プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
今年の晩秋~冬は、思うところあって、クライミングをメインにする予定なのですが・・・その第一弾?幕開け?って感じで、今日はマルチピッチクライミングです。
子持山・獅子岩は、昨秋から「行きたいな」って思ってたのですが、トポが手に入らず躊躇していた。年末にそのことをビックロックで話したら、山岳会系の方からトポのコピーを頂くことが出来た。m(_ _)m
早速、春に行く予定だったのですが、色々と折り合いがつかず。秋もダメかな?って思ってたら、誘っていた山岳会(稜朋会)の先輩・杉浦さんから「30日に行こう」って催促があって、急遽決まった。
メンバーは、我が家と杉浦さん、ビックロック友達のケイスケさんも参加して2人・2パーティー、ちょうど良い。
**********************
我が家とケイスケさんは前夜発。
道の駅こもちで、ケイスケ号で車中泊。
**********************
6:00 杉浦さんと待ち合わせ。
早朝の上州は寒いです。
道の駅横のコンビニは改装中で営業してないので、少し戻ってセブンイレブンで買い出し+朝ごはん。
6:30 頃に子持神社を通過するが、3号橋の駐車ポイントがよくわからず。5号橋まで入ってみたが、堰堤工事の作業現場となっているので引き返し。
結局、子持神社の広い駐車場を利用することにした。だいぶ歩く距離が増えるが、それもまた良いでしょう。変な場所に停めて地元の迷惑になってもいけないし。。。
▼楽しい山行の始まりです!(7:05)
7:05 歩き始め。
いつもはオクサンと2人きりだが、4人いると色々会話が弾む。
メンバー誰も地図を持っていない(笑) 持っているのは岩場トポだけ。時々現れる観光案内板を見ながら「獅子岩はどこだ?」って岩場を目指す。
▼案内板を見ながら協議中。(7:51)
▼屏風岩への木道 (7:53)
屏風岩には有名な課題:エイトマンの7つの鍵(5.11+)があるので、取付きまで行って観察してみた。屏風岩のルートは「場所柄?登攀自粛中」って噂があって、その真偽がわからない。「獅子岩を登って時間が余ったらやってみようかな」とも思ってたのですが・・・。
しかし、どのルートもハンガーは撤去されずあるのものの、見る限り長い間クライマーが触った気配がない。色々な意味でやめたほうが良さそうと判断。
暗くて冷たい植林の急登を30分ぐらい?
岩場への分岐の標識「この先危険」に着いた。
8:33 取付きに到着。
快晴です!
岩場は南面なので風が入らなくて、日当たりも良くてポカポカ。
なんと遠く富士山も見える!!
上州の奥の、こんな場所からも富士山って見えるんですね、感激です。
のんびり準備を開始。
多めに持ってきた水など、余計なものはここにデポ。帰りに回収予定です。パーティ分けは、私+オクサン、杉浦さん+ケイスケさん2組。1番手は私でオールリード、2番手は杉浦さん・ケイスケさんがつるべで登ります。
9:15 登り始め
最近の若者の登攀時の合言葉?「クライム・オン!」て言って登り始めるのを忘れてしまった(笑)ザンネン。
登攀の詳細は以下・・・。
●1P目+2P目(通して登った)
グレード:5.7
ザックを背負ってのクライミングは久しぶり。出だしで体の動きも悪く、意外にこの2Pが一番苦しかったかも・・・。
●3P目
グレード:5.7
クライミングっぽい動きが多くて楽しかった。
●4P目
グレード:5.8
ここが核心ピッチらしいけど、とても快適。
ワタシ的にはここが一番カンタンに感じた。
●5P目+6P目(通して登った)
グレード:5.7
5P目は少しファインディングが悩ましい。右に別ルートのペツルのボルトが見えるが、ライン的には明確に不正解。目指す直上は古いRCCボルトのみでランナウト。まぁ簡単なスラブだから気にせず通せばいいだけです。
6P目は楽しいフェース。最後の乗っ越しは手順も楽しい。
●7P目
グレード:5.7
最後の抜け口・乗越部分が悪いですね。
正直、5.7という感じはあまりしなかった。体感5.10位か? 5.7は最後は乗っ越さないで右に逃げるのかな???
