感じです。

で、本題の今日のエリアへ。
再び、Grosse Wacht(グロス・ヴァハト)。

13時過ぎ、駐車場に着いて準備してたら、平日なのにクライマーが男女1組来た。そして岩場には彼らのヌンチャクが残置。彼らは雨の昨日も来てたんですね~。
アップが終わった頃にもう一組の男女。気持ちの良いエリアだし、人気なんですね~。

でも残念ながら岩はだいぶ染み出しが・・・3日前よりも酷い。元々の私のお目当ては Caveman(9/9+)だったのですが、3日前は「2日くらい待てば乾くかな?」って感じだったのに、昨日ガッツリ降っちゃったんで、我が家の滞在中はもうダメっぽいemoji
湿度も異常に高くて、ちょっと動くと汗ダクダク。そして蚊がブンブン。まるで梅雨真っ盛りの奥多摩みたいな雰囲気だな~!ってオクサンと話しながら、登ったのは・・・

Sportflieger  7
Abgestaubt  8+/9-
Anna Karenina  9-

Sportflieger(7)は乾いてたらアップに最適かも。最後が核心だけど湿ってて悪かった。
Abgestaubt(8+/9-)は一応オンサイト狙いで取り付いてみたけど失敗。核心はホールド選びが悩ましく、良いホールドを選ぼうとするとロングムーブになってしまいハマった。汗が引くまで30分くらい休んで2回目でレッドポイント。
Anna Karenina(9-)は1回のみ。面白いムーブなのですが、核心一帯が湿ってて、今日のコンディションではちょっと厳しい。また来るときがあったらRP狙います。

17時半少し前、まだ早いけど、皆に挨拶して岩場撤収。湿度が高すぎて正直やってられなかった。
森の外に出たらだいぶ涼しくて・・・。こんな日は森の中のエリアは避けるべきでしたね、失敗だったか。。。

帰りは Weissenstein(ヴァイセンシュタイン)へ立ち寄り。
クライマーで賑わってた。いつ来てもいい雰囲気の岩ですよね~、目ぼしいルートをみんな登っちゃって縁が無くなったのが寂しいです。

Neue Heimat は明るいステキな岩でした。


▼また麦畑のあぜ道を抜けてGrosse Wachtに向かいます。


Sportflieger(7)を登る私。岩が湿気てるので慎重に。


Sportflieger(7)をトライするオクサン


Abgestaubt(8+/9-)を登る私。


Anna Karenina(9-)をトライする私。


▼岩場は3組の男女で賑やかでした。


▼帰りに Weissenstein へ立ち寄り。賑わってます。


▼テントの前室でビールを飲みながら晩ご飯作り。


▼今日の晩ご飯はパスタ(自作きのこソース)、味付け肉でした。
曇りemoji時々雨emoji

深夜からemojiが降り続き、気分が滅入る。
天気のせいもあるのか?痛めた背中が夜中ずっとズキズキ傷んで辛かった。

8時頃、起床したけどテントでゴロゴロ。

10時半頃、インスタントラーメンを作った。
『出前一丁』のビーフ味。エデカで見かけてどんな味か試したくて思わず買ってしまったのですが、こちらで普通に手に入る東南アジア系のビーフ味より少し日本風に寄った優しい香り・味だった。スペインでもドイツでもインスタントラーメンは、一袋1~1.5ユーロなのですが、『出前一丁』は0.69ユーロでかなり安めのお値段だった(日本より安い)。

12時頃、出発。
まずはゴシュバンシュタインで買い物から。
今晩の食材など。

そして目指したのはHeinrichsgrotte(ハインリヒスグロット)
この岩場は、3日前に行ったSchlossbergwand(シュロスベルクヴァンド)の【隣り】の岩なのですが、20数年前から何度も目指したけど、いまだに辿り着けない。

フランケンユーラのトポのアプローチ図は極めてシンプルで、逆に解釈が非常に困難なことが多々ある。いちおう文章の説明も付いてるけどドイツ語で読めないし。いや、読めるドイツ人ですら「分からない」が連発で、ドイツ人の友達と一緒にトポの記述に従って見つけられなかった岩も過去数々あり。そんな中でも今日のエリアは最右翼なんです。
でもここには「面白い」って評判のルート・Rock Wrestling(10-)もあり、エリア自体とても素晴らしいらしいんです。伝え聞く話では・・・。

3日前もSchlossbergwandでクライミングの合間に1時間ぐらい探し回ったけど見つからず。岩場にいたドイツ人達に「行き方知ってる?」って聞いたけど知ってる人はいなかった。最新トポを見せてもらったけど、私の2004年版と記述は同じ。Crag.comの衛星写真を検索して見せてくれた人もいたけど、その該当部分はさっき見たんだよなぁ・・・って謎は深まるばかりだったんです。

今日は、背中もまだ痛いし、天気も悪くてモチベーションがわかないし、こんな岩場散策も良いかな?って突撃してみたのでした。

12時半頃、Burggaillenreuthに着いた。
そして麦畑を歩いて森の中へ。
アプローチ図をどう解釈するか・幅を考えながら・地形を見ながら試行錯誤で進んで、森の中を分け入って彷徨うこと1時間近く?やっぱり分からない・着かない。諦めて引き返したら雨が降り出してすぐ本降りに。ツイてない。
「もうダメ」ってトボトボ戻って、森の中の丘の上に立ったら案内板が・・・。ここは昔は砦だったんですね~。Schlossbergってまさしく文字通りだったって初めて知りました。

で、もう本当に諦めて、3日前に登ったクライミングエリアの横に出て、3日前に下降して探した辺りの上に立ったとき、「あれ?この下ってもしかしてガケ?」って気づいて、もう一度下降して、右ではなくて左へ、3日前のエリアの下を目指したら・・・やっと発見!でした。
こんな近くなのに、こんな分からないなんて!!

彷徨うこと2時間。
疲れ果てたのですが、岩が素晴らしいし、簡単なルートくらい登ろう!ってアゲアゲ気分でルート同定してたらガーン!『2/1~6/30は登攀禁止』の看板が・・・。改めてトポをみたらそれらしいドイツ語の記述が小さく出てた(期間はちょっと違うけど)。

そういうわけだったんですね~。
焚き火跡もあって、ここはどうやら冬のエリア。夏はトレースが無い・草で覆われちゃう上に、渋めの崖を下りないとならないから見つからなかった・・・って納得しました。

エリアは素晴らしくて、良さげなルートが並んでた。
でもRock Wrestling(10-)のケイブは染み出しがひどくて、やっぱり冬のエリアなんですね。面白そうだったけど。

16時、駐車場戻り。
次にどこか簡単なルートでも登りに行こうか?っていろいろ悩んで、Rothelfelsの駐車場にも行ってみたりしたけど、もう疲れてアプローチを歩くのが嫌で断念。アイヒラーのキャンプ場に引き返したのでした。。。

▼出前一丁、ビーフ味。日本では食べられない味ですね。美味しかった。


▼トポのアプローチ図はこんなにシンプル。ハードル高いです。


▼トポの記述では、この林道のどこかから森を抜けて岩場へ下降するはずなのですが、それらしい踏み跡が全く見つかりません。


▼彷徨うこと2時間、やっと岩場にたどり着きました! すごい岩です。登攀意欲そそります。


▼ガーン! 2/1~6/30は鳥保護のため登攀禁止でした。


▼仕方ないので引き揚げます。


▼もうちょっとで駐車場。疲れました。


▼川で冷やしたケラービールとパスタ(自作ソース)、味付け肉。
晴れemoji

8時頃起床、背中が痛くて夜中に何度も目が醒めた。
昨夜は飲み過ぎも?頭がボーッとする。
10時半頃、朝ご飯。

今日はレスト。
『観光行こうか?』って昨日まで話してたけど、行き先の決定打が無いのと、私もオクサンも疲れが激しくて・・・移動も大変だったしね。私は昨日痛めた背中が痛いし。キャンプ場でのんびり+買い物少し+夕方はガストホーフって事に決定。

