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プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
この3連休は、上高地~奥穂高~北穂高~涸沢~パノラマコースで上高地へ周回の予定だったが、ほぼスタート地点の西穂高岳で敗退となってしまった。
その2日目の日記です。

敗退は、予定を決定した5日前時点の天気予報より1日前倒しで低気圧が来てしまったのが一番の原因だけど、他にもいろいろな点で失敗が多かった。残念です・・・。
今年は秋が遅かったのに、台風19号のせいで山はいきなり初冬になった感じです。
年々、秋の予定が組みにくくなってますね。

******************
3:00 起床
小屋から早出をするハイカーは私達だけのようだ。
お茶を作ったり、ポンプが弱くて水がなかなか出なかったりで準備に意外に手間取った。

4:05 歩き始め。
真っ暗だけど快晴です。
歩き始めてすぐ、テント泊の人が1人、速攻で抜いていった。
トレランか?すごい速さで、私達が丸山に着く頃には、もう独標の登りに入っていた。

▼丸山。まだ真っ暗。(4:23)


▼やっと東が虹色になってきた。(5:12)


▼独標(11峰)、やっぱりまだ真っ暗。(5:11)


▼すこし明るくなってきた。カメラ感度で明るく写ってますが、実際はまだかなり暗いです。
(5:34)


▼ピラミッドピーク(8峰)(5:39)


ピラミッドピークで休憩8分(5:47まで)。
夜明けまでまだ数分あるけれど、だいぶ明るみだしてきたのでちょうどよい。
先行の人はもう西穂の山頂に立っているのが見える。テント泊なのに軽装だったし、あのペースで西穂を越えて行ったということは、西穂山荘から奥穂高岳ピストンをやってるのか?

▼夜明け直前の東の空。中央やや右に富士山。(5:45)


今回、荷物がだいぶ重かったか・・・
余計なものを持ちすぎた? 重量負けで体がブレる。昔はテント+登攀具装備で登った行程だが、若い頃のようにはいかないものだ。。。

▼朝焼けが美しい。遠くは乗鞍岳。(6:03)


6:30 西穂高岳(標高2,909)山頂に到着した。

快晴だけど、今回はここまでで中止です。
いろいろな条件を考えた上で・・・。
でも、ホントに天気悪くなるのかなぁ? 案外このまま行けるのかも? 時間的には超余裕だけど・・・なんて色気が出てしまう絶景だけど、でもよく観察するとやっぱり天気が崩れる徴候が出始めている。風が強くなって、猛烈なスピードで雲があちこちから走り出していいる。
6:57 引き返し始め(山頂には27分)

▼西穂高岳山頂。快晴です!!(6:31)


▼槍ヶ岳・北穂高岳・奥穂高岳を背景に。(6:31)


▼歩いてきた尾根と、焼岳、乗鞍岳。(6:45)


▼西穂高岳の下りのオクサン。(7:05)


2峰のトラバース辺りか?
本当にあっという間、ほぼ突然一気に霧に覆われて眺め無しになってしまった。数分前まで快晴だったのに驚きだ。しかも冷たい風が強く吹いて寒い。
時々霧が切れる信州側には陽が当たった上高地が見える。
稜線が雲に覆われたようですね。
さらにしばらく下って登りハイカーに会った。奥穂向かった先行の1人以外はずっと我が家だけだったので。その後も独標まで3~4人しか会わなかった。
雷鳥の鳴き声がゲコゲコ聞こえた。

▼突然、一気に霧の中になった。(7:28)


▼ピラミッドピーク。眺めなし。風が強くて寒い。(7:42)


▼独標(11峰)への登り返し。(8:04)


▼独標(11峰)、風景ありません。(8:05)


▼丸山。笠ヶ岳も上部は雲の中。(8:46 )


▼西穂山荘に着いた。ベンチでお弁当を食べた。(9:04 )


9:45 下山開始。
10:50 16分休憩(11:06まで)
11:37 登山口に着いた。

▼風情たっぷりの登山口(11:37)


オクサンが「大正池に行ったことがない」って言うので、このまま散歩(観光?)することに決まった。まぁ、こんな機会でもないと行くこと無いし・・・。
しかし外国人が多い。歩いている人の半分以上は東アジア系?残り半分ずつが西欧系と日本人って感じ。

▼田代池(11:59)

 
▼大正池(12:33)

 
▼ウエストン碑(13:31)


13:49 河童橋
売店でビールを買って、ベンチに座って、雲に覆われた穂高岳を見ながら反省会。
強行していたら今頃はまだあの雲の中か。寒いだろうな~~。気合や根性と縁がない我が家には妥当な結果だね・・・。

▼河童橋の向こうの穂高連峰は雲の中。地ビールで反省会?(13:49)


14:40 さわんど行きのバスに乗り込んで
15:13 駐車場に着いた。

梓湖畔の湯で長風呂して、晩ご飯は八ヶ岳SA
大月ICから20号、相模湖から橋本へ抜けて16号・246号で帰宅。帰りは5時間ドライブだった。

******************
今回、西穂で敗退するか?突っ込むか?はとても悩みどころだった。
前日のヤマテン予報では『9時まで晴れ、以降は霧、18時以降に雨・雪の可能性』だが、当のヤマテンで見れる高層天気図を見ると、そうは思えない。過去の経験からしても『9時より前から霧+強風、午後から霧・小雨』が正解ではないか? 岩が濡れると通常より時間がかかるし、何より眺めもなくて辛いだけで楽しくない。翌日の雨の下山も嫌だし。。。

悪天候を覚悟で突撃したパターンで、最近はいい結果になったことがないのも大きな理由だった。3月の唐松岳では片目が凍って半日失明状態になってしまったし、7月の丹沢で故障した左手はまだ直っていない。どちらも自分のミスですが、そんなミスをすること自体、トシをとってヤキが回ったってことなのか?

荷物も持ちすぎだった。
言い訳ですが、私は左足首の靭帯が完全に利いていなくて(クライミングの過去の事故の後遺症)、重い荷物を背負って歩けるのはストックのおかげが大きいのですね。今回程度の荷重でストックなしで岩場を歩くとフラつきが出るのは、改めて意外だった。岩登りに入れば問題ないけど、中途半端な岩稜がいちばん辛い。次回はもっとコンパクトにしないとならないか。。。

いろいろと教訓が多い敗退だった。
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木村 三郎
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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