▼1P目を登る私 (9:15)
▼2P目の私。取付き横からケイスケさんが撮ってくれた。(9:22)
▼フォローするオクサンと、1P目を登るケイスケさん。(9:36)
▼2P目終了点の少し手前、ケイスケさん。(9:48)
▼4P目をフォローするオクサン(10:42)
▼4P目をフォローするオクサン(10:47)
▼赤城山がキレイ。4P目の終了点から(10:48)
▼4P目をリードするケイスケさん。(10:50)
▼4P目、終了点手前のオクサン(10:50)
▼4P目、終了点でビレイ中の私(10:51)
▼4P目をフォローする杉浦さん (11:13)
▼6P目をフォローするオクサン(11:31)
▼5P・6Pをリードする杉浦さん(11:37)
▼7P目を登る私。この上の最後の乗越が意外に悪い。(11:44)
▼7P目、最後の乗越のオクサン(11:55)
11:47 獅子岩・頂上到着(私)
6P目までは壁に風が吹き込まなくてポカポカのクライミングだったけど、7P目の途中から風がガンガン吹き込んで・・・頂上は強風でいたたまれない。慌ててダウンをザックから出して着込んだ。
オクサンは12:00到着
続いてケイスケさん、12:08着
最後の杉浦さん、12:15着
▼獅子岩頂上の私。(12:00)
所要2時間半~2時間45分くらいのクライミング。
とても楽しかった。
真っ青な空の下、どこまでも垂直の岩を登り続けていく・・・。
グレードは低いけど、ザック背負ってなら、今の私にはちょうど良いか・・・
長らく忘れていた感覚だった。
これが楽しくてクライミングしてたんだった。
マルチピッチクライミングはやっぱり楽しいですね~~。
登り終わって、みんなで握手して、片付けしながら歓談。
一休みして、頂上碑で記念撮影。
頂上は風がゴーゴー吹いていて寒い。
▼獅子岩・山頂碑の前で記念撮影。(12:39)
12:48 下り始め。
一般道を下ります。
鉄梯子を下りるとすぐ、獅子岩の標柱があった。
▼獅子岩の標柱で。右から忍び寄るケイスケさん (12:50)
13:05 獅子岩の取付きに着いて、デポを回収。
見上げると・・・私達が4~5Pを登っている頃に後続パーティが取り付いていたが、まだ登っている。5P目か? なかなか進まないようだ。
荷物を再度パッキングし直して、一般道に戻ったところで、登攀中に声援を頂いたハイカーさん(3人組)にお会いした。少しお話し。
彼らには先に行って頂いて、私達はせっかくの風景や、登った獅子岩を何度も振り返りながら、のんびり下山。
帰りは尾根沿いの展望コース。
途中にある、獅子岩展望ポイントから振り返る獅子岩の姿が素晴らしい。
後続パーティはまだ5P目?ルートを外して右のルートの終了点に着いてしまっている。戻れるかな?ちょっと心配。
▼獅子岩展望ポイントで、獅子岩全景(13:28)
▼獅子岩をバックに、記念撮影(13:29)
▼獅子岩、遠景。 (14:02)
この尾根コースは、ハイキング路として、とても面白い。
岩が多いヤセ尾根を歩くのだが、よくこんなルートが出来たな?って思う。
最後、間違えて屏風岩の展望台に上がってしまったが、戻って・・・
14:14 屏風岩
14:50 駐車場に着いた。
「楽しい」って噂の子持山・獅子岩マルチですが、楽しさは予想以上だった。
終日快晴で眺めも最高だったし、文句なし。
こんなルートが日本にたくさんあると良いんですけどね。。。
======
今回はケイスケ号なので私は運転なし。
助手席でビールを飲みながら、余韻に浸って帰宅でした。
6:07 自宅着
渋滞の中、ケイスケさん、運転ありがとうございます。m(_ _)m
子持山・獅子岩は、昨秋から「行きたいな」って思ってたのですが、トポが手に入らず躊躇していた。年末にそのことをビックロックで話したら、山岳会系の方からトポのコピーを頂くことが出来た。m(_ _)m