11時半頃、Obertrubachへ。
ケーキを買いにだけど、閉まっていた!入口には『6/24まで休業』のようなことが書いてある。なんと、ここもですか? 先日のモーシュロイトのガストホーフに続いてツイてない!この店のケーキは絶品で楽しみだったのに・・・。
仕方ないのでゴシュバインシュタインのエデカに行ってケーゼクーヘンを買って帰った。オクサンはお土産を物色して・・・結構なお時間がかかった。

キャンプ場戻りは13時過ぎ。
木陰にテーブル出して、コーヒーとケーゼクーヘンでお昼ご飯。

一息ついて、サニタリー前のベンチでネットなどを・・・
夕方、シャワーを浴びて、外食に行く準備。

目指したガストホーフは、先日オマ・マルタに教わった近くの村(Thuisbrunn)の醸造元がやっている Gasthof Seits。ビールはトナカイ印のELCH-BRAUです♪ 私はケラービールとドゥンケルを。オクサンはケラービール。料理は私はコルドンブルーを、オクサンはシュバイネ・シュニッツェルを注文でした。
ビール美味しかった♪ 料理は残念ながらモシュロイトの方が美味しいな・・・こんど何とか都合をつけて行こう!!

まったりしたレスト日でした。

▼6/15(土)~6/18(火):4日分の原寸大写真はこちらでどうぞ(ヤマップ)

クライミングツアーフランケンユーラ編・その1 / さぶろうさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

▼ゴシュバインシュタインのエデカ(Edeka)に買い物に行ったら、『出前一丁』が3種類売ってました。ゴマ味は日本と同じ? チキンとビーフがどんな味なのか試したくて買っちゃいました。


▼お気に入りの店が休業で、仕方なくゴシュバインシュタインのエデカで買ったケーゼクーヘンを持ち帰り。キャンプ場で食べました。


▼オクサン念願のケラービール。あくまでビールが主役なので私はピンボケですemoji


▼私はコルドンブルー、オクサンはシュバイネ・シュニッツェルを注文。


▼ドイツはやっぱり、ガストホーフでビールとシュニッツェルですね♪
曇り・雨・晴れが頻繁にemojiemojiemoji

8時頃起床
トイレに行ったらマルタに合って、近くにケラービールやってるガストホーフがないか聞いたら何件か教えてくれた。
10時過ぎまでPC作業
朝ご飯食べて、
洗顔して、ついでにサニタリー前のベンチでPC作業の続きして、充電まで。

12時半、ようやく出発。
まずはゴシュバンシュタインへ買い物。
ここはエデカ、アルディ、リーデルの大型店が3つ肩を寄せ合って営業している。ドイツもスイスもこういう大型競合店が複数並んでいるパターンをよく見かける(昔はそうではなかった)。エデカでは買えるけど他2店では買えない缶詰とか実際あるけど、でも8割方の商品は重複してるし、経営成り立つのかとっても不思議。
エデカでオクサン熱望のケラービールが500ml・6本組で5.29ユーロで売ってるのを見つけて購入!少しは落胆が収まるかemoji

13時半、買い出し終わって岩場へ。
目指すは99年にベルリンの友人たちと一緒に登ったきりの岩場。駅前に車を停めて、徒歩2~3分のお便利エリアだけど・・・。

14時半、Verdener Wand
岩の下に着いたけど・・・岩がシケシケ、所々濡れてるし。そんな湿り感の北向き岩場で何だか不快。しかも先客4名。平日のこんな岩に何で?って。やろうと思ってたルートはロープが掛かってるし、オクサン向けのルートも占領されてるし・・・、オクサンと協議して移動決定。

代替はどこにするか?
南へ10数kmの村にチェックしていた岩場があるけど、初岩場なので当たり外れが分からない。そもそも辿り着けるかも分からないemojiでも行ってみるか!って。
で、案の定、Volla村に入っていきなり右往左往。やっと岩のある場所(森の中)の推測がついて、駐車ポイントも発見。農道を歩き始めたんだけど、途中から自分が推測した方角とトポが示すアプローチが微妙に違う。一応トポを信用してかなり歩いた後で『やっぱり違うよね』って引き返し。改めて自分の勘で進んで、『ここから(麦畑のあぜ道)行くしかないと思うんだけど、ホントにそうなの?』って場所で悩んでたら、ちょうど大型トラクターに乗ったオジサンが通りかかって、『岩場はこのあぜ道の突き当りの右だ~!』って教えてくれたemoji

16時過ぎ、Grosse Wacht
岩場は大当たり。一番の目的ルート以外は概ね乾いてて(ザンネン!)、西向きだけど森の中で涼しくて、木漏れ日が気持ち良い。なにより明るい岩場なのが良い。
でも疲れてヘトヘト・・・。岩場に辿り着けた達成感で『もう帰ってもいいや』ってくらい。
そんな疲れに抗って登ったのは・・・

左端の名称不明ルート  7-
Gleichgewichtsstorung  9-

左端の名称不明ルート(7-)は面白い。ルート名がわからないのが残念。核心は最後の辺りのやや前傾で、オクサンはそこでハマっていた。
Gleichgewichtsstorung(9-)は核心ムーブがかなり厳しい。決め方が難しい浅いポケットがうまく決まらず登れなかった。しかも変な体勢で落ちたくなくて頑張ってしまって背中の右筋を痛めてしまった。1回のみトライ。

18時半過ぎ、撤収。
痛めちゃった背中がイテテ・・・深呼吸が出来ない 明後日までに直るかな?疲れてるときに無理に登るんじゃぁなかったな!って少し後悔でした。

20時少し前、キャンプ場戻り。
ケラービールとワインを飲んで・・・
深夜まで夜ふかししてしまった。

▼駅前の駐車場に駐めて、Verdener Wand(フェルデンの岩場)を目指します。徒歩2~3分が良い。


▼岩場に着いたけど、湿気ってるし、ローカル4人が主なルートを占拠してるし・・・撤退決定。


▼次の岩場(Grosse Wacht)を目指すんだけど、私が推測した森と、トポのアプローチ図の示す道が違う気がする。案の定、外れで引き返し。炎天下、辛いアルバイトとなった。


▼やっとGrosse Wachtに着いて、もうあまり時間が無いので、取り急ぎアップで左端の名称不明ルート(7-)を登る。


左端の名称不明ルート(7-)をトライするオクサン。上部は前傾で面白いです。


Grosse Wachtエリアは、西向きだけど木々に覆われて涼しい。しかも木漏れ日で明るい雰囲気。


Gleichgewichtsstorung(9-)は難しかった。指の入れ方に悩む狭いポケットで引き付け3回。


▼核心で背中の筋を痛めてしまい、痛さを堪えながらトップアウト。


▼岩場からの帰り道。こんなとこを歩いて森に入るって、普通わからないよね~emoji これしか無い!って思ったんだけど、確信持てなくて入口で悩んでしまった。教えてくれた農作業のオジサン、ありがとう!


