プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
今回は八ヶ岳・阿弥陀岳に行ってみた。
残念だった先週の焼岳の帰りに見た快晴の八ヶ岳が印象的だったのと、以前からオクサンが「阿弥陀岳に登ったことがない」って言ってたのを思い出して・・・。
毎度問題になる天気予報は、今回も掴みどころがない。
件の気象予報サイトで参照できる時間ごとの高層天気図では、完全に高気圧(弱いけど)に覆われて夕方まで雲はないはず。しかしそのサイトでは午後から曇りの予報。「てんきとくらす」では、なんと終日Bになっていた。
天気図的にも晴れでOKのハズなのに意味がわからない。。。
ここは前回の轍を踏んで、自分を信じて決行したが、正解だった。
悩ましかったのはこの時期の装備。
前日に見たライブカメラでは山頂に雪はなさそうに見えるが、月曜に雨が降ったようなので凍結具合がわからない。チェーンアイゼンは必須にしても、補助ロープ・ハーネス・下降器も持っていくか?念のため・・・。用意する水の量も判断付けにくい。寒くてあまり水は飲まないと思うけど、雪がなくて快晴だと意外に消費するかもしれない。この時期、赤岳鉱泉以外の小屋は全部閉まっているし。
もう考えるのが面倒くさいから、何でも持っていくか!冬に向けてのトレーニングだ!!って感じでザックにあれこれ詰め込んだら結構な重量になった。15kgぐらいか?
ほとんど使わずにタダの重量で終わりそうだな?って思った通りの結果だったのですが(笑)、いいトレーニングにはなりました。
**********************
前日は疲れていて自宅を出たのは午後になった。
道の駅こぶちざわ で車中泊。
3:30 起床。
4:20 八ヶ岳山荘の駐車場に到着。
▼まだ真っ暗な中、歩き始め。(4:33)
4:39 歩き始め。
もちろんまだ真っ暗。
急坂が続く別荘地の道を黙々と、舗装道路が途切れて山道になっても、ただ黙々と歩く。明るくなるまで休憩しないつもりなので、疲れないようにペースが上がらないように気をつけながら。。。
山林管理で年度毎に打たれた「境界改」の杭の塊が定期的に現れて、目印にはなるが、暗闇で見るとちょっと不気味だ。
▼御小屋山、やっと夜明け。(6:17)
6:16 御小屋山(標高2,137m)着。
やっと明るくなったので、最初の休憩、24分(6:40まで)。
▼「境界改」の杭の塊。(6:30)
御小屋山から不動清水までは樹林帯の時々急登。
時々見える山々が美しい。
朝日が当たる北岳、甲斐駒、中央アルプスも。
7:19 不動清水
7:58 2回目の休憩、26分(8:24まで)。
▼左から、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳。神々しい!(8:34)
▼入笠山と、その向こうに中央アルプス (8:35)
▼阿弥陀岳はまだ遠い。(8:37)
▼登ってきた御小屋尾根を見下ろす。長い!(8:48)
阿弥陀岳が近づくにつれて、眺めがどんどん素晴らしくなる。
この尾根はなかなか楽しい。
遠く御岳や、北アルプスも綺麗に見える。
足元には登ってきた尾根と、原村、諏訪が・・・。
▼諏訪盆地と御嶽山(9:14)
▼穂高、大キレット、槍・・・北アルプス南部。(9:18)
▼右から、硫黄岳、東西天狗岳、蓼科山(9:18)
▼権現岳 (9:18)
▼阿弥陀岳に着いた。背景は赤岳。(9:31)
9:28 阿弥陀岳(標高2,805m)着。
山頂には誰もいない。風もなくとても静かで穏やか。
端っこに阿弥陀南稜への標識が立っていた。
見るとずいぶん明瞭なトレースがずっと尾根(南稜)に続いている。
私は阿弥陀南稜は積雪期限定のルートだと思ってたのですが(昔登ったことがある)、こんなしっかりトレースがあるということは夏もずいぶん登られているんですね。
9:57まで、29分休憩した。
10:34 中岳
疲れてきた。
なかなか足が進まない。赤岳頂上山荘がすぐ目の前に見えるのに・・・
▼赤岳への登り。(10:46)
▼赤岳への登り。(11:15)
▼赤岳・山頂に着いた。誰もいない。 (11:33)
▼富士山と甲府盆地 (11:35)
11:30 赤岳山頂(標高2,899m)到着
寒くて風が強い。
カップラーメンを作ったが、お湯がなかなか沸かなくて時間がかかった。
素晴らしい風景を楽しむつもりが、寒くてそれどころではない(笑)
山頂にいたのは58分休憩(12:28まで)
▼赤岳展望荘へ向かって下る。(12:39)
12:51 赤岳展望荘。
珍しく、今日はここ(赤岳展望荘)での風は弱い。
いつもここに来ると風がゴーゴーでいたたまれないのに。
▼赤岳展望荘で、横岳を背景に。(12:51)
12:57 地蔵尾根の頭
無雪期に地蔵尾根を下るのは初めてですが、すごい道。
どう見ても崩壊がちなルートを大々的に補修している。
お地蔵さんが途中にもあるのを初めて知った。冬は雪に埋まってしまうんですね。
▼地蔵尾根の下り、すごい道ですね 。(13:05)
13:39 行者小屋、休憩17分(13:56まで)
15:28 美濃戸山荘、休憩18分(15:46まで)
16:24 八ヶ岳山荘の駐車場に帰還した。
今日の行程はとても静かだった。
赤岳の登りまでは誰にも会わず。赤岳直下でソロの男性と外人3人組ガイドツアー(外人3人とは下りの南沢でもお会いした)。赤岳山頂では真教寺尾根を登ってきた2人組。山頂を降りるところでソロの男性が抜いていいった。
お会いしたのはこの4組7人だけ、平日のローカル里山並みの閑散さだった。季節的に微妙だからでしょうかね?冬でもない・夏でもない・でも両方の装備が必要だし、山小屋も端境期で閉まっているし。。。
久しぶりの12時間行程、ザックも重かったし、いいトレーニングになった。
眺めも素晴らしかったし。
やっぱり八ヶ岳は楽しいですね。。。
残念だった先週の焼岳の帰りに見た快晴の八ヶ岳が印象的だったのと、以前からオクサンが「阿弥陀岳に登ったことがない」って言ってたのを思い出して・・・。
毎度問題になる天気予報は、今回も掴みどころがない。
件の気象予報サイトで参照できる時間ごとの高層天気図では、完全に高気圧(弱いけど)に覆われて夕方まで雲はないはず。しかしそのサイトでは午後から曇りの予報。「てんきとくらす」では、なんと終日Bになっていた。
天気図的にも晴れでOKのハズなのに意味がわからない。。。
ここは前回の轍を踏んで、自分を信じて決行したが、正解だった。
悩ましかったのはこの時期の装備。
前日に見たライブカメラでは山頂に雪はなさそうに見えるが、月曜に雨が降ったようなので凍結具合がわからない。チェーンアイゼンは必須にしても、補助ロープ・ハーネス・下降器も持っていくか?念のため・・・。用意する水の量も判断付けにくい。寒くてあまり水は飲まないと思うけど、雪がなくて快晴だと意外に消費するかもしれない。この時期、赤岳鉱泉以外の小屋は全部閉まっているし。
もう考えるのが面倒くさいから、何でも持っていくか!冬に向けてのトレーニングだ!!って感じでザックにあれこれ詰め込んだら結構な重量になった。15kgぐらいか?
ほとんど使わずにタダの重量で終わりそうだな?って思った通りの結果だったのですが(笑)、いいトレーニングにはなりました。
**********************
前日は疲れていて自宅を出たのは午後になった。
道の駅こぶちざわ で車中泊。
3:30 起床。
4:20 八ヶ岳山荘の駐車場に到着。
▼まだ真っ暗な中、歩き始め。(4:33)
4:39 歩き始め。
もちろんまだ真っ暗。
急坂が続く別荘地の道を黙々と、舗装道路が途切れて山道になっても、ただ黙々と歩く。明るくなるまで休憩しないつもりなので、疲れないようにペースが上がらないように気をつけながら。。。
山林管理で年度毎に打たれた「境界改」の杭の塊が定期的に現れて、目印にはなるが、暗闇で見るとちょっと不気味だ。
▼御小屋山、やっと夜明け。(6:17)
6:16 御小屋山(標高2,137m)着。
やっと明るくなったので、最初の休憩、24分(6:40まで)。
▼「境界改」の杭の塊。(6:30)
御小屋山から不動清水までは樹林帯の時々急登。
時々見える山々が美しい。
朝日が当たる北岳、甲斐駒、中央アルプスも。
7:19 不動清水
7:58 2回目の休憩、26分(8:24まで)。
▼左から、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳。神々しい!(8:34)
▼入笠山と、その向こうに中央アルプス (8:35)
▼阿弥陀岳はまだ遠い。(8:37)
▼登ってきた御小屋尾根を見下ろす。長い!(8:48)
阿弥陀岳が近づくにつれて、眺めがどんどん素晴らしくなる。
この尾根はなかなか楽しい。
遠く御岳や、北アルプスも綺麗に見える。
足元には登ってきた尾根と、原村、諏訪が・・・。
▼諏訪盆地と御嶽山(9:14)
▼穂高、大キレット、槍・・・北アルプス南部。(9:18)
▼右から、硫黄岳、東西天狗岳、蓼科山(9:18)
▼権現岳 (9:18)
▼阿弥陀岳に着いた。背景は赤岳。(9:31)
9:28 阿弥陀岳(標高2,805m)着。
山頂には誰もいない。風もなくとても静かで穏やか。
端っこに阿弥陀南稜への標識が立っていた。
見るとずいぶん明瞭なトレースがずっと尾根(南稜)に続いている。
私は阿弥陀南稜は積雪期限定のルートだと思ってたのですが(昔登ったことがある)、こんなしっかりトレースがあるということは夏もずいぶん登られているんですね。
9:57まで、29分休憩した。
10:34 中岳
疲れてきた。
なかなか足が進まない。赤岳頂上山荘がすぐ目の前に見えるのに・・・
▼赤岳への登り。(10:46)
▼赤岳への登り。(11:15)
▼赤岳・山頂に着いた。誰もいない。 (11:33)
▼富士山と甲府盆地 (11:35)
11:30 赤岳山頂(標高2,899m)到着
寒くて風が強い。
カップラーメンを作ったが、お湯がなかなか沸かなくて時間がかかった。
素晴らしい風景を楽しむつもりが、寒くてそれどころではない(笑)
山頂にいたのは58分休憩(12:28まで)
▼赤岳展望荘へ向かって下る。(12:39)
12:51 赤岳展望荘。
珍しく、今日はここ(赤岳展望荘)での風は弱い。
いつもここに来ると風がゴーゴーでいたたまれないのに。
▼赤岳展望荘で、横岳を背景に。(12:51)
12:57 地蔵尾根の頭
無雪期に地蔵尾根を下るのは初めてですが、すごい道。
どう見ても崩壊がちなルートを大々的に補修している。
お地蔵さんが途中にもあるのを初めて知った。冬は雪に埋まってしまうんですね。
▼地蔵尾根の下り、すごい道ですね 。(13:05)
13:39 行者小屋、休憩17分(13:56まで)
15:28 美濃戸山荘、休憩18分(15:46まで)
16:24 八ヶ岳山荘の駐車場に帰還した。
今日の行程はとても静かだった。
赤岳の登りまでは誰にも会わず。赤岳直下でソロの男性と外人3人組ガイドツアー(外人3人とは下りの南沢でもお会いした)。赤岳山頂では真教寺尾根を登ってきた2人組。山頂を降りるところでソロの男性が抜いていいった。
お会いしたのはこの4組7人だけ、平日のローカル里山並みの閑散さだった。季節的に微妙だからでしょうかね?冬でもない・夏でもない・でも両方の装備が必要だし、山小屋も端境期で閉まっているし。。。
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やっぱり八ヶ岳は楽しいですね。。。
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プロフィール
HN:
木村 三郎
HP:
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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