早速、春に行く予定だったのですが、色々と折り合いがつかず。秋もダメかな?って思ってたら、誘っていた山岳会(稜朋会)の先輩・杉浦さんから「30日に行こう」って催促があって、急遽決まった。
メンバーは、我が家と杉浦さん、ビックロック友達のケイスケさんも参加して2人・2パーティー、ちょうど良い。
**********************
我が家とケイスケさんは前夜発。
道の駅こもちで、ケイスケ号で車中泊。
**********************
6:00 杉浦さんと待ち合わせ。
早朝の上州は寒いです。
道の駅横のコンビニは改装中で営業してないので、少し戻ってセブンイレブンで買い出し+朝ごはん。
6:30 頃に子持神社を通過するが、3号橋の駐車ポイントがよくわからず。5号橋まで入ってみたが、堰堤工事の作業現場となっているので引き返し。
結局、子持神社の広い駐車場を利用することにした。だいぶ歩く距離が増えるが、それもまた良いでしょう。変な場所に停めて地元の迷惑になってもいけないし。。。
▼楽しい山行の始まりです!(7:05)
7:05 歩き始め。
いつもはオクサンと2人きりだが、4人いると色々会話が弾む。
メンバー誰も地図を持っていない(笑) 持っているのは岩場トポだけ。時々現れる観光案内板を見ながら「獅子岩はどこだ?」って岩場を目指す。
▼案内板を見ながら協議中。(7:51)
▼屏風岩への木道 (7:53)
屏風岩には有名な課題:エイトマンの7つの鍵(5.11+)があるので、取付きまで行って観察してみた。屏風岩のルートは「場所柄?登攀自粛中」って噂があって、その真偽がわからない。「獅子岩を登って時間が余ったらやってみようかな」とも思ってたのですが・・・。
しかし、どのルートもハンガーは撤去されずあるのものの、見る限り長い間クライマーが触った気配がない。色々な意味でやめたほうが良さそうと判断。
暗くて冷たい植林の急登を30分ぐらい?
岩場への分岐の標識「この先危険」に着いた。
8:33 取付きに到着。
快晴です!
岩場は南面なので風が入らなくて、日当たりも良くてポカポカ。
なんと遠く富士山も見える!!
上州の奥の、こんな場所からも富士山って見えるんですね、感激です。
のんびり準備を開始。
多めに持ってきた水など、余計なものはここにデポ。帰りに回収予定です。パーティ分けは、私+オクサン、杉浦さん+ケイスケさん2組。1番手は私でオールリード、2番手は杉浦さん・ケイスケさんがつるべで登ります。
9:15 登り始め
最近の若者の登攀時の合言葉?「クライム・オン!」て言って登り始めるのを忘れてしまった(笑)ザンネン。
登攀の詳細は以下・・・。
●1P目+2P目(通して登った)
グレード:5.7
ザックを背負ってのクライミングは久しぶり。出だしで体の動きも悪く、意外にこの2Pが一番苦しかったかも・・・。
●3P目
グレード:5.7
クライミングっぽい動きが多くて楽しかった。
●4P目
グレード:5.8
ここが核心ピッチらしいけど、とても快適。
ワタシ的にはここが一番カンタンに感じた。
●5P目+6P目(通して登った)
グレード:5.7
5P目は少しファインディングが悩ましい。右に別ルートのペツルのボルトが見えるが、ライン的には明確に不正解。目指す直上は古いRCCボルトのみでランナウト。まぁ簡単なスラブだから気にせず通せばいいだけです。
6P目は楽しいフェース。最後の乗っ越しは手順も楽しい。
●7P目
グレード:5.7
最後の抜け口・乗越部分が悪いですね。
正直、5.7という感じはあまりしなかった。体感5.10位か? 5.7は最後は乗っ越さないで右に逃げるのかな???