▼夜ご飯は、ベーコン丼とニュルンベルガーソーセージ。そしてケラービール!
晴れ️emoji 時々 曇り️emoji

8時頃起床
まず移動中に出来なかったPC作業から。
10時半頃、一息ついて朝ご飯、インスタントラーメンを作った。
昼頃、みんな岩場へ出勤して静かになった頃、充電コーナーへPC持ってって充電。充電コーナーはコンセントの数が4個しか無くて、昨日から今朝まではノーチャンスだった。

そんなこんなで、13時少し前になってやっと出発。
今日はSchlossbergwandを目指します。
夕方にこの近くのMorschreuth(モーシュロイト)のガストホフでご飯を食べよう!オクサンお楽しみのケラービールを飲もうemojiって計画なので。

まずはモーシュロイトに寄って件のガストホーフがやっていることを確認して、岩場のあるBurggaillenreuthへ。ところがビックリ!昔は数件しか建物がなかった村が、新しい家でびっしり。駐車していた広場も家で埋まってる。私の持っている20年前のトポではアプローチ方法が分からない。
しばらく悩んで引き返したら、ちょうどエリアへ向かって麦畑を歩いているクライマーが視界に入って、駐車ポイントとアプローチが判明した。

14時、岩場到着。
広大な森の中だけど、昔さんざん通った岩場だけあって、なんとなくで辿り着いた。だけど、私のトポ以外に岩が増えていて分からない岩も、それぞれクライマーが大勢登ってる。日曜だからね。
悩みながら、持参のトポで分かる範囲で登ったのは・・・

Abschlussprufung-der letzte Zug entscheidet  6
Hein Blod-Kante  5+
Bibou links  7-
Atomkraftwerk B  9-

Abschlussprufung-der letzte Zug entscheidet(6)は24mだけど、実質以上に長く感じた。終了点直前が核心で、私のリーチではパツパツだった。オクサンはトップロープで最後でテンション。 Hein Blod-Kante(5+)も24m。あまり美しくはないけど見栄えのよいカンテ、出だしが核心。通してちょっとヘンなクライミング。オクサンもノーテンで登れた。
Bibou links(7-)はプロテクションが渋い。ボルト代わりに岩穴に通したスリングが3ヶ所、しかもそれでランナウト。私は落ちはしないけど結構悪くて、落ちたらかなりのダメージが必定。『落ちてはいけない場所では絶対に落ちないクライミング』を強いられる、フランケンユーラにきたなぁ~って妙に実感してしまった。
Atomkraftwerk B(9-)はルーフ縁をガバでトラバースする、見るからに楽しそうなルート。楽しくオンサイトさせて頂きました。9-はフレンチだと7b~7b+?ナントここに来てようやく初の7b以上のオンサイトって事になるんだけど・・・残念ながらマルガレフだったら7bつかないなぁ?7aか甘めで7a+? ドイツ人はビール腹の人が多いから、この傾斜は甘めにつくのかな?

18時、岩場撤収でした。
そして、モーシュロイトのガストホフへ突撃~!
ガーン!閉まってる!!
なんで?昼はやってたのに!?

店のドアと駐車場入口に営業時間らしき記載があって、それが金・土・日を示しているようなんだけど、意味が分からない。
たまたま、キャンプ場利用のクライマー2人が通りかかったので聞いてみたら、金・土が17時まで、日曜は昼頃までの営業で、それ以外は休みとのこと。1人でやってるので平日は休みなんだそうな・・・。
※後日訂正:金・土は17時から営業、私の聞き間違いでした。

オクサンの落胆が激しいemojiケラービールを楽しみにしてたからね~。
そして、古のクライマーたちで賑わったガストホーフももうじき終了なんですね~。色々な思い出のあるガストホーフなので、私にはそっちが残念です。。。

19時、キャンプ場戻り。
やむなく、昨日買った肉・パスタ・アイヒレルで買ったラガービールで晩ご飯。シャンピニオンシュニッツェルとケラービールのはずが・・・しょんぼりemoji

夜は溜まったPC作業の続きして
PC充電もして
24時頃、就寝でした。

それにしても・・・
新しいトポは買うか悩みどころ。
2冊組で各44ユーロ、2冊買ったら1万6千円? 肝心の中身は、岩場と新ルートの記載が増えてるだけでクオリティの劇的な変化はない。昔からユーラのトポって味気ないんですよね~。少なく見積もっても掲載エリアの7割以上が私には縁のない岩場だし(自然に帰ってる岩・ボロくて苔むした岩・クソスラブやクソ垂壁・強烈日向エリア等々)、手書きのエリア図以外のグラフィックな情報は皆無、傾斜を示すアイコンも無いのでトポを見るだけでは実情がわからなくて、行って大外れでガッカリを星の数ほど繰り返した。
持参してきた2004版は長年継続した書き込みがあって、行ってはいけない岩場がわかりやすく、行き先を決めやすい。今回は1週間(クライミング実質は4~5日?)の滞在だからね~、新しいのを買う意味があるのか?
マルガレフのトポを見習ってほしいです。あんなだったら「ぜひ買いたい」って思うんだけど・・・。

▼フランケンユーラはどこまで行ってもこんな風景。この森の中にあるクライミングエリアへ行きます。迷うのはしょっちゅうです。


Abschlussprufung-der letzte Zug entscheidet(6)を登る私。


▼日曜なので岩場は混雑。


Abschlussprufung-der letzte Zug entscheidet(6)を登るオクサン。


Hein Blod-Kante(5+)を登る私。24mですが、それ以上に長く感じるカンテです。


Bibou links(7-)を登る私。ランナウトが怖いです。


Atomkraftwerk B(9-)をオンサイト! ガバを繋いでパワフルにルーフをトラバースする楽しいルートでした。


▼楽しみにしていたモーシュロイトのガストホフは午後休業でした。営業時間は週3日のみ、しかも夕方まで。厳しいなぁ~。


▼夕ご飯はケラービールとシャンピニオンシュニッツェルを堪能するハズだったのに、ハーブ漬け豚肉とパスタに化けちゃいましたemoji
午前中雨☔ 午後晴れ️emoji

一晩中雨だった。
今回は積み込みにだいぶ失敗したのと、車のシートが車中泊に向いていないタイプなのとで、車内で眠るのが辛い。
あまり熟睡出来ず、明け方起きて出発。

8時頃、サービスエリアへ立ち寄り。
コーヒーを飲むついでに、トイレ状況の確認。
昔、ドイツはどこもトイレは無料だった。でも東西統一後、雇用対策でトイレ前に人が立つようになって有料に。なので小銭が必要なんですよね~。でもなんと!立ち寄ったサービスエリアはカード払いのゲート式になっていた。料金は1ユーロ。
そしてコーヒーはMサイズで4ユーロ!高い。ドイツも物価上がったなぁ・・・。ちなみに、トイレ付きのパーキングエリアもあって、こちらは汚いけど無料です。

眠くて途中でまた仮眠。
なかなか着かない f^_^;

昼過ぎ、ようやくObertrubachへ。
でもアイヒラー(いつものキャンプ場)には寄らずに、ゴシュバンシュタインへ行って、アルディで買い出し+給油。
そしてアイヒラーへ。

16年ぶりのアイヒラーは色々と変わっていた。
サニタリーが出来ていて、シャワーは男女2部屋づつ。料金は3分/0.5ユーロで値下げ?(16年前は5分/1ユーロ)。
洗い場は相変わらず冷たい水。

狭いけど充電コーナーがあって
Wi-Fi もフリーになっていた。

14時過ぎ、テントを張り終わって、
荷物を入れて・・・やっと一息。

16時半頃、昼寝から起きてきたマルタと再会。
ハグして喜んでくれました。

色々不便なキャンプ場ですが、90年代からお世話になってるクライマーのためのキャンプ場。
もう来れるかどうか分からないけど、1週間お世話になります。

▼高速道路のサービスエリアで。コーヒーMカップが4ユーロです。右後ろはトイレのゲート、クレジットカード精算で1ユーロ!小銭が要らなくなったのはいいけど、値段が倍になった。


▼やっとアイヒラー(Eichler)に着いて、テントを張り終わり。Eichlerは元々はガストホーフ(居酒屋)なのですが、フランケンユーラの開拓黎明期からクライマーに敷地をキャンプ用に提供していた。現在のオマ(おばあちゃん)マルタは2代目。


▼一息ついたので、やっぱりヴァイスビールを!


