プロヴァンス滞在記 (管理人の日記です)
今日は谷川岳を天神尾根から登ります。
このコースを冬に歩くのは30年ぶり。まだ若い頃、厳冬期に一ノ倉からなかなか帰ってこない山岳会の先輩を迎えに会のメンバーと歩いたきり。戻ってこない先輩方はすでに肩の小屋に抜けていて遭難騒ぎにはならなかったが、思い出のコースです。
今回は雪山始めなので、雪山初心者?のオクサンの雪上訓練・ロープ講習も兼ねて、ロープウェイでお気楽に!ってプラン。雪が微妙に少なかった谷川岳も、先週にドカ雪が重なって良い感じに積もったらしいし。。。
事前情報では、直前の日曜・月曜は積雪+快晴で非常に素晴らしかったようだが、今日は残念ながら天気予報がイマイチ。でも何とか午後までは持ってくれないかな?って期待して・・・。
6:30 起床。
ベースプラザの駐車場はすごく冷えたが、トイレは暖房が効いていてありがたい。
まだ時間はあるが出発準備をして、7:30 チケット売り場がある6階へ。
オニギリを食べたり、登山カードを書いたり、寛いで・・・
冬山講習かな?20人位の団体さんがいた。
他にも登山者が目立つ。スキーヤー・スノーボーダーは意外に少ない。
8:30 ロープウェイに一番乗り。
▼ロープウェイの中で。(8:32)
天神平駅でゲイターを履いて、9:00歩き始め。
空は雲が多い。 晴れ間もあるが、谷川岳山頂は雲の中・・・。
▼天神平駅。背景・谷川岳山頂は雲の中。(9:01)
まだ夏道も大丈夫なようだけど、せっかくなので冬道で。
田尻尾根の頭を目指して、スキー場のポールに沿って登る。
夏道と分かれて早々、歩きにくいのでアイゼンをつける。
▼スキー場のポールに沿って登る。(9:12)
9:39 田尻尾根の頭。
谷川岳の雲が晴れてきた。期待できるかな~~~。
3~4分、風景を満喫。
▼田尻尾根の頭で。(9:41)
10:12 熊穴沢避難小屋。
まだ半分も埋まっていない。入口だけ入れるように除雪してある。
いい天気。 暖かい。
15分休憩。
▼熊穴沢避難小屋。暖かい。(10:12)
熊穴沢避難小屋から辛い登りが始まる。
天狗のトマリ場までは雪が緩んでいる部分もあって若干歩きにくい。
久しぶりの冬用登山靴は重く堪えるが、振り返ると眺めが素晴らしいのが救い。
時々立ち休みしながら振り返って眺めを見て・・・また先に進む。
▼前方はガスだが、背景は素晴らしい眺め。(10:49)
▼天狗のトマリ場(11:07)
先を見ると、雪面をガスの中(山頂)に向かって進む先行者達が見える。
まだまだ長い行程だ。
▼目指す山頂はまだまだ遠い。風が冷たくて寒い。(11:12)
山頂に近付くにつれて風が冷たくなり寒くなる。
視界も徐々に悪くなり・・・
撤退して下りてくる登山者もチラホラ・・・
11:37 天神ザンゲ岩。
バテバテ・・・ちょうど休憩に良いポイントなので15分休憩。
休憩中、重装備の人の会話が聞こえてきた。
私もその人を途中で追い抜いたのですが、ダブルザックなので「写真家で避難小屋泊まりなのかな?」なんて思ってたのですが、まさしくそんな質問を他の登山者から受けていて、その回答が「冬季の単独登山なのでビバーク装備など一式・万全の装備のため」って・・・。でもザンゲ岩で引き返してしまった(@@)。
じつは私のザックもコンパクトに収めているけど、余った時間にオクサンと雪上訓練するためにロープやビレイ具・ツェルトなど一式積んでいる。重くてバテバテ。天神平にデポしてくればよかったかと猛烈反省中だった(笑)
ともあれ、天気は荒れてるが、肩の小屋までもうあと30分位(たぶん)。
せっかくなので頂上には行きたい! また歩き出す。。。
