プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
穂高連峰・2日目。
今日は涸沢から北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳を周回(縦走)します。
空は期待通りの快晴!!
稜線歩きもずっと晴れて、最後の奥穂山頂で写真待ち渋滞に捕まっている間に一気にガスが湧き上がって雲の中になってしまったけど、時間帯的にこれは仕方ないか。。。
今回はオクサンも高度障害が出ずに絶好調。
富さんも久しぶりの北アルプスを満喫。
最高に楽しい1日になりました。
****************
3:30 起床。
速攻準備で4時過ぎには歩き出したかったのだが・・・いろいろと上手く行かないものです。予定よりだいぶ遅くなった。
4:56 やっと歩き始め。
まずは北穂高岳を目指すが、もうすでに山頂近くまで登っている人もいる。
真っ暗の中、ヘッ電の明かりで登る。振り返るとテント場の明かりが色とりどりで美しい。
05:02 涸沢小屋
今日は予報では「寒気が入って初冬の寒さ(雪がちらつくかも)」ってことで、ガッツリ防寒着を着て歩いていたけど、歩き始めは良かったがすぐ暑くなって脱いだ。でも手袋は厚手を使用でちょうど良かった。
07:10 北穂高岳・南峰下のテント場
15分休憩
オクサンは若干高度障害の兆候ありって救心を飲んだ。
▼北穂高岳・山頂に着いた。槍の眺めも良い!
07:40 北穂高岳北峰(標高3106m)。
眺めサイコーです!
大キレットと槍ヶ岳、足元には滝谷と左にどっしりと笠ヶ岳。
素晴らしい眺め!!
オクサンは救心が効いたか?高度障害なしとのこと。
山頂で15分程休憩。
先が長いので長居せずに涸沢岳を目指します。
北穂高岳~涸沢岳は難路と言われているけど、白ペンキで過剰なぐらいマーキングされていて、それを外さない限りはそんなに難しくはない。
しかし、基本的な岩場での足置きが出来ていないハイカーもいて難儀していたが、やっぱり岩登り経験があるかどうかで岩稜歩きは大きく違うものなのですね。。。
08:40 最低鞍部の少し手前のコルで休憩
休憩の後、私達のすぐ前で事故発生!
歩き始めてすぐ、私達に追い付いた若者に道を譲ったが、その少し後、その連れの若者が我々の横を無理無理追い抜こうとした。富さんが「こっち登りなさい」って道を譲ったが・・・そのすぐ後に、前方で「大きなコール音?」が響いた。「ラク」だったのか?不明瞭でなんだかわからない。何だろう?って思いながら痩せ尾根を回り込んで涸沢側を見下ろしたら、人がひっくり返って落ちていた。先ほど無理に追い抜こうとした若者で、涸沢に頭を下に向けた状態で、仰向けに横たわっている。「友達が滑落した」と、先に抜いて行った若者が携帯で救助要請をしている。
トミさんが「大丈夫か~!」と叫ぶと、滑落した若者がゆっくり手を振る。意識があることが分かって一安心。救助要請も済んでるし、私達がすることは何もなさそうなので先に進む。5分程度で、救助ヘリも来た。
涸沢岳への最後の登りは辛い。
急登だし、なかなかの難路だし、膝が痺れて息も切れて辛かった。
09:44 涸沢岳(標高3110m)
山頂で25分ほど休憩。
足元は白出のコル(穂高岳山荘)
山荘から奥穂に登るルートがハシゴ待ちで大渋滞しているのが見える。山荘の前までの大行列!
トミさんが、奥穂は止めて涸沢に下ろうって言うが、却下。ここまで来たら奥穂高は当然でしょう!オクサンにとっては奥穂が本題だし。。。
10:21 穂高岳山荘
テラスで、25分程休憩。
ハシゴ待ちの渋滞はだいぶ緩和されていた。
11:18 奥穂高岳・山頂手前。
目の前が山頂だけど、山頂で写真を撮る列に並ばないと、山頂(祠)は踏めないらしい。
待ち時間が長い。場の雰囲気を無視して何枚も何枚も時間をかけてポーズを変えながら撮っている人もいるし・・・。着いたときは青空だったのが、どんどん雲が湧いてきて展望がなくなってしまった。青空が無くなる前に山頂写真とれるかなぁ?