▼夜ご飯は、アルディーで買ったハーブ漬け豚肉と魚缶(マスタード漬け)


▼明日はどこに行こうか?分厚いトポを見ながら悩み中。
emoji 時々 曇り・日差しemojiemoji

6時半、起床
ホテルのテラスに出て外を見たら小雨が降っていた。
シャワー浴びて、
7時半頃、食堂に行って朝ご飯。
宿泊代に込みの朝食は、スイスらしくテーブルにいろんな食べ物が用意されてて自分の好きなものを取るタイプ。ハムとチーズの種類が1種づつだけだったのが残念だけど、ジュースやフルーツ、ヨーグルト類は豊富だった。コーヒーマシーンが止まってて直し方が分からず、オーナーさんを呼んで直してもらった。
10時頃、出発の際に充電用のケーブルをどこにしまったかわからなくなりしばらく大騒動。

Grimsel峠(2,164m)へ向かう道は、途中分岐まで登山鉄道と交錯しながら登る風景が非常にユニーク。残雪も道路脇までそこら中に。電車が来て写真に撮ったら絵になるだろうな?って、途中の展望ポイントでトイレついでに少し待ったけど、いつ来るか分からない電車を待つことも出来ないので出発。
峠道をどんどん登ると霧がだんだん濃くなり周りも残雪だらけ、視界は真っ白。そして完全に雪の回廊に。2m以上?車より高い。
真っ白の視界の中で、突然、Grimsel峠の標識が目に飛び込んできた。外に出たけど寒いし何も見えないので、写真だけ撮って先へ。晴れてたら素晴らしい風景らしいのですが残念です。北側への下りは、途中から霧もはれて素晴らしい眺めだった。
Brienzへ入る少し前、周囲は岩場だらけ。クライミングエリアがありそうな感じ。
ブリエンツ湖の北側を走って、途中のパーキングで昼ご飯。

Interlakenで少し迷った。今回のナビは街に入ると細い路地がばかりを選んで迷路に入ってしまうことが頻発で要注意です。インターラーケンをやっとで抜けて、Grindelwaldへ。天気悪い平日なのに観光目的の車の行列。

そして、40年ぶりのグリンデルワルド!
街中央の、ツーリストインフォメーションとCoopが入ってる立体パーキングに要領よく入ることが出来て、そこから歩いて散策。雨も止んで曇り時々晴れでラッキー。
眺めは・・・ヴェッターホルンは見えるけど、アイガーは左下半分しか見えない。メンヒやユングフラウはもちろん全く見えない。でもアイガーの一部だけでも見えたのは上出来か?この気象の中で。

グリンデルワルドは私はあまり思い入れは無くて。
ヴェッターホルンの眺めは確かに雄大だけど、角度上アイガーは斜めだし、メンヒやユングフラウも眺めイマイチ。これらを眺めるならクライネ・シャイデックまで上がるか、インターラーケンに降りて高台から眺めるか?
ツェルマットやシャモニーに比べてどうしても足が向きにくいんですよね~。なので44年ぶりになってしまった。

40年前、自転車で来たときは街はもっとずっと小さくて、道沿いに何気なくインフォメーションがあって、前に駐めてぷらっと入ったら日本人女性が常駐しててびっくり。私は日本から来たばかりで分からない・困ったことがいっぱいあって、いろいろ日本語で教わることが出来て助かったっけか・・・。その頃の街の素朴なイメージはもう全く無いなぁ。。。

Coopで買い出して出発。
車を行き止まりまで走らせて、ヴェッターホルンを少し眺めて引き返し。次はLauterbrunnen(ラウターブルンネン)へ。また雨が降ってきた。有名な滝を車内から眺めて、インターラーケンに下りて、トゥーン湖の南を回り込んで、次はカンデルシュテークへ。こんな感じだったけ?44年前の記憶って全然ないんだな・・・って。

18時過ぎ、Kanderstegを出発。
ここからは、ドイツ・フランケンユーラをひたすら目指す移動の再開です。
短かったけど、盛りだくさんの観光でした。

ThunからBernの郊外、Oltenを通ってBaselへ。バーゼルの手前でまたナビが迷走して時間ロス。22時半頃、やっと国境を抜けてドイツへ入った。やっと高速道路に乗れる!!
スイスの高速代は年間料金でフロントガラスにシールを貼るタイプ。年間料金そのものはさほど高くはないんだけど、たった数日のために払うのは癪だし、リース車にシールを残して返却も癪だし・・・で、一般道で通したのですが、スイスの道は高速道路を使うのが前提の作りになってるので、非常にたいへんだった。

23時過ぎ、高速道路のパーキングのベンチで夜ご飯。
食事途中でまた雨が降り出した。
慌てて片付けて、傘さしながら食べ終わって・・・
そしてそのまま車中泊でした。

原寸写真(多数)はこちらでどうぞ(ヤマップ)

グリンデルワルドへドライブ、そしてドイツへ / さぶろうさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
▼真っ白の視界の中で、突然、Grimsel峠の標識が目に飛び込んできた。車を停めて記念写真。


Grimsel峠から少し下ったら霧が晴れて、すごい絶景が・・・。


▼アイガー北壁は右上半分が終日雲の中。


Lauterbrunnenの街と、有名な大滝。


▼やっと国境を抜けて、ドイツ・アウトバーンのパーキングで、遅い夜ご飯でした。
今回の3ヶ月のクライミングツアー。
合間の楽しみの観光は北欧に行くつもりだったのですが、契約した新車リースの保険がノルウェイは非対象国だと判明してガッカリ(契約始めた昨年末時点では対象だったのに!)。オクサンに「代替で観光はどこに行きたい?」って聞いたら「マッターホルンを見てみたい」って。

私はツェルマット(Zermatt)に過去3回行ってますが、最初2回は40年前の夏と冬、最後の1回は30年前の春。確かに30年ぶりに行ってみてもいいかな?お金はかかるけど・・・emojiって。

でも今年の中央ヨーロッパは異常気象。
スペインにいるときもずっと天気予報とウェブカメラを監視してたのですが雨予報と悪天候(カメラ)ばかり。
今回のドイツへの移動中では前後1週間で今日が唯一の晴れ予報なので、この日に合うように調整をして・・・・突撃!!!

で、オクサンに晴れのアルプスとマッターホルンをお見せすることが出来ましたemoji

10時少し前にゴルナーグラートに着いて、14時近くまで素晴らしい眺めを見ながらウロウロ。素晴らしい時間でした。

それにしても、ゴルナーグラートはこの時期なのに雪に囲まれて、逆さマッターホルンの池も雪で埋まってるし。30年前に来たときは少し早い6月上旬だったけど、残雪ほとんど無しで短パンTシャツで歩いて、ハイキングコース上の池ではみんなで泳いだくらいだったのに。びっくりです。

ミッション成功でオクサンも大満足、良かったです!