▼12:00 肩の小屋を通過。(12:01)
12:08 山頂・トマの耳(標高1,963m)に到着。
きつかった。
視界は・・・10mくらい?完全に濃霧。
思い返すと、私は過去・見事に谷川岳山頂で天気に恵まれない。
稜線から谷の眺めを見れた事が一度もない。
また今回もかぁ~~~(T_T)
▼谷川岳・山頂は今回も霧の中。(12:13)
当初の予定では、オキの耳と奥の院まで行くつもりだったのですが・・・
この悪天候ではつまらないし、ここまで予想外に時間もかかったし・・・
しかもオクサンの帰り時間が読めない(腰の具合もあるし)、引き返すことにした。
頂上滞在時間は5分程度。
12:17 肩の小屋。
中をちょっと覗いて、外のベンチで13分休憩。
▼肩の小屋の入口で。(12:19)
▼肩の小屋の前にある看板。大型のエビの尻尾。(12:19)
12:30 下り始め。
いきなりホワイトアウト。トレースが多すぎて進む方向に悩む。
▼ホワイトアウト。下るのはどっちだろう??(12:33)
▼アタリをつけて少し進んで待ったら視界が開けた。あっちだ!!(12:33)
しばらく下ったらガスが晴れてきた。
あとは素晴らしい眺めを楽しみながら下るだけ。
▼眺めが素晴らしい。(12:51)
途中で振り返ると・・・なんと山頂のガスも晴れてきた。(T_T)
熊穴沢避難小屋の手前の急下りが、雪が腐り始めていて踏み抜きが多くて歩きにくい。
踏み抜く度に腰に衝撃が入る。オクサンも辛そう。
▼熊穴沢避難小屋(13:15)
13:15 熊穴沢避難小屋。
カップラーメンを食べて25分休憩。
山頂はすっかり快晴になっている。
一番悪い時間帯に行っちゃったみたいですね・・・超残念。
また次回が楽しみになってしまいますね(笑)
13:40 天神平駅までの最後の歩き。
帰りは夏道を使うのでほとんど水平道。
14:13 天神平に着いた。
雪山講習の団体さんと、ご年配ツアーの方々で賑わっている。
空いている斜面にザックを置いて・・・今日の目的の2つ目、雪上訓練です。
お題は・・・
1.スタンディングアックスビレイ
2.ピッケルを使った滑落停止
▼スタンディングアックスビレイの練習中。(14:41)
スタンディングアックスビレイは使う可能性はかなりあるので(今年初めの宝剣岳では実際に使った)、しっかり覚えてもらわないと非常にマズイです。
最初は衝撃荷重に耐えられずに転倒していたオクサンも、要領がわかったら良い感じにできていた。
滑落停止は・・・使おうと思ってた真横の斜面が団体さんに占領されてしまって困惑。
合間に1回だけ混ぜてもらって試してみたけど・・・次回の課題ですね。
▼滑落停止の練習中。(14:58)
雨も降り始めたので、今回はこれで撤収。
天神平駅へ。
▼天神平駅に戻った。小雨も降ってきた。(15:10)
中身の濃い、楽しい一日だった。
ロープウェイでの天神尾根は、なかなか良い日帰りプランですね。
次回また晴れを期待して来てみたいなぁ?って・・・♪
15:40 ベースプラザ。
売店を少し覗いて・・・物色だけ(笑)
駐車場に戻って後片付け。
今日の温泉も「鈴森の湯」。
すっかりお気に入りの温泉です。
長風呂して、風呂上がりに豚丼を食べた。美味しかった。
▼鈴森の湯。(16:29)
帰りの関越道、環八は渋滞なし。
21:30 自宅に着いた。
このコースを冬に歩くのは30年ぶり。まだ若い頃、厳冬期に一ノ倉からなかなか帰ってこない山岳会の先輩を迎えに会のメンバーと歩いたきり。戻ってこない先輩方はすでに肩の小屋に抜けていて遭難騒ぎにはならなかったが、思い出のコースです。