▼1P目を登る私 (9:15)
▼2P目の私。取付き横からケイスケさんが撮ってくれた。(9:22)
▼フォローするオクサンと、1P目を登るケイスケさん。(9:36)
▼2P目終了点の少し手前、ケイスケさん。(9:48)
▼4P目をフォローするオクサン(10:42)
▼4P目をフォローするオクサン(10:47)
▼赤城山がキレイ。4P目の終了点から(10:48)
▼4P目をリードするケイスケさん。(10:50)
▼4P目、終了点手前のオクサン(10:50)
▼4P目、終了点でビレイ中の私(10:51)
▼4P目をフォローする杉浦さん (11:13)
▼6P目をフォローするオクサン(11:31)
▼5P・6Pをリードする杉浦さん(11:37)
▼7P目を登る私。この上の最後の乗越が意外に悪い。(11:44)
▼7P目、最後の乗越のオクサン(11:55)
11:47 獅子岩・頂上到着(私)
6P目までは壁に風が吹き込まなくてポカポカのクライミングだったけど、7P目の途中から風がガンガン吹き込んで・・・頂上は強風でいたたまれない。慌ててダウンをザックから出して着込んだ。
オクサンは12:00到着
続いてケイスケさん、12:08着
最後の杉浦さん、12:15着
▼獅子岩頂上の私。(12:00)
所要2時間半~2時間45分くらいのクライミング。
とても楽しかった。
真っ青な空の下、どこまでも垂直の岩を登り続けていく・・・。
グレードは低いけど、ザック背負ってなら、今の私にはちょうど良いか・・・
長らく忘れていた感覚だった。
これが楽しくてクライミングしてたんだった。
マルチピッチクライミングはやっぱり楽しいですね~~。
登り終わって、みんなで握手して、片付けしながら歓談。
一休みして、頂上碑で記念撮影。
頂上は風がゴーゴー吹いていて寒い。
▼獅子岩・山頂碑の前で記念撮影。(12:39)
12:48 下り始め。
一般道を下ります。
鉄梯子を下りるとすぐ、獅子岩の標柱があった。
▼獅子岩の標柱で。右から忍び寄るケイスケさん (12:50)
13:05 獅子岩の取付きに着いて、デポを回収。
見上げると・・・私達が4~5Pを登っている頃に後続パーティが取り付いていたが、まだ登っている。5P目か? なかなか進まないようだ。
荷物を再度パッキングし直して、一般道に戻ったところで、登攀中に声援を頂いたハイカーさん(3人組)にお会いした。少しお話し。
彼らには先に行って頂いて、私達はせっかくの風景や、登った獅子岩を何度も振り返りながら、のんびり下山。
帰りは尾根沿いの展望コース。
途中にある、獅子岩展望ポイントから振り返る獅子岩の姿が素晴らしい。
後続パーティはまだ5P目?ルートを外して右のルートの終了点に着いてしまっている。戻れるかな?ちょっと心配。
▼獅子岩展望ポイントで、獅子岩全景(13:28)
▼獅子岩をバックに、記念撮影(13:29)
▼獅子岩、遠景。 (14:02)
この尾根コースは、ハイキング路として、とても面白い。
岩が多いヤセ尾根を歩くのだが、よくこんなルートが出来たな?って思う。
最後、間違えて屏風岩の展望台に上がってしまったが、戻って・・・
14:14 屏風岩
14:50 駐車場に着いた。
「楽しい」って噂の子持山・獅子岩マルチですが、楽しさは予想以上だった。
終日快晴で眺めも最高だったし、文句なし。
こんなルートが日本にたくさんあると良いんですけどね。。。
======
今回はケイスケ号なので私は運転なし。
助手席でビールを飲みながら、余韻に浸って帰宅でした。
6:07 自宅着
渋滞の中、ケイスケさん、運転ありがとうございます。m(_ _)m
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 23 | |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
木村 三郎
HP:
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
リンク
カテゴリー
カウンター
最新記事
(11/22)
(11/04)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
最古記事
(05/04)
(06/27)
(06/28)
(06/29)
(06/30)
ブログ内検索
アクセス解析