明日は雨予報。
グリンデルワルト、シュライネバッサフォールなどをドライブしながらドイツへ向かいます。

※今晩から帰国まで(たぶん)ネット環境なしになりそう。明日からはドイツですが、活動記録アップは月末以降になりそうです。

原寸写真(多数)はこちらでどうぞ(ヤマップ)

マッターホルンに会いたくて / さぶろうさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
▼居合わせた日本人グループに撮っていただきました。


▼絶景でした。
スペイン・カタルーニャからドイツ・フランケンユーラへの移動途中です。
せっかくだからついでにスイス観光しよう?ってことで昨日にマルティーニに来たけど、やっぱり天気イマイチで何だかさえない。
今日は9時頃にやっと起きれて(ロングドライブの疲れが堪える年齢になりました)、外を見るとやっぱり雲ばかり。

とりあえず支度して、Sion(シオン)でも観光するか?行けるとこまでドライブしようか?って何となくVisp方面へ進んでみたら、気づいたらSionは通過してしまい、じゃぁ、ってGoppenstein(ゴッペンシュタイン)へカートレインの終電・始発の確認をしに・・・。で、いまさら気付いたのですが、Goppensteinの先もまだ道は続いていて、山の奥へ行けたんですね~。学生の頃からの怪しい記憶ではここが行き止まりだったのにemoji

そんなわけで、車を先に先にと進めてドライブしたら終点がFafleralp(ファフラーアルプ)emoji
「眺めいいな~」って絶景を堪能。
案内板を見たら「ハイキングコースもあるじゃん!」って初めて知った。歩いている人も見える。
「じゃあ、チョットだけ、そこに見える高台まで行ってみよう!」って歩き始めたのですが・・・、私達のいる周囲だけ雲も切れて青空が広がって眺めサイコー。歩きがとても心地よく、「もうちょっと!あの樹林の先まで」「もうチョット!あの大岩のとこまで」「もうチョット!あの小さなコルまで」って・・・結局3時間ちょっとのハイキングになりました。

いつも行き当たりばったりのイイカゲンな我が家ですemoji
歩き始めは12時半、駐車場戻りが15時40分でした。

車で谷を降り始めたら、周囲の峰々はまた雲に覆われて・・・ほんとラッキー!いかにもスイスらしい絶景を眺めながらハイキングできて最高の1日でした。

▼写真・詳細はこちらのリンクでどうぞ(ヤマップ)

スイスでハイキング! Fafleralp(ファフラーアルプ) / さぶろうさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

▼途中の絶景ポイントで休憩。持参したビールで乾杯~emoji


▼ここだけ青空に恵まれてラッキー。


▼池を背景に。もうしばらく下ると駐車場。
曇りemoji

6時に起きて準備。
なんだかんだで走り出しは7時頃。

リヨンの手前からグルノーブル、アヌシーを通ってシャモニーへ。途中、何度かパラパラ雨が。
天気良ければ壮大な山容を眺められるはずが、残念ながら雲の隙間に一瞬モン・ブランの雪稜が見えただけ。
そのまま谷を進んでスイスに入ってフォルクラ峠を越えてマルティーニへ。
13時頃、マルティーニの少し先で、道沿いにお値頃な宿の看板を見つけて、今日はそこで宿泊決定でした。

風が強くて冷たい。
晩ご飯は宿泊先のレストランで、ステーキの定食。
パン、サラダ、牛ステーキ、デザートのセットで24スイスフランでした。

▼朝のパーキングエリア、朝日が眩しい。


▼シャモニー手前のパーキングの展望台で。晴れたらモンブランが正面に見えるのですが、残念ながら雲の中。今年の中央ヨーロッパはずっと天気悪いです。


▼20年ぐらい前に車中泊で使ったことがあるパーキング(有料です)。まだ健在でした。


▼フォルクラ峠。学生の頃から何度も通った思い出深い峠です。


▼フォルクラ峠を下る途中からマルティーニの眺め。


▼国道を走っていて目についた宿で宿泊決定。プロヴァンス風の「Gite(ジト)」でその名も「シーガル」。前にはラベンダーも植えてあって、建物の色調もプロヴァンサルでした。
曇りemoji

6時に起きて片付け開始。
寒い!なんと15℃。
また涼しくなって岩場コンディションが最高なのに移動って・・・なんだか残念ですが、仕方ない。

車への積み込みが意外に難航。
思ったより量が多いのと、昨日の段階で準備できなかったテントが・・・
埃だらけ、裏は泥だらけで、拭いたり乾かしたり掃いたりで、メチャクチャ時間がかかって、出発準備が概ね終わったのが8時半。それからシャワー浴びたりして・・・。
9時過ぎ、受付の兄さんに挨拶して出発。

観光は結局スイスに決めたのですが、やはり天気予報は良くないので真っ直ぐ向かうのも何だかな?ってことでアンドラ方面へ。オリアナの岩場を遠めに眺めたり(数年前の山火事ですっかり見渡しが良くなった?)、トレスポンスの岩場を眺めて昼ご飯したり・・・そしてピレネーを越えてフランスへ。峠は濃霧で真近に寄らないと標識も見えないほど。フランスへの下りではしばらく雨も。少しは車のホコリが落ちたかな?さらにモン・ルイ、ヴィルフランシュ=ド=コンフランを通ってペルピニャンへ向かって、そこから高速に乗って東へ。

リヨンの少し手前、モンテリマール辺りで20時になってサービスエリアへ。
良い感じでトイレ・テーブルが整備された車中泊に絶好のスペースが用意されていて、ここで寝ることに決定。静かで良い場所でした。

▼キャンプ場でお世話になった管理人のお兄さんと。


▼トレスポンスの駐車場で、岩場を見ながら昼ご飯。


▼アンドラからピレネーの峠越えの途中、展望台で。


▼峠は濃霧で視界ゼロ。晴れれば絶景を見れる場所なんだけどね。


▼高速のサービスエリアで、こんな憩いの場所があちこち用意されていて、今日はここで晩ご飯を食べて、そのまま車中泊です。
曇り、時々小雨emojiemoji

夜中、しばらく雨がバラバラと。
8時半頃起きてPC作業。
空はドンヨリで時々小雨。
気温がだいぶ下がって肌寒いくらい。久しぶりにトレーナーを着た。

10時頃、朝ご飯。
久しぶりにインスタントラーメン。
温まった。。。

11時頃、レセプションへ。
長かった滞在費を支払いに・・・。
ここの料金は18ユーロ(大人2人・車・テント)。61日間なので単純計算だと1,098ユーロ(1ユーロ・175円換算で192,150円)になるけど、なんと長期滞在割引があって1ヶ月上限が250ユーロなので、500ユーロ(87,500円)の請求だった。1日当りたったの8.2ユーロ(1435円)!
そればかりか、お湯はふんだんに出て快適だし、料理はお湯から始められるので燃料代があまりかからない。トイレは紙が備え付けでロールペーパーがあまり減らないし、いろんな生活コストも安くついて良い事づくめ。スタッフはみんな親切だし、素晴らしいキャンプ場でした。みなさん長い間ありがとう。

昼過ぎまでレセプション横のWi-Fi コーナーでブログをアップしたり、いろんな作業。

午後は、テントの整理と片付け。
もう可能な物品は車に積み込んで、テント内で整理用に使ってた段ボール類や、移動にあたっての不要物を大量にゴミ捨て場に持っていったり・・・。明日はなるべく早く出発できるように事前準備です。

15時頃、一息ついて、
テント前にテーブルと椅子を出してビールとポテチ。
急に晴れて暑くなった。

夕方またレセプション横でPC作業。
当分ネット環境に入れない可能性があって、次にPCをネットに繋げるのは帰国後かもしれない。それに備えていろんな準備を思いつく範囲で。電源がサニタリーでしか借りられないので、バッテリが切れては充電しに戻って・・・って面倒です。

晩ご飯は20時過ぎ。
今日はシャンピニオンソースのパスタ(自作)です。

明日早朝からテントを畳んで、カタルーニャとお別れです。
楽しかったなぁ・・・
寂しいなぁ・・・きっとまた来よう!!