今回は雪山始めなので、雪山初心者?のオクサンの雪上訓練・ロープ講習も兼ねて、ロープウェイでお気楽に!ってプラン。雪が微妙に少なかった谷川岳も、先週にドカ雪が重なって良い感じに積もったらしいし。。。
事前情報では、直前の日曜・月曜は積雪+快晴で非常に素晴らしかったようだが、今日は残念ながら天気予報がイマイチ。でも何とか午後までは持ってくれないかな?って期待して・・・。
6:30 起床。
ベースプラザの駐車場はすごく冷えたが、トイレは暖房が効いていてありがたい。
まだ時間はあるが出発準備をして、7:30 チケット売り場がある6階へ。
オニギリを食べたり、登山カードを書いたり、寛いで・・・
冬山講習かな?20人位の団体さんがいた。
他にも登山者が目立つ。スキーヤー・スノーボーダーは意外に少ない。
8:30 ロープウェイに一番乗り。
▼ロープウェイの中で。(8:32)
天神平駅でゲイターを履いて、9:00歩き始め。
空は雲が多い。 晴れ間もあるが、谷川岳山頂は雲の中・・・。
▼天神平駅。背景・谷川岳山頂は雲の中。(9:01)
まだ夏道も大丈夫なようだけど、せっかくなので冬道で。
田尻尾根の頭を目指して、スキー場のポールに沿って登る。
夏道と分かれて早々、歩きにくいのでアイゼンをつける。
▼スキー場のポールに沿って登る。(9:12)
9:39 田尻尾根の頭。
谷川岳の雲が晴れてきた。期待できるかな~~~。
3~4分、風景を満喫。
▼田尻尾根の頭で。(9:41)
10:12 熊穴沢避難小屋。
まだ半分も埋まっていない。入口だけ入れるように除雪してある。
いい天気。 暖かい。
15分休憩。
▼熊穴沢避難小屋。暖かい。(10:12)
熊穴沢避難小屋から辛い登りが始まる。
天狗のトマリ場までは雪が緩んでいる部分もあって若干歩きにくい。
久しぶりの冬用登山靴は重く堪えるが、振り返ると眺めが素晴らしいのが救い。
時々立ち休みしながら振り返って眺めを見て・・・また先に進む。
▼前方はガスだが、背景は素晴らしい眺め。(10:49)
▼天狗のトマリ場(11:07)
先を見ると、雪面をガスの中(山頂)に向かって進む先行者達が見える。
まだまだ長い行程だ。
▼目指す山頂はまだまだ遠い。風が冷たくて寒い。(11:12)
山頂に近付くにつれて風が冷たくなり寒くなる。
視界も徐々に悪くなり・・・
撤退して下りてくる登山者もチラホラ・・・
11:37 天神ザンゲ岩。
バテバテ・・・ちょうど休憩に良いポイントなので15分休憩。
休憩中、重装備の人の会話が聞こえてきた。
私もその人を途中で追い抜いたのですが、ダブルザックなので「写真家で避難小屋泊まりなのかな?」なんて思ってたのですが、まさしくそんな質問を他の登山者から受けていて、その回答が「冬季の単独登山なのでビバーク装備など一式・万全の装備のため」って・・・。でもザンゲ岩で引き返してしまった(@@)。
じつは私のザックもコンパクトに収めているけど、余った時間にオクサンと雪上訓練するためにロープやビレイ具・ツェルトなど一式積んでいる。重くてバテバテ。天神平にデポしてくればよかったかと猛烈反省中だった(笑)
ともあれ、天気は荒れてるが、肩の小屋までもうあと30分位(たぶん)。
せっかくなので頂上には行きたい! また歩き出す。。。
▼12:00 肩の小屋を通過。(12:01)
12:08 山頂・トマの耳(標高1,963m)に到着。
きつかった。
視界は・・・10mくらい?完全に濃霧。
思い返すと、私は過去・見事に谷川岳山頂で天気に恵まれない。
稜線から谷の眺めを見れた事が一度もない。
また今回もかぁ~~~(T_T)
▼谷川岳・山頂は今回も霧の中。(12:13)
当初の予定では、オキの耳と奥の院まで行くつもりだったのですが・・・
