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プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
平日休みが基本の我が家。
たまに日祝休みが当たっても外出はしないことが多いのですが(混雑は嫌いなので)、でも今日は最高の晴れ予報なんですよね~~。次の休みの金曜は予報があまり良くないし・・・。ハイキングに行ってみるか!?ってコトになった。

希望のコースは・・・
なるべく人が少なそうで、駐車場も安定確保できそうで、今まで行ったことのないコース??帰りの渋滞は辛いからなるべく近場で・・・って!
我ながらどんだけワガママなのっ!?  f^_^;

決めたのは丹沢三峰。
登りは宝尾根で、山頂経由・下りは一般道の時計回り周回コース。
宝尾根ではまずハイカーに会わないはずだし、一般道に出ても、このコースは北から南に歩く人が圧倒的に多いので、時間帯的に山頂まではちょっと混んでも、その後は静かな山行になるかな?って計算です。

宝尾根は、昭文社の「山と高原地図」には出ていません。東丹沢詳細地図には出てますが、上部で「急傾斜ナイフリッジ連続」って出ているのが楽しみで・・・。

その肝心の宝尾根・・・
前回ジム仲間のベニちゃんと三峰に来た際に眺めた感じと、地図から見た感じ、どちらとも大違いだった。下1/3は植林帯だけど、中間1/3はモミの巨木と落葉林のすごく開放的な広い尾根。ここがとても面白くて意外だった。冬は開放的な丹沢だけど、ここまで広く静かな尾根は、その上部の三峰の狭い尾根からは想像できなかった。

今日は花粉が凄かった。
私もオクサンも終始、鼻水ズルズル。私は更に目の痒みとクシャミ連発。
尾根から振り返る横浜・東京の眺めも朝早くから黄色く霞んでいるし、丹沢主脈も午前中は眺めが良かったが、午後には黄色く霞んでしまった。
花粉症持ちにはつらい季節が始まりました。。。

************
5:40 自宅出発
6:58 道の駅清川の駐車場に着いた。
祝日の早朝は車が少ないのが唯一の取り柄?国道246は空いていて順調だった。道の駅清川の広い駐車場は車中泊の車で半分以上埋まっていた。

7:30 歩き始め
まずは県道64号を谷太郎林道へ向かう。

▼三峰を背景に、快晴です。(7:30)


▼谷太郎林道に入って、清川リバーランド。怪しい人形が。(7:45)


谷太郎林道で目を引くのが清川リバーランドの怪しい人形群。
明白に手ごねで作った人形たちですが、どう見ても実在キャラクターを模したとしか思えないものもいくつかある。くまのプーさん、ピカチュー、ミッキーマウス(ミニーちゃん)・・・まるで中国で話題になったテーマパークみたいだな?著作権大丈夫かな?って心配になってくる。

そんな楽しい風景をやり過ごして更に進み・・・
宝尾根は谷太郎林道の途中から植林を登って取り付きます。
目印は「清川宝の山」の石柱。
7:58 目印の石柱に着いた。

▼ここが宝尾根への目印です。(7:58)


宝尾根へ登る踏み跡はありません。
もしかしたら目印をやり過ごして植林が切れる辺りから踏み跡があるのかなぁ(地形的な推測で)?  まぁ、そんなことは気にせずに、目印から植林を直登します。

▼林道を離れて植林の急斜面を登ります。(8:04)


なるべく左上へ。植林の切れ目を目指して登って、落葉林との境に出ると尾根芯になって薄い踏み跡が始まった。そのまま尾根芯を、途中細尾根になったりするが登り続けると小ピークに出て、これまた目印の水源地の標柱がある。

8:23 水源地の標柱(330ピーク)。
少し開けた場所で休憩に最適な場所。
ベンチ状に丸太が置いてあって日向で眺めも良い。
26分休憩(8:49まで)。

▼水源地の標柱がある小ピークで休憩。(8:28)


宝尾根の前半1/3強は植林です。
管理用の幅1m位の立派な道が作ってあるが、あくまで植林管理用なので尾根を大きく外れて迂回したりで、まっすぐ登っていく登山道ではありません。しかもつい最近(たぶん数日以内)に大掛かりに間伐・枝打ち作業が入ったばかりのようで、まだ青々とした葉がこんもり付いた太枝(切り口も瑞々しい)がたくさん落ちて積み上げられている。間伐した太い幹もあちこちに積み上げられている。
作業用路はどこまで迂回しているかわからないし、下手すると隣の支尾根へ行ってしまうかもしれないし、ここは尾根をまっすぐ登りたいけど、踏み跡が枝・幹で塞がれて一苦労だった。作業地を勝手に登っている側なので、決して文句は言えないですが。。。

▼間伐したばかりの急斜面を直登します。(9:02)


植林を抜けると風景が一変した。
「ここは尾根だっけ?」って不思議に感じるくらいの広大な落葉林の斜面になる。広く明るくてまばらにモミの巨木が立っている。とても気持ちのよい広大な尾根だけど、急傾斜が辛い。踏み跡も非常に薄くて、見つかった足跡はシカのものだけ。

▼植林が終わって広大な落葉林になった。(9:21)


