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プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
※4日分の日記です。。。

◆6/3(火曜日)
朝から雨。昼近くになって止んだのでAutoireへ行ってみた。が、岩場に着いてアップが終わった頃にまた雨が降り出し、夕方まで降ったり止んだり・・・。
湿気全開でじつにつまらないクライミングだった。風邪で痛めた気管支もなかなか直らず喘息気味だし、ちょっと凹み気味。なんだかな・・・。

◆6/4(水曜日)
朝起きて空を見上げると、青空が多く期待出来そうな天気。ならば・・・と、今日はクライミングはせず観光へ。。。先日、目的地が土砂降りのため断念した『お城巡り』をリトライです。
私達がテントを構えている街から100KMくらい西になる目的地はやはり大西洋の影響が大きいようで、こちらが晴れていても行ってみないと天気はわからない。
で、行ってみると、今回は雲は多いが晴れ間もあり、まあまあの天気だった。雲が多いので写真はイマイチだが、あまり多くのことは望めそうにないので仕方ない。。。
途中で写真を撮りながら目指したのはベナック城とカステルノー城。ドルドーニュ川を挟んで対峙する、この二つのお城は色々な意味で対照的だ。
百年戦争の際はベナック城はフランス側、カステルノー城はイギリス側だったし、現在においてはベナック城は中世のお城の再現を重視しているが、カステルノー城は中世の戦争の解説と、当時の武器・武具の解説を重視した博物館だ。
ベナック城は、かなり忠実に『中世の城塞』を再現していて面白く、『ジャンヌ・ダルク』などの映画のロケに使われたのも納得ゆくが、城内には解説がほとんど無いので、かなりの予備知識がないと『何故このような再現になっているのか』が楽しめないかもしれない。
カステルノー城は逆に、入場パンフ以外にも各所に解説板やビデオが設置されていて明快だ。特に各種の弩(おおゆみ:arbalete)と投石機のコレクションと、その解説ビデオは充実していて面白い。投石機などは、実際に投石して城壁を壊す映像を流していて圧巻だった。
帰りは、いくつかの他のお城とビューポイントや、『フランスで最も美しい村』をチェックしながら20時頃にキャンプ場に戻った。

◆6/5(木曜日)
雲一つない快晴。晴れているが涼しくて湿度も非常に低い。やっと梅雨明け??
プロヴァンスでこんな気候になった時は4~5日は晴れが続くのだが、ここは南西・・・安心は出来ない。
昼過ぎまでキャンプ場でくつろいでAutoireへ。長雨で濡れているルートが多いだろうと思っていたが、意外にも前回激しく染み出していたルート含めて、だいたい乾いていた。たった一日晴れただけだが、予想外に乾きが早い岩場らしい。
岩場では久しぶりにローカルのグループに会えて、いろいろ教わりながら登って、とても楽しかった。久しぶりに沢山登ってクタクタ・・・。
私達は20時半に終了したが、彼等は色々なルートにトップロープを残したまま楽しそうに登っていた。22時過ぎの日没まで登るようだ・・・。
今日・明日にもプロヴァンスに移動しようかと考えていたのだが、今日のクライミングが楽しかったのでもう少し延ばそうかと検討開始・・・。

◆6/6(金曜日)
明け方から雨が降り出した。梅雨明けと思ったのは、やっぱり気のせいらしい。ガッカリ・・・。結局、今日の天気は一日通して、『降ったり晴れたり』のまるで梅雨のような天気だった。
今日はSaint-Gery(サン・ジェリー)へ行ってみた。Saint-Geryはロト周辺では最も大きい岩場。30m~40mの長いハードルートが多い。クライミングでロトワーズ(Lotois)と言えば、通常はこの岩場を連想するが、南向きの岩場なので、この時期に登るには日当たりが良すぎるのでは?と思い、避けていた。
しかし、Autoireのローカルクライマーが『この時期は大丈夫、暑くはないよ』と勧めるので、偵察がてら行ってみた。
で、行ってみると、確かにこの時期も大丈夫な事を確認したが、しかし、自分の体が昨日の疲れでボロボロ・・・簡単なルートしか登れず。。。また次回の楽しみですね。
帰りは、サン・シル・ラポピーに立ち寄ったあと、セレ渓谷を通って帰ってきた。(セレ渓谷の奥にも岩場が沢山あって、開拓が進行中の様子・・・)

◆TKYさんへ。
仕事が忙しそうで大変ですね。
せっかくのToulouse出張もスケジュールがパツパツなのは残念ですね。でも、今年のフランス南西は天気が悪くて難しかったかも・・・。ローカルクライマーから聞いたのですが、今年はスペインを中心にヨーロッパ南西で天気が非常に悪い、異常気象だそうで。。。(>_<)
私達の車は、ユーロドライブとかTTカーと呼ばれる例のやつ(赤ナンバーのツーリスト用リース車)で、今回もルノーを手配しました。日本にはルノーとプジョーの代理店しかないんですね。たまにはシトロエンにも乗ってみたいのですが・・・。
毎回新車に乗る楽しみはあるのですが、毎回当たり外れも大きいですね・・・。今回のクリオ(日本ではルーテシアとして売られてます)は、最初から足元に送風が出来ないし、ワイパーとエアコンの動作も明らかにおかしいです。
ガレージに持って行けば直してくれるのですが、預けなければならなくて長距離移動が出来なくなるので、返却までそのままになりそうです。

◆写真(↓)はSaint-Geryの街と岩場。Saint-Geryの岩場は南向きなのですが、16時には取付含めて全て日影になります。ヨーロッパでよくある、日が最も高くなる5月~6月は日が高すぎて南面の前傾壁に陽が当たらなくなるパターンですね。



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木村 三郎
性別:
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職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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