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プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
昨夜、就寝前は暖房で暑かったが、夜中に激しく冷え始めて、途中で起きてダウンを着込んだ。

4:30 起床のつもりだったが、この小屋は朝が遅いらしい。
5:00 自炊用具を持って自炊部屋に行ってみたが電気も点かない。従業員さんも起きていない。激しく寒い。水タンクも凍っていて水が出ない。
6:00には出発するつもりだったのに・・・emoji

結局、準備が整ったのは7時に近い時間だった。
空は曇り、激しく寒い。
アイゼンをつけている間に指の感覚がなくなってしまった。
オクサンのワンタッチアイゼンは快適そう・・・私も買い換えるかな?
「天気が良くないので行けるところまでかなぁ?」って話しながら歩く。

▼さあ出発!でも天気が悪い!!行ける所までかなぁ?(6:59)


7:28 中山乗越。
7:35 行者小屋・地蔵尾根分岐
トイレ休憩して、ストックをしまってピッケルに変えて、7:55 地蔵尾根を登り始め。

▼行者小屋、地蔵尾根分岐。(7:58)


空は時々 うす青くなるものの回復気配なし。
傾斜が強くなるまでの歩きがピッケルではつらい。特に私は登攀用の50cmを使っているので、急傾斜にならないと雪面に届かない。汎用の60cmピッケルはオクサンが使っている。(やっぱりピッケルも1本買い足さないとダメかなぁ?)

▼急斜面で休憩。粉雪が舞う、激しく寒い。(8:42)


ようやく急傾斜になり・・・
半分埋まった鎖場が何回か出て・・・冬山らしい良い感じの登り。
高度感満点の楽しい雪稜になり・・・
風がどんどん強くなり・・・
稜線まで、もう少しですね・・・地蔵ノ頭が見えてきた。

▼地蔵尾根の終盤の登り。遥か右下に行者小屋が見える。(9:25)


9:29 地蔵ノ頭
風が強い。冷たくて頬に突き刺さる。
慌てて目出し帽を出してかぶる。

▼地蔵尾根の終わりで。晴れてきた! 背景は阿弥陀岳(2,805m)。(9:31)


▼地蔵ノ頭へ到着。お地蔵様とツーショット。(9:31)


地蔵ノ頭から赤岳山頂まではコースタイムで1時間程度だが・・・しかし!!
9:40 赤岳天望荘に着いて思わぬ状況に・・・
先行パーティが待機中で、「この先かなりヤバそうですよ」「山頂近くも風が激しく巻いていて行けなそうですよ」って意見が・・・。

でも、そうかなぁ・・・
たしかに最初の50m位は吹き溜まってトレースがないけど、右のクラストした雪面をトラバースすれば簡単に抜けられそうだし、試しに半分ぐらい歩いてみたけど、オクサンでもたぶん大丈夫と思うけど・・・、その先はトレースが見えるし・・・、風の強さも、この程度は冬の八ヶ岳では普通だろうし・・・、第一この先、危険箇所ってあったっけ??

30年前は普通に歩いてた記憶しかないのだが、冬壁をいろいろやってた頃の感覚なので、一般的な感覚とは違うのかもしれない。万が一、トラブルが起きたら「無謀な!」とか後で言われるのもすごく嫌だし・・・、オクサンも不安な顔をしているし。。。
ロープ・登攀具は持ってきてるので、なんなら出すか・・・。でもロープなんか出して登ったらかなり時間がかかってしまうな・・・もう10:15を回ったし。

▼赤岳天望荘。地吹雪がすごくて視界が白い。(10:12)


悩んだ結果、引き返すことにした。
明日は仕事も早番で、早く家に帰らなければならない。
突然の3連休で慌てて立てた計画だし、オクサンの雪上訓練には十分なったと思うし、ここまでで上出来か・・・。仕方ないね。。。

10:20 引き返す。

▼地蔵ノ頭。(10:23)


地蔵尾根の下りは、高度感満点で楽しい。これぞ冬山!!
急な雪壁は滑り降りながら、ガンガン下りる。
地蔵ノ頭から行者小屋まで30分程度。

▼急斜面を滑り降りるオクサン。(10:42)


行者小屋で一休み。
赤岳を見ると快晴になっている。最高の登山日和です。

赤岳鉱泉に戻って、デポした荷物を回収して下山準備をしていたら、赤岳天望荘でお会いした先行パーティも下りできた。「頂上に登ってきましたよ!」って。
話を聞くと、彼らは地蔵尾根を下る自信がなくて待機してたらしく、ガイドパーティ達が登った後を追っていったそうな・・・。
そんな話だったの~~???(だったら私が行ったのに)かなりガッカリ。

教訓:山では自分を信じなさい!

厳冬期らしい八ヶ岳はもう終わりだし、赤岳はまた来季の楽しみですね。。。
快晴の稜線を眩しく振り返りながら、12:45下山開始。

▼赤岳鉱泉のアイスキャンディー。(12:49)


帰りの林道が長く感じる。
北沢・南沢分岐から下は雪も概ね溶けている。
もう春の陽気ですね・・・。

オクサンはかなりお疲れ。
15:10 美濃戸口の駐車場に到着した。

▼駐車場に到着、雪はすっかり溶けている。お疲れなオクサン。(15:11)


そのまま帰るのは寂しいので、お約束の温泉へ。
もみの湯』へ行ってみた。
疲れているせいか、あまり長湯は出来ず。早めに上がって休憩室でストレッチ。

帰りの中央道は渋滞もなく、20:00 帰宅した。
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木村 三郎
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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