9:51 休憩、20分(10:11まで)。
777ピークまであと少しだけど、ずっと落ち葉と柔らかい土の急斜面で歩き疲れしてしまった。今は気持ちの良い落葉森だけど、夏は鬱蒼と茂ってヒルの巣窟になるのかぁ・・・って想像すると不思議な感じだ。

777ピークはモミの木が茂った小ピーク。
休憩にはイマイチな感じなので、先程の休憩ポイントは正解だったようだ・・・。

777ピークを過ぎて徐々に尾根が細くなり、目当てのナイフリッジ地帯?なんだけど・・・ここは丹沢、やっぱりアルプスのような楽しい岩のナイフリッジを想像しちゃあいけなかったですね~
尾根は確かにとても細くなるけど、基本的に木をかき分けて根っこを掴んで登るだけ。踏み跡はザレて滑りやすく、その足下は左右ともザレた崖で、滑り落ちたら谷底まで痛く滑り落ちて行く感じ。要注意です。あまり下りには使いたくない道ですね。フィックスロープがあちこちにあるが、登りでは不要だけど、下りのときは確かに有り難いかも。。。

▼痩せ尾根地帯に入ります。(10:22)


大きな木が左の崖へ向かって根っ子ごとひっくり返って倒れていた。崖だけど微妙なバランスで逆立ち状態で落ちずに引っかかっている。うっかり根の上に体重をかけたらそのまま巨木ごと谷底に落ちてしまいそうな??危ないですね。
根が剥がれたあとの岩盤をトラバースして更に登る。

▼倒木の根の上のトラバース。景色は花粉で霞んでます。(10:38)


10:51 七沢山(宝尾根の終点)
いきなりハイカーさんに遭遇、ここからはメジャールートです。
三峰山まで4~5組をすれ違った。

11:09 三峰山(標高934.6m)山頂に着いた。
山頂は狭くて1つしか無いテーブルを専有すると迷惑なので、荷物は広げずに休憩だけ。19分(11:28 まで)
落葉した樹間から丹沢主脈が見渡せる。
けどやっぱり花粉のせいで薄黄色く霞んでいる。
今日の花粉飛散量は凄まじいですね。。。

▼三峰山(標高934.6m)山頂(11:28)


ここからの道は、前回来た時とイメージがだいぶ違う。
前回は積雪していたので、雪が無いとこんな感じなのか・・・って。木の根や階段が面倒くさくて、雪が積もったほうが歩きやすいですね。

▼急な階段を下るオクサン。(11:33)


▼空中ハシゴの上で。(11:34)


11:57 昼休み。
三峰山まで800mの標識の横にあるベンチ。眺めはいまいちな場所なんだけど、日が当たって寒くなく良さげな場所です。

昼食は鍋焼きうどん。
今回は鳥出汁で、まずはお湯でブイヨンを溶かして・・・。中身はうどん、お餅、舞茸、ネギ、春菊、卵、イカ天です。

▼煮えるまでビールで乾杯!!(12:21)


▼山でアツアツの鍋焼きうどんは最高ですね。(12:32)


食後は昼寝して・・・
2時間近く(13:54まで)の昼休みだった。

14:08 崩壊地。
ここは木々に邪魔されずに丹沢主脈を眺めることができる唯一のポイント。しばらく眺めを楽しんで・・・。

▼丹沢主脈を背景に。花粉で霞んでいます。(14:10)


14:20 惣久尾根への分岐点。
ここまで歩く途中で「下りは惣久尾根でもいいかなぁ?」って思いついたのだけど、下調べをして来なかった。地図を読む限りでは問題は上部500mと末端500mって感じか?
悩みどころだが、いざとなったらGPSもあるし(使うとつまらないからなるべく使いたくないが)行ってみるか!って突入した。
しかし最初はかろうじて判別付いた踏み跡が、20mも進むと完全に消えて、トレースを追うことが不可能になった。地形と地図を見なが更に200m位進んだが「この広い急斜面を下りていくの?」って場所になった。踏み跡は相変わらず見つからないし、目指す尾根は木々に遮られて方角がわからない。
ここで初めてスマホを出して位置確認。現在地はコース上で間違いなく、進行方向も今見ている方向で間違いないことが判明。さてどうするか?
この先300m位が核心だけど、もしも外したら逐一GPS見ながら修正で時間がかかってしまう。しかもそんな歩きはつまらない。
私は日頃の運転でもカーナビを当てにするのが嫌いな性格です。
諦めに決定。
「次回の三峰山は惣久尾根を登って地形を覚えることにしよう!」って決めて登り返し。余計なアルバイトをしてしまいました。

14:52 物見峠方面との分岐点。
祠があるベンチを通過して・・・
再度の物見峠方面との分岐点ベンチも通過して・・・
道に落ち葉が堆積して歩き難い。
落ち葉の下の木の根のせいで左足首を少し痛めてしまった。

15:38 シカ柵のゲート
15:42 登山口
15:50 道の駅清川に戻った。

道の駅で手洗いして、
お土産などを買って・・・
車に戻って後片付け。

今日も温泉はなし。こんなご時世なので人出の多い場所を避けてます。4月からのツアーまでは何が何でも体調を崩すわけにはいかないので。。。
帰りは下道で。
流石に祝日、渋滞がきつかったです。
自宅に着いたのは18:40だった。


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HN:
木村 三郎
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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