▼Margalefトポ(2024年版)の表紙。収益は岩場整備に使われてます。それまでは開拓者の自腹だったそうです。だったらもっとお高く設定してもいいと思う程度のお値段。素晴らしい出来栄えです。


▼写真ベースで各エリア・ルートの説明がオンサイトの邪魔にならない範囲で丁寧に書いてある。開拓時からグレード変更されたルートもその理由が書いてあるし、Margalefの歴史的説明、開拓の実情なども。私が知ってる範囲で最高クラスの出来栄えのトポ。見ていて登攀意欲が湧いてきます。お世話になりました。


▼明日早朝の出発予定なので、今日は片付けと可能な範囲で車への積み込みを行います。


▼一息ついたのでオクサンと乾杯emoji 私はビールだけどオクサンはコーラ。


▼楽しかったなぁ・・・きっとまた来よう!!
黄砂?で薄曇りemojiemoji

昨夜は静かで爆睡できた。
久しぶりに眠れた気分。

6時半に目が覚めて、トイレでテントの外に出たら、空がすごくヘン。
薄曇りみたいだけど雲ではない。黄色くて、よく見ると所々で薄く青空が透けている。特に南側のモンサン方面が黄色くて、昨日の午後も思ってたんだけど、やっぱりこれは黄砂ですね。サハラ砂漠から飛んでくることを聞いたことはあったけど。。。

9時頃、朝ご飯。
食後、いろいろ準備して
10時頃、レセプション横に行ってメールチェックとネットをしばらく。
で、ふっと画面をよく見たら、ちょっとの間だったのに画面に埃が黄色くびっしり乗っていた。やっぱり黄砂なんですね、ヤバいなぁ、きっと埃をだいぶ吸い込んでるんだろうな。日本みたいにマスクをした方がいいレベルなんだけど、こっちの人はみんなマスクをしていない。
10時半過ぎ、キャンプ場を出発。

今日は私の日。
そして、長かったカタルーニャでのクライミング最終日。明日はのんびりと片付け・準備をして明後日早朝の出発に備える予定です。
最後は何をやろうか悩んだのですが・・・諦めていた8aや8a+を最後に1日攻めてみるか?気になっている7bをオンサイトトライするか?お蔵入りしたルートをもう少しやってみるか?
だけど、1つだけずっと引っ掛かってた7cがあって・・・今回マルガレフに来て早々にオンサイト狙いで1回だけ取り付いて、結果は論外だったけど、「これならいつでもRP出来るからいいや」ってずっと放置していたルート。テクニカルな垂直・やや前傾壁から怖いトラバース、最後は豪快にルーフを左上して越えていく25mのルートで内容的に決して悪くない。最後にコレを気持ちよくレッドポイントしてマルガレフ終了にしようか!てコトで、今日は「Can dit Xic」エリアに決定でした。

11時過ぎ、駐車場。
土曜日だけど流石に車は少なめ、谷の入口から堰堤下まで10台弱。外国ナンバーは1台もいない。まだ時間が早いのでこれから来るのかもしれないけど。

12時少し前、取り付きの下に荷物を広げた。
暑い!
まだ日が少し当たってるのもあるけど、日陰にいても暑い。大気中の砂が蓄熱作用してるみたいで、空気自体が発熱している暑さ、通常の暑さとはちょっと性質が違うのです。ふつうスペインや南仏の夏は乾燥しているので、日向は焦げるくらい暑くても日陰に入るとヒンヤリするものなのに、今日は空気自体が暑くてサウナみたい。
天気予報では今日が暑さのピークで来週はまた22℃~25℃の快適な気温になるようなのですが、最終日がいちばん辛い気候に当たっちゃったなぁemojiでもこれ以上ここにいるとフランケンユーラに行けなくなっちゃうしemoji仕方ない。
暑くて辛いので、うだうだと寝転びながらだらしなく準備を・・・
そして登ったのは・・・

El Fatolodromo  7c

1回目は13時過ぎ。無理はせずにアップがてら各ボルトでテンションして、念入りにムーブ作り・ホールド確認。ハング越えの核心以外は完全にムーブを忘れてたのですが・・・そこまで1本指ムーブが何度も出てくる。パキった左手中指を使うのも。ギリギリ堪えられる範囲でムーブを作れたけど正直少しヤバ目。しかもヤバ目のムーブが出るときはいっつもボルトが足下50cmくらい。そしてトラバースもおっかない、かなり。なんで1回しかやらなかったのか理由をなんとなく思い出した。核心のハング越えも記憶以上に厳しくて(これはきっと暑さのせい)、今日中にレッドポイント出来るか不安になってきた
2回目は15時半。ホンの少し風も出て、今がチャンスかな?って。垂壁は順調に、トラバースの始まりで手順を失念してちょっとヤバかったけど何とか修正して、ルーフ越えはもう気合全力で、最後ちょっと際どかったけどギリギリで堪えてなんとかレッドポイントできました。ライン上、回収も面倒で、途中結び替えなどもあって、登り始めから降りてくるまで1時間くらいかかった。もう汗びっしょり。ビレイのオクサンもご苦労さまです。

17時、撤収。
まだ早い時間だけど、手を見ると暑い中で登ったせいで皮がボロボロになって真っ赤。気分良くレッドポイントも出来たので終了に決めました。楽しかったです。
駐車場に戻り途中や、車に着いて片付け中に、あちこちからクライマー達が降りてきた。みんなやっぱり暑くて諦めたのね。もう夕方なのに全然気温が下がんないし。。。

18時過ぎ、キャンプ場戻り。
「こんな日は冷たいビール飲みたいね~」ってことで、オクサンとBarに飲みに行っちゃいました。冷えたビール1杯2.2ユーロ。テラスで谷の眺めを見ながら2杯づつ飲んじゃいました。

20時半過ぎ、晩ご飯。
風も無いので、テントの外にテーブル・椅子を出して。
22時過ぎまでワイン・コーヒーなど飲んで、今回の楽しかった思い出話などをオクサンと・・・。
よいクライミング最終日でした。。。

▼岩場が暑くて登れないのでまたロープを切ったり、いろいろメンテナンス。


El Fatolodromo(7c)1回目トライはヌンチャク掛けとムーブ作り。2ヶ月ぶりで核心以外は全然憶えていなかった。下部の垂壁が意外に悪くてピン遠めで怖い。


▼ハング下へのトラバースも手足ツンツンでボルト遠いしプレッシャーがきつい。


▼ハングを左上して越えていくが、パワフルで記憶以上に難しい f^_^;


El Fatolodromo(7c)2回目、ルーフ下へのトラバース中。神経をすり減らす繊細なパートが終わって、あとは気合全力でルーフを越えるだけ!


El Fatolodromo(7c)ギリギリだったけど、レッドポイント出来ました!嬉しい!!