この悪天候ではつまらないし、ここまで予想外に時間もかかったし・・・
しかもオクサンの帰り時間が読めない(腰の具合もあるし)、引き返すことにした。
頂上滞在時間は5分程度。
12:17 肩の小屋。
中をちょっと覗いて、外のベンチで13分休憩。
▼肩の小屋の入口で。(12:19)
▼肩の小屋の前にある看板。大型のエビの尻尾。(12:19)
12:30 下り始め。
いきなりホワイトアウト。トレースが多すぎて進む方向に悩む。
▼ホワイトアウト。下るのはどっちだろう??(12:33)
▼アタリをつけて少し進んで待ったら視界が開けた。あっちだ!!(12:33)
しばらく下ったらガスが晴れてきた。
あとは素晴らしい眺めを楽しみながら下るだけ。
▼眺めが素晴らしい。(12:51)
途中で振り返ると・・・なんと山頂のガスも晴れてきた。(T_T)
熊穴沢避難小屋の手前の急下りが、雪が腐り始めていて踏み抜きが多くて歩きにくい。
踏み抜く度に腰に衝撃が入る。オクサンも辛そう。
▼熊穴沢避難小屋(13:15)
13:15 熊穴沢避難小屋。
カップラーメンを食べて25分休憩。
山頂はすっかり快晴になっている。
一番悪い時間帯に行っちゃったみたいですね・・・超残念。
また次回が楽しみになってしまいますね(笑)
13:40 天神平駅までの最後の歩き。
帰りは夏道を使うのでほとんど水平道。
14:13 天神平に着いた。
雪山講習の団体さんと、ご年配ツアーの方々で賑わっている。
空いている斜面にザックを置いて・・・今日の目的の2つ目、雪上訓練です。
お題は・・・
1.スタンディングアックスビレイ
2.ピッケルを使った滑落停止
▼スタンディングアックスビレイの練習中。(14:41)
スタンディングアックスビレイは使う可能性はかなりあるので(今年初めの宝剣岳では実際に使った)、しっかり覚えてもらわないと非常にマズイです。
最初は衝撃荷重に耐えられずに転倒していたオクサンも、要領がわかったら良い感じにできていた。
滑落停止は・・・使おうと思ってた真横の斜面が団体さんに占領されてしまって困惑。
合間に1回だけ混ぜてもらって試してみたけど・・・次回の課題ですね。
▼滑落停止の練習中。(14:58)
雨も降り始めたので、今回はこれで撤収。
天神平駅へ。
▼天神平駅に戻った。小雨も降ってきた。(15:10)
中身の濃い、楽しい一日だった。
ロープウェイでの天神尾根は、なかなか良い日帰りプランですね。
次回また晴れを期待して来てみたいなぁ?って・・・♪
15:40 ベースプラザ。
売店を少し覗いて・・・物色だけ(笑)
駐車場に戻って後片付け。
今日の温泉も「鈴森の湯」。
すっかりお気に入りの温泉です。
長風呂して、風呂上がりに豚丼を食べた。美味しかった。
▼鈴森の湯。(16:29)
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プロフィール
HN:
木村 三郎
HP:
性別:
男性
職業:
ひょっとしてプー?
趣味:
岩登り、旅
自己紹介:
ハンドルネームは使いません、こんな名前ですが本名です。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
本名を使う理由は単純に、匿名で言いたい放題言う風潮が嫌いなだけです。。。
顔が小さいので背が高く見られがちですが、じつは167cmしかありません。しかもなで肩で、上へのリーチは身長160cmの人とあまり変わりません。もうちょっと背が欲しかった。。。
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