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プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
今週の我が家の連休は火曜・水曜日。
天気予報は1日目は晴れだが2日目は雨。
出かけるなら当然1日目だが、仕事明けの1日目は遠出は厳しい。
トレーニングでボリュームのある山歩きに行きたかったのだが・・・。

で、思いついたのが鳳凰三山をドンドコ沢から登って中道で下る周回コース。
私は昨年も登っているが、オクサンにとっては鳳凰三山はトラウマのある課題の山。
今はもう問題は無いと思うけど、より確実に踏破して欲しいので、荷物は貴重品以外は私が引き受けて登ることにした。

コースタイムは、山と高原地図(昭文社・2013年版)で積算すると12時間40分。
しかしこの地図は3割ぐらい多めに設定されているので、実際には厳しめの日帰りコースとしてちょうど良い感じです。実際、昨年は休憩・寄り道込みで10時間10分だった。

************
2:30 起床。洗顔だけしてすぐ出発。
東名高速の青葉ICから、今回は圏央道を通って中央道へ。
順調に飛ばして、韮崎ICで下りて、青木鉱泉を目指す。

5:15 青木鉱泉
支度して、登山届を書いて駐車場代を払って・・・。

▼青木鉱泉。登山届を書く。雰囲気の良い場所ですね。(5:27)


5:33 歩き始め。快晴!emoji
しかし・・・歩き始めてすぐ、時計を忘れたのに気付いた。
荷物を置いて、走って車へ取りに行ったが、途中で少し足首を捻ってしまった。
いきなり疲れた上に、オマケ付きでガッカリ。
しかも今日は調子もあまり良くないみたい。
妙に足が重くて辛い。
仕事明けの深夜出発~強行山行は、私の体力ではちょっと辛かったか・・・。

歩き始めてまもなく、大規模な法面工事のため、沢を大きく迂回する。
この迂回路から推測すると、中道登山口へ上がる林道の途中に車を置いたら1時間位短縮できたのかな?駐車場代もかからないし・・・なんて、セコい事を思いながら進む。

沢沿いの退屈な登りから、急斜面への急登に変わって・・・
何度か小沢を横切って・・・

7:01 南精進ヶ滝。14分休憩。
昨年はここまで軽快に歩いて、あっと言う間に感じたが、今回はここまででだいぶ疲れてしまった。ペースもだいぶ落とし目で歩いたはずなのに・・・emoji

▼南精進ヶ滝(7:03)


南精進ヶ滝の次は、鳳凰の滝。
コースから外れて滝を見に行った。
2つの滝が左右から合わさる滝だが、滝壺まで行くのはかなり大変そう。
時間もすごくかかりそうなので、滝が見えるところまで行って引き返す(7:47)。
往復約15分のロスタイム。

登山道はどんどん急登に。
バテてきた。やっぱり調子悪い。これはヘタしたら敗退か??
白糸の滝で次の休憩を、と思っていたがバテて疲れて・・・emoji
8:17 道の途中のスペースで休憩、13分。

8:50 白糸の滝。
歩き始めたばかりなので通過。

▼白糸の滝(8:50)


9:16 五色滝。
この滝は確かに素晴らしい。
秋の紅葉シーズンはとても綺麗なのでしょうね、きっと。
滝壺周辺は休憩スペースもあって快適な雰囲気。
休憩したいところだけど、バテてさらにペースが落ちていることもあるので、先に進む。

▼五色滝。これは見事な滝ですね。(9:19)


9:33 疲れ切って休憩、13分。

更に樹林帯を登って、ようやく傾斜が緩やかになって・・・突然視界が開けて、草原状の河原に出る。正面には地蔵岳。思わず昼寝したくなるような雰囲気だ。
さんざん樹林帯の急登と滝を乗り越えて、その上がこんな場所。
毎回だけど、とても不思議な感じがする。

▼正面に地蔵岳。とても雰囲気よい沢。(10:06)


しばらく気持ちのよい河原を歩いて、また樹林に入ってすぐ鳳凰小屋。

10:21 給水を兼ねて、鳳凰小屋のベンチで休憩。13分。
ここの水はとても美味しい。まずはガブ飲み。
水を2人分満タンに補給して、またザックが重くなった(笑)

▼鳳凰小屋のベンチと水場。(10:21)


鳳凰小屋から地蔵岳への登りがコース上一番つらい場所。
とくに最後の、山頂が正面に見えるザレ場の急登。
疲れて足がなかなか出ない上に、踏んだ足がザレて滑る。

▼この登りが一番つらい。足が前に出ない。(10:58)


▼振り返ると韮崎の街が遥か後方に見渡せる。(11:14)


▼あともう少し。(11:17)