▼暑いし早く終了したので、キャンプ場のバルで冷えたビールで乾杯!emoji


▼バルのテラスからの谷の眺めは上々です。2杯づつ飲んでしまったemoji


▼晩ご飯は外にテーブルを出して、簡単にベーコン丼で。減塩豆缶も美味しかった。
晴れemoji →黄砂?で薄曇りemoji

昨夜の暴風は凄かった。
テントは何度もグニャグニャにひしゃげて、常時バタバタはためいて凄い音だし、全然眠れない。
2日連続の睡眠不足です。
そして明け方に何事もなかったように風が止んで、不気味なぐらい静かになった。

頭がボーッとして起きられない。
9時近く、ようやく起きて、PC起動してボーッとしながら日記書き。昨夜も暖かくて短パンTシャツでシュラフもはだけて寝てたんだけど、日記書きながら時計を見たら、もう26℃だった。日中の猛暑確定ですね。

10時過ぎ、朝ご飯。
朝食後、テントの前室を大掃除。2日間の風で砂埃が大量に入ってしまって、テーブルや椅子を外に出してホウキでせっせと・・・。
レセプション横でのんびりネットして出発したのは12時頃になった。

今日はオクサンの日。
Baobab」エリアに初めて行ってみた。って言っても、このエリアはマルガレフ村からエルミタ谷に入って最初の道端岩なので、数え切れないくらい目の前を通過してるんだけどね。。。

12時半、「Baobab」エリアの前に着いて、さっそく車からすぐ上(徒歩1分以内)の岩を見に行ったらなかなか良い感じ。意外に岩は大きいし取り付きも快適。だけどまだ日が当たってるので、「まだ早いから近くの岩も偵察に行こうか?」ってことで車に戻って少し先までドライブ、「Ca l'Arna」エリアへ。こちらは駐車場から徒歩2分。やはりまだ日は当たってるし、ざっとルートを確認して、どちらも初めてなら「Baobab」の方が良いね、って引き返し。

13時頃、改めて「Baobab」エリアで、取り付きに荷物を広げた。
岩にまだ日が当たってるのもあるけど、とても暑い! 空は晴れのはずなんだけど薄曇りのような?黄砂みたいな薄黄色の空で熱気が空全体にこもってしまってるような感じ。2日間のすごい強風でサハラ砂漠から砂と熱気が大量に押し寄せてきたか? 岩が陰った後も、だいぶ涼しくはなったけど、時々熱気が入ってきたり。 そして寝不足がつらい。取り付きで何度か昼寝を試すも暑さのせいか眠れない。
登り始めは14時半、ボーッとした頭で登ったのは・・・

Casimiro  5+
Rastamana  6a
Pain au chocolat  6a+

Casimiro(5+)Rastamana(6a)は、スタートと終了点が同じルートで続けて登った。付けられたグレードは違うけど、私には両方とも同じか、むしろRastamana(6a)の方が易しいように感じた。
Pain au chocolat(6a+)は出だしボルト3本までの凝縮グレードで結構厳しいムーブだった。そこから上は見事なガバばかりの快適ムーブ。
オクサンは、Casimiro(5+)Rastamana(6a)をフラッシュして、Pain au chocolat(6a+)はトップロープだけどムーブが出来ていた。

17時半、撤収。
車の前でゆっくり片付け。
帰りがてら、堰堤の谷へ状況確認に行ってみた。キャンプサイトには2台、途中の道からは登ってるクライマーが2組見えた。

18時半、キャンプ場戻り
週末なのでキャンパーが増えている。
時間があるので少し手間かけて料理を・・・今日はベーコン・シャンピニオンを使ってトマトソースでプロヴァンス風パスタを作ってみた。自分で作ると減塩・減オイル出来るのが良い。塩気はベーコンと振りかけた粉チーズのみだけど美味しかった。

夕暮れの22時過ぎ、キャンプ場内を久しぶりに散歩してみた。豪華バンガローの住人達も週末なので来ていて、そんな方たちの週末風景を、挨拶しながら覗き見でした

▼すごい強風が終わって、埃だらけになったテントの前室を大掃除。


▼Baobabエリアでまずは昼寝。寝不足と暑さで頭が朦朧・・・。


Casimiro(5+)をフラッシュするオクサン。


Rastamana(6a)をフラッシュするオクサン。


Pain au chocolat(6a+)を登る私、下部が核心で意外に難しいです。


Pain au chocolat(6a+)をトライするオクサン。ムーブは出来ていたので次回のツアーの楽しみになりましたね。


▼晩ご飯は、プロヴァンサルトマトソースのパスタ、ソース手作り。美味しかった。


▼食後にキャンプ場を散歩。週末なので豪華キャラバンやコテージの住人が来ていて彼らの生活を覗き見・・・。
晴れemoji

昨夜は暑かった。深夜で23℃。
そして風が深夜から出始めて暴風に。テントがバタバタ激しくはためいてひしゃげて、うるさくてほとんど眠れなかった。朝にはキャンプ場の風は止んだが、遠くで風のすごい音がビュービュー鳴り響いているので風向きが変わった感じ?

8時半起床。
風のおかげか、涼しくて気持ち良い。
コーヒー飲みながらPCで日記書きしたり・・・
暑くなってきた。
10時半、朝ご飯。
レセプション横でブログの更新して・・・

昼過ぎ、レウスへ買い出しに。
ここでの買い物も今日で最後。4日分の食材と、スペインでしか買えないものを買い足したり、数日間の移動のための行動食や飲み物・水などなど。

17時過ぎ、キャンプ場戻り
風が強くなっている。
テントの前室は強風のせいで埃だらけに。
オクサンがせっせと片付けて、その後、テント内でビールとポテチ。

20時過ぎ、夜ご飯。
前回失敗したサラダパスタ、今回はバッチリ出来た。
ポイントはトマト選びと混ぜる手順でした。今回のトマトは香り高くホント美味しい。売り場で買う時にトマトの品種が多すぎて正直わからなくて、長年「枝付きを買えばOK」ってのが定石だったのですが、最近はそれじゃダメみたい。前回はそれで失敗した。

深夜、風がさらに強く、すごい暴風。
眠れるかな?

▼晩ご飯はサラダパスタ、今回は大成功。美味しかった!!
晴れemoji

8時半起床。
ここしばらくずっと晴れで曇りや雨の気配が全然ないのがすごい。
身体がバキバキに疲れているので甘めのコーヒー飲んで、PCで日記書きしたり。
朝ご飯は10時半過ぎ。
食後はPC充電がてら、サニタリーで電源を拝借していろいろ作業。
12時前、レセプション横にPCを持っていってブログの更新、知人へのメッセンジャー送信、リース車返却のためのセンターへの予約メール送信などなど。。。

13時半時過ぎ、キャンプ場出発
今日はモンサンハイキング、高台からエルミタ(Sant Bartomeu礼拝堂)を目指すコース。
高台の駐車場に着いて準備をしていたら、なんと水がない!キャンプ場に忘れて来てしまった。
やむなくいったんキャンプ場に引き返して出直し。30分くらいのロスになった。

14時過ぎ、再び高台の駐車場。
着いてすぐ歩き始め。

Sant Bartomeu礼拝堂は、巨岩の谷間のオアシスのような場所に佇む素敵な礼拝堂で、背景の奇岩と合わせて、この地域のパンフレットやガイドによく写真が掲載されています。
今回の出発地点からは高低差300m・歩行距離5Km・往復2時間程度。週末には家族で賑わう、まさしく前回とは違った正真正銘のハイキングemoji

私達がいるUlldemolins(ウルデモリン)村には大きな旧教会もあって、この村を起点に山地に点在するエルミタをいろいろ散策できますが、Sant Bartomeu礼拝堂はマルガレフ方面へ谷を進んだ最奥にあって、村から行く場合、車でボコボコの未舗装路をギリギリまで進んで停めて、そこから徒歩往復3時間くらい。このコースは終始谷底を歩くので高低差が少なく、次々に現れる奇岩を眺めながらで面白いのですが、12年前に歩いたことがあるので今回のコース選択となりました。

ハイキング中はずっと猛暑で汗だく。
着いた礼拝堂の木陰はとても涼しくて、まさしくオアシスだった。老夫婦が1組、木陰で昼寝?していた。彼らは村方面から歩いてきた感じですね。上には私達の車しかないので。

しばらく休んだあと、登り返しもまた汗だくになって・・・
高台の駐車場に着いたあとは、少し岩を下りて谷を見渡せる岩棚に腰掛けてビールで乾杯!
シャツの汗が乾くまで休憩でした。
そして、ふっと右下の岩を見たら終了点が光っていた。よく見ると途中にもボルトが打ってあって、クライミングエリアだったのね。でも取り付きへの下降路が見つからず。ブッシュに覆われていた。忘れられたエリアか?