12:05 奥穂高岳山頂(3190m)。
45分並んでやっと山頂(祠)に立てた。
富さんは、こんなの偽物(後から積んで作った山頂)だと言って、山頂には登らず、写真だけ撮ってくれた。なんとか辛うじて青空もある写真。
富さんの言うように、昔はこんな石積み無かったよね~。こんなの作ったせいで山頂渋滞なんかが起きて、どうしてくれるの~?って言いたい。
祠の裏に回って、30分ほど休憩。
山頂一帯は完全に雲の中になった。
12:29 下山開始。
もちろん下りのハシゴ場も大渋滞。
渋滞待ちの中、トミさんが場を盛り上げて、皆お友達状態(笑)
13:20 白出のコル(穂高岳山荘)
15分程休憩。
下りはザイテングラート。
何年も前、ここでガイド登山が原因の大渋滞に捕まって大変な目にあったことがある。その時は、どう見ても体力不足にしか見えない客を十数人従えて、下りハイカーを全員堰き止めてノロノロ登り。ガイドも無愛想で挨拶すらなく、当然!って顔だった。質の悪いガイドが多いものだ。
しかし今回は渋滞もなく順調?って思ったが、唯一のハシゴ・鎖場でやっぱり暫く渋滞した。このハシゴ、はっきり言って、あっても無くてもいいハシゴ。鎖も同じ。こんなのがあるから能力不足の人も往来して混乱しちゃうんだよね。。。
14:45 涸沢小屋分岐。
分岐を過ぎてやっと渋滞から解放された!って思ったら、すぐ行列に追いついてしまった。20人近い行列だが、先頭の3人組のスピードが遅く、明白に遅いのに後続に譲ろうとしない。後続も声掛けして先に行けば良いのに、同じペースで歩き続けて・・・それが渋滞の原因。
無難な場所で、ゴロ石帯をショートカットして抜かさせてもらったが、抜き際に先頭に声掛けしたら、「早い後続に道を譲る」って発想がなかったようだ。そんなハイカーが多いから、今日の稜線の事故のような登り方をする人も出るのかなぁ?
15:04 涸沢キャンプ場。
オクサンもやりきって満足顔。
テントに荷物を降ろして、売店に行ってビールを購入。
テントに戻って乾杯です!
17時頃から晩ご飯。
日が暮れて、3人でテラスに行って、夜景を見ながら暫くお話し。楽しい1日だった。
19時就寝。
▼詳細写真は以下リンクでどうぞ(ヤマップ・3日分です)
今日は涸沢から北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳を周回(縦走)します。
空は期待通りの快晴!!
稜線歩きもずっと晴れて、最後の奥穂山頂で写真待ち渋滞に捕まっている間に一気にガスが湧き上がって雲の中になってしまったけど、時間帯的にこれは仕方ないか。。。
今回はオクサンも高度障害が出ずに絶好調。
富さんも久しぶりの北アルプスを満喫。
最高に楽しい1日になりました。
****************
3:30 起床。
速攻準備で4時過ぎには歩き出したかったのだが・・・いろいろと上手く行かないものです。予定よりだいぶ遅くなった。
4:56 やっと歩き始め。
まずは北穂高岳を目指すが、もうすでに山頂近くまで登っている人もいる。
真っ暗の中、ヘッ電の明かりで登る。振り返るとテント場の明かりが色とりどりで美しい。
05:02 涸沢小屋
今日は予報では「寒気が入って初冬の寒さ(雪がちらつくかも)」ってことで、ガッツリ防寒着を着て歩いていたけど、歩き始めは良かったがすぐ暑くなって脱いだ。でも手袋は厚手を使用でちょうど良かった。
07:10 北穂高岳・南峰下のテント場
15分休憩
オクサンは若干高度障害の兆候ありって救心を飲んだ。
▼北穂高岳・山頂に着いた。槍の眺めも良い!
07:40 北穂高岳北峰(標高3106m)。
眺めサイコーです!
大キレットと槍ヶ岳、足元には滝谷と左にどっしりと笠ヶ岳。
素晴らしい眺め!!
オクサンは救心が効いたか?高度障害なしとのこと。
山頂で15分程休憩。
先が長いので長居せずに涸沢岳を目指します。
北穂高岳~涸沢岳は難路と言われているけど、白ペンキで過剰なぐらいマーキングされていて、それを外さない限りはそんなに難しくはない。
しかし、基本的な岩場での足置きが出来ていないハイカーもいて難儀していたが、やっぱり岩登り経験があるかどうかで岩稜歩きは大きく違うものなのですね。。。
08:40 最低鞍部の少し手前のコルで休憩
休憩の後、私達のすぐ前で事故発生!