11:25 地蔵岳の肩部分に到着。
山頂一帯には誰もいない。我が家の貸し切り。
だいぶ雲が出てきてしまったが、展望は完璧。emoji
八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳。その先は荒川岳か赤石岳か?南の高峰は総じてまだ雪景色だ。

▼やっと地蔵岳の肩部分に着いた。(11:25)


ザックを置いて、オベリスクを登りに行く。
最後の岩峰は・・・「ここから登るのかな?」ってラインがあり、途中まで登ってみたけど、ロープ・プロテクション無しではちょっと気持ちが悪いので、途中でやっぱり止めて降りた。基本的に怖がりな私は、いつでも安全第一です。
(帰宅後に調べたら、裏側の穴から上部のフィックスへ簡単に行けたようですね。私がクライムダウン始めたすぐ先で「穴の道」と合流したみたい。ちょっと残念。)

▼ここから岩峰上に登れそうだけど、確保なしでは気持ち悪い。(11:36)


▼オベリスクの頂上岩峰の基部で。このすぐ裏側の穴から登れるらしい。(11:38)


▼頂上岩峰の下で。背景に北岳(白峰三山)。(11:39)


地蔵岳の肩部分へ下りてザックを回収して、賽の河原へ(11:50)。
賽の河原で休憩、24分。
ここには「地蔵岳(標高2,764m)」の看板があるがヘンな感じですね。
休憩中も山頂一帯はすごく静か。通過したハイカーは1人だけだった。

▼赤抜沢ノ頭から地蔵岳。(12:21)


12:14 歩き再開。
地蔵岳から観音岳への行程は2回登り返しがある。
昨年は1時間で歩いた行程なのだが・・・バテバテでなかなか足が出ない。
12:52 鳳凰小屋分岐点で12分休憩。

13:26 やっと観音岳(標高2,840m)に着いた!!!
四方の眺めもまだ上々。富士山は雲に隠れてしまったが、南アルプスは完璧。
風景を眺めながら、これから始まる長い下りに備えて膝と足首にサポーターを装着したり・・・、32分休憩。

▼やっと観音岳。ここから先はひたすら下るだけだ!!(13:27)


▼観音岳の山頂から白峰三山を背景に。(13:31)


今年は北岳の残雪が多い。
もう6月下旬なのに頂上稜線にも雪が付いているし、大樺沢も二股よりはるか下の方まで雪に埋まっている。確か今週末から広河原行きのバス・タクシーが運行開始だったと思うけど、軽アイゼン必須っぽいですね。。。ある意味、逆に楽しいかもしれないけど、いろいろと・・・。

▼観音岳山頂から地蔵岳と甲斐駒ケ岳。(13:55)


▼観音岳の山頂標柱から、薬師岳と雲に隠れた富士山。(13:57)


13:58 下り始め(薬師岳へ向かう)

14:16 薬師岳(標高2,780m)。
記念撮影して、ここから中道に進み始めるともう眺めはなくなるので、北岳をしっかり見納めて(次はあそこかな?)通過。

▼薬師岳・山頂。次のターゲットは北岳か?(14:17)


中道はひたすらな急下り。
でもドンドコ沢を下るよりは、道は断然良いし、膝に優しいのでは?と思う。
身軽なオクサンは今日は快調で、とても良いペースで下ってくれている。

14:54 御座石。休憩10分。
御座石はステキな前傾ボルダー?登れそうなラインが2箇所ある。

▼御座石。(14:56)


急な下りはまだまだガンガン続く。
さすがに膝と足首がつらい。
サポーターのおかげで何とか耐えられている感じ。

やっと緩やかな笹原に変わって、1組追い抜いて・・・
16:17 疲れて倒木のベンチで休憩、10分。

最後の樹林帯の 長い九十九折の急下りは半分小走り・・・膝が疲れてもうあまり押さえがきかなくて、自然と小走りで駆け下りるようになってしまう。
16:44 登山口(中道)に着いた。

▼中道の登山口。疲れて膝がガクガク。(16:44)


最後は長い林道を歩いて・・・
17:25 青木鉱泉の駐車場に帰還した。

今回は激しくバテてしまったけど、何とか予定コースを歩ききることが出来て良かった。
一方のオクサンは、今回はかなり余裕な様子。次回に向けての自信になったかな?

温泉はここからならやっぱり白山温泉
「ノーベル賞受賞の大村博士が地元のために私財を投じて建てられた温泉」ってことですっかり有名ですが、お湯質も良くて落ち着ける温泉です。
久しぶりに髭も剃って、長風呂してすっかりリラックス。

帰りは勝沼まで下道で走って、中央道~圏央道~東名高速で。
海老名SAに立ち寄って帰宅した。
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木村 三郎
性別:
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職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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