17過ぎ、高台の駐車場を出発
ウルデモリンに寄ってワイン(2Lの地元産テーブルワイン・5ユーロ)と、暑いのでアイスを買って通りの石椅子に座って食べた。

18時少し前にキャンプ場。
すぐシャワーを浴びてスッキリして・・・
またレセプション横でPC作業。

晩ご飯は20時過ぎでした。

※ハイキングの詳細写真はこちら(↓)でどうぞ(ヤマップ)

Monsant(モンサン)ハイキング、カタルーニャ(スペイン)にて。 / さぶろうさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ


▼水を忘れてキャンプ場から車で2往復になっちゃったけど、出発!です。


▼眺めの良い、よく整備された道で、左奥に見える狭い谷間を目指して降りて行きます。


▼Sant Bartomeu礼拝堂に着きました。残念ながら中には入れない。


▼Sant Bartomeu礼拝堂の背景には凄い前傾壁とルーフが・・・


▼帰り道、谷間を見下ろす岩棚で。


▼丸々と太ったアーモンドの実。収穫が待ち遠しいですね。


▼駐車場下の岩棚に座って乾杯~! 汗だくでシートに座れないし、Tシャツが乾いて酔も覚めるまで眺めを楽しみながら休憩です。
晴れemoji

8時少し前、起床。
起きたときは若干雲emojiだったけど、すぐ快晴になった。
まずPCで日記書きしたり・・・
9時半頃、朝ご飯。
11時頃、レセプション横でネットしてキャンプ場出発。

今日はサンタ・アナ(Santa Ana)へ。
Santa Anaは、おとといドライブしたNoguera渓谷より台地を一つ隔てた西の渓谷地帯で、厳密にはカタルーニャの洲境を数百メートル越えてアラゴン州に位置するのですが、Lleidaから近いので通常、カタルーニャの岩場として扱われています。
ここは2012年にだいぶ通った岩場なのですが、久しぶりに風景を見たくて、ドライブ兼ねて約120kmの遠出です。
一昨日と同じコースでLleidaを東から回り込んで、一昨日行ったBalaguer方面と分かれてさらに50kmくらい。広大な平原の耕作地帯を走って(途中左に空港を眺めて)・・・カタルーニャ北西端の街・Alfarrasを過ぎるとすぐアラゴン州の標識が出て、荒涼とした風景に変わります。ホタテ貝マークの「サンチャゴ巡礼路」標識も立っていて、改めてスペインに来たことを実感する瞬間。カタルーニャはやっぱりスペインとは言い難い?ほんの少し違う。

12時半過ぎ、Santa Anaの、「Escaleras al Cielo」エリアに到着。
ここは私が12年前に登ったSessio de Rabia(8a/+)がある小ケイブで、その形状から我が家はプチ・オルゴンって呼んでるのですが、クライマーはいなかった。車は1台あるけど、川でフライ・フィッシングしている2人組のものらしい。岩にはヌンチャクが・・・8cのラインをやっている人がいるらしい。
また車で少し走ってダムの下まで。道はここで行き止まり。途中の廃トンネルでフリーキャンプをしているクライマーらしき?車がいた。Uターンして「Escaleras al Cielo」エリアを見下ろす橋の手前の広場に駐車。対岸が今日のお目当ての「El Sendero」エリアです。徒歩2分の距離だけど、ゆっくり支度して、橋の上で写真を撮ったり、エリアの各ルートを見ながら歩いて・・・13時半、岩の下に荷物をおろした。

暑い!
東向きなので岩が陰る時間は早いのですが、Santa Anaの岩場全体が平野に近い立地なので、日陰でもあまり涼しくならない。流石にもうこの時期のSanta Anaはないんだなぁ・・・って実感でした。
登り始めは14時半頃、登ったのは・・・

Tonal  5+
Fatal Personal  6a
Aluminosi  7b
Habemus Papa  7b

最初、Fatal Personal(6a)に取り付いたんだけど、間違えて途中からTonal(5+)に入ってしまい、下りた後、仕方ないのですぐTonal(5+)を下から登り直し。オクサンがTonal(5+)を登った後、改めてFatal Personal(6a)を正しく登り直した。Fatal Personal(6a)は中間部のランナウトのスラブがかなり悪くて冷汗かいた。上部はパワフルで面白いんだけどね~。オクサンはTonal(5+)Fatal Personal(6a)を登って終了でした。
Aluminosi(7b)は核心はパワフルなムーブで面白かったんだけど、狙うには暑すぎ。キーとなる左手の甘いピンチの感触が悪すぎて確率が低い。1回のみトライ。
Habemus Papa(7b)は上部核心だけど、右手はイガイガの浅い穴、左手はシカで固めたポケットの繰り返し。これもトライは1回のみで即回収でした。とにかく暑すぎる!

18時半、岩場撤収。
撤収までの間、私達がアップで登り始めた頃に2人ローカルが来て、あと、水遊びの家族達が何組か遊歩道歩きついでに見物していったりで意外に人の行き来があった。ローカル達は私達より早く撤収して帰っちゃった。
ダムと渓谷に西日が当たって景色がとても美しくて、しばらく眺めたり写真を撮ったり・・・。車に戻ってもゆっくり支度で、車を走らせたのは19時ちょっと前だった。

帰りはLleidaの西を回るコースを選択。
Flix方面への道を走って、Montsantの西端から風車群の下を走って帰るコース。古い村を幾つか通り抜けて面白かったんだけど、途中路面がボコボコに汚い区間が長くあって走りにくかった。

20時半、キャンプ場戻り。
久しぶりに日没後の晩ご飯だった。

▼「El Sendero」エリアに行く途中の橋から。下に見える岩がプチオルゴンで小ケイブになっています。


Tonal(5+)をフラッシュで登るオクサン。


Fatal Personal(6a)をトライするオクサン。上部はパワフルで楽しい。


Aluminosi(7b)をトライする私。パワームーブで面白いんだけど、狙うには暑すぎで核心左手の甘いピンチをしっかり保持できない。
 

Habemus Papa(7b)をトライする私。上部核心は右手はイガイガの浅い穴、左手はシカで固めたポケットの保持を繰り返す風変わりなクライミング。


▼渓谷に西日が当たって美しい。貯水池のダムも荘厳な雰囲気。


▼駐車場から見渡す「El Sendero」エリア。


▼遅い晩ご飯。パスタ、焼きソーセージ、ズッキーニのソテー、生野菜
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木村 三郎
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男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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