歩き始めてすぐ、私達に追い付いた若者に道を譲ったが、その少し後、その連れの若者が我々の横を無理無理追い抜こうとした。富さんが「こっち登りなさい」って道を譲ったが・・・そのすぐ後に、前方で「大きなコール音?」が響いた。「ラク」だったのか?不明瞭でなんだかわからない。何だろう?って思いながら痩せ尾根を回り込んで涸沢側を見下ろしたら、人がひっくり返って落ちていた。先ほど無理に追い抜こうとした若者で、涸沢に頭を下に向けた状態で、仰向けに横たわっている。「友達が滑落した」と、先に抜いて行った若者が携帯で救助要請をしている。
トミさんが「大丈夫か~!」と叫ぶと、滑落した若者がゆっくり手を振る。意識があることが分かって一安心。救助要請も済んでるし、私達がすることは何もなさそうなので先に進む。5分程度で、救助ヘリも来た。
涸沢岳への最後の登りは辛い。
急登だし、なかなかの難路だし、膝が痺れて息も切れて辛かった。
09:44 涸沢岳(標高3110m)
山頂で25分ほど休憩。
足元は白出のコル(穂高岳山荘)
山荘から奥穂に登るルートがハシゴ待ちで大渋滞しているのが見える。山荘の前までの大行列!
トミさんが、奥穂は止めて涸沢に下ろうって言うが、却下。ここまで来たら奥穂高は当然でしょう!オクサンにとっては奥穂が本題だし。。。
10:21 穂高岳山荘
テラスで、25分程休憩。
ハシゴ待ちの渋滞はだいぶ緩和されていた。
11:18 奥穂高岳・山頂手前。
目の前が山頂だけど、山頂で写真を撮る列に並ばないと、山頂(祠)は踏めないらしい。
待ち時間が長い。場の雰囲気を無視して何枚も何枚も時間をかけてポーズを変えながら撮っている人もいるし・・・。着いたときは青空だったのが、どんどん雲が湧いてきて展望がなくなってしまった。青空が無くなる前に山頂写真とれるかなぁ?
12:05 奥穂高岳山頂(3190m)。
45分並んでやっと山頂(祠)に立てた。
富さんは、こんなの偽物(後から積んで作った山頂)だと言って、山頂には登らず、写真だけ撮ってくれた。なんとか辛うじて青空もある写真。
富さんの言うように、昔はこんな石積み無かったよね~。こんなの作ったせいで山頂渋滞なんかが起きて、どうしてくれるの~?って言いたい。
祠の裏に回って、30分ほど休憩。
山頂一帯は完全に雲の中になった。
12:29 下山開始。
もちろん下りのハシゴ場も大渋滞。
渋滞待ちの中、トミさんが場を盛り上げて、皆お友達状態(笑)
13:20 白出のコル(穂高岳山荘)
15分程休憩。
下りはザイテングラート。
何年も前、ここでガイド登山が原因の大渋滞に捕まって大変な目にあったことがある。その時は、どう見ても体力不足にしか見えない客を十数人従えて、下りハイカーを全員堰き止めてノロノロ登り。ガイドも無愛想で挨拶すらなく、当然!って顔だった。質の悪いガイドが多いものだ。
しかし今回は渋滞もなく順調?って思ったが、唯一のハシゴ・鎖場でやっぱり暫く渋滞した。このハシゴ、はっきり言って、あっても無くてもいいハシゴ。鎖も同じ。こんなのがあるから能力不足の人も往来して混乱しちゃうんだよね。。。
14:45 涸沢小屋分岐。
分岐を過ぎてやっと渋滞から解放された!って思ったら、すぐ行列に追いついてしまった。20人近い行列だが、先頭の3人組のスピードが遅く、明白に遅いのに後続に譲ろうとしない。後続も声掛けして先に行けば良いのに、同じペースで歩き続けて・・・それが渋滞の原因。
無難な場所で、ゴロ石帯をショートカットして抜かさせてもらったが、抜き際に先頭に声掛けしたら、「早い後続に道を譲る」って発想がなかったようだ。そんなハイカーが多いから、今日の稜線の事故のような登り方をする人も出るのかなぁ?
15:04 涸沢キャンプ場。
オクサンもやりきって満足顔。
テントに荷物を降ろして、売店に行ってビールを購入。
テントに戻って乾杯です!
17時頃から晩ご飯。
日が暮れて、3人でテラスに行って、夜景を見ながら暫くお話し。楽しい1日だった。
19時就寝。
▼詳細写真は以下リンクでどうぞ(ヤマップ・3日分です)
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プロフィール
HN:
木村 三郎
HP:
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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