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プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
今回の山は 毛無山(けなしやま)。

全国に多数ある毛無山(Wikipediaでは26座)のうち、今回の山が最も標高が高くて1945.5mです。麓の登山口からの標高差は1078m。なんとなく私にピッタリな名前(笑)の山ですが、富士山と南アルプスの展望が良いらしく、季節柄そこそこの積雪も予想されて、とても楽しみです。

※↓ 毛無山。道の駅から。(6:42)


※↓ 富士山も素晴らしい。(6:43)

7:40 駐車場に到着。
すでに1台先客あり、準備中にもう一台来た。
さすがに人気の山。こんな時期の平日でもハイカーさんが来ます。
長らくマイナーな山ばかり登っててハイカーに会うことがなかったので新鮮!

※↓ 毛無山登山口、すごく気温が低くて寒い。(7:58)


歩き始めてすぐ、麓神社と金鉱石製錬所跡。
沢を渡って、地蔵峠方面との分岐。
右へ、尾根へ向かって登り始める。

40分ぐらいで不動の滝。
落差100m、2段の大きな滝。中央は滝壺が出来てて、とても立派。
もっと近くで見れるといいんだけどねぇ。
写真を撮るには木々が微妙に邪魔です。

※↓ 不動の滝。2段のなかなか風情のある滝です。展望台から。(8:41)


植林帯を越えると、日差しが入って気持ち良い山歩きに変わる。
ところどころ岩ゴツゴツの急登をひたすら登って・・・

3合目の辺りから、だんだん雪が増えてきた・・・
4合目辺りからは全面積雪。春の雪、腐り気味で歩きにくい・・・

※↓ 3合目辺り。雪が出始めた。(9:21)


※↓ 5合目辺りで、休憩かねて軽アイゼンとスパッツを装着。(10:09)


空に雲が少しづつ出始めたのが気になる。
快晴予報なのだが、またガッカリパターンか?
頂上までもってくれるか??

6合目、7合目と進むにつれて積雪は多くなる。
すっかり楽しい雪山登り。
でも急登がひたすら続いて辛い。

※↓  木々の合間に富士山を見ながら、雪の急登。(10:47)


11:27 ようやく富士山展望台に到着。
稜線(9合目)まではもう一息。
展望は・・・富士山は辛うじて、しかし西(南アルプス側)は絶望的な気配。(T_T)

※↓ 富士山展望台。富士山はかすかにしか見えず。(11:29)


富士山展望台は休憩スペースが無いので先に進む。

11:44 稜線(9合目)到着。
標識がみんな雪に埋まってる。
雪面がクラストしてるので立ってられるが、試しにストックの片方を、地面に突き当たるまで差し込んでみると、グリップ近くまで突き刺さった。
積雪は60cm~70cm位か?

※↓ 稜線で。ストックの片方を地面まで刺してみたらこんな感じ。(11:45)


山頂までは緩やかな登り。
クラストした雪面を歩くのですが、ザックが重いので、頻繁に沈んでしまい、時々ヒザ上までズボッ!と落ちてしまう。山岳会にいた若い頃の山行を思い出す。

※↓ 頂上までもう少し。雪が深い。(11:57)


12:02 山頂到着。
空は四方すべて雲がかかって展望なし。
下界は裾野が辛うじて見える程度。
非常に残念!!

頂上には先客が2名いたが・・・
口々に「天気が期待はずれで残念」の声・・・
朝は快晴だったのに、本当に残念です。

※↓ 毛無山・山頂(1945.5m)。積雪50~60cm位?(12:04)


『毛無山』は、山頂碑が立ってる場所がピークとされていて一等三角点もあるが、じつは最高点はもう少し先で、最高点の標高は1964m。展望もそちらのほうが良いらしく・・・。
当初は最高点まで行こうと思ってたのですが、間違い無く相当なラッセルになりそうなので今回は諦め・・・。埼玉から夜通し運転で来られた男性も「こんな天気じゃあダメですね・・・」って言ってさっさと下山始めてしまった。

かくして、山頂には我が家だけ。

すぐ降りるのもつまらないので、
恒例のお楽しみ(今日唯一のお楽しみ?)、カップ蕎麦をつくって昼休み。

※↓ 山頂でのお楽しみ、カップそば。(11:29)


13:08 下り始め。

それにしても・・・
登山口~山頂のピストン以外にはトレースが全く無かったが・・・
しかも、稜線上は2~3人程度のかすかな踏跡・・・
この1週間ぐらいはほとんど人が入ってなかった様子ですね。

※↓ 油断して膝まで雪に沈んだ(潜った)オクサン。(13:15)


登りでは通り過ぎた『南アルプス展望台』に上がってみた。
少し晴れ間もあるが、もちろん南アルプスは全く見えず雲の中。
つくづく残念・・・。

※↓ 南アルプス展望台で、背中のザックが黄昏れている?(13:24)


当初の予定ではピストンではなく、下りは地蔵峠からと思ってたが・・・
分岐から先にはトレースは全く無し。
この先の道標も埋まってる可能性があるし、こんな状態での沢沿い急下降は遭難のリスクが巨大なので中止。無難に来た道のピストンに変更です。

急な登山道を、(板なしスキーの要領で)半分滑り落ちながら楽しい下り。

※↓ オクサンもだんだん要領がつかめたようで、楽しそうに下ってる。(13:51)


積雪が減って、泥と岩が多くなると、逆につらい下り・・・。
膝がガクガク。。
途中、空腹に耐えられず2回休憩。

15:50 やっと駐車場に帰還した。

※↓ 毛無山駐車場。1日500円。料金は木をくり抜いたポストに入れる。


ひたすら急登りと急下降の標高差1078m・・・
いちばん楽しみの展望が残念だったけど・・・
予想以上に雪山を楽しめて、それはそれで良い山だったのかなぁ・・・

今日の残る楽しみは温泉!!
朝霧高原を降りて、『天母の湯』まで行ってみた。
露天風呂の眺めが良いのがポイント高いが、残念ながら『温泉』ではないんですね。
駐車場に着いたら一目で判る・その通り、焼却場の排熱を使った温浴施設で、確かに公式サイトをよく見ると『温泉』って言葉はひとつも使ってなかった。でもまあ、銭湯並みの値段で、素晴らしい眺めの露天風呂と薬湯風呂は悪くない。

明日の天気予報は今日より悪くて曇り・雨の可能性もあり。
当初の予定では十里木で泊まって、越前岳を登るつもりだったが・・・
天気が悪くてはつまらないので自宅に戻ることにした。

大井松田ICまで下道を走って、東名は渋滞なく順調に、21時に自宅到着。

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毛無山
まだ少しあるではないですか(笑)
Posted by 三村です 2015.03.06 Fri 19:10 編集
ナイスツッコミ!
もうあと僅か・・・道標の横でしゃがんで写真を撮るのを忘れて悔やんでいます(笑)
かくなる上は、全国の毛無山制覇を目指しますか?
Posted by さぶろう 2015.03.06 Fri 19:38 編集
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プロフィール
HN:
木村